ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

海辺のリゾート地、バンドーランのグレートノーザン・ホテル

アイオナでの短い夏休みを終え、今度は雑誌の取材コーディネートの仕事でアイルランド北西部に来ています。
(アイオナについてはまだご紹介したことがあるのですが、続きは後日、また時間のある時に・・・♪)

今回の取材は風景や観光名所ではなく、「人物」。海辺のリゾートタウン、バンドーラン(Bundoran, Co. Donegal)に滞在しながら、この町に住むとある姉妹さんに密着取材中。

バンドーランと言えば、アイルランドのサーフィン・キャピタルとして知られる町。サーフィンをしに頻繁に来ているこの町に仕事で滞在とは、なんだか不思議な気分です。
普段バンドーランにサーフィンしに来るときはホステルやB&B、友人宅などに泊まるので、この町でホテルに泊まるのは初めてかも。
19世紀創業の老舗ホテル、グレートノーザン・ホテル(Great Northern Hotel, Bundoran, Co. Donegal)に宿泊していますが、懐かしの海辺のリゾートホテル・・・といった面影いっぱいで、なんだかいい感じです。

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ビーチ、海沿いのプロムナード、ゴルフ場に隣接。このロケーション、なんだか雰囲気満点で、イギリスの古い小説(「レベッカ」とか、アガサ・クリスティーとか!)の舞台になりそうな・・・

グレートノーザンとは、イギリス時代の鉄道会社の名前。アイルランドには19世紀半ばから後半にかけて鉄道が敷かれ、南部はグレートサザン、西部はグレートウィスタン、北部はグレートノーザン・・・などの会社により運営されていました。
終着駅には鉄道会社が経営するホテルがあり、アイルランド独立後、運営がアイルランド国鉄に引き継がれた後も、「グレートノーザン」、「グレートサザン」はホテルの名として残されたのでした。

今や資本が変わり、かつてのグレートノーザン、グレートサザンの多くがホテル名を変えてしまったため、バンドーランのこのホテルが国内唯一の「グレードノーザン・ホテル」。(一度名を変えたものの、再びもとの懐かしい名に戻したのでした)
ダブリンからの鉄道は1950年代に廃線となり、駅舎や線路が残っていないのが残念ですが。
(現在Super Valueというスーパーのあるところに駅舎があったそうです)

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アイルランドは今週来週が夏のホリデーのピーク。ホテルは小さい子供連れのご家族でにぎやかですが、静かな午後のロビーでくつろぐご年配の常連さんの姿も

取材内容、雑誌の出版予定は、また追ってお知らせいたしますね♪

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ホテルに隣接する海辺のプロムナードにて、ライターのるみ子さんと写真タイム。カメラマンの高橋ヨーコさんが撮ってくださったスナップです♪

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

スタッファ島、「フィンガルの洞窟」

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「フィンガルの洞窟」をバックに。今回の旅に同行してくれた、K子さんと一緒に♪

アイオナ島へ行くにあたり、もう一箇所どうしても見ておきたかったのがこちら、北アイルランドの名所・ジャイアンツ・コーズウェイ(Giant's Causeway, Co. Antrim, Northern Ireland)のスコットランド版・・・とでも言うべき、スタッファ島(Isle of Staffa, Scotland)の「フィンガルの洞窟(Fingal's Cave)」。
周遊ツアーのご案内でこれまでに数え切れないほどご案内してきたジャイアンツ・コーズウェイですが、コーズウェイの説明をするには、対岸に位置するこのスタッファ島なしで語ることは出来ず、いつか行ってみたいと思い続けていた場所のひとつです。

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ボートでスタッファ島へ。ジャイアンツ・コーズウェイではこうやって海から見ることはないので、その迫力に感激!

