ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

アンティーク・レースの宝庫、シーリン・アイリッシュ・レース博物館

sheelinracemuseum09165
クロシェ編みのシャムロックなどを編み込んだガウン

昨日、アイルランドのレース編みに興味のあるお客様を、ダブリンから日帰りでシーリン・アイリッシュ・レース博物館(The Sheelin Irish Lace Shop and Museum, Bellanaleck, Co. Fermanagh, Northern Ireland)へお連れしました。

ダブリンからエニスキレン方面へ片道約2時間、国境に近い小さな集落バラナリックにある、素敵な茅葺き屋根の建物がショップ&博物館。
アンティーク・レースの小物、ドレス、バッグやショール、ウェディングドレスなどなど約700点が所狭しと陳列されているショップ奥に、19世紀半ばから20世紀初頭のコレクションがあります。

sheelinracemuseum09163
大きくて立派な茅葺き屋根の建物

sheelinracemuseum09166
20世紀初頭のヴィンテージ・ドレスがずらり。こちらは非売品です

説明によると、アイルランドのレースには5つの体系があり、アイリッシュ・クロシェ、ヨール&ケンメアのニードルレース、イ二シュマクセイント(この周辺の今はなくなってしまった地名)のニードルレース、キャリクマクロス・レース、リマリック・レース。それぞれ異なる技法があり、糸も綿を使ったり、麻を使ったり。

レース編みは19世紀半ば、ジャガイモの不作による大飢饉などで失業者が蔓延する中、女性や子供も手に職をつける必要が出てきて、地域の修道院などが率先して指導したことにより普及しました。
第一次世界大戦中、戦火を逃れてアイルランドにやって来たベルギー移民により大量生産された時代も。

sheelinracemuseum09162
クロシェのシャムロック・モチーフ

小さなショップ&博物館ですが、レース好き、ヴィンテージ&アンティーク好きな方にはお宝満載の場所。
ダブリンからはるばる訪ねたお客様も、こんなにたくさんのアンティーク・レースが見られるとは…と感激して下さり、良かったです。

The Sheelin Irish Lace Shop and Museum
178 Derrylin Rd, Bellanaleck, Co. Fermanagh, N. Ireland BT92 2BA
Tel: +442866 348052
月~土 10:00—18:00、日休/カフェも併設

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

ロケ地はアイルランド!『クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮』

英国の人気ドラマ『ダウントン・アビー』が日本で放映されてからというもの、昔の領主の館であった古城やお屋敷に泊まってみたい、見学してみたい、というご希望が以前に増して多くなったように思います。
そんな宮廷ブーム(?)のさらなる火付け役になりそうな海外ドラマ、『クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮』が今週から日本で放送開始となりました。

regin

クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮
BSプレミアム
毎週水曜 午後11時15分

原題は『レイン(Regin)』と言い、アメリカで人気のティーン向け歴史&ロマンス・ドラマ。スコットランドのメアリー女王を主人公とした内容で舞台はスコットランドやフランスの宮廷ですが、日本で放送が始まったばかりのシーズン1のロケ地は主にアイルランド(とカナダ)です!

時代設定は20世紀初頭の物語である『ダウントン・アビー』よりずっ古く、16世紀のヨーロッパの宮廷。その宮廷シーンの多くは、アイルランド西海岸きっての有名古城ホテル、アッシュフォード・キャッスル(Ashford Castle, Cong, Co. Mayo)で撮影されました。
ドラマを見ていると城はもちろんのこと、周辺の景色が頻出。俳優陣はみな、撮影中はキャッスルに宿泊したそうです。
➡過去ブログ参照:アッシュフォード・キャッスルで撮影された米人気ドラマ『レイン』

アッシュフォード・キャッスルへはこの夏もお客様をご案内して何度か行きましたが、ドラマの影響でアメリカ、カナダからの宿泊客が急増しているとのこと。かつては『静かなる男』のロケ地として知られた城ですが、時代は変わり、ハンチング帽をかぶったジョン・ウェインではなく、きらびやかなお姫様が住む「お城」へとイメージが変わりましたね(笑)。
(➡アッシュフォード・キャッスルについての参考過去ブログ:アッシュフォード・キャッスルとギネス家の歴史…など

本国ではシーズン3まで終了しており、シーズン4の制作もすでに決定しています。アイルランドでも、RTE2にてシーズン3が放送中。
気になりながらも、シーズン1の最初の方のエピソードをいくつか見たのみなので、日本での放送開始をきっかけにちゃんと見てみようと思います。
日本でご覧の皆さん、ドラマの内容に加えて、アイルランドの景色もぜひお楽しみくださいね♪

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

魚屋さんのシーフード・バー、ベッショッフス・ザ・マーケット

約2週間にわたるS様ご夫妻のご案内も今日が最終日。お天気が良かったのでホウス(Howth, Co. Dublin)でクリフ・ウォークにご案内し、その後、港の魚屋さんが経営しているシーフード・バーにて遅めのランチ。

beshopofhowth0916
魚屋さんやシーフード・レストランがずらりと並ぶホウスのWest Pierのいちばん最初にある、ベショッフス・ザ・マーケット(Beshoffs The Market

ここは以前はオイスター・バーで、隣りのレストランはIvansという名でしたが、最近ベショッフス・ザ・マーケットと名を変えてメニューがシンプルになりました。

beshopofhowth09169
バー・カウンターでメニューを検討中のカップル

beshopofhowth09168
シーフードを中心とした高級食材のマーケット。地元の人が魚を買いに来ます

Ivansの時から変わらぬおいしさ。しっかりしたお食事はレストランで、マーケット内ではタパス・ポーションのシーフードがいただけます。
日本のお客様にはグリルやフライの小皿が喜ばれるので、気の利いたありがたいレストラン。このところシーフードを食べたいとおっしゃるお客様をしばしばお連れしています。

beshopofhowth09164
9月が旬!ゴールウェイ・オイスターとしても知られる、アイルランド原産のネイティブ・オイスターがあったのでいただきました。平たい殻が特徴

beshopofhowth09166
エビのグリル

beshopofhowth09165
イカのグリル

お客様とご一緒に小皿でいろいろいただいたものの、なんだかちょっと食べ足りない。魚屋さんで売られていた色のきれいなマグロの塊が気になり、それをスライスしてもらえる?と聞いてみると、キッチンで調理はしないが店内の魚屋さんから買って食べるのはOKとのことでしたので、ステーキ・サイズにスライスしてもらって、お刺身でいただきました!

beshopofhowth09167
お醤油とわさびで…といきたいところですが、塩とオリーヴオイルで洋風にいただいてみました。新鮮で美味♪

お客様いわく、日本のスーパーマーケットでアイルランド産マグロが売られているそうです。マグロ漁の歴史は浅いアイルランドですが、近年の寿司ブームなども手伝って、都市部の魚屋さんやレストランでは一般的になってきましたね。

ベショッフス・ザ・マーケットは食事は17:00(土日は18:00)まで。ディナーはやっていませんので、昼間の時間帯にどうぞ。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

ラウンドタワーめぐり!

