ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

ストーム(嵐)の名前

週末は、雨風激しい陰鬱としたお天気でした。
大西洋岸の一部地域では嵐が吹き荒れ、木が倒れたり、停電の被害が出たところもあったようです。

冬のアイルランドは、こういった「嵐=ストーム(Storm)」がちょくちょくやってきます。いったい何をもって「嵐」と定義されるのかあらためて調べてみたところ、「ビューフォート風力階級で風速89~102キロ/時」の場合だそう。
日本ではビューフォート風力階級は数字で表わされ、「嵐」は風力10。風力7を超えると海上警報が出され、風力10は台風並みの暴風に相当します。

アメリカでハリケーンに名前をつけて呼ぶように、今年からアイルランド、イギリスでも嵐に名前がつくことになりました。
この冬最初の嵐はストーム・アビゲイル(Abigail)、次がストーム・バーニー(Barney)、そして今回の嵐はストーム・クローダ(Clodagh)。
すでに21の嵐名(QやYなど名前の始まりに少ないアルファベットは除かれています)が決定しており、その一覧はこちら。→Met Éireann and the UK Met Office release list of winter storm names
アイルランド、イギリスに多い男性&女性名が選ばれています。クローダ(Clodagh)やオーラ(Orla)はアイルランド語の女性名。

先日友人に教えられて、「なるほど~」とうなってしまったのが第一号の嵐名。「アビゲイル=Abigail」には、「ア・ビッグ・ゲール=A・Big・Gale」=「大きな強風」の意味がかけられていたそうです!
単純だけど、言われてみればなるほど~…ですよね(笑)。

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本日のタラの丘(Hill of Tara, Co. Meath)。雨も強風もほぼ過ぎ去り、なんとか丘の中心に到達できました。伝説の「運命の石」の周りが洪水状態…

※ちなみにビューフォート風力階級の名前のもとになったフランシス・ボーフォート卿(Sir Francis Beaufort, 1774-1854)はアイルランド出身の海洋学・気象学者。(こちらでは「ボーフォート」と発音されます) ハリウッド・スターのピアス・ブロスナンと同じ、ナーヴァン(Navan, Co. Meath)出身です、余談ですが。

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史上最高の競馬騎手、A.P.マッコイのドキュメンタリー「Being AP」

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友人に誘われて、今年引退した北アイルランド出身のジョッキー、A.P.マッコイ(=トニー・マッコイ)(A.P. or Tony McCoy)のドキュメンタリー映画「Being AP」を見てきました。

17歳でジョッキーとなり、今年4月に40歳で引退するまで、約20年間チャンピオン・ジョッキーの座に君臨してきたA.P.マッコイ騎手。
競馬というと日本では平地がメインですが、英国・アイルランドでは障害も同じくらい人気があり、チェルトナム、グランドナショナルなどよく耳にするレースはいずれも障害です。
マッコイ騎手はその障害レースの騎手として史上最高とたたえられ、数々の記録や栄光を打ち立ててきた競馬界のスーパーヒーローだった人物。

映画は、マッコイ騎手の引退までの日々を追ったドキュメンタリー。華やかなレースの様子とは裏腹に、ストイックなまでに競馬に人生をかける姿が彼自身の語りを交えて描かれています。
ケガとの闘いながらもまるで中毒のようにレースに挑み続けるマッコイ騎手の姿、見守り支えるシャネル夫人、引退を決意していく心情。レースの裏舞台での心の葛藤が印象に残りました。
(スター騎手の豪邸、シャネル夫人の競馬場でのファッションも…!)

