ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

モーリン・オハラさん死去

女優のモーリン・オハラ(Maureen O'Hara, 1920 – 2015)さんが、10月24日、米国のご自宅にて95歳で亡くなられました。
ダブリン出身。アイルランドを舞台とした名作「静かなる男」(1952年)をはじめ、アイルランド系アメリカ人であるジョン・フォード監督作品のヒロイン役などで一世を風靡した、アイルランドが誇る大女優でした。

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10月24日付Irish Timesより→Maureen O’Hara obituary: Ireland’s first great Hollywood starActor Maureen O’Hara dies aged 95

モーリン・オハラさんはダブリン南部の中産階級の出身で、子供の頃から女優になることを夢見て育ったそうです。ご家庭の教育方針で家庭内ではアイルランド語を話すよう躾けられたため、アイルランド語教育が今のように盛んではなかったダブリンにおいては珍しく、完全なバイリンガルとして育ちました。
映画「静かなる男」の中で彼女の流暢なアイルランド語が披露されています。ジョン・ウェイン扮するショーンと結婚後、夫婦生活の悩み(多分)を川のほとりで釣り人に話すシーン。このシーンはアイルランド語オンリーで、英語の字幕もなかったように思います。

アメリカに渡り、女優業で成功するも、アイルランド人としての誇りを強く持ち続けたモーリン・オハラさん。
この話は私がガイディングの際にしばしばお客様にさせていただくエピソードですが、1946年、モーリン・オハラさんはアメリカで最初に「アイルランド人」として市民権を得た方なのだそうです。
市民権を得るためにアメリカの裁判所で宣誓する際、書類上の自分の国籍覧が「イギリス人(British)」となっていたのを見たモーリン・オハラさんは断固として反対。「アイルランド人(Irish)としてでなければ宣誓できません!」と言い放ち、法廷を後にしようとしたところ、裁判長に呼び止められて「アイルランド人」と訂正されたとか。
アイルランドは1922年にイギリスから自治を得て独立していますが、英連邦から完全に脱退したのは戦後の1949年。その辺りの事情を考えると当時は仕方のないことだったのかもしれませんが、彼女は自分のアイデンティティーを「イギリス人」とされるのはたとえ書類の上のことでも我慢ならなかったのでしょう。
モーリン・オハラさんの勇気ある抵抗が前例となり、それ以降アイルランド出身者は「アイルランド人」と書かれることになったということです。

ちなみについ先月、昨年10月から売りに出されていたモーリン・オハラさん所有のグレナガリフ(Glengarriff, Co. Cork)の邸宅Lugdine Parkが売却されたとニュースが流れたばかりでした。35エーカーの敷地を有する、丘の上の海を見晴らすお屋敷。
(過去ブログに写真あり→グレンガリフのブルー・プール(ベラ半島研修・1)
ウェスト・コークの海の見えるこの家を大変気に入って2005年まではアメリカとアイルランドを行き来して暮らしておられましたが、ご高齢になられ、アメリカのご家族の近くで過ごされることが多くなり売却に踏み切ったそうです。
(希望価格230万ユーロでしたが、160万ユーロで売却。関連記事→Maureen O’Hara sells west Cork home for €1.6m
お墓もアイルランドではなく、ワシントンのアーリントン墓地。ご主人のかたわらに埋葬されるそうです。

昨年2014年にはアカデミー名誉賞を受賞しておられましたね。
往年のハリウッド銀幕スターのそれこそ最後の生き残り…といった方でした。ご冥福を心よりお祈りいたします。

※「静かなる男」関連過去ブログ:『静かなる男』の村、コングにて静かなる男

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ポルトガルでサーフィン休暇(アリファナ)

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サーフィンの合間にホットチョコレートでひと休み♪

ここ1週間ほど、ポルトガルでサーフィンしてました。
いつものサーフ仲間と6人で、南部アルガルベのアリファナ海岸の馴染みのサーフキャンプにお世話になり、連日サーフィン三昧。アリファナへは4月に行ったばかり、今年2度目の訪問となりました。
(ちなみにお世話になっているサーフキャンプはこちら。名インストラクターのアルドーは私のサーフィンを大きく変えてくれた恩人の一人です→Arrifana Surf Lodge)