六角形の柱が海からにょきにょき生えているかのように見える不思議な景観。伝説では、アイルランドの巨人フィンマックールにより作られたとされています。

対岸のスタッファ島に住む巨人ベナンドナーと、海を挟んで常に敵対していたフィンマックール。ついに果たし合いをすることになった2人の巨人は、海上に柱を埋め立てて土手道を築きながら、互いの地へと一歩一歩、歩み寄って行きました。
ところが、ベナンドナーの大きな足音を聞いたフィンはすっかり怖気づいてしまい、妻ウナの待つ家へと逃げ帰ってしまいます。賢いウナは「私にいい考えがあるわ」とフィンに赤ん坊の服を着せ、巨大な揺りかごに寝かせます。
海の中の土手道を通ってフィンを訪ねて来たベナンドナーは、赤ん坊のサイズを見てびっくり! これが赤ん坊なら、父親のフィンは何十倍も大きいはず…と、恐れをなしたベナンドナーは一目散にスタッファ島へ逃げ帰ってしまったそうな。

これが、ジャイアンツ・コーズウェイ(巨人の土手道)の名の由来です。海上の道はフィンが追ってくることがないようにベナンドナーが壊してしまったため、アイルランド&スタッファの両海岸沿いにのみ残った・・・というわけですね。

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アイオナ島またはモル島出発のボートツアーで見学。島の高台から見晴らすボート乗り場、小さな島へ次から次へとお客さんが到着

上記の伝説のお話とは別に、地質学的には、6000年前にこの地で起こった火山活動により形成された「柱状節理」の好例である・・というのが、その説明。
今から1万年前に最後の氷河期が終わり、氷河が溶けて海水面が上昇したことによりアイルランドとブリテン島が分離され、両海岸沿いに奇岩が残ることになったのでした。

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ジャイアンツ・コーズウェイの「パイプオルガン(こちらに写真アリ)」を彷彿させる景観。見事な垂直の石柱群です!

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こんな角度で見るとコーズウェイそっくり。実際には、ひとつひとつ柱のサイズがコーズウェイより大きめでした

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こんな斜めの柱も面白い・・・

スタッファ島の柱状節理のいちばんの見どころは、海面に出来た洞窟。これはジャイアンツ・コーズウェイにはないものです。(パイプオルガンの中がえぐれているけれど、海には面していません)
スコットランド神話の主人公の名をとって、「フィンガルの洞窟(Fingal's Cave)」と呼ばれますが、フィンガルとはアイルランドで言うところのフィンマックールのにスコットランド版のようです。
(フィンガルは巨人ではありませんが、両国の神話の登場人物、ストーリーは似通っています)

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侵食により形成された見事な海食洞

ちなみに、スタッファ在住であるはずのベナンドナーの名はどこにも出てこないのが気がかり。アイルランドで伝えられている神話によれば、ここは「ベナンドナーの洞窟」であってもいいと思うのですが(笑)。

この神秘的な洞窟に感銘を受けて、19世紀の作曲家メンデルスゾーンが『フィンガルの洞窟』という演奏会用序曲を書いたのは有名な話。
1830年に発表されたこの曲は、スコットランドを旅行中、嵐の夜にスタッファ島にたどりついたメンデルスゾーンがこの洞窟で霊感を受けて完成したのだそうです。実際の洞窟に入ってみると、確かに霊的なものが降りてきてもおかしくない感じ。

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神秘的な洞窟内部。スコットランドを代表する小説家ウォルター・スコットいわく、「いままで聞いたどんな描写をも超えていた」・・・

ジャイアンツ・コーズウェイへお客様をご案内するたびに、何十回となく口にしてきた「スタッファ島」。
これまで世界のいろいろな場所へ行きましたが、ここは本当に素晴らしく、一見に値する場所でした。コーズウェイは海へ向かって敷石が敷き詰められている・・・といった感じですが、こちらは海から直接、高い柱がにょきにょき突き出していて迫力満点。

これまでずっと、「善光寺は参拝したが、北向観音はまだ・・・」といった「片詣り」気分だったので(←思いつくのはやはり信州ネタ。ローカルな話でスミマセン)、ついに両者への参拝(!)が完了し、スッキリしました(笑)。

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通りすぎるヨットと奇岩。ちらりと見えている島がアイオナ。これ以上ないくらいの素晴らしいお天気でした♪

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聖コラムキルの浜辺にて(アイオナ島・その1)