どんなスポーツ選手もそうなのでしょうが、騎手の毎日は完全なルーティン。同じ時間に起床し、朝食は食べず、体重を増やさないための1時間の入浴から始まる毎日が20年間続いたと言います。
ひとつのことを成し遂げるために、自分の体と意思を完全にコントロールする人生。はたで見守りサポートする家族はさぞかし大変なことでしょう。シャネル夫人の「夫は私をもコントロールした」との独白には、成功を裏で支えるパートナーの苦悩が見て取れました。

映画に続き、マッコイ騎手へのインタビュー映像も。(英国のどこかの劇場からのライブだったようです)
マッコイ騎手は10歳でジョッキーになることを志したそうですが、スポーツなどで成功する人の多くが人生のごく早い段階で意思を固め、夢を叶えているのは興味深いことです。
レース引退後も外乗を楽しんでいるとのことですが、ライフスタイルの変化によりすでに10キロ以上も体重が増えたそうです。マッコイ騎手はジョッキーとしては178センチと長身なため(身長が伸びすぎたため障害レースに転向したそう)、その分かなりの体重制限をしていたと聞きます。178センチの人の体重は通常75キロ位になるそうですが、現役時代のマッコイ騎手は63.5キロ。
それだけ聞いてもストイック。凡人にはまねできません…。

ちなみにこの映画、昨晩がプレミアでした。月曜日の夕方にもかかわらず、競馬ファン、A.P.マッコイ・ファンらしき男性客でシアターはほぼ満席。
明日以降の上映予定が見当たらないので、もしかしたら昨晩1回のみの上映だったのかもしれません。見ておいて良かったです。

※マッコイ騎手引退の日本での報道:トニー・マッコイ騎手の引退表明、競馬界に衝撃を与える(2015年2月12日)、トニー・マッコイ騎手の現役最終日(2015年5月20日)

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AVOCAでお寿司ランチ(+最近のダブリンのお寿司事情)

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ランチスペシャル10ユーロ、お味噌汁&グリーンティー付き。やっぱりアイルランドではサーモンのお寿司がおいしいです

久しぶりに会う日本人のお友達とランチ。最近リニューアルされて寿司バーが入ったAVOCAのラスクール店(AVOCA Rathcool Store & Cafe, N7 Naas Road)で、お寿司をいただきながらおしゃべりに花が咲きました。

ここ数年、ダブリンではお寿司はすっかり定番となり、寿司を中心とした日本食レストランがたくさん出来ています。(私がダブリンに来た頃から比べたら信じられないくらい…)
私のアイルランド人のお友達も皆、お寿司が大好きで、外食といったら日本食…ということが少なくないので、もしかしたら日本にいる時よりもたくさんお寿司を食べてるかも(笑)。
ヤマモリイザカヤムサシに加えて、最近はZAKURAタニも試してみましたが、いずれも日本人の私たちが食べても十分おいしいレベル。

AVOCAに寿司バーを構えているのは、ミチエスシ。こことタニは電話一本でデリバリーしてくれるので、時々家でもお寿司の出前をとっています(笑)。

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追加で注文、大好きなウナギのお寿司。奥のお皿はタコです

お寿司の次にはラーメン・ブームもダブリンにも来て欲しい…と思うのですが、それにはまだ時間がかかりそう。ロンドンではずい分前からラーメン流行りのようですから、そのうちダブリンにも上陸するかな…と思っているのですが。
お寿司や日本の味がこんなに気軽にダブリンで食べられる時代になったことに、ひとまず感謝ですね♪

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10席くらいのカウンターです

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クリスマス・イルミネーション輝くダブリンの街

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ダブリンのアイルランド語名「Baile Atha Cliat(バリアオークリア)」が輝くタルボット・ストリート(Talbot Street, Dublin 1)

クリスマスまであと5週間。今年も早いものです。
ダブリン市街地の主要なショッピング・ストリートはイルミネーションの点灯が始まり、早くもクリスマス・ムード。サーフ・クラブのミーティングがあって街へ出かけたついでに、キラキラした街中をぶらぶらしてきました。

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ヘンリー・ストリート(Hanry Street, Dublin 1)。まだ日が落ちて間もないので、空がブルーです

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華やかなグラフトン・ストリート(Grafton Street, Dublin 2)。木曜日のレイト・ショッピング・ナイトで夕方6時を過ぎてもにぎやかです

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ショップ・ウィンドウもそれぞれきれい。グラフトン・ストリート中ほどにあるBT2

仕事もすっかりオフとなり、冬の夕べを楽しんでいます♪

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アイルランド初、豪華寝台列車が走る!

