ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

豪華寝台列車グランド・ハイバーニアン、ついに運行開始

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出発準備完了!記念すべき乗客第一号を待つ車掌さん(8月30日付けIndependant.ie - All Aboard! Ireland's first luxury sleeper train launches in Dublinより)

アイルランド初のオリエントエクスプレス・スタイルの豪華寝台列車、ベルモンド・グランド・ハイバーニアン(BELMOND GRAND HIBERNIAN)がついに完成。(→過去ブログ:アイルランド初、豪華寝台列車が走る!
今月はじめに第一号が運行予定でしたが、車両が間に合わず、予定より数週間遅れて本日、ダブリン・ヒューストン駅を出発することがニュースで報じられました。

ベルモンド・グランド・ハイバーニアンは、旧オリエントエクスプレスであるベルモンドが運営する世界最高クラスの列車。アイルランド初の「オリエントエクスプレス・スタイル」の豪華寝台列車です。
10車両、25の豪華客室を備えた、長さ252メートルのアイルランド一長い列車。40人の乗客を乗せて、6日間のアイルランド・ツアーに出発したとのことです。
10車両それぞれにアイルランドのカウンティー名が付けられているそうですが、列車が走る主だったカウンティー名なのでしょう。(キルデア、ウェックスフォード、スライゴ、ケリー、ダウン、ウォーターフォード、ファーマナ、ドネゴール、カーロー)

来年の運行予定は2017年は4月25日~10月17日。一度内部をのぞいてみたいものです。
募集ツアーを企画しておられる日本の旅行会社さんもあるようですから、そのうちご案内させていただける機会に恵まれるかも。夢はふくらみます♪

詳しくはこちら→ベルモンド・グランド・ハイバーニアン 日本語HP

※9月7日追記:日本の姉より追加情報。本日、VOGUEで紹介されているそうです→移動時間が旅の主役。アイルランドで夢のようなトレインステイ。

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レディ・エマ・ハミルトン2番花

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数日前に咲き始めた2番花。何とも言えない美しいオレンジ色

ツアーの途中でダブリンの自宅へ戻ってみると、レディ・エマ・ハミルトン(Lady Emma Hamilton)がいっぱいに花を咲かせてくれていました。

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咲き始めて数日後。このところお天気もいいので、花びらをいっぱいに開いて中の芯をのぞかせてくれているものも

6月の終わり、1番花が咲くころに購入したエマ。我が家では初のオレンジ色のバラです。
1番花は雨に当たって花びらが開ききらないうちに落ちてしまったのですが、それを挽回するかのように2番花は花付きも良く、大輪の花を次々に咲かせてくれています。(→過去ブログ:6月のバラ
咲き始めはクリアーなオレンジ色ですが、日が経つうちにアプリコット・オレンジに変色。なんとも見飽きのない花です。

レディ・エマ・ハミルトンは香りが非常に特徴的で、いわゆるバラの甘い香りではなく、バラとは思えないようなレモン&ジンジャーのピリッとした芳香を漂わせてくれます。
切り花にして家の中に飾ると、なんとも言えないさわやかさ。

他のバラも次々に2番花を咲かせてくれていて、再び軒先がにぎやかになってきました♪

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次々に花をつけてくれています

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秋の気配…ベルファーストへ移動中

今晩より始まる周遊ツアーのご案内で、列車にてベルファーストへ移動中。今日は車内のWifiの調子が良く、仕事がスイスイ進んで嬉しいです。(Wifiが途切れ途切れでうまくつながない時もあるのです)

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窓の外は浮雲ときれいな青空♪

アイルランドはそろそろ秋の気配。この時期のアイルランドは、ひと雨降ってまた晴れて…を繰り返しながら少しづつ気温が下がっていきます。
今日は日中20度まで気温が上がる素晴らしい陽気ですが、空気の中にはどこかピリリとした清涼感があり、日差しも明らかに夏のそれとは違う。子供の頃の秋の運動会を思わせるような、すがすがしい陽気です。

今日の車内は、ベルファーストで行われる野外フェスへ出かける若者たちで大賑わい。
缶ビール片手にわいわいガヤガヤ、今夜はレッドホットチリペッパーズがステージに登場するらしく、すでに音楽をガンガンにかけて大合唱。まるでお祭り列車のごとく、みんなとっても楽しそうです。
車掌さんは親切に若者たちに降車駅の説明をして回り、車内清掃係りのおばさんは「レッドホットチリペイパーズはこちらへ~」と踊りながらゴミ集めしています。(ペッパーズとペイパーズ=「紙くず」をかけている・笑)