昨日は南東部の灯台めぐりのような1日でしたが、今日はラウンドタワー(Round Tower)めぐり。1日に3つの違ったラウンドタワーへご案内しました。

stcaniceroundtower3

キルケニーの聖カニス大聖堂(St. Canice's Cathedral, Killkenny)のラウンドタワー。高さ30メートル。上部の見張り窓が6つあるのが特徴(通常4つである場合が多い)。写真は撮り忘れたので2007年撮影のものです

kiladareroundtower0916
キルデアの聖ブリジット大聖堂(St Brigid's Cathedral, Kildare)のラウンドタワー。高さ32メートル。12世紀に入り口をロマネスク様式に、18世紀に上部をギザギザに改築しているのが特徴

glendaloughroundtower0916
グレンダーロック(Glendalough, Co. Wicklow)のラウンドタワー。高さ30.5メートル。19世紀末に、落ちていたとんがり屋根上部のオリジナルの石を積み直してはいるものの、きれいに原型をとどめているもののひとつ

ラウンドタワーとは9~12世紀頃、修道院付属の見張りの塔、鐘楼として建造されたアイルランド独自の建造物。
当時のアイルランドは今よりも森におおわれていて見通しが悪かったので、巡礼者が聖地を目指す際の目印にもなりましたし、バイキングなど外敵が攻めてきた場合の避難所として使われるなど、さまざまな用途がありました。

今日ご案内した3つのラウンドタワーのうち、キルケニーとキルデアのものは塔に上ることが出来ます。キルケニーでは112段のステップをS様ご夫妻とご一緒にのぼりましたが、キルデアはもういいや…ということになり、のぼりませんでしたが(笑)。

そういえば、おとといも2か所のラウンドタワーへご案内したのでした。ラウンド・タワーだらけ(笑)。
お天気が良くなかったので写真がイマイチですが。

cloyneroundtower0916
クロイン(Cloyne, Co. Cork)のラウンド・タワー。高さ30.5メートル。キルデアのもの同様、てんぺんがギザギザ(防衛用)に改築されています

ardmoreroundtower0916
アードモア(Ardmore, Co. Waterford)のラウンド・タワー。高さ30メートル。ラウンド・タワーの建設としては年代が遅めの12世紀のもので、塔のボディーに3層の縁取りがしてあります。ちょっと傾いているようです

現在も国内に65塔現存。壊されてなくなってしまったものも含めると89あったと言われています。
これだけの土木建築を行うことが出来た当時のアイルランドの修道院の繁栄ぶりもすごいですが、森の中からとんがり屋根をにょきにょきのばそうという発想が独自で、ちょっぴりユーモラスでもあります(笑)。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

フック・ヘッドと灯台めぐり

hookhead0916
黒と白の縞々はフック・ヘッド(Hook Head, Co. Wexford)の灯台

約2週間にわたるS様の旅もいよいよ大詰め。昨日よりアイルランド南東部に来ています。
昨日は終日雨模様でしたが、今日はうって変わって真夏のような青空。あまりにもお天気が良いので一部予定を追加・変更して、海沿いの景勝地ドライブして周った結果、灯台めぐりになりました(笑)。

hookhead09161
フック・ヘッド(Hook Head, Co. Wexford)の灯台を見晴らす。お天気はいいけど風が強く、海はワイルド

dunmoreeast0916
ダンモアイーストの灯台(Dunmore East, Co. Waterford)➡過去ブログ:客船のお客様をご案内

ballybotton0916
こちらは昨日立ち寄ったバリコットン(Ballycotton, Co. Cork)の黒い灯台。残念ながらお天気最悪の瞬間で、これ以上に撮れませんでした。過去ブログに黒い灯台が写っている写真あり➡黒い灯台の村、バリコットン

アイルランド島には96の灯台があるそうです。こちらに一覧あり➡List of lighthouses in Ireland

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

やっぱりおいしい!キンセールのフィッシィ・フィッシィ・レストラン

fishyfishykinsale09163
シーフードのサラダ仕立て。大好きなディッシュです♪

アイルランドがグルメ大国として名を挙げる以前から、国内きってのグルメ・タウンとして知られていた港町キンセール(Kinsale, Co. Coark)。美味しいレストランがたくさんある中でも、やはりNo.1チョイスはフィッシィ・フィッシィ(Fishy Fishy, Crowleys Quay, Kinsale, Co. Cork)でしょうか。(➡過去ブログ参照:キンセールでいちばん人気!フィッシィ・フィッシィ・レストラン

過去数年お客様をご案内していますが、いつも大好評。街の路地に立つ小さなデリ&フィッシュアンドチップス・ショップとして始まったお店ですが、めきめき評判をあげ、今やキンセールを代表するシーフード・レストランとしてすっかり定着しました。

fishyfishykinsale09165
カフェ風のカジュアルで明るい店内。壁にかけられたレトロなキンセールの絵は、近所のプリント・ショップで購入できます

冒頭写真はここのメニューで一押しのシーフード・サラダ。調理された温かい魚介のサラダ仕立てで、以前から私が大好きなメニュー。昨日はお客様が注文され、おいしい、おいしいと感激。

fishyfishykinsale09162
オイスターをお客様とシェア

fishyfishykinsale09166
ここのシーフード・チャウダーはこっくり茶色、ブイヤベース風の味付け。大きいポーションを頼めば軽いランチにぴったり

fishyfishykinsale09164
そしてお客様が注文されたロブスター♪

fishyfishykinsale0916
生産者の顔写真がずらり

いつ来てもおいしく安心、旅の思い出に残るレストランのひとつです。

今回ご案内させていただいているS様とは1日2食ペースで食事しています。朝食と、遅めのランチまたは早めのディナーの2食。
そのおかげで毎回お腹もすき、お食事がいつもおいしく楽しいです♪

fishyfishykinsale09167
キンセールの港沿い、港町らしいブルーの看板

Fishy Fishy Restaurant
Pier Road, Kinsale, Co. Cork
+353 (0)21 4700415
(人気店なので要予約)