今年の夏はおかげ様で本当に忙しく、波も小さかったので、過去5か月数えるほどしかサーフィン出来ていませんでした。身体が「サーフィン仕様」に戻った…と感じるまで2日間ほどかかりましたが、いちばんお天気の良い日は日中24度まで気温が上がり、夏の日差しの中でいつもの仲間と一緒に波に乗るのは本当に楽しかった♪

ここ数年、10月にサーフ仲間とポルトガルで1~2週間過ごすのが恒例のようになっています。
私にとってはちょうど夏の繁忙期が一段落する頃で、いつも疲れた身体を引きずってよろよろと飛行機に乗るのですが、帰るころには日光&サーフィンですっかり元気に。11月以降のアイルランドは日も短く、天候がすぐれない日も多くなるので、ここで太陽をたっぷり浴びておくと冬を乗り切るのも楽になります。

今年は春にも来たことだし、このホリデーはスキップしようかな…と思っていましたが、思い切ってみんなと一緒に来てよかった。
明日からまた頑張ります♪

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列車が遅れたけれど…

数日間ご一緒させていただいたI様ご夫妻の旅も今日で最終日。
今日はゴールウェイからダブリンへ列車の旅をしてきたのですが、思わぬハプニングが発生。踏切りに車がはさまって動けなくなったらしく、列車が立ち往生してしまいました。
(踏切りなんてめったにないのに・笑)

幸いケガ人もなく、車にもダメージはなかったようで、良かった良かった。約1時間遅れてダブリンに到着、お客様にはアイルランド内陸部のえんえんと牧草地が続く景色を1時間余計に見ていただくことになりました(笑)。

さらに…列車が遅れたお詫びにと、社内販売のドリンク&スナックがすべてただに!
おいしいコーヒーとチョコレートやクリスプスをいただき、みんな大喜びでした♪

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仲良くなっておしゃべりした隣りの席の老婦人は日本へ旅行したことがあるのよ~とのこと。ただでいただいたTAYTOのクリスプスはお客様にも大好評でした

赤字でサービスも良くないし…なんて、アイルランド国鉄に偏見を持っていましたが、今日のサービスですべて帳消しですね♪

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10月のイニシュモアに宿泊

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ロブスター・ポット!これを見て食べたくなり、このあとお客様と島で採れたてのおいしいロブスターをいただきました♪

1泊2日でアラン諸島のイニシュモア(Inismor, Aran Islands, Co. Galway)へ行ってきました。

ここ数日ご一緒させていただいているお客様は、アラン諸島へ行きたいがためにアイルランドにいらしたというご夫婦様。
「島に宿泊しても見るものはそんなにないですよ~、日帰りで十分ですよ~」と旅行代理店の方にさんざん言われたそうですが、「何もない島の雰囲気を味わいたいんです!」と反対を押し切って宿泊を強行(笑)。
素晴らしいお天気に恵まれて、昨晩は満点の星空を眺めながら「島に泊まってみて本当に良かった…」と思われたそうです。

何度も来ているイニシュモアですが、やはり私も宿泊すると楽しい♪
お客様とえんえんご一緒散歩をしたり、のんびり楽しく過ごさせていただきました。
(以下、島の写真いろいろ)

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まだまだ咲き残るホクシャの花。宿泊したB&B、Ard Einneにて

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ストーンウォールと朝の空

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手作りのブラウンスコーンを朝食に♪こちらもArd Einneにて

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石の積み方ひとつをとっても芸術。アランセーターの模様を連想させます…

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ケリー周遊路の「脇道」の名所② ステイグ・フォート

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谷間に築かれた円形の砦。アイルランドでいちばんの大きいストーン・フォートだそう

ケリー周遊路の「脇道」の名所① スケリッグが見える場所 より続き)

もう一箇所、脇道にそれてご案内させていただいたのが、ケルト時代に造られた古代アイルランドの要塞ステイグ・フォート(Staigue Fort)。
ダニエル・オコンネルの家のあるデリナン(Derrynane, Co, Kerry)を過ぎて、さらに周遊路をドライブしていくと、道路の左側にステイグ・フォートのサインポストが現れます。そこを左折して細い道をぐんぐん入っていくと、目の前に要塞が現れます。

この手の要塞はアイルランド西部に数多く残されていますが、こちらはかなり完全に近い様子で残っているもののひとつです。

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高さ約5.5メートル、直径約28メートルですから、北アイルランドにあるグリアノン・オイロック(Grianan of Aileach)と比べても確かにほんの少し大きいですね(グリアノンは高さ約5メートル、直径役24メートル)

紀元前400年頃の建造物。モルタルを全く使用せず、平らな石を積み上げて分厚い壁を円形に築いていった様子は目を見張るものがあります。

お客様とご一緒に内側へ入り、約4メートルの厚みの壁の上にのぼって歩いたりしましたが、ここでスマートフォンの電源が切れてしまい、内部の写真が撮れず残念。
砦からは海が見晴らせます!