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悪魔に根っこを切られた花、「デヴィルズ・ビット」

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可憐な薄紫色が秋を感じさせます♪

8月も終わりに近づき、アイルランドの野の花も秋仕様に変わってきました。
昨日ジャイアンツコーズウェー(Ginat's Causeway, Co. Antrim, NI)で一面咲き誇る様子が印象的だったのが、日本でマツムシソウとして知られるスカビオサ(Scabiosa)。夏に咲き始め、この時期満開になり、可憐な薄紫色で野山を彩ります。

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ジャイアンツコーズウェイの土手一面に群生

スカビオサは種類がたくさんあり、アイルランドでも2~3種類違った品種が見られます。コーズウェイに群生していたのは「デヴィルズ・ビット(Devil's Bit)」と呼ばれる種類。
私が日本で知っているマツムシソウは周囲に花びらがピラピラついていて、色はもっとブルーですが、こちらの品種は淡い青紫色で、花全体が小さなまん丸。

デヴィルズ・ビット(Devil's Bit)とは「Devil」=「悪魔」、「Bit」=「ほんの少し」または「小さなひと切れ/切れ端」といった意味。なんだか意味深な名前です。
由来を調べてみたところ、この花の根が短く、先端がちょん切られたような形をしているので、悪魔(Devil)によってちょっぴり(Bit)切られたに違いない!ということになり、そんな名が付いたのだそう。
今度この花を見かけたら、ぜひ根っこをチェックしてみなくては(笑)。

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仲良しファミリーさま、ジャイアンツコーズウェイにて

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ジャイアンツコーズウェイの「パイプオルガン」で、セミのポーズを決めるご家族さま

このところ、ご家族旅行のお客様をご案内させていただくことが以前にまして多いような気がします。
ハワイ、グァムではなく、さらにはロンドン、パリではなく、アイルランドまでファミリーで来て下さる方が多くなっているということですね。

そんなプライベートなファミリー・トリップにいらっしゃるご家族は、当然ですが皆さん仲良し。
ここ2日間ほどご案内させていただいたご家族はチームワーク抜群で、三人三様なのにまとまりがいい。記念写真を撮るときには誰からともなくポーズし始めて、組体操みたいに3人のポーズが自然に決まるので、見ていて感激しました(笑)。

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タラの丘でケルティック・ウェディング

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空と大地に見守られて行うケルト式の結婚式。水色の空とちぎれ雲をバックに司祭と一緒に記念撮影

今日はケルティック・ウェディングのコーディネートでタラの丘(Hill of Tara, Co. Meath)へ。
素晴らしいお天気に恵まれて、素敵なS様ご夫妻のお式に立ち合わせていただきました。

このところ降ったりやんだりの不安定なお天気が続いていたので、本来なら屋外のセレモニーが出来るかどうか心配すべきなのでしょうが、過去10年ケルティック・ウェディングをコーディネートしてきて一度も降られたことのない私は、今回も「マジック」が働いてきっと晴れるであろう…と心のどこかで思っていました。
そして、セレモニーの時間に合わせたかのように雲が薄くなっていき、アイルランドらしいきれいな水色の空が。やっぱり(笑)。

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ご用意させていただいた花嫁のフラワー・ブーケ。ナチュラルな色合いのブーケをご希望いただきましたので、そんなイメージでアレンジ。お会いした新婦A様の可憐かつ華があるイメージにぴったりで、我ながら嬉しくなりました

ダラ・モロイ司祭が執り行うケルティック・ウェディングは、自然のエネルギーから祝福を受けます。
今日のセレモニーは宇宙の四大元素である土・水・風・火によるブレッシングがメイン。古代アイルランドのハイ・キング&ハイ・クィーンが即位したタラの丘で、風に吹かれながらの素晴らしいセレモニーでした。

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風を象徴するワシの羽を新郎新婦の前でパタパタさせる司祭。風は感情を司り、新郎新婦の間に円滑なコミュニケーションが生まれるよう願う儀式

今日はタラの丘で、お天気の他にも「マジック」が起こりました。
セレモニー終了後、司祭のダラがその場に居合わせたカップルさんと話し込んでいるので、知り合いにでも会ったのかな…と思い聞いてみると、なんと今から10年前にダラがお式を執り行ったご夫婦が、たまたまその場にいたのだそう。なんという偶然!
その時もセレモニーが始まったら曇り空が急に明るくなり、雲の割れ目から光が差し込んできたのだそうです。

また、今日のお式の日は、1年前のお2人のプロポーズの日。お2人とも式の日が決まってから、そういえばプロポーズからちょうど1年目の日だ!と気が付いたのだそう。きっと何かのシンクロニシティー?