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

イングリッシュ・マーケットで朝食を…(コーク)

corkenglishmarket09165
新鮮なソーセージ、ベーコン、目玉焼きがはさまったブレックファースト・バップを朝からモリモリいただきました♪

昨晩からコーク・シティーに来ています。
山と湖を見晴らすリゾート・ホテルに約1週間滞在して大自然を満喫していましたので、久しぶりの街の空気。今朝はホテルの朝食から朝の風景をちょっと変えて、食の街コークの心臓であるイングリッシュ・マーケット(English Market, Cork City)のカフェにてブレックファーストしました。

corkenglishmarket0916
1788年から続く歴史ある市場。現在の建物は19世紀から

マーケット上階にはファームゲート・カフェ(Farmgate Cafe)という人気カフェ・レストランがあり、朝8時半からブレックファーストをやっています。
マーケットという巨大な冷蔵庫があるようなものですから、食材は新鮮そのもの。市場の喧騒とは裏腹にエレガントで落ち着く空間でもあります。朝の時間は特に静かで、新聞片手にコーヒー&ポリッジで静かにブレックファーストする人、地元の常連さん風のおじさまたちが思い思いの時間を過ごしていました。

corkenglishmarket09162
マーケット上階のギャラリーに、カフェ・スタイルとレストラン・スタイルの2つの違った空間あり。今朝はカフェの方でいただきました。カウンターには出来立てのスコーンが山積み

S様ご夫妻とそれぞれ違ったメニューを注文。私は冒頭写真のブレックファースト・バップをいただきましたが、具の新鮮さはもちろんのこと、周りがカリカリに焼けたパンのおいしさにもうならされました。

corkenglishmarket09163
S様奥様のチョイスは、やっぱり定番アイリッシュ・フル・ブレックファースト

corkenglishmarket09164
そしてS様ご主人様は、ほうれん草・赤ピーマン・ドライトマトのサンドイッチに「目玉焼きを入れて!」と特別オーダー。ベジタリアン・ブレックファースト・サンドイッチの出来上がり

アイルランドの朝ごはんが大好きなS様ご夫妻。ホテルの朝食とはちょっぴりシーンを変えて、街の人に交じっていただくこんな朝ごはんも楽しいものです。
朝のコークの街を散歩しながら朝食に出かけるのも楽しく、気持ちの良い1日の始まりとなりました。

corkcity0916
朝8時過ぎ、コークの街並み

※ファームゲート・カフェ関連過去ブログ:マーケットのカフェで聴くピアノアイルランドの牡蠣は夏が旬!

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

アイルランド最南西端、ミゼン・ヘッドへ

mizenhead09165
2010年に再建されたミゼン・ヘッド歩道橋

昨年ご案内させていただいた際に、アイルランド島最北端のマリン・ヘッド(Malin Head, Inishowen Peninsula, Co. Donegal)へ到達したS様ご夫妻。
今回の南西・南部めぐりでは、(アイルランド島はもちろんヨーロッパ)最西端のスレー・ヘッド(Slea Head, Dingle Peninsula, Co. Kerry)を極め、さらには今日、最南西端のミゼン・ヘッド(Mizen Head, Co. Cork)へも行ってきました。まさに最果てめぐり!

ミゼン・ヘッドはその入り組んだ地形のため、ほとんど島のように本土から切り離されています。
突端には1909年に建てられた霧中信号所があり、そこへ渡るために長さ52メートルの石造りの橋がかけられいるのですが、この橋のある景観が美しく、よいアクセントとなっています。

mizenhead09162
絶景!突端に信号所が見えます

mizenhead091610
長さ52メートル、高さ45メートルの橋。2010年に再建されるまでは、1908年から2年がかりで建設したオリジナルの橋がかかっていました

mizenhead09164
橋の上から見る地形がこれまた絶景。まるでグランドキャニオンみたい(行ったことないけど・笑)

1970年代にGPSにとって代わるまで使用されていた信号所は、現在は博物館となっています。
信号所の歴史、周辺の植物や鳥の一覧など、なかなか興味深いです。

mizenhead091612
最果ての地に常駐してた人がアラン・セーターを着て朝食中。結構リアルでびっくりした…笑

mizenhead09166
今日は1日中ずっといいお天気というわけではなかったのですが、ミゼン・ヘッド滞在中は気持ちの良い青空が広がり、海の色と光がまぶしいほどに美しかったです

橋&信号所へは歩道がきれいに整備されています。戻りは上り坂になるのですが、ゆるやかな坂道と99段の階段のどちらかを選べます。

mizenhead09163
私は階段で近道しました。S様いわく「高尾山の最後の階段より楽ちん」だそうです・笑

海難事故の多い難所であったミゼン・ヘッド。1847年にSSスティーブン・ウィットニー(SS Stephen Whitney)という1023トンの大型船がミゼン・ヘッド沖で沈み、92人の命が失われた大惨事をきっかけに、1854年、ミゼン・ヘッド沖のファーストネス・ロック(Fastness Rock)に灯台が建設されました。
今日は視界がよく、ミゼン・ヘッド付近から岩の島にそびえるように建つ灯台がくっきり見えていました。

mizenhead09168
現在のものは1899~1903年にかけて84000ポンドを投じて建設した2代目の灯台。高さ45メートル

ミゼン・ヘッド・ブリッジを渡るには、手前のビジターセンター(Mizen Head Visitor Centre)で入場券を購入。
ファーストネス・ロックの灯台やこの地の地質に関する展示、ショップ、カフェがあります。

mizenhead0916
可愛い建物

mizenhead09169
見学後にカフェでランチ。ムール貝、フィッシュアンドチップス、シーフード・チャウダーなどメニュー豊富。私はツナ・メルト・サンドイッチをいただきましたが、ツナたっぷりでおいしかったです♪

ちなみにミゼン・ヘッドはアイルランド島最「南西」端であり、最「南」端ではないんですよね。最「南」端はミゼン・ヘッドから3.8キロ東にあるブロウ・ヘッド(Brow Head)で、ミゼン・ヘッドが北緯51度45分なのに対し、ブロウ・ヘッドは北緯51度44分。
ほとんど誤差の域ですが、ブロウ・ヘッドの方がほんのちょっぴり南にせり出しているようです。次回はそちらへも行ってみなくては(笑)。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