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オリエンタルエクスプレス・スタイルの豪華列車!(independant.ie-Ireland to get its own 'Orient Express' 'Grand Hibernian' set for 2016より)

来年2016年8月より、アイルランド初の豪華寝台列車、ベルモンド グランド・ハイバーニアン(BELMOND GRAND HIBERNIAN)がエメラルドの大地を走ることになり、旅行業界では話題となっています。
旧オリエントエクスプレスであるベルモンドが運営する、世界最高クラスの列車。ベルモンド・ロイヤル・スコッツマン、ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスなどに続く、世界で7つ目の「オリエントエクスプレス・スタイル」の豪華列車です。

アイルランド国鉄が所有する車両10台が寝台列車に改修され、計20のオンスィート・キャビンが準備される予定。展望車両、バー車両に加えて、2両のレストランはそれぞれ「スライゴ」、「ウェックスフォード」と名付けられ、アイルランドが誇る最高食材を使ったお料理が車中で出されるそうです。
内装はダブリンのジョージ王朝風建築にインスピレーションを得た、クラッシックなデザイン。アイルランドの伝統的要素がそこここに散りばめられたオリエントエクスプレス…といった感じになるようです。

海外のラグジュアリー志向の観光客が対象で、今のところUK、アメリカ、ドイツ、スイスなどから問い合わせが殺到しているそうですが、日本からのお客様にもいずれは需要が出てきそうですね。
2泊、4泊、6泊の3コースがあり、いずれもダブリン出発。2泊コースはベルファースト、ジャイアンツコーズウェイを含む北部コース、4泊コースはコーク、キラーニー、コネマラ、ゴールウェイなどを含む南部・西部コース。6泊コースはその両方を合わせたものとなります。
料金は2泊コースでお一人様3160ユーロ~、4泊コースは5420ユーロ~。(食事、ドリンク、観光などすべて含む)
募集ツアーとして行われている日本発着のビジネスクラス利用の高級ツアーの料金を考えた場合、周遊ツアーの日程に2泊ないし、4泊を組み込んだとしても集客可能な料金におさまるのではないでしょうか。旅行会社の皆さん、「アイルランドを豪華列車で周る旅」をぜひ企画してみてはいかがでしょう!

ちなみに「ハイバーニアン」とは、古代ギリシャ、ローマ時代のラテン語でのアイルランドの呼び名「ハイベルニア」によるもの。
ローマから見て辺境であったアイルランドは、「冬の国」を意味する「ハイベルニア(Hibernia)」と呼ばれたのでした。

ベルモンド グランド・ハイバーニアンの日本語ホームページでは、この列車で巡るアイルランドの短い動画を見ることが出来ます。(右中ほどの「ビデオ」をクリック)
海岸沿いを走るところがきれいで、食事もおいしそう。近い将来、日本のお客様をご案内出来る日が来るといいなと思います♪

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ヘイフィールドマナーでディナー(グレニリンのバター&ヨーグルト料理)

グレニリン・ファームにてバター作りを見学させていただいた日の夜、ファームがバターを卸しているというコーク市内の高級ホテル、ヘイフィールドマナー(Hayfield Manor, Cork)へ試食を兼ねて食事に行きました。

バターの味がいちばん生かされているお料理は何か尋ねたところ、答えはなんとステーキ。10オンスのリブアイステーキは、ハーブ入りバターがど~んと上にのったものでした。

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グレニリン・ファームの棒状バターにハーブを混ぜ込んだもの。このバターと一緒にいただくステーキ、アイルランド人は好きそう…

ステーキにはペッパーソース好みの私にはこのバターの塊はちょっとくどく感じられたのですが、食べ進むうちに溶け出したバターが肉の赤身にからんでいき、確かにバターを食べている!感いっぱいの一品でした。