大型バスで周れる範囲でも十分美しいケリー周遊路ですが、個人のお客様を小型車両でご案内する時は、脇道の名所もお見せ出来るのがガイディングの醍醐味でもあります♪

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ケリー周遊路の「脇道」の名所① スケリッグが見える場所

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スケリッグを見晴らす。しんと静まった海水面がまるで鏡のよう…

一昨日より、ご夫婦お二人様の周遊旅行をご案内させていただいています。

このところ気持ちのいい秋晴れが続くアイルランド。今日は風もなくぴりりと清涼で澄みわたった空気の中を、ケリー周遊路(Ring of Kerry, Co. Kerry)へご案内。
せっかくなので、大型バスでは普段行くことの出来ない脇道の名所へも何か所かご案内させていただきました。

まずは世界遺産の岩島スケリッグ・マイケル(Skellig Michael)を見晴らすポイント。
ポートマギー(Portmagee, Co. Kerry)から橋を渡ってバレンシア島(Valentia Island, Co. Kerry)へ行き、島の西部を成すブレイ・ヘッド(Bray Head)方面へドライブしていくと、上の写真の景色が見えてきます。
(→過去ブログ:スケリッグ諸島がいちばん近くに見える場所(ブレイ・ヘッド)

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写真に写すと小さいですが、スケリッグマイケル(向かって右)とリトルスケリッグ(向かって左)が今日はとてもくっきりと見えました

12キロ沖の水面に浮かび上がるように見える岩島。古代から霊験あらかたな聖地…とみなされてきたのがうなずけます。
スケリッグマイケルは昨年夏、そして今年9月に、スターウォーズ最新作(エピソード7)の撮影が行われたことで注目されています。
今年12月に劇場公開だそうですから、どんな場面にスケリッグが出てくるのか楽しみですね。

※スケリッグマイケル上陸時の過去ブログ:ついに上陸…スケリッグ・マイケルへ!(続きを書くはずが4年も経ってる…!近々書きあげます)

ケリー周遊路の「脇道」の名所② へ続く)

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アイルランド予選全勝!ラグビー・ワールドカップ

ラグビーワールドカップ予選最終日、アイルランド対フランスの試合観ましたか?

いや~、すごい試合でした。アイルランドは予選全勝。本日の試合に勝っても負けても準々決勝進出は確定していましたが、フランスに負けると予選2位で通過となり、準々決勝でいきなり強敵ニュージーランドと対戦することになってしまいますので、勝った方が有利だったわけです。
最終スコア24-9の圧勝。フランスに一瞬の反撃もトライも許さず、シックスネイションズ2連覇の実力を見せつけました。

これまで見たアイルランドのどの試合よりもフィジカルで、球も選手も動きがすごい速さ。球も人間もポンポン飛んだり、飛ばされたり、ピッチがそれこそ「戦場」と化しており、ルールが決められた戦闘競技を見ているかのような気分に…。
選手の表情はスポーツ選手というより、ケルトの戦士そのもの。古代ケルトの戦士たちは全身に入れ墨を入れ、髪を脱色して逆立てて、その姿で敵陣を威圧した…と言いますが、その血が脈々と受け継がれているのでしょうか、今日のアイルランドは全身からみなぎる「気」ですっかり神がかっていました。

試合が始まって間もなくフライハーフのジョニー・セクストンが倒れ、キャプテンのポール・オコンネルが倒れ…と負傷者続出。チームの柱となる選手を失って勝てるのだろうか…という杞憂をよそに、代替の若手たちの働きぶりの素晴らしいことといったら!
セクストンの代わりに入ってきたイアン・マディガンという若い選手、相当なプレッシャーだったことでしょう。試合終了後、観客席に手を振りながら泣いてましたね。(こちらのサイトで見られます)

日本は準々決勝進出が果たせず残念でしたが、本日アメリカに快勝し、3勝挙げてワールドカップ終了。世界レベルに一歩足を踏み込みました。次回の日本でのワールドカップは大変盛り上がることでしょう。