行きは大雨、帰りは青空!ヒーリー・パス越え

healypass09164
ヒーリー・パスの絶景スポット、カハ山中のグランモア湖(Glanmore Lake)。峠のケリー側にて

今日は終日、ベラ半島(Beara Peninsula)のご案内。
キラーニーなどカウンティー・ケリー(Co. Kerry)を起点に出かけられる風光明媚な半島めぐりは、北から順にディングル半島(Dingle Peninsula)、イベラ半島(Iveragh Peninsula=ケリー周遊路)、そしてベラ半島。半島の西端はカウンティー・コーク(Co. Cork)となるベラ半島は、大型バスの行ける場所が限られていることもあり知名度は低いですが、他の2半島に劣らず非常に美しい場所です。
(個人的には3つの中でいちばんきれい&最果て感あり…と思っています♪)

ベラ半島の背骨を成すカハ山脈(Caha Mountains)越えが圧巻。ヘアピン・カーブで有名なヒーリー・パス(Healy Pass)を北から南へ(ケリー側からコーク側へ)超えました。(➡ヒーリー・パスについては過去ブログ参照:峠の名所、ヒーリー・パス(ベラ半島研修・2)
今朝は大雨で、どこもかしこも水、水、水。山のあちらこちらから水が流れ落ちてきて、ものすごい迫力でした。

healypass09165
ヒーリー・パス手前に大滝が。雨風が強くて車から降りられない!

healypass0916
岩の下で雨宿りするヒツジ(笑)

healypass091620
どこもかしこも水だらけ。山から滝となってじゃんじゃん流れてくる様子は圧巻

峠を越え、西端のラムズ・ヘッド(Lamb's Head)を目指す前に港町のパブで雨宿り休憩。あんなに大雨だったのに、あ~ら不思議、パブから出てみたらきれいな青空に変わっていました!
アイルランドの変わりやすいお天気に感謝(笑)。

美しいラムズ・ヘッド西端を探索(この場所についてはまた次回)して、帰りは別のルートでキラーニーへ戻るチョイスもあったのですが、晴れたヒーリー・パスも見てみたい!ということになり、再び南から北へ(コーク側からケリー側へ)峠越え。
それで目にした絶景が冒頭写真。雨上がりの澄んだ空気のおかげで、よりいっそう美しく見えました。

healypass09163
ヒーリー・パス山頂。往復したヘアピン・カーブが見晴らせます

healypass09167
ケリーとコークの県境越え!

healypass09166
コーク側から県境を越えた直後の風景。イベラ半島のマックギルクディー山脈(MacGillycuddy Reeks)が山頂まですべてきれいに見えました

1日に四季がある…といわれるアイルランドのお天気。その変化ぶりは本当にドラマチックです。
こんなふうに1日に同じ場所で違った風景を見ることが出来るのも、このユニークな天候のおかげですね。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

馬車とボートで楽しむダンロー渓谷

gapofdunloe09162
馬車に揺られていざ、ダンロー渓谷へ

山と湖を見晴らすスパ・リゾート、ヨーロッパ・ホテルに滞在しながら、カウンティー・ケリーの景勝地を日々ご案内しています。

昨日は、ホテル正面に見えるマックギルクディー山脈(MacGillycuddy Reeks)とリーン湖(Lough Leane)を馬車とボートで楽しみました。
マックギルクディー山中のダンローの谷(Gap of Dunloe)を越え、キラーニー湖群を下ってキラーニーへ。終日ケリーの大自然の中に身を置いて楽しく過ごしました。(➡過去ブログ:ケリー観光の王道!ダンロー渓谷と湖下り

谷の入り口のケイト・カーニー・コテージから約11キロ、氷河によって形成された美しい谷間を馬車で行きます。
時々馬車から降りて歩くのも気持ちよく、私は乗ったり降りたりしながら、山の空気と景色を楽しみました。

gapofdunloe0916
湖をバックにS様ご夫妻

馬車はブラックバレー(Black Valley)の村を通り、キラーニー国立公園の入り口で終了。ブランドン・コテージにてランチ休憩後、今度は国立公園内の3つの湖をボートで下るのですが、これがまた楽しい。

gapofdunloe09163
キラーニー湖群で代々ボート漕ぎをしてきたという一族の5代目、若いボート・マン。彼の歴史や自然の知識&解説が素晴らしくて感心しきり

gapofdunloe09167
ボート・クルーズのお供、チャーリー

gapofdunloe09166
途中で野生のキジが登場

gapofdunloe09165
途中、こんな低い橋の下をくぐります

この馬車とボートでのダンロー渓谷越えは、ケリー観光のハイライトのひとつ。近ごろ周遊ツアーの日程が忙しくなり、こんなふうに自然の中に身を置いて終日過ごすことが少なくなりましたが、久しぶりにご案内してみてやっぱり楽しいな~と実感。
19世紀からの伝統的な観光地・景勝地であるキラーニー周辺の美しさ、観光内容の充実ぶりを体感できる、お勧めの過ごし方のひとつです。

gapofdunloe09164
ボートの終点はロス城(Ross Castle, Killraney, Co. Kerry)、道先案内をするチャーリー

★ダンロー渓谷の馬車&ボート終日ツアーのお勧め
Gap of Dunloe Traditional Boat Tours
Deros Tours, Gap of Dunloe Tour

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

キラーニー国立公園で赤鹿を見る

キラーニー国立公園(Killarney National Park, Co. Kerry)と周辺には、この地方原産の野生の赤鹿(Red Deer)が生息しています。
クマなど大型の野生動物が皆、絶滅してしまったアイルランドでは、この赤鹿が最大の哺乳動物。

そろそろ狩りのシーズンになってきて、そうなると普段は周辺一帯に分散している鹿たちも、国立公園の敷地内に集まってくるのだそう。自由に猟を行うことが禁じられている園内はにいれば安全!…と思うらしいです(笑)。

マクロス・ハウス(Muckross House, Killarney, Co. Kerry)近くに鹿が集まっているとの情報を得てお客様と見に行ってみると、いた、いた。入場口向かいの原っぱに、ざっと20頭ほど固まっていました。

reddeerkillarney0916
お尻を向けてすらりと立つ親子がかわいい♪

この時は雌鹿しか目に入らず気付かなかったのですが、ホテルに戻って写真を拡大してみると、写真右側の背後に巨大な雄鹿がぽつりと座っているのが写っていました。

reddeerkillarney09162
雄鹿の拡大写真。角も体も巨大、まるで牛のよう

昨日地元の人に、巨大な雄鹿が周辺にいて、鹿の中では大きな赤鹿とはいえ、こんなに大きくなるのは珍しい…と聞いたばかりだったので、もしやこれが…と思ったのでした。
このサイズの雄鹿が現在2頭いるので、勢力争いが心配されているそう。鹿の世界もいろいろ大変なようです。