デザートに、グレニリン・ファームの例のヨーグルトを使った一品を発見。なんとベイクド・ヨーグルトで、グレニリンのガラス瓶のままオーブン焼きしたというユニークな一品。

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ステーキでお腹いっぱいになってしまった私は残念ながらデザートまで到達できず。お客様によると、通常のヨーグルトより少~しベイクドしてあるかな~くらいだとか

以前はツアーやメディア・グループのご案内でよく利用したヘイフィールド・マナーですが、このところすっかりご無沙汰していました。
レストランは改装されていて、より洗練されつつ、いかにもホテルのレストラン…という感じでなく、街中のこじゃれた高級レストラン風。ダブリンの5つ星ホテルのレストランに比べるとリーゾナブル、宿泊客だけでなくわざわざ食事に来きている人も多いようでした。

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早めの時間に入ったのでこの時はすいていましたが、私たちが出るころにはほぼ満席に

コークで食事をすること自体とても久しぶり。グルメの町コークを実感させていただいた夜でした。

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グレニリン・ファームにてバター作り見学

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白いクリームからゴールデンイエローのバターになっていくところ…!

先日のバター視察旅行の際(←酪農天国アイルランドの農家見学 ①酪農天国アイルランドの農家見学 ②)、実際にバターを製造販売しているファームへもおじゃまし、バターの製造過程を見せていただきました。

おじゃましたのはウェストコークにあるグレニリン・ファーム(Glenilin Farm, Drimoleague, Co. Cork)。家族経営の農場から発展した小規模の製造者ですが、ここのバターやクリームは2011年、英国エリザベス2世女王のダブリン訪問の際の晩餐会に出されたデザートに使用されたことでも知られています。
ここのヨーグルトがとてもおいしくて、以前にブログで紹介させていただいたことがあります。あまりヨーグルト好きではない私を開眼させた(笑)グルニリン・ヨーグルト。ブログで紹介した頃は高級食材を置いているような特別なお店にしかなかったのですが、あれから4年、今や大手スーパーマーケットなどでも頻繁に売られる、国内を代表するヨーグルトのメーカーとして知名度をあげておられるようです。

なにせヨーグルトがメインなので、バターの製造は少量ですが、こだわりのファームハウス(手作り)・バターを作っているということで、今回その製造過程を見せていただきました。

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農場に隣接する工場の前で迎えてくださったオーナーのアランさん

バターの視察ではありますが、私の大好きなヨーグルトの製造元とあってテンション高め(笑)。
工場に一歩入ると、そこにはグレニリン・ヨーグルトがいっぱいでした。

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容器に詰められたヨーグルトがぐるぐる流れています

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小さなガラス瓶入りも人気。私もこのガラス瓶をとっておいて、小物を入れたり、野の花を挿したりしています♪

ひと通り工場内を見せていただいた後、いよいよバター作り。
牛乳から分離させたクリームを攪拌機にかけてバターにするのですが、これが時間がかかる。徐々に色や様子が変わっていく様子を、攪拌機のかたわらで見せていただきました。

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攪拌機が回って間もない頃。まだまだ白いクリーム状です

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徐々に黄色みを増してきます

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だんだんとそぼろ状になっていき、バターミルクと分離し始めます

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攪拌機を回すこと約90分、ゴールデンイエローのスクランブルエッグのような状態に。ここでバターミルクを絞り出します(冒頭写真はこの状態)

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完全にバターミルクを絞り出したら、2度水洗いして、塩を加えて混ぜて出来上がり。これが完成した出来たてほやほやのバターです

…と書くと簡単そうですが、実際には温度調整とか、攪拌機の止め頃とか、科学的な知識かつ微妙なコツが必要で、さらに重労働。バター作りは乳牛が青草を食べてどんどんミルクを出す夏に行うのがよく、今の時期はそろそろエサが乾燥牧草に切り替わるので、クリームが固めになり、バターも固くなりがちだそうです。
そのため、この日は塩を入れて混ぜるときにバターが固くて攪拌機がうまく回らず、バターを半量づつに分けて行わなくてはなりませんでした。
時間も手間もかかる…。バターの国とも言えるアイルランドですが、大手メーカーが主流になるのがうなずけます。こんな苦労があって作られるファームハウス・バターはそれこそ貴重品ですね。