ちなみに今週は、アイルランドのスポーツ・ニュースは歓喜の連続でした。
木曜日にはサッカーの欧州選手権予選で世界の王者ドイツに勝利。(試合はダブリンで行われ、その夜はものすごい盛り上がりようでした!)
そして本日、同予選で今度は北アイルランドがギリシャに勝利して、初の欧州選手権本選出場が決まりました。
ラグビー、サッカー共にアイルランドが大活躍の週でした♪

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秋色した木々がきれいです

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リトルミュージアムにて小泉八雲展始まる

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毎日盛りだくさんで、おとといよりダブリンで始まった小泉八雲展のことをまだご紹介していませんでした。

「オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン―帰郷」展
会期:2015年10月7日(水)-2016年1月3日(日)
会場:ダブリン・リトル・ミュージアム(Dublin Little Museum, St Stephen's Green, Dublin2)

13歳でアイルランドを離れてしまったハーンは幼少期に親にも捨てられ、アイルランドでは良い思い出はなかったと考えていたようですが、晩年に日本で暮らすうちに子供の頃のアイルランドでの体験がよみがえってくるんですね。それがインスピレーションとなり、「怪談」などにつながっていくわけですが…。
生きているうちには故郷の地を二度と踏むことのなかったハーン。今回のハーン展示によって、故郷のアイルランドにやっと「帰郷(Coming Home)」したわけです。

おとといオープニング・セレモニーがあり、私もツアーの皆さんをご案内して行ってきましたが、とても素敵な展示でした。
ハーンの生涯や写真の数々(幼少期&日本に来てからの写真はほとんど見たことのあるものでしたが、ニューオーリンズでの写真は初めて見るものばかりでした)、黒い蝶々のデコレーションなどはハーンの作品などからインスピレーションを得ているようでした。
松江の小泉八雲記念館所蔵の、ハーンの所持品を含む貴重な品々も展示されています。

来年1月3日まで開催されているハーン展示ですが、彼の人生や功績を通して、アイルランド人に日本文化に触れてもらうきっかけにもなりそう。日本語教室や折り紙教室、ハーンの怪談のお話し会などさまざまな催しも企画されています。→Coming Home: The Open Mind of Patrick Lafcadio Hearn(リトルミュージアムのHPより)

オープニングの際はバタバタしていてあまりゆっくり見ることが出来ませんでしたので、またあらためてゆっくり見学に行かせていただくつもりです。

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オープニングセレモニーにて。ハーンの写真の前で歓談する皆さん

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小泉八雲・朗読の夕べ、ダブリン公演終了

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会場となったセント・アンズ・チャーチ(St. Ann's Church, Dublin2)。「ドラキュラ」の作者ブラム・ストーカーはここで結婚式を挙げましたが、なんと小泉八雲の曾祖父が司祭をしていた教会でもあるそうです…不思議な縁!

今回の小泉八雲ツアーのメインイベントは、ダブリン、ウォーターフォード、ゴールウェイの3都市で行われる「小泉八雲・朗読の夕べ」。
このイベントは八雲が暮らした島根県松江で毎年行われている他、八雲ゆかりの地・アメリカやギリシャでも過去に行われており、八雲と同じ松江出身の俳優・佐野史郎さんとギタリスト・山本恭司さんが出演しておられます。
今日はそのダブリン公演で、私も観客席に座って鑑賞させていただきました。

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開演前の教会内部

「朗読の夕べ」…ってどんなことなのかな~と正直あまりイメージがわいていなかったのですが、出だしから山本さんのファンキーなギターの演奏に引き込まれ、佐野さんのストーリーテラーばりの迫力ある朗読にぞくぞくしてしまいました。
終了後はスタンディングオベーション、大変な盛り上がりようでした。

この公演はこの後、ウォーターフォード、ゴールウェイでも行われます。
お近くにいらっしゃる方はぜひ。

小泉八雲・朗読の夕べ 「稀人(まろうど)―彼方より訪れしもの」
10/11(日) 15:00 ウォーターフォード ガーター・レーン・アート・センター 小泉凡トークあり (入場無料)
10/13(火) 18:30 ゴールウェイ  ナンズ・アイランド・シアター 地元ストーリーテラーによるストーリーテリングあり (入場料10ユーロ)

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佐野史郎さんと山本恭司さん、教会の司祭さんと一緒に記念撮影。ツアーはまだ続きますが、私は明日から別のお客様のご案内があるため、皆さんとは今日でお別れでした。最後までご一緒出来ず残念です

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シャムロックの和菓子!