ちなみにキラーニー国立公園にはもう一種類、鹿が生息していて、その名もシッカ・ディアー(Shika Deer)。19世紀に鹿狩りをしすぎて赤鹿の頭数が減った時に、日本から連れてこられた鹿です。「シカ」の発音がこちらでは「シッカ」となり、その名で定着したよう(笑)。
違いは体の大きさの他、赤鹿は泳げませんが、シッカ・ディアーは泳ぎが得意であること。湖のほとりを泳いでいるのを見たことがありますが、ス~イ、ス~イとなかなか上手です。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

山と湖のほとりのスパ・リゾート、ヨーロッパ・ホテルに6連泊

europekillarney09167
暮れゆく空を眺めながら…至福の時♪

今回のS様ご夫妻の2度目のアイルランド旅行は、スケリッグ・マイケルへの上陸がいちばんの目的でしたので、予備日も含めてキラーニー近郊に6連泊という贅沢な日程。
アイルランド最高峰を含むマックギルクディー山脈(MacGillycuddy Reeks)とキラーニー湖群最大のロック・リーン(Lough Leane)を見晴らす素敵なスパ&リゾート、ヨーロッパ・ホテル(The Europe Hotel & Resort, Fossa, Killarney, Co. Kerry)にご一緒に滞在させていただいています。

europekillarney09163
ホテルの庭園ごしに見る山と湖

europekillarney09162
明るく広々としたロビー

europekillarney09165
お部屋も広々、落ち着いた内装

europekillarney091611
朝食もおいしくて、朝から地元産のスモークサーモンたっぷり

湖と山脈のコンビネーションは日本にはよくありますが、アイルランドでは貴重な景色。山々が連なるいわゆる「山脈」はアイルランドでは海と一緒に見えることが多く、湖ごしにこれだけの山が連なって見える場所はあまりないのです。
山国信州で育った私には見慣れた景観で、以前はこのホテルに来てもさほど感激しなかったのですが、アイルランド生活が長くなるにつれ、山と湖を見晴らすことの出来るこのホテルがとても好きになってきました。日本人にはなんだか心落ちく風景なんですね。

europekillarney091610
湖&山ヴューのお客様のお部屋のバルコニーより。アイルランド最高峰カラントゥーンヒル(1041メートル)がばっちり見えています(右奥の山並みの、右から2番目のピーク)

1960年代にドイツ資本で始まったヨーロッパ・ホテル。以前はロビーの内装もドイツ・スイスなどヨーロッパ山間部のカントリー調でしたが、数年前にインテリアが一新され、スパ・リゾートとして生まれ変わりました。
素敵なのはここのプール&ジャグジー。仕事のあとに毎日泳ぎ、ジャグジーにつかって夕暮れの空を眺めています、あー幸せ♪

europekillarney0916
きらびやかな室内プール。冒頭写真の屋外ジャグジーは、露天風呂そのものです

山と水のパワーで癒さているせいか、日々身体が軽くなっていくような気分。
そんな癒しスポットでありながら、アイルランド南西部観光の起点としても最高に便利なロケーション。毎日周辺の絶景スポットを訪れながら、ホテル・ライフも同時に楽しめるお勧めホテルのひとつです。

europekillarney09164
部屋から見えた夢のように美しい朝焼け。地平線沿いの雲海が真っ赤に染まって、それはそれは美しい瞬間でした

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

ディングル史跡めぐり③ クローシュテ・イーダのオガム石群

colaisteideogham09164
石は付着物で覆われているも、刻まれたオガム文字ははっきり見て取れます

ディングル・タウン(Dingle, Co. Kerry)近くにオガム石群があると知り、史跡好きのS様ご夫妻をご案内して、本日ディングル半島周遊の途中に立ち寄ってみました。
(オガム石についてはこちらの過去ブログ参照➡ウェールズ「ケルト紀行」⑤ ラテン語並記のオガム文字

ディングル・タウンよりスレー・ヘッド・ドライブ(Slea Head Drive)に沿って走ること約10分、バーンハム・ハウス(Burnham House)というイギリス時代の領主の館があります。
現在はクローシュテ・イーダ(Colaiste Ide, Baile an Ghoilín, Dingle, Co, Kerry)というアイルランド語の全寮制女子中高等学校(国内で唯一残る全寮制女子校)ですが、そのドライブウェイに7体のオガム石群が並べられています。

colaisteideogham0916
ジョージ王朝スタイルの美しい屋敷バーンハム・ハウス

colaisteideogham09165
近隣で発見されたオガム石群。屋敷の持ち主であったベントリー卿(Lord of Ventry)が集めたもの

案内版の文字は消え、石はアルガ(菌類)など付着物に覆われ、近年あまり気を払われていないような様子でしたが、7体ずらりと並べられているのは壮観。
周辺のうっそうとした森の雰囲気に苔むした石が溶け込んでおり、きれいに手入れしてしまうより、むしろこの方が自然かも。呪いめいた石のパワーがケルトの時代そのままに宿り続けていそうな雰囲気で、周辺一帯にちょっと重たい空気感がありました。

このオガム石群の中で珍しいのは、横置きラウンド状の石。7体のうち2体がこれで、水の流れで形作られたボウルダー(巨礫=きょれき)に文字が刻まれています。

colaisteideogham09163
約2メートルの長さ。1790年に近隣で発見。真ん中から2つに割れてしまっています

通常オガムは下から上へ読みますが、横置きの場合はどちらから読むのでしょう。それともどうにかこうにかして、立ててあったのでしょうか…。
それぞれの石の出所や、刻まれている文字のアルファベット変換はこちらのサイトが参考になります。➡Megalithic Ireland - Colaiste Ide Ogham Stones

colaisteideogham09162
石の後ろの平らになったところにお賽銭発見。お地蔵さんの感覚でしょうか

ディングル半島の史跡いろいろ、まだまだご紹介したい場所がありますので、時間を見て「ディングル史跡めぐり」④、⑤…と続けていきたいと思います♪
(ディングル史跡めぐり過去ブログ:関連過去ブログ:ディングル遺跡めぐり① ビーハイヴ・ハットディングル遺跡めぐり② キルマルケダー教会