その他、司祭もダラ(Dara)、写真撮影をお願いしたカメラマンもダラ(Daragh)と同名、「樫の木」を意味するアイルランド語に由来する名です。生命力の強い樫の木には強い精霊が宿ると考えられ、ケルトの御神木のひとつ。今日のセレモニーでは、樫の木の小枝が自然エネルギーのシンボルとして使用されました。

さらには式後、タスマニアからやって来たという謎の老人(?)が現れて、お2人の門出を祝ってこんな「マジック」を披露してくださいました。

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飾り文字でスラスラと結婚記念証書とでもいうべきものを作ってくださり、プレゼントしてくださいました。書いているこの場所は車のトランク(笑)

何もかもがお2人の晴れの日を祝って、床下で口裏を合わせて大集合してくれたかのよう(笑)。

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Just married! 晴れてご夫婦になったお2人の笑顔の美しいこと

アイルランド音楽が大好きで、ご自身もそれぞれ演奏をされるというS様ご夫妻。今回、アイルランドにいらっしゃるのは初めてとのことですが、今後ますますアイルランドとの縁が深くなりそうですね。
お2人の末永いお幸せを心よりお祈りしています♪

※ケルティック・ウエディングに関するお問い合わせはこちら
※過去のケルティック・ウェディングのブログ…アラン諸島1アラン諸島2タラの丘1ダブリン作家博物館アラン諸島3タラの丘2タラの丘3アラン諸島4

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「セイヨウナナカマド」の実、真っ赤に色づく

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写真を撮ろうにも枝が風に揺れてなかなかうまくいかず。お客様が枝を押さえてくださり、ようやく撮影・笑(Newgrange, Co. Meathにて)

この時期、真っ赤に色づく実がとてもきれいなこの木は、ロウワン(Rowan)またはマンテンアッシュ(Mountainash)=「セイヨウナナカマド」です。
春から初夏に咲く白い花もきれい。日本のナナカマドとは種類が若干、違うようです。

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引き潮のインチ・ビーチにて

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朝のインチ・ビーチ。引き潮の砂浜に光が差して、まるでウユニ湖のごとく(笑)

終日、ディングル半島(Dingle Peninsula, Co. Kerry)の観光。
朝いちばんで人気の少ないインチ・ビーチ(Inch Beach, Co. Kerry)に立ち寄り、引き潮の砂浜をお客様とご一緒に散歩しました。大西洋の空気をいっぱいに吸い込んで、気分爽快。

8月のアイルランドというのは、夏から秋への季節の変わり目なのだと思います。昨日は真夏の青空でしたが、今日は晴れ間が出たかと思ったら霧がおりてきて…と変化の激しい、複雑な空模様。
日々、そして刻一刻と移り変わっていく気まぐれな天候は、海や大地をよりドラマチックに演出してくれます。大自然がそのままで劇場のようで、退屈する間がありません。

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アイルランドの夏を彩る「ヒメヒオウギズイセン」

この時期アイルランド西部・南西部を旅していると、鮮やかなオレンジ色の群生をさかんに目にします。
モハーの断崖へ至るカウンティー・クレア(Co. Clare)の沿道や、ディングル半島(Dingle Peninsula, Co. Kerry)など、道路の脇がオレンジ色に染まるかのごとく。
あまりにもきれいで、お客様とご一緒に歓声をあげては感激しています。

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夏らしい鮮やかなオレンジ色。球根でどんどん増える山野草です

モンブリシャ(Montbretia)という南アフリカ原産の花。暖流の影響を受けて緯度のわりに温暖なアイルランド大西洋岸の気候風土に良く合って、自生しています。
花の名はフランス人のシャルル・コクベール・ド・モンブレ(Charles Coquebert de Montbret、1755-1831)さんにちなむそうですが、この人が南アでこの花を最初に発見した人だったでしょうか。以前にそう聞いたような気がするのですが…。
(日本ではカタカナで「モントブレチア」と表記されることが多いようです)