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アイオナで夏休み♪ 聖コラムキルが上陸したと言われる浜辺、セント・コロンバズ・ベイ(St Columba's Bay)にて

ダブリンから計8時間のドライブと、3度のフェリー。あ~遠かったけれど、素晴らしかった!
往復にほぼ丸一日ずつかけて、スコットランドの小さな島、アイオナ(Isle of Iona)へ行ってきました。

一度は行ってみたい!と思い続けていたアイオナ島。ダブリンのトリニティーカレッジ所蔵の有名な『ケルズの書』はそもそもこの島で作成されたものです。
書が作成された800年頃はバイキングの活動が激しく、アイオナの修道院もバイキングに襲撃され、68名の修道士が殺された・・・と記録にあるそうです。生き残った修道士たちがまだ未完であった書を持って、小舟に乗ってアイルランドへ逃げてきて、ケルズ(Kells, Co. Meath)で完成したため『ケルズの書』と言います。

これまでお客様をご案内して、何百回となく見てきた『ケルズの書』。「スコットランド沖合のアイオナ島で作成され・・・」と毎回説明しているうちに、まだ見ぬこの地への思いがつのり、毎年夏になると「アイオナへ行きたい~」と思い続けていました。
道中長いため1日、2日で行くことができず、なかなか実現できなかったのですが、今回、仕事の合間の短い休暇に予定を埋め込むようにして、えいや!と思い立って行ってきました。

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対岸のマル島(Isle of Mull)からフェリーで約10分。海から見るアイオナの町並みやアイオナ・アビー

なんと、日中26度という、こちらでは珍しいような真夏のお天気に恵まれてアイオナに上陸。
まずは『ケルズの書』が書かれた修道院へ・・・と思っていたのですが、あまりの暑さにとにかく海へ入りたくなり、修道院見学は後回しにして、聖人コラムキルが上陸したと言われるセント・コロンバズ・ベイ(St Columba's Bay)へ泳ぎに行くことに。
(コラムキルはアイルランド語の名前で、その英語名がコロンバ)

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島の南西側にあるセント・コロンバズ・ベイは、港のある村から歩くこと約1時間。途中のクラフト・ショップで行き方を教えてもらい、羊の歓迎を受けながら(!)、ゴルフ場の中の道なき道をえんえん歩いて行きました

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登ったり下ったり、湖の脇を通って、シダの葉が茂る草地を超えて、ついに見えてきたセント・コロンバズ・ベイ!

521年、アイルランド北西部のドネゴールで生まれた聖コラムキルは、デリーやドラムクリフなどアイルランド各地に修道院を創始。さらに小舟に乗ってスコットランドへ渡り、アイオナを拠点としてキリスト教を布教しました。
アイオナの守護聖人であり、アイルランドでは聖パトリック(アイルランドにキリスト教を伝えた聖人)、聖ブリジット(アイルランド初の女子修道院を創始した聖人)と並ぶ3大守護聖人のひとりにその名を連ねています。

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アイオナ修道院内部にある聖コラムキルのステンドグラス

コラムキルがどのような経緯でアイルランドをあとにしたのかは、諸説あるようです。部族同士の戦いに巻き込まれて島流しにあったのか、自らの選択でスコットランドにキリスト教を広めるためにやってきたのか。
いずれにしても、アイルランドにいちばん近い(とは言っても直線距離で100キロ位ありそうですが・・・)南西のこの浜に到達したと言い伝えられているようです。

コラムキルの上陸地は砂浜だと勝手に思い込んでいたのですが、たどり着いたののは石ころだらけの浜でした(笑)。
結構な岩場でもあり、石と岩に気をつけながら、泳いだり、岩の上で寝そべったり。

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こんな岩だらけのところに舟をつけるのは大変なことだったでしょう

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離れ岩に泳いで到達。平らな岩の上に寝そべると、岩が熱々になっており、天然のストーンセラピーでした(笑)

あとで島のヘリテージセンターを見学して知ったのですが、アイオナは石が豊富で、この浜にはアイルランドのコネマラ・マーブルに似た緑色の石や、ピンクの片麻岩など、きれいな石がたくさんありました。
なんだかその石ころから、エネルギーがたっぷり出ているようで、土地の空気がとても軽い感じがしました。