※クローシュテ・イーダへの行き方:ディングル・タウンよりスレー・ヘッド・ドライブへ(町の終わりのラウンドアバウトを左折、ディングル・ウィスキー工場のある方)。そのまま周遊路に沿って走ること約10分、皮バッグのホールデン(Holden)の看板を左折、数十メートル進むとクローシュテ・イーダの入り口にたどり着きます。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

9月のスケリッグ・マイケル

skellig09164
グレート・スケリッグからイベラ半島山々とリトル・スケリッグを望む

昨年アイルランド北部・西部をご案内させていただいたご縁で、その後ウェールズへもご一緒させていただいたS様ご夫妻。
「ケルトめぐり」をテーマに旅をしておられるS様ですが、ウェールズの旅から半年も経たなうちに光栄にも3度目のご依頼をいただき、今回はアイルランド南西&南部をご案内させていただいています。

今回の旅の最大の目的は、大西洋に浮かぶ岩の島スケリッグ・マイケル(Skellig Michael, Co. Kerry)上陸。
(➡過去ブログ参照:ついに上陸…スケリッグ・マイケルへ!続・ついに上陸…スケリッグ・マイケルへ!

天候によりボートが出ない場合に備えて、近隣のキラーニー(,Killarney, Co, Kerry)のホテルに6連泊という予定を組み、予備日を多く予定に組み込んでおいたのですが、なんと滞在初日の今日、ラッキーにもボートが出て上陸出来てしまいました!

skellig09162
わ~い!夢にまで見たスケリッグへ向かうボートの上でワクワクしているS様ご夫妻とご一緒に

昨年公開された「スター・ウォーズ」効果で、訪れる人が急増したスケリッグ・マイケル。
島への上陸許可を得ている13のボートが夏の間毎日運航していますが、天候が許せばの話。風が強かったり、波が高かったりするとボートは欠航となります。
昨年までは4~10月だった島への上陸期間も今年は短くなり、5~9月。島への上陸は以前にも増して難しくなってしまいました。
ちなみにS様のボートの予約をしたのは5か月前。その時点でなんと8月末までフルブックでしたので、来シーズンにスケリッグ行きを考えておられる方は、今から予約しても早すぎることはないです!

skellig09165
12名乗りのこんなボートで島へ。片道45分

skellig091611
600段の石の階段を頑張ってのぼると、天空にたどり着いたような気分

skellig09167
石段をのぼってたどり着いたところには、6~12世紀に修道士が生活していた石の祠ビーハイブがいくつもあります。限られた土地で畑を耕して自給自足していたというから驚き

skellig0916
チャペルであったというビーハイブからの眺め。小さな十字架が建つ場所は修道士の墓地でした

行き交う人の多くが「スターウォーズ」の話題で盛り上がっているのが可笑しかったです。ライトセーバーのおもちゃを持参して、記念写真を撮っている人も(笑)。

島は野鳥の保護区域でもあり、5~8月はツノメドリ(Puffin)が、3~10月はカツオドリが見られます。ツノメドリ(Gannet)は数週間前に南へ渡っていってしまったので、今はカツオドリだらけ。リトル・スケリッグは世界最大のカツオドリ生息地で、その数25000羽、島が白く見えるほど。
野鳥がお好きなS様ご夫妻には特に印象深かったようです。

今日はボートは出ても、上陸出来るかどうか最後の最後まで微妙でした。風はそれほど強くなかったのですが、波が高く、ボートに乗りながらサーフィンしているような気分。
やはり9月になるとてきめん、海はざわつき始めますね(サーファーには嬉しい季節なのですが・笑)
生き帰りのボートで波しぶきも浴び、全身潮だらけ…になりました(笑)。

skellig09166
グレート・スケリッグ(右)とリトル・スケリッグ(左)を海上から望む

港町ポートマギー(Portmagee, Co. Kerry)に戻って来てから、パブでランチ休憩。「スター・ウォーズ」のクルーたちもやって来たパブで、店内にはこんなコーナーが作られていました。

skellig09168
Mooringsにて。ダースベイダーと一緒にギネスを注げる…みたいです(笑)

※スケリッグへの上陸ツアーおすすめ➡Casey's Skellig Islands Tour/その他、上陸ボート連絡先一覧

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

C.S.ルイスゆかりの地めぐり③~「ナルニア」の舞台は…

greenoeandaround5
ナルニアの舞台!モーン山脈とカーリングフォード湖(対岸のGreenore, Co. Loughより撮影)

サイレント・バレー訪問記の続きを書く前に…。
おとといサイレント・バレーへ行ったのは、C.S.ルイス関連の本を書いておられるライターさんからのご依頼で、ナルニアの舞台となった場所の写真を撮るためでした。

「ナルニア国物語」の執筆後、ルイスは兄へ宛てた手紙に次のように書いています。

That part of Rostrevor which overlooks Carlingford Lough is my idea of Narnia.
(カーリングフォード湖を見晴らすロストレヴァーのあの辺りが、僕のナルニアのアイデアなんだ)


※参考URL: If you didn't find Narnia in your own wardrobe ...

ロストレヴァー(Rostrevor, Co. Down)はモーン山脈(Mourne Mountains)中の町。ルイスはこの辺りの景色をこよなく愛し、インスピレーションの源としたようです。
ルイスの記述をもとにして、ロストレヴァー(Rostrevor, Co. Down)の周辺あちこちドライブしながら「ナルニア」探しをしてみました。気持ちの良い秋の日で、何気ない景色がすべて美しい。

rostrevorandaround9
朝の光に輝くカーリングフォード湖(Warrenpoint近くにて撮影)

rostrevorandaround5
カメラに振り向ていてくれたヒツジ💛

rostrevorandaround4
ルイスもこんな風にカーリングフォード湖を眺めたのでしょうか

rostrevorandaround1
この日のベストショット(笑)。モーン山脈をバックにカメラ目線の牛

古代史跡も多いこの地域。ダブリンから1時間少々と地の利も良く、まだまだ探索のしがいがありそうです。

※C.S.ルイスに関する過去ブログ:C.S.ルイスゆかりの地めぐり①~イースト・ベルファースト&近郊C.S.ルイスゆかりの地めぐり②~聖マーク教会

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

サイレント・バレー① 「ナルニア国」を探して秋の森を歩く

silentvalley10
深い深いナルニアの森を連想させる風景…

昨日、北アイルランド在住の友人を誘って、ずっと行ってみたいと思っていたモーン山脈(Mourne Moutanis)中のサイレント・バレー(Silent Valley Mountain Park, Co. Down, Northern Ireland)へ出かけてきました。