昨日の大統領訪問の際にヒギンズ大統領に差し上げたのと同じお菓子を、私にもいただきました。

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サクラと…シャムロック!日愛友好のしるしの和菓子♪

山陰日本アイルランド協会の会長さんは創業125年の老舗和菓子屋さん。今回のアイルランド訪問のために、このシャムロックのお菓子をご自身で手作りされたそうです。(→松江の風涼堂さん)
サクラの花に比べて複雑な形のシャムロック。形を作るのにご苦労されたことでしょう。(手の平のくぼみにおさまるくらいのサイズです)

食べてしまうのがもったいないので、しばらく飾って鑑賞させていただきます♪

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アイルランド大統領を訪問

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アイルランドの国章アイリッシュハープのついたカップでお茶をいただきました。大統領官邸にて

今週から行われる小泉八雲(Patrick Lafcadio Hearn, 1850-1904)のイベント関連の皆さんが、昨晩無事にご到着されました。
今日は山陰日本アイルランド協会の皆さんや、イベントに出演なさる俳優の佐野史郎さん、ギタリストの山本恭司さんが大統領官邸(Áras an Uachtaráin)を訪問、私も通訳としてご一緒させていただき、マイケル・D・ヒギンズ(Michael D. Higgins)大統領にお会いしてきました。

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18世紀半ばに建てられた現アイルランド大統領官邸。アイルランド独立以前はイギリス総督の冬の屋敷として使用されていました。フェニックス・パークの公道からいつも見ているのは建物後ろ正面なのでしょうね、表玄関からは初めて見ました

2011年に就任したヒギンズ大統領は、文学や芸術、音楽など多岐にわたって知識をお持ちのアカデミックで気さくなお人柄の方。
なんとロックミュージック好きでもあり、ギタリストの山本恭司さんが「大統領はロックはお好きですか?」と質問されたところ、「もちろん。ホットプレス(音楽雑誌)に記事を書いていたこともあるんですよ!」とお答えになられ、とたんに場が和む場面も。
正式なご挨拶のあと、お茶をいただきながらさらに会話が弾み、大統領は山本さんを引っ張ってご自身の執務室へ。デスクの正面の壁に飾られていた大きな白黒写真は、ステージで夢の競演をしている在りし日のフィル・リノットとローリー・ガラハーでした!

俳優の佐野史郎さんはアイルランド文学に精通しておられ、大統領とお話しがよく合っておられました。
大統領は今回のイベントの趣旨や小泉八雲についてもよくご存じで、表面上の日本についての質問などでなく、相手の興味に合わせて一人ひとりと歓談されるのがスゴイと思いました。

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今回のイベントのオーガナイザーである小泉凡さん(小泉八雲の曾孫)とオルガニストの米山麻美さんが、官邸内にあったスタンウェイのピアノで即興演奏してくださる場面も!

ちなみに、官邸内のあちらこちらに美しいダリアの花が活けられていたのが印象的。(上の写真)
大統領の奥様がダリアがお好きで、ご自身でも育てておられるのだそうです。

大統領ご訪問の通訳という光栄な仕事をさせていただき、お陰様でとても良い経験をさせていただきました。
これからのイベントも楽しみです♪

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大統領を囲んで訪問団の皆さんと記念写真

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信州上田のマラソン大会に出場

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出場者全員にもらえる大会記念タオル。ゴールするとボランティアの人が肩にかけてくれます♪

昨日、アイルランドに戻ってきました。

日本滞在最終日は、姉や姉の友人たちと一緒に地元で行われているマラソン大会に出場してきました。
メインはハーフマラソンなのですが、私たちは5キロに出場。おととし姉に誘ってもらって出て以来、今年で2度目の出場。
自宅前がコースなのですが、秋晴れのすがすがしい空気の中、時々稲刈りをしている田んぼもあったりする故郷の信州上田の山に囲まれた田園風景の中を気持ちよく走ってきました。

おととしのこの大会、そして昨年ダブリンで出場したRun in the Darkではどうしても30分が切れなかったのですが、今回は自己ベストを50秒更新。29分32秒でした。わ~い。
年に一度でも大会に出ていると、おのずと時々ジョギングもするようになって(…と言っても、年に数回。サーフィンの頻度に比べたらほとんど何もしてないも同じですが・笑)、気がつけば以前より苦しくなく走れるようになってきました。

ランのあとは地元の露天風呂のある温泉につかり、筋肉痛対策もばっちり。
今日の夜からツアーが始まりますが、日本での休暇で心身ともリフレッシュ。シーズン終了まであと少し、ラストスポートです!