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聖コラムキル上陸の地を見晴らす場所に誰かが作った、アイオナのホワイト・マーブルのケルト十字

この浜辺、空気も風も、海水さえも「サラサラ」した感じ。
あまりにも楽しく、幸福で、夕食の時間を忘れて長い時間浜辺にいてしまったのですが、お腹が全くすかない。もしかして、昔の修道士たちはこういう気持ちだったのではないでしょうか。
五感が自然の恵みで満たされると食欲はなくなってしまうのかも?・・・とちょっぴり聖者の気分を味わうことが出来た、聖コロンバ上陸の地でした。

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オーバンの夕日

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オレンジのダイアモンドのような夕日。マッケイグス・タワー(McCaig's Tower, Oban, Scotland)のアーチ越しに撮影

シーズン半ばのミニ休暇。スコットランドに来ています!

今朝早くにダブリンを出て、ベルファーストからカーフェリーでアイリッシュ海を渡り、スコットランドに上陸。美しい海岸線、小さな町や村、ロッホ・ローモンドのほとりなどを快走して、今晩はオーバン(Oban)という港の町に宿泊しています。

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まさにサマーホリデー、観光客気分いっぱい♪ ドライブ途中の海岸線にて

今日は日中25度を超える素晴らしいお天気で、夕涼みに散歩がてら丘の上のマッケイグス・タワー(McCaig's Tower)へ登り、素晴らしい夕日を眺めてきました。

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夕日に染まるオーバン

明日はここからさらにカーフェリーに乗って、目的のとある島を目指します。楽しみ♪

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ツアー終了。夏日和のダブリンにて

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素晴らしい夏日和の今日のダブリン。市内観光中、聖パトリック大聖堂にて、空とバラの花があまりにきれいだったので、思わずパチリ

今回のツアーもついに終了。10日間ちかく毎日ご一緒していると、別れ際は名残惜しいものです。
お別れしてしばらくはツアーの皆さんのお顔がちらちらと浮かび、あ~今回のツアーも終わっちゃったな~、と寂しく感じます。
これをひと夏に何度となく繰り返すわけで、会って別れて・・・本当に、「一期一会」を体現するような不思議な仕事。そして、ありがたい仕事だなあ、とつくづく感じています。

今日は2週間ぶりに半日のお休みがあったので、気になっていた球根の堀上げと、イチゴのランナーの植え付けを完了。咲き誇るバラや球根ベゴニアにお水をたっぷりあげました。
明日から数日間、繁忙期半ばの名付けて「ミッド・シーズン・ブレイク」(!)をいただき、長い間行きたいと思い続けていたある場所へ出かけてきます。
楽しみ~♪

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「トラリーのバラ」咲く、トラリー・タウン・パーク

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活き活きと見事に咲くバラの花。トラリーのタウン・パークにて

トラリーのタウンパーク(Town Park, Tralee, Co. Kerry)でバラが見頃・・・と聞き、ツアーの皆さんとご一緒に立ち寄ってみました。

トラリーは、有名なアイルランド民謡「トラリーのバラ(Rose of Tralee)」の発祥地。歌にちなみ、タウン・パークはローズ・ガーデンとなっており、約5000本の色も種類もさまざまなバラが植えられています。

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咲き誇る赤いバラ、まるでブーケのごとく花が鈴なり

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ピンクのバラを愛でるお客様

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紫のバラ・・・と言ったら、『ガラスの仮面』!お客様はどなたも反応されませんでしたが(笑)

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黄色のバラは、まだまだこれから次々咲きそう

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散りゆく花の中、美しく咲き残る一輪

民謡「トラリーのバラ(Rose of Tralee)」は、身分の差により引き裂かれたウィリアムとメアリーの悲恋を詠んだ歌。
女中として屋敷にやってきたメアリーに一目惚れしたウィリアム。結ばれぬまま戦地におもむき、メアリーへの想いに支えながら生き延びたウィリアムですが、故郷に戻ってみたら最愛のメアリーは肺結核で亡くなっていた・・・。
その悲しみを、ウィリアム・マルチノック(William Mulchinock)さん本人が歌に詠んだと言われています。
(どんな曲か聞いてみたい方はこちら

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公園にあるウィリアムとメアリーの銅像。その美しさゆえに「トラリーのバラ」と呼ばれたメアリーにちなみ、トラリーでは毎年8月に「ローズ・オヴ・トラリー・フェスティバル」が開催されています(→過去ブログ:ローズ・オブ・トラリー50周年!