モーン山脈は1993年より英国ナショナル・トラストの所有となっており、山や湖など1300エーカーが保護区域となっています。サイレント・バレーはその中にある山岳公園で、近年園内のトレイルが整備され、高い山に登らなくともモーン山中を歩いて楽しめるようになりました。

入り口でもらったマップを見ると、1.6~3.4キロまで合計6種類のトレイルがあります。
いちばん長いマウンテン・トレイルを歩ければよかったのですが、そこまで歩く準備をしていなかったので(朝の車のトラブルで靴を持ってこれなかった!)、最短のナイチャー・トレイルをのんびり歩くことに。

silentvalley2
山の中だからでしょうか、低地ではすでに盛りが終わったベル・ヘザー(ヒースの一種)がこんなにきれいに咲いていました

silentvalley5
キルキール川(Kilkeel River)にかかる橋の上で

silentvalley3
大好きなホクシャの花。森の妖精が住んでいそう

silentvalley4
妖精がつけた目印?

silentvalley6
シャムロックも

花や草木を見ながら歩く森の中のトレイル。あとで読んだ説明書きによると、私たちが歩いた道は20世紀初めにこの地に貯水池を建設した際、労働者が機械を運んで行き来した道だったそうです。
小鳥のさえずりと木々が揺れる音しか聞こえない静かな道でしたが、当時は過酷な重労働がここで行われていたのでした。

silentvalley7
この森で多く見かけたフェザントベリー(Pheasant berry=別名ヒマラヤハニーサックル)の花。野生のフェザントベリーをこんなにたくさん見たのは初めて。まるで風に揺れる妖精の女王様のイヤリングのようね~と友人と二人で感激しきり

silentvalley8
ウォーキング途中でのどをうるおしてくれたブラックベリー。大粒に実って甘くておいしかったです

silentvalley9
秋の森は可愛い赤い実がいっぱい

silentvalley1
ナナカマドもどこもかしかも真っ赤な実をつけています

このモーン山脈と周辺は、ベルファースト出身のC.S.ルイス(Clive Staples Lewis, 1898-1963)の『ナルニア国物語』の舞台と言われる場所。ルイスの想像上の王国ナルニア国は、この地のマジカルな景色と雰囲気から着想を得て、ふくらんでいったようです。
私たちものそんな面影を求めてサイレント・バレーへ来てみたのですが、森の散策だけで十分ナルニアに迷い込んだような気分。そしてさらにこのあと、絶景を目にすることに…。

続きは後日、書きますね。

※C.S.ルイスに関する過去ブログ:C.S.ルイスゆかりの地めぐり①~イースト・ベルファースト&近郊C.S.ルイスゆかりの地めぐり②~聖マーク教会

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

女の子でも出来たコト(笑)

早朝、車で仕事に出かけようとしたらエンジンがかからない!
2日ほど前にライトをつけっ放しにしたのが原因で、バッテリーが上がってしまったのでした。(その時はエンジンかかったのに、その後走り足りなかったようで、切れちゃったんですね)

夕方友人に来てもらって、ジャンプリードで2台の車をつないで充電。女の子2人で、こんなの絶対できない~と言いながらもネットでやり方を調べて、万が一の時のためにメカに強い男の子友達に電話口で待機してもらって、プラスだマイナスだとわーわー言いながら、どうにかこうにかジャンプリードをつないで恐る恐る発進させたら、あっという間にエンジンがかかった~。わ~い!!!

jumpleads09161
プラスとマイナスを間違えないでつなげて満足(笑)

私も友人も、こんなことは男の子がいないと出来ない!と思いこんでいましたが、やってみたら出来てしまって感激。
なんだ、やれば出来るじゃん、次回はパンクしたタイヤの交換だって出来ちゃうかも…!
気分はすっかり、にわかメカニックです(笑)。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

リフィー川を見晴らすカフェレストラン、ワインディング・ステア

windingstair0916
週末のお楽しみ、アイリッシュブレックファースト♪

仲良しの女の子友達とブランチ。久しぶりに会うロレインがテーブルを予約してくれて、これまた久しぶりにリフィー川を見晴らすカフェレストラン、ワインディング・ステア(The Winding Stair, Lower Ormond Quay, Dublin1)で楽しい時間を過ごしました。

windingstair09166
リフィー川沿いにひときわ目立つ黄色い建物がワインディング・ステア

ワインディング・ステアは、ダブリンが経済成長する以前の1970年代、80年代からある数少ないカフェレストランのひとつ。
かつてここは「本屋さんのカフェ」で、売り物である本をプラペラめくって読みながらお茶が出来るカフェでした。そういうカフェ(というか本屋さん)は以前はよくあって、ドーソン・ストリートにある本屋ホッジィズ・フィグス(Hodges Figgs, Dawson St, Dublin2)にも2000年代初めまでは店内にカフェがあったものです。
お茶しながら、「この本買おうかな~、どうしようかな~」なんてペラペラと本をめくって見ていたものです、あー懐かしい。

そんな「本屋さんのカフェ」のひとつだったワインディング・ステアも、時代の変化の波に押されてダブリンっ子に惜しまれながらも2005年に閉店。翌年から新オーナーによりオールドファッションなアイルランド料理を中心としたカフェレストランとして再スタートし、今に至ります。
「本屋さんのカフェ」ではなくなってしまったけれど、建物一階にはこれまたオールドファッションな本屋が今もちゃんとあって、昔の名残をとどめてくれているのが嬉しい。

windingstair09167
本屋さんの隣りの入り口からレストランへ。名前の通りワインディング・ステア(曲がりくねった階段)をのぼります

土日は12:00~16:00までブランチ・メニューがあり、アイリッシュブレックファーストが食べられます。
仕事でちょっと遅れて到着すると、ロレインが注文したアイリッシュブレックファーストがちょうと運ばれてきたところでした。(冒頭写真)
アイリッシュブレックファーストとは、現代のアイルランドではもはや日常的な朝食ではなく、休日のブランチや特別な朝に食べる伝統の味。目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、焼きトマト、マッシュルーム、ブラックプディングに、ガーリックブレッドがついたワインディング・ステア特製ブレックファーストを、ロレインはモリモリ食べていました(笑)。