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完走後の記念写真。仲間に入れてくださり、皆さんありがとうございました♪

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小泉八雲のイベントお知らせ~オープン・マインド・オヴ・ラフカディオ・ハーン

来週から数日間、アイルランド各地で小泉八雲に関連するイベントが行われます。

19世紀に日本に暮らし、日本人となった(日本人に帰化した)アイルランド人、小泉八雲ことラフカディオ・ハーン(Patrick Lafcadio Hearn, 1850-1904)は、2~13歳までダブリンで育ちました。
このイベントはそんな八雲のアイルランドでの記憶や体験がのちの日本での創作活動の原点であった…ということに焦点を当て、さまざまな切り口で八雲を表現する試みのようです。
八雲の曾孫さんにあたる小泉凡さん&祥子さんご夫妻がオーガナイズ、俳優の佐野史郎さんやギタリストの山本恭司さんも出演。過去に日本国内ではもちろん、アメリカや八雲の生まれ故郷であるギリシャでも大成功しています。
オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン「帰郷」(ラフカディオ・ハーン・ギャザリング・イン・アイルランド)

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八雲の顔写真が表紙を飾るイベントのパンフ。ちなみに上記のイベントHPが素晴らしい出来で、「ハーンについて」の年譜を読むだけでも「小泉八雲ツウ」になれます!

10月7日(水)より、ダブリン、トラモア、ウォーターフォード、ゴールウェイ、コングにて、さまざまな催しが予定されています。
主なイベントを下記に挙げてみますが、詳しくはホームページ上の日程&各イベント詳細をご覧ください。

俳優・佐野史郎とギタリスト・山本恭司による小泉八雲・朗読の夕べ 「稀人(まろうど)―彼方より訪れしもの」 
10/9(金) 13:30  ダブリン セント・アンズ・チャーチ
10/11(日) 15:00 ウォーターフォード ガーター・レーン・アート・センター
10/13(火) 18:30 ゴールウェイ  ナンズ・アイランド・シアター
※ダブリン&ゴールウェイは入場料10ユーロ。ウォーターフォードは入場無料。
※ダブリン&ウォーターファードでは小泉凡トーク、ゴールウェイでは地元ストーリーテラーによるストーリーテリングあり。

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過去10年にわたり、八雲が暮らした松江で開催されているイベント。今年はダブリン、ウォーターフォード、ゴールウェイで開催!

その他、ご参加いただけるイベントいろいろ…

ダブリン・リトル・ミュージアム
10/7(水) 18:00 「オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン」展 オープニング・セレモニー
(展示は2016年1月3日まで)
10/8(木) 18:00 レクチャーと音楽「ラフカディオ・アット・ホーム」
講師: 小泉凡、ポール・マレイ、ジョン・モーラン、ロジャー・ウィリアムソン アイリッシュ・ハープ: 村上淳志

ダブリンシティ大学
10/8(木) 14:00 レクチャー「ハーンと日本」 講師: 真鍋晶子、小谷瑛輔、結城史郎、ロジャー・ウィリアムソン/15:30 日本茶のレクチャー&ワークショップ

トラモア 
10/10(土) 11:00 小泉八雲庭園 小泉八雲庭園フレンドシップ・イベント 小泉八雲レリーフ除幕式/15:00  トラモア・コーストガード・カルチャー・センター 小展覧会「ラフカディオ・ハーンとトラモア」
10/11(日)  11:15  ホーリー・クロス・チャーチ  米山麻美オルガン・リサイタル

ゴールウェイ キングズヘッド・パブ
10/12(月) 18:30 山本恭司ライブ

コング
10/13(火) 10:30 コングの歓迎イベント ストランドヒルとアッシュフォード城の訪問、ハーン肖像写真の除幕式と子どもたちによるアイルランド音楽演奏ほか(クロスロード・コミュニティー・センター)

私も日本からの皆さんのご案内役として、少々関わらせていただきます。今からとても楽しみ。
アイルランド在住の方、アイルランドをご旅行中の方、ご都合が合えばぜひいらしてくださいね。

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