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効果絶大!? てるてる坊主

コカリナ・ツアーが無事終了するやいなや、次のグループさんのご案内です。
毎日雨が降ったりやんだり、安定しないお天気が続くので、お客様がてるてる坊主を作って下さいました。

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レプラコーンの頭上にぶる下がる、てるてる坊主。ドライバーのバートはジャパニーズ・ゴースト(日本のお化け)だと思っている様子(笑)

てるてる坊主って、なかなかバカに出来ないもので、よく効くんですよね。
今回も効果抜群。なんとぶる下げるやいなや雨がやみ、お天気は徐々に回復に。やった~。

夕方には久しぶりに空が夕日に染まり、ホテルのお部屋の窓から赤く染まりゆく山々を眺めることが出来ました。

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思わず口をついて出た、「山ぎは少し明りて・・・」の今日の夕方。ダンロー・ホテル(The Dunloe, Baufort, Co. Kerry)にて

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ドネゴール出身、ヘンリーガールズ!

日本からのコカリナの演奏を喜んでくださったエリガル・アート・フェスティバル(Errigal Art Festival)の主催者が、ツアーの皆さん全員をコンサートに招待してくださいました。
モイア・ブレナンの演奏に続き、嬉しいサプライズ!

レタケニー(Letterkenny, Co. Donegal)のホテルのホールでのコンサート。フランシス・ブラック(Francis Black)やシャロン・シャノン(Sharon Shannon)といった大御所ミュージシャンのサポートで登場した地元出身のガールズバンド、ヘンリーガールズ(The Henry Girls)の演奏が思いがけなく素晴らしく、皆さん大喜びでした。

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今年3月発売のニューアルバム。ぜひともCDを買いたい!とおっしゃるお客様たちのために、ガールズ自らがCDを持って売りにきてくれました。ウェブサイトから視聴できます→The Henry Girls

アイルランドの最北端、イ二シュオーエン半島(Inishowen Peninsula, Co. Donegal)出身の3姉妹。彼女たちの苗字はマックローリン(McLaughlin)といい、バンド名の「ヘンリー」とはお祖父さんのファーストネームなのだとか。
伝統楽器を中心としたさまざまな楽器をあやつる才能豊かな3人は、10年程まえからバンド活動をしており、今やイギリスのグランストンベリー・フェスティバルで演奏するほどの活躍ぶりだとか。

トラッドなアイリッシュ・フォークに、1920年代とラテンアメリカが混じったような曲調がとても気に入って、私もCDを買ってしまいました。


コンサートで生演奏された新曲「The Weather」。このオフィシャル・ビデオはデリーの街で撮影されていますね。ライブを含むガールズの演奏ビデオいろいろはこちら

こういう若手のトラッド・バンド、いいですね。
今後もロングランで活躍の予感・・・の、アイルランド発のさわやかなガールズ3姉妹でした。

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エンヤのご実家のパブにて、モイア・ブレナンに会う

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美しい歌声で熱唱してくれた、モイア・ブレナンと娘さんのアシュリン

カイルモア・アビーでのコンサートに続き、ドネゴールで行われているエリガル・アート・フェスティバル(Errigal Art Festival)での演奏も大盛況だった黒坂さんとコカリナ・アンサンブルの皆さん。

演奏終了後、エンヤ(Enya)のご実家のパブ、リオズ・タバーン(Leo's Tavern, Meenaleck, Co. Donegal)へ食事に出かけたところ、エンヤのお姉さんで、やはり有名なミュージシャンであるモイア・ブレナン(Moya Brennan)や、クラナド(Clannad)というバンドを形成しているその他の兄弟姉妹がたまたま居合わせて、日本から来た皆さんを感激してくれました。

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皆さん演奏の時の浴衣姿のままで。モイア(右から2番目)と一緒に記念撮影♪

今や世界的な有名な歌手のエンヤは、このパブで育ちました。ダンスホールで演奏するバンドマンだったご両親ですが、60年代、ダンスホールが下火となったことをきっかけに、ドネゴールの豊かな自然に囲まれたこの地で音楽パブをしながら子供たちを育てることに。
エンヤを含め9人の子供たちは、みなこのパブで演奏しながら育ったそうです。

お父さんのリオさんは、以前は自らパブを経営&演奏していましたが、今はご高齢になり、代わってエンヤの弟のバートリーがパブを切り盛りしています。
フェスティバルのため、パブは大賑わい。日本の皆さんのために特別に、モイアとデビューしたばかりの娘アシュリンが歌ってくれるというハプニングに皆さん大感激でした。(冒頭写真)

もちろんお礼にコカリナも披露させていただき、世界のエンヤのご実家にて(!)、思いがけない日愛友好コンサートが実現。とても楽しく、思い出に残る夜となりました。
サプライズでオーガナイズしてくれたバートリーに感謝♪

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バス・コカリナで「アメイジング・グレイス(ドネゴールで作られた曲です!)」を演奏&熱唱する黒坂さんご夫妻

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コカリナ・コンサート、大盛況!

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黒坂黒太郎さんと周美(かねみ)さんご夫妻&コカリナ・アンサンブルの皆さん

カイルモア・アビーでのコカリナ・コンサート、思いがけず多くの方が聴きに来て下さり、大盛況に終わりました。
ダブリン近郊からわざわざ足を運んでくださったアイルランド在住の日本人の方もあり、感謝感激です。

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まるで鳥の鳴き声のような音色を出すコカリナ。写真は陸前高田市の「奇跡の一本松」で作られたコカリナ、黒坂さんによって演奏され、美しいカイルモア・アビーに音楽となってよみがえりました

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満場一致の会場。最前例真ん中にいらっしゃるのが、「Isle of Hope, Isle of Tear」、「You Raise Me Up」を作詞したブレンダン・グレハムさん

森の音が聞こえるかのような不思議なコカリナの音。コンサートのお手伝いをさせていただきながら、間近で楽しませていただくことができ、感激しました。
周美(かねみ)さんが歌う「一本の樹」の英語の詞を読ませていただきましたが、美しいメロディーがコンサート終了後もずっと頭の中をぐるぐる回っていて、なんともいい気分です(笑)。

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チャーチ内部のステンドグラスの、「希望」の女神♪

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コカリナ・ツアーの皆さん、アイルランドで練習中

黒坂黒太郎さん率いるコカリナ・ツアーの皆さんが、昨日無事にアイルランドに到着されました。
明日(7月11日13:30~)はいよいよ、カイルモア・アビー(Kylemore Abbey, Co. Galway)でのコンサート、翌日(7月12日15:00~)はエリガル・アート・フェスティバル(Errigal Art Festival)のオープニングにて、Glebe Gallery(Churchhill, Co. Donegal)にてコンサートです。
(→過去ブログ:黒坂黒太郎さん、コカリナ・コンサートのお知らせ(カイルモア・アビー)

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ホテルの会議室を借り切って、夜遅くまで練習中です

アイルランド在住の日本人の方も、何人か来てくださるとのこと。嬉しいです。
私も、歌の合間に英語の訳詞を読み上げる役目をいただき、ちょっと緊張(笑)。

楽しいコンサートになりそうです♪

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メアリーローズ、2番花

・・・が次々咲いてくれています!
うどんこ病になんとか打ち勝って、1番花よりたくさんの花をつけてくれていますが、どうやら花びらが少なく、色も薄めな感じ。香りも少し弱い気がします。(→過去ブログ:2週間も早い、バラの開花
疲れてしまったのでしょうか??

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それでもきれいなメアリーローズ(Maryrose)

明日からツアーなので、せっかく咲いてくれている花をじっくり見ることができず、ちょっぴり残念です。

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アイリッシュ・シチュー

最近、アイリッシュ・シチュー(Irish Stew)のおいしさに、今さらながら目覚めています。

アイルランドの家庭料理の代表選手とも言える、アイリッシュ・シチュー。
ラム肉(牛肉の場合もあり)と野菜を煮込んで、ハーブと塩コショウで味付けしただけ・・・というシンプルなお料理ですが、これがなんともおいしく、ツアー中のメニューに「アイリッシュ・シチュー」の文字を見ると楽しみにしてしまうほど(笑)。

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先日ツアー中にいただき、とってもおいしかったアイリッシュ・シチュー。ラム肉、じゃがいも、セロリ、ニンジン・・・といったスタンダードな具材入り。リナーン(Leenaun, Co. Galway)のとあるレストランにて

家庭の数だけ味がある・・・と言われるアイリッシュ・シチュー。シンプルなレシピだからこそ、作り手によって微妙に味が変わってくるんですね。
煮汁がドロドロのタイプと、上の写真のようにさらっとしているタイプのものがあり、どちらもおいしいですが、私はどちらかと言えばさらっとタイプの方が好み♪

その昔、貧しかった時代のアイルランドでは、暖炉の火で暖をとり、煮炊きもそこで行っていました。煮込み料理というのは、肉の硬い部分もすべて大鍋でコトコトと煮込み、大家族の食事をまかなっていた時代からの伝統なのでしょう。

ダブリン・コドル、ベーコン・アンド・キャベッジ、牛肉のギネス煮込みなどなど、アイルランドの家庭で発達した伝統料理には鍋で「煮る」料理が多いです。
オーブンが高級品で各家庭に普及していなかった時代、ロースト料理はクリスマスなど特別な日にお金を払って外で作ってもらうご馳走でした。日々の食事はもっぱら煮込んだ肉・野菜と、暖炉で作るオーブンいらずの、発酵させないソーダパンが主だったのでしょう。

日本のお客様にはしばしば、「肉じゃがみたい・・・」と評せられるアイリッシュ・シチュー。シンプルな肉と野菜の煮込みというのは日本人の口に合いやすいお料理です。
最近は観光客用に、アイリッシュ・シチューをメニューに入れているレストランが以前より多くなってきたように思います。アイルランドに来たら、一度はぜひお試しあれ♪

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ダブリンの消防士さんと記念撮影

ダブリン郊外のカントリーマナー・ハウスにて、グループのお客様とランチ。
たまたま結婚式をやっていたのですが、着飾った招待客の中に消防団チーム発見!
花婿さんが消防士で、そのお仲間の皆さんとのこと。お客様と一緒に、カメラに向かってポーズしてくれました(笑)。

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昔ながら小道具が興味深いですね

実は私たちのコーチ・ドライバーはもと消防士で、この方たち、なんと彼の元同僚なのだとか。偶然鉢合わせてしまうところが、やはり小さな国アイルランドならではですね。
ダブリン北部の消防署にお勤めの皆さんだそうです♪

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オバマ大統領のアイリッシュ・コネクション

リマリック方面からダブリンへ向かう途中、7号線バイパスに新しくオープンしたドライブインで小休憩。

巨大なスーパーマックス(Supermac's=アイルランド資本のファーストフード店)が入ったそのドライブインは、その名も「バラク・オバマ・プラザ(Barack Obama Plaza)」。アメリカ独立記念日の明日7月4日、このドライブイン内にオバマ大統領のアイリッシュコネクションに関する展示スペースがオープンするそうです。

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明日からオープン予定のオバマ大統領の展示館の入口

過去の移民の伝統により、歴代アメリカ大統領の44人中、22人がアイルランド人の血を引いていることが分かっていますが、オバマ大統領もそのひとり。
母方の6世代前のご先祖が、アイルランド内陸部の小さな村、モニゴール(Moneygall, Co. Offely)からアメリカへ移民。
このドライブインは7号線バイパスからモニゴールへのちょうど降り口に位置しており、オバマ大統領ゆかりの地への入口・・・というわけです。

大統領選の最中にに明らかになったオバマ大統領のアイリッシュコネクション。モニゴールにはご先祖が住んでいた家の跡地があり、親戚にあたる方が今も住んでいることも分かってきました。
2011年5月、オバマ大統領がアイルランドを公式訪問した時のこと。たった1日の短い訪問(強風のため予定が繰り上げられ、予定より早い出発となったため滞在は1日以下!)の中で、モニゴールへも足をのばされ、先祖の地を訪ねられました。
モニゴールの村の人々とっては、生涯忘れられない出来事だったことでしょう。


2011年5月23日、オバマ大統領のモニゴール訪問時の様子。大統領の親戚として今やすっかり有名になった、8th cousin(日本語でなんというのかわかりません。second cousinはまたいとこだから、またまたまたまたまたまたまたいとこ?地元ではヘンリー8世と呼ばれているらしいです・笑)ヘンリーさんが案内役をつとめました

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村のサイトに載っているオバマ大統領の家系図(Moneygall.comより)

家系図のいちばん上に名前のあるジョセフ・カーニー(Joseph Kearney)さんは、モニゴールで靴屋さんをしていたようです。この方がアメリカへ移民したご先祖で、オバマ大統領の曽々お祖母さんのお祖父さんにあたる方。
1849年4月、50代の時にリバプールから移民船に乗ってニューヨークへ移民。奥さんと3人の子供たちもあとに続きました。

オバマ大統領のお母さんの旧姓はダンハム(Dunhum)というのですが、ジョセフさんの孫娘のひとり、メアリーアン・カーニー(Mary Ann Kearney)さんがダンハム家に嫁いだことで、のちの大統領との縁がつながることになります。
このメアリーアンさんが、オバマ大統領の直接の曽々お祖母さんにあたる方です。

ジョセフさんがモニゴールから移民して150年。一族から大統領となる人物が出るとは、その時は思ってもみなかったことでしょうね。

高速道路沿いのドライブインに展示館・・・というのもなんだか奇妙な感じではありますが、ドライブ途中の休憩に気軽に立ち寄れていいかも。
次回はオープンしたての展示館、そして近くをしょっちゅう通りながらモニゴールへはまだ行ったことがないので、大統領ゆかりの村もぜひ見てみたいものです。

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2011年のオバマ大統領到着時の様子が壁一面に。アメリカ政府のヘリコプターが村を目指して下降中

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コングの森を歩く

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青空を覆い尽くすほどの緑、緑、緑!

ツアーでコング(Cong, Co. Mayo)に滞在。仕事の合間に、以前から歩いてみたかったコングの森を歩いてみました。
案内版によると、コングの森には3つのトレイルがあり、色別に標識が出ています。

Cong Forest Nature Trails
- Nature Loop 〈青〉 2km 45分~1時間
- Pigeon Hole Loop 〈赤〉 3.5km 1~1.5時間
- Cong Loop(Cong to Clonbur Trail)〈緑〉 8km 3~3.5時間

私は3.5kmの「Pigeon Hole Loop」を歩いてみました。
出発点は村にあるコング・アビー(Cong Abbey)。13世紀創立の中世には大変権威のあった修道院跡地です。

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回廊がきれい。ダブリンの国立考古学博物館にある有名な「コングの十字架」は、もともとこの修道院が所有していたもの

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裏手に流れる川には、かつて修道士が魚釣りをしたという小屋が残っています(小屋の内部の床には、そこから釣り糸を垂らしたという穴があいています)

この魚釣り小屋を眺めながら橋を渡ると、森の入口。要所要所に3つのトレイルが色別に示された表示があるので、迷う心配もありません。

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私のトレイルは「赤」!

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広葉樹だらけの明るい森。クマに出会いそうな気配はなし・・・でした・笑(ちなみにアイルランドではクマは絶滅しています)

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石のトンネル登場。これをくぐってトレイルを進みます。修道院時代に造られたものでしょうか・・・

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いろいろな種類の広葉樹はその多くがアイルランド原産の木でした。先日そういった方面の専門のお客様に、ケルトの樹木の中で私を守ってくれる木はカエデ(