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小売り用グレニリンファーム印のカントリー・バター

グレニリン・ファームのバターは大手スーパーマーケットや高級食材店で小売りされている他、ダブリンやコークの有名レストランのシェフに好まれ、高級料理の食材として使われています。
バター作り見学の後、グレニリン・ファームのバターを使用しているレストランへ試食に行ったのですが、その様子はのちほどアップしますね。

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シーシャ・ローナンの新作映画「ブルックリン」

アイルランド人の若手女優シーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)主演の新作映画「Brooklyn(ブルックリン)」を観てきました。
舞台は1950年代のアイルランドとニューヨーク。アイルランドの田舎町から新天地を求めて移民する若い女性イーリシュ(Eilis)の成長物語です。

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早くもオスカー候補がささやかれる話題作

子役から活躍、現在21歳のシーシャ・ローナンですが、さすがの演技力ですね。天才子役ぶりを世界に知らしめた「つぐない(2007)」、「ラブリーボーン(2009)」、最近では「グランドブタペストホテル(2014)」など彼女の出演作を成長とともに見てきましたが、その透明感のある存在感は変わらぬまま、大人の女優さんになっていました。
「つぐない」のすぐ後くらいだったでしょうか、まだ少女だったころに地方のパブでご家族で食事をしているところに鉢合わせたり、ダブリンのジェイムソン映画祭でボーイフレンドといるところを見かけたりしたこともあったので、なんとなく身近に感じて見守ってきた女優さんのひとり。
今回は役作りのせいもあるでしょうが、ちょっとぽっちゃりとして大人っぽくなっていました。(特に前半)

原作を読んでいなかったので、ストーリーも楽しめました。故郷のアイルランドと新天地ニューヨークの間で揺れ動く心、故郷に残されたお母さんのリアクションなどは、時代は違えど共感しきり。
私のように海外生活する者には特に、ぐっとくる場面が多いと思います。

アイルランドのシーンでは、イーリシュの故郷エニスコーシー(Enniscorthy, Co. Wexford)や周辺の美しい海岸なども登場します。
日本公開は今のところ未定のようですが、せめてもトレーラーでお楽しみください!


Brooklyn Official Trailer #1 (2015)

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ラッキー7777!

バターの視察旅行のご案内も今日で最終日。
行程が終了してお客様を空港へお送りする途中、信号で止まった際にマイレッジにちらりと目をやったら7が4つ並んでいました!

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ラッキー7が4つも!ちなみに今回の旅の走行距離です(4.5日で777.7㎞。よく走りました!)

お客様を無事にご案内が出来てひと安心したと共に、なんだかいいことがもっと起こりそうな予感…です♪

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酪農天国アイルランドの農家見学 ②

酪農天国アイルランドの農家見学 ①より。

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手作りスコーンとアイルランドが誇る黄金色の国産バターでもてなしてくださいました

2件の農家さんを見学させていただいた後、2件目のお宅でお茶をいただきました。テーブルにど~んと出されたバターはアイルランドでいちばん広く普及している人気のバター、ケリーゴールド(Kerrygold)。
上の写真ですと光の加減であまり黄色く見えませんが、拡大するとこんな色です。

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これがグラス・フェド(牧草を食べて育つ)牛のバターの色、濃い黄色です

今回の農場見学をアレンジしてくださったトレヒーさんは、いつも一緒にサーフィンをしている友人マルコスのお父さん。
訪問させていただける農家さんを探していると友人たちに話したところ、小耳にはさんだマルコスが、「うちのダッドに聞いてみるよ!」と話を進めてくれたのでした。感謝。
ご自身も農場で育ったというトレヒーさんは農業科学の専門家で、現役の時は食糧庁や農協の仕事で国内外を飛び回っていたそうです。定年退職後は自宅で野菜を育て、時には手作りバターも作り、週に一度行われる地元のファーマーズマーケットで販売・実演をしておられます。アクティブで朗らかな80歳。ご一緒していてとても楽しかったです。

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向かって左がジム・トレヒーさん。真ん中は農場主でトレヒーさんの甥御さんにあたるリチャードさん、そしてお客様。お茶をいただきながら、アイルランドと日本それぞれの酪農事情など興味深い談話が繰り広げられました

訪問中、友人マルコスも気にかけてくれていて、「ダッドは行儀よくしている?大丈夫?」(笑)とメッセージを送ってくれました。マルコスからトレヒーさんへ、そして農家さんへ…と人のつながりで実現した農場訪問。
それぞれお忙しい中、ご自身の時間や労力を使って協力してくださいました。

昼間の時間帯で、農家さんのご自宅にはどなたもいらっしゃらなかったのですが、奥様と11歳のお嬢さんが仕事・学校へ行く前に私たちのお茶に出すものを全部準備しておいてくださったようです。

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ケリーゴールド・バターがたっぷりぬられた手作りブラウンブレッド

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カップケーキは11歳のお嬢さんが「日本からのお客様のために!」と作ってくださったそう。感激♪

今回はバターの視察ですが、アイルランドの人々の地に足のついた生き方やおもてなしの心も、バターの味と一緒にお客様に味わっていただけたらいいなと思います。

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オコーナーズ・シーフード・レストラン(バントリー)

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牡蠣と、カラマリ(イカ)を前菜に♪

昨晩はウェストコークの端っこ、大西洋の入り江に面した町バントリー(Bantry, Co. Cork)に宿泊。
ホテルのすぐ近くの評判のいいシーフード・レストランにて、お客様とおいしいお食事をいただきました。

O'Connors Seafood Restaurant(オコーナーズ・シーフード・レストラン)
Wolfe Tone Square Bantry, Co. Cork.
Tel: +353 (0)27 55664

上の写真の牡蠣ですが、手前の2つはマーフィーズとクルミがかかっています。ダブリンのギネスに対抗するコーク産スタウトのマーフィーズ。コークならではの牡蠣の食し方で、なかなかおいしかったです。

メインディッシュは、お客様はスギキのソテーを、私はアンコウのソテーがタリアテッレの上に盛り付けしてあるものをいただきました。

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近くの港町キャッスルタウンベア(Castletownbare, Co. Cork)産のアンコウ、プリプリでおいしかったです。タリアテッレはスモーク・ハドック(コダラ)入り、普段は肉食の私ですが、今夜は全身魚介漬け…でした(笑)

カジュアルな雰囲気ながら、洗練されたお食事内容。このボリュームの魚のメインディッシュが25ユーロ前後、牡蠣は6個で9ユーロですから、ダブリンの同レベルのレストランに比べるとやはりリーゾナブルですね。

レストランに行くといつも肉、肉、肉…と注文してしまう私ですが、たまには魚もいいものですね♪

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あまりに暗くて天気が悪く、レストランの外観は写真にとれませんでした。こちは今朝のバントリー湾、レストランはこの景色の見える湾沿いの道にあります

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酪農天国アイルランドの農家見学 ①


カメラ目線の牛。朝の搾乳室にて

昨日よりアイルランドのバターに関する視察・調査旅行のご案内をさせていただいています。
アイルランド産の黄色くて質の高いおいしいバターの秘密をさぐるべく、今日はアイルランド南部カウンティー・ティペラリー(Co. Tipperary)の酪農牧場を訪問。

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朝早く起きて搾乳中の農家さんにおじゃましました。アイルランドでは農家一件当たり乳牛60~70頭が平均ですが、こちらは120頭かかえる大所帯(向かって右から農場主のモリッシィーさん、お客様、私、そして農場をご紹介くださり一緒に来てくださったトレヒーさん)

アイルランドのバターはその品質の高さに定評があり、アイルランド国内のみならずUK、ドイツなどを中心にヨーロッパ各国で需要があります。
おいしさの秘密はひとえに、牛のエサが自然の牧草であること。暖流の影響を受けるマイルドな気候により、アイルランド島の牧草地は一年中青々としています。アイルランドは戸外で家畜を放牧できる期間が世界一長く、1年のうち10~11か月は自然の環境で放牧が可能。牛は本能のままに牧場を動き回り、自然の青草をたっぷり食べることが出来ます。
青草に豊富に含まれるカロチンという物質がバターを黄色くするのだそう。日本やアメリカなど穀物をエサとする乳牛のバターは色が白っぽいですが、アイルランドのバターがキンポウゲの花のようなゴールデンイエローをしているのはこのためなのですね。

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搾乳を終えてウロウロする牛たち。50キロ制限の看板がおかしい(笑)

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あいにくの悪天候で今日は草がぬれすぎているため、一部の牛は厩舎で乾燥牧草(サイレッジ)を食べていました。アイルランドの乳牛は多くが黒と白のフリージアン種。この子は赤の遺伝子が強く出て、珍しく赤と白で生まれた子だそう…かわいい♪

続く... →酪農天国アイルランドの農家見学 ②へ。

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嬉しかったこと

終日観光の仕事をして、その後友人たちと軽く食事をして、楽しいながらもちょっと疲れてLUAS(ダブリン市内を走る路面電車)に乗って帰宅した昨晩。

実は前の晩、心配ごとがあってあまりよく眠れなかったので、よほどくたくたな姿に見えたのでしょうか、目の前に座っていた60代くらいのご婦人が「Are you OK?(大丈夫?)」と声をかけてくれました。
おそらく倒れそうなほどひどい状態ではないけれど、この人ちょっと疲れたオーラが出ているなあ、といった様子だったのでしょう。思わず声をかけてしまった…といったふうでした。
「実は昨晩眠れなくて、疲れちゃったの~」と言うと、「わかるわ~、私も以前会社員だったとき、毎日大変だったもの。うちの息子もね…」と自然に共感してくれて、それが癒しになったのか、思わずうるっときてしまいました(笑)。

人って弱っているときに、こういう「共感」「同情」の気持ちを示されるとほっとするんですね。それも見ず知らずの人が言ってくれたから、より心に響いたのか。
もしも家族や親しい人から言われたら、心配をかけないように「大丈夫、大丈夫、疲れてなんかないよ~」と強がってしまって、素直に気持ちを言えないかも。見知らぬ人に気づいてもらえて、本当に疲れちゃったの、と本心を言ってしまったことで、疲れがすうっと身体から抜けていくような気がしたのでした。

そのご婦人とはたわいないおしゃべりを数分して別れたのですが、公共の交通機関の中で他人の様子に関心を払う余裕があるダブリン、まだまだ捨てたものじゃないな~と嬉しく思いました。

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ハロウィーンはオレンジ色…

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ハロウィーンの夜。サーフィン仲間と食事をしたパブにて(Beach Bar, Augris, Co. Sligoにて)

先週末でサマータイムも終わり、このところ昼なのか夜なのかよくわからないようなどんよりした日が続いていましたが、この週末は夏が返り咲いたかのような素晴らしいお天気に恵まれ、久しぶりに戸外で多く過ごしました。
スライゴ(Co. Sligo)でサーフィンをして過ごしていたのですが、日中16度のぽかぽか日和り。さんさんと降り注ぐ太陽のもとで海に入っていたので、日焼けしてしまったくらい(笑)。
ハロウィーンの週末でしたが、これから冬&闇に入る前のご褒美かのような素晴らしいお天気でした。

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今週末は波のコンディションもよく、サンセットまでサーフィンを楽しみました(Trawee Beach, Co. Sligo)

ハロウィーンにつきもののオレンジ色のかぼちゃ、オレンジ色の夕日、オレンジ色の街灯(日暮れが早くなったので目立ちます)…と、なんだかオレンジ色が目立ったこの週末でした。

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立ち寄ったカフェにて。ハロウィーン仕様のライスクラッカー♪


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