和名は「姫檜扇水仙 (ひめひおうぎずいせん)」だと、今回のグループさん最高齢の88歳の男性のお客様が教えてくださいました。
お若い頃に住んでいた場所で初めてこの花に出会い、なんてきれいな花!と感激して、牧野植物図鑑で名前を調べたのでよく覚えているのだそうです。懐かしい花にアイルランドで再会、その名をスラスラと教えてくださいました。
植物の和名には時々、イメージにそぐわないがっかりするようなものがありますが、これはきれいな名前ですね。

数年前にガイド仲間のシィネードがこの花の球根を持ち帰って庭に植えていたのを数株もらい、私も自宅で鉢で育てていますが、やはり野山に群生している方が断然美しいですね。
大好きなアイルランドの夏の花のひとつです。

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コリブ湖畔で迎える朝

数日前から再び、周遊ツアーのご案内が始まりました。

今朝は早く目覚めたので、早朝からメールの返信などツアーが始める前にペーパーワーク。窓から光がもれてきたのでカーテンを開けてみると、コリブ湖畔(Lough Corrib, Co. Galway)が朝日を受けて美しく輝いていました。

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アイルランド最大の湖、コリブ湖を見晴らす部屋から。朝5時45分ごろの明けゆく空

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そして今、朝7時過ぎ。気持ちのいい青空となりました!

今日は終日、アラン諸島のイニシュモア島(Inismor, Arran Islands, Co. Galway)へご案内する日。ツアーのハイライトとなる一日ですが、良いお天気で島へ渡れそうで良かった、良かった。

日本はお盆ですね。皆さんもどうぞ楽しい夏の日をお過ごしください♪

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日本のライアンエア?格安フライト「ピーチ」

スウェーデンから戻り、再びアイルランドでのガイディング生活に戻りました。

ここ数日ご案内していたお客様は、ピーチ・アビエーション(Peach Aviation)という関西空港を拠点とする格安航空会社の関係者の方。2011年に設立された新しい航空会社さんで、フューシャ・カラーを基調とした可愛いデザインやロゴなどで人気の航空会社さんだそうです。

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機内には置いていないという機内(機外?)誌には、ガイドブックにはない穴場スポットが紹介されていたりして、大人気だそう。可愛い飛行機のシールも一緒にいただきました

このピーチさんがなぜアイルランドに関係があるかというと、ヨーロッパ最大の就航数を誇るアイルランドの格安航空会社ライアンエア(Ryanair)をお手本に設立された会社だから。(ライアンエアについては過去ブログ参照→ライアンエアの新・到着ミュージック
ライアンエアの元会長パトリック・マーフィー(Patrick Murphy)さんがアドバイザーとして道先案内をしておられるそうですから、まさに日本のライアンエア的な会社さんのなのです。(着陸時の到着ジングルはないようですが・笑)

デザインが可愛いだけでなく、機内アナウンスが関西弁だったり、機内でお好み焼きやたこ焼きが販売されるなど、なんだかとっても楽しそう。東京から沖縄への便もありますし、大阪からは台北や香港へも飛んでいるようですから、フューシャピンクの「日本のライアンエア」にぜひ一度乗ってみたいものです。

ちなみに今日お客様をウィックロウへご案内した際に、夏のアイルランドを彩るホクシャの花がきれいに咲き誇っていました。(写真はこちら→「神様の涙」、満開
ホクシャの英語名はフューシャ(Fuchsia)。「フューシャ・カラー」とはこの花から付けられた色の名で、園芸種のフューシャにいろいろな色があるように、「フューシャ・カラー」にもパープル、ピンク、レッドがあるようです。

アイルランドに自生する野生のフューシャの花は赤&濃い紫色。ピーチさんの色調とは少々異なりますが、「フューシャ・カラー」の名のもとになったホクシャの原種が奇しくもアイルランドにたくさん咲くというのは、ライアンエアとのご縁を示唆するようで、面白いシンクロ二シティーだなと思いました。

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カール・ラーションの家を訪ねて③~ラーションの特別展

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開き扉を開けるとラーションの絵がいっぱい

カール・ラーションの家を訪ねて①~ファールンへ
カール・ラ-ションの家を訪ねて②~「リッラ・ヒュットネース」

カール・ラーションの家「リッラ・ヒュットネース」から徒歩5分程のところに、古い粉ひき小屋を改装したKvarnen Galleryというギャラリー&ショップがあり、「Tocken Carl」というラーションの生涯にまつわる特別展が行われていました。

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粉ひき小屋を改装したギャラリー

2016年5月21日~8月21日までの期間限定の特別展。とても素敵な展示で、「リッラ・ヒュットネース」の見学後、さらにカール・ラーションの世界にひたることが出来ました。

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見てきた「リッラ・ヒュットネース」のガーデンそのままの絵

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画面をタッチしてスクロールするとラーションの絵が次々に出てくる、iPad式の展示。私が子供の頃、部屋に飾っていた「キッチン」の絵もありました

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「リッラ・ヒュットネース」を模したお部屋で映像を見るT子さん

カール・ラーションはストックホルムの生まれですが、とても貧しい家に生まれて、子供の頃から画才で家計を助けていたそうです。
「リッラ・ヒュットネース」にあるラーションの寝室には、ラーション専用のベッドが寝室の真ん中にで~と置かれています。結婚していたのに、なぜ自分用のベッド?と誰もが疑問に思う点ですが、自分専用の大きなベッドに寝ることが子供の頃からの夢だったそう。

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ラーションの寝室を模した展示室。背後の絵はストックホルムの国立博物館所蔵の大作、「冬至の生贄」のレプリカ

ラーションの絵と共に彼の人となりや人生をたどることの出来る、素晴らしい展示でした。

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カール・ラ-ションの家を訪ねて②~「リッラ・ヒュットネース」

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ついに行けた!子供の頃からその絵で親しんでいたカール・ラーションの家「リッラ・ヒュットネース」

スウェーデン人画家、カール・ラーション(Carl Larsson、1853 - 1919)の家を訪ねて、ファールン(Fauln)までやって来た私たち。
ファールンから路線バスに乗って、ラーションの家「リッラ・ヒュットネース」を訪ねました。

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家の入り口にはラーション夫妻に家を譲り渡したラーションの義理の父Adolf Bergooの胸像

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入り口から見えた「リッラ・ヒュットネース」。絵の中の家、そのまま

カール・ラーションと妻カーリンはフランスでの絵の修行中に出会い、スウェーデンに戻って来て結婚。1901年からこの家に住み、7人の子供たちを育てながら、家と家族を題材に数多くの絵を描きました。
現在ラーションの子孫が管理しているこの家と敷地には、ラーションが描いた景色がそのままに残されています。

開館時間より早めに着いた私たちは、まだ誰もいない敷地の中をしばし見て回りました。

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「リッラ・ヒュットネース」の敷地に入って最初に見た花は、アイルランドでもよく見かけるヘアベル(Harebell=和名:イワシャジン)。ここダーラナ地方の花だそうです

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家は湖に面しており、朝早いのにボートに乗って楽しむ家族連れの姿が

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銅山のあるこの地方ならではの赤い色の壁。日本でいうところのベンガラ塗りですね、この染料で壁を塗ることで木造建築の腐食を防ぎます

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ラーションの時代は井戸だった素敵な建物

徐々に人が集まり出して、家の見学ツアーが始まりました。私たちはこの日最初の11時からの英語ツアーを予約していたので、その時間まで納屋を改造したショップでラーション・グッズのお買い物。画集や絵葉書、カードなどなど、迷いに迷って厳選して買いました(笑)。

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最近発売されたばかりの曽孫さんが書いた本。ラーション夫妻のライフスタイルを現代の暮らしに活かしましょう、というコンセプトで、絵の中に出てくるインテリアやフラワー・アレンジメントなどが解説された可愛らしい本。私も一冊買いました

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大盛況の見学ツアー

家の内部は写真撮影禁止。説明を聞きながらゆっくり見られて、かえって良かったかもしれません。
ラーション夫妻は、それまで薄暗かったスウェーデンの田舎家に明るくカラフルな色彩を取り入れるということを初めて行った人たち。当時としてはかなりモダンなインテリアであり、ラーション夫妻が現在世界的に人気のあるスウェーデンのインテリアの火付け役であった…と言ってもいいと思います。
子供の頃ラーションの家を見ながら、私はそれがスウェーデンの伝統的な田舎家なのだと思っていたのですが、フランス帰りの夫妻のオリジナルだったのですね。

家の中には絵で見たままの光景が多くありました。日本の浮世絵や木版画に影響を受けていた夫妻のコレクションがあったり、ドイツから運んできたという立派な家具があったり、裕福な芸術家の暮らしぶりも見て取れました。ラーションのアトリエに、死の直前まで描いていた未完成の絵がキャンバスにそのままあったのも印象的でした。

やはり芸術家であった妻カーリンは、結婚後は絵は自分より才能のある夫のカールに任せて、インテリア・デザインや刺繍など家の中でその才能を発揮しました。ボヘミアンな夫妻のライフスタイルが家の中に凝縮されており、100年の月日を経た今も尚、人々の憧れとなっているのですね。
ヨーロッパ大陸帰りのラーション夫妻がスウェーデンで最初にこの家でピザを食べた…というエピソードも面白かったです(笑)。

家の見学を終えて表に出ると、朝とはうって変わってすごい人。

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子供たちがたくさん出てくるラーションの絵のような光景

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美しい木のドアの前で、双子ちゃんとお父さん

見学後はお隣りにあるカフェでティータイム。「リッラ・ヒュットネース」が一望できます。

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ラーションの胸像と共に

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ブュフェ形式の食事もありましたが、私たちはケーキ&コーヒーをいただきました

長い間憧れていたラーションの家をこの目で見ることが出来て感激したと同時に、スンボーン村の環境の良さ・美しさも印象に残りました。この後村でラーションの生涯展、ラーションが壁画を手がけた一家が眠る教会も見学。
後日また、ご紹介させていただくことにします。

★「リッラ・ヒュットネース」を訪れたい方へ、参考ウェブサイト。
カール・ラーションの家HP →Carl Larsson-gården
ストックホルム~ファールンへの列車 予約 →Trainline Europe
ファールン~スンボーンへのバス 時刻表 →Rome to Rio

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カール・ラーションの家を訪ねて①~ファールンへ

今回のスウェーデンの旅のお客様は、2年前にプラハへご案内させていただいたT子さんとY子さん。プラハではお2人がお好きなアルフォンス・ムハゆかりの地をめぐりましたが、今度は19世紀から20世紀初頭に活躍したスウェーデン人画家、カール・ラーション(Carl Larsson、1853 - 1919)の家へ行きたい!…というご希望をいただき、再びお2人の旅のプランニング&ご案内をさせていただくこととなりました。

カール・ラーションが暮らした田舎の家「リッラ・ヒュットネース」は、ダラーナ地方のスンボーン(Sundborn)という小さな村にあり、現在カール・ラーション記念館として公開されています。
ストックホルムに2泊して観光&街歩きを楽しんだあと、今日は列車に乗ってスンボーン最寄りのファールン(Fauln)という町までやってきました。

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車窓から見えたスウェーデンの青い空、緑の大地。時々見える赤い屋根と壁の民家ががアクセントに

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約2時間半の列車の旅の間、たくさんの湖を目にしました

ここファールンに今日から2泊。明日はいよいよラーションの家を訪ねます。

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ホテルの部屋にはカール・ラーションの絵がかかっていました

カール・ラーションの作品は私も大好きで、子供の頃、ポストカード大の小さな絵を額に入れて部屋に飾っていました。それが「リッラ・ヒュットネース」のキッチンの絵。
いつか行ってみたいと思い続けて何十年も経ちましたが、今回のT子さん&Y子さんのお申し出のおかげで、長年の夢が叶うこととなりました。

いよいよ明日。楽しみです。

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空気感が私が育った夏の信州に良く似ているスウェーデン。日差しは強くとも木陰に入ると清涼で、朝晩の空気が子供の頃の夏休みを思い出みたいで、なんだか落ち着きます♪

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虹の向こうは…スウェーデン!

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ストックホルム着陸前、美しい虹の架け橋が現れました。一瞬、アイルランドからレプラコーンが一緒についてきてくれたのかと…(笑)

懇意にさせていただいているお客様のご案内で、本日よりスウェーデンに来ています。

ダブリンからストックホルムへは約2時間半の空の旅。イギリス上空、ユトレヒト半島の海岸線をかすめてスカンジナビア半島へ。
森と湖の国スウェーデンの美しい大地が見えてくると、気分はすっかり「ニルスのふしぎな旅」。私の場合、がちょうのモルテンではなく、スカンジナビア航空の小型機でしたけど(笑)。

明日からストックホルムの街散策と、今回の旅のいちばんの目的である、私自身も長い間行きたいと熱望していたある場所へご案内予定。どこへ行くのかは、また追ってお知らせしますね♪

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