私のチョイスは、アーティザン・ソーセージのバーガー。目玉焼きの下には、ハンバーガー・サイズのソーセージが挟み込まれていました。

windingstair09162
トマト・マヨネーズのような味のディップがめちゃめちゃおいしかったです♪

今晩からビジネス・トリップで他国へ旅立つロレインはひと足先に退散。最後まで残った私とエリザベスはデザート&コーヒーもしっかりいただき、リフィー川を見晴らすテーブルで、のんびりした午後のひとときを過ごしました。

windingstair09163
アイルランド伝統のブレッドアンドバタープディング♪

windingstair09164
ダブリンのランドマークのひとつ、ヘイペニー・ブリッジが見晴らせます

ちなみにワインディング・ステアという店名は、アイルランドの国民的詩人WBイエーツの詩のタイトル。イエーツがアメリカ講演へ出かけた時に、当時の駐米国日本大使であった佐藤大使から贈られたという、「サトウの刀(Sato's blade)」が登場する詩のひとつです。
イエーツが大切にしていたその刀は、現在、ダブリン国立図書館のイエーツ展に展示されているので、私も時々見に行っています。詩の全文を読みたい方はこちら)。

windingstair09165
建物一階の本屋さんはアイルランドの本の品ぞろえが豊富。イエーツ詩集もちゃんと売られています

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

ホラリー占星術で探し物を見つける!

数年前、母が70歳になった記念に、姉と柄違いでもらったハートのネックレス。
(本来、私たちがプレゼントすべきなのですが、母は何か記念になることをしたかったらしく、私たちにプレゼントしてくれた・笑)

気に入って何年も日常的に身に着けていたのですが、ここ数か月、ふと気付けば見当たらない。思いつく限りのところを探してみたのですがどこにもなく、どこかホテルにでも置いてきたのかな…と半ばあきらめていたのですが、昨日、ホラリー占星術に関する記述を読んでいたところ、占星術による探し物の見つけ方が書かれていたので試してみました。

まずは探し物を表す天体を特定するのですが、候補が2つあがった中で、「シルバー」のナチュラル・ルーラーである「月」を使うことに。(「月」は探し物を見つける際に常に重要な天体でもあります)
探し物は家の中にあると仮定して、場所を示すハウスを見ると「配偶者の部屋」。しかし私には配偶者がいないので、他に手がかりを求めると、月は隣りのハウス「トイレやバスルーム」に限りなく近い位置にあります。ということは、トイレの入り口付近かな…と検討をつけ、そこを見るとサーフィンの道具一式がバケツに入って置かれていました。
その中を探してみましたが、ない。そこから連想ゲームが始まって、前回サーフィンに行ったときはあのバッグを持って行ったからあの中にあるかも…などといろいろなバッグの中を見るも、ない。

もう一度、ホロスコープを眺めます。月のサインが柔軟宮なので、探しものは何かにくるまれていたり、入れ物に入っているようです。
さらに火のサインなので、壁に挟まっていたり、棚に置かれている可能性大。

その2つの手がかりを頭に置いてもう一度家の中を見回してみると、化粧台の棚の上に置かれた日常的に使用しているポーチ群に目が留まりました。化粧ポーチ大・小、目薬と鼻の薬を入れるポーチ、携帯電話関連のものを入れるポーチなどなど。(なんでもポーチに分類するくせアリ・笑)以前にも探したはずですが、もう一度はじからひとつひとつ開けていくと…。
なんとなんと、使い捨てコンタクトレンズを入れているポーチの中に小さな布袋が。そして、何か月もご無沙汰だったハートのネックレスがちゃ~んとそこから出てきたのでした。マジック!

トレイ/バスルーム前のサーフィン道具のバケツからはちょっと連想ゲームが必要でしたが、「棚の上」、「入れ物にくるまっている(それも二重に!)」…などはどんぴしゃり。
古典占星学の流れを組むホラリー占星術、話には聞いていたけれど、使える~。ちょっと背中がぞくぞくしました♪

haertneckless0916
おかえりなさい、母の記念のハートのネックレス、無事に手元に戻りました♪

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

海と、ホクシャと、ブラックアンガス(イニシュモア)

ここ数日、プロ&アマの写真家の皆さんの撮影旅行をご案内させていただいていました。

昨日はイニシュモア(Inismor, Aran Island, Co. Galway)へご案内し、私もカメラを持参して、皆さんと一緒にパチパチ。
これまで何十回(もしかしたら何百回?!)となくご案内してきたイニシュモア。これだけちょくちょく行っていると景色も見慣れてしまって、よほどコレ!と思わない限り最近は写真もあまり撮らないのですが、昨日は皆さんと一緒になって被写体を探してみました。

以下、いろいろ撮った中で気に入った3枚。
こうして見ると、光はもはや夏のそれではなく、9月独特の憂いがありますね。

satsueitourinismor09163
高さ90メートルの断崖絶壁ドゥーンエンガスから、身を乗り出して海をのぞき込んでパチリ

satsueitourinismor09162
石垣に枝垂れる、夏の終わりのホクシャ

satsueitourinismor09164
背後に迫る大波をものともせず草を食む、ブラックアンガス牛

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

毎日働いた8月

昨日の朝コークでツアーが終了して、同日に次のツアーが開始してベルファーストへ。
昨日はキラーニー→コーク→ダブリン→ベルファーストと移動して、今日はベルファースト→アントリム海岸→ゴールウェイまでやって来ました。この2日間でアイルランドをほぼ4分の3周したことになります(笑)。

ふと気つけばもう9月。今年の8月は殺人的な忙しさで、一か月間1日も休みなく仕事させていただきました。
アイルランドでガイド業を始めて15年。過去に一か月連続で仕事をした月があっただろうか?…と思って記録を見てみると、最長でも28日間。31日間全部仕事したのは、この8月が初めてでした!

この、ツアーからツアーへとスーツケースを持ったままで移動していく感じは、なんだか2000年代初め頃の忙しさに似ている…と思って過去の記録を見てみると、やはり28日間連続して働いたような忙しい7月・8月は、2001~2006年の間に集中していました。
これだけ連日だと疲れた感覚もなくなり、毎日ほとんど無感覚で仕事に集中。立ち止まらず走り続けていると身体がそれに慣れてしまって、今さら立ち止まる方が疲れが出そう…な感じです(笑)。

いずれにしても週明けにはひと段落して、「立ち止まる」瞬間がやってきます。
止まり方をすっかり忘れてしまったので、思い切り急ブレーキかけないと止まれないかも…笑。

antrimbluesky0916
牧草地を照らす朝のブルースカイ。アントリム海岸近くにて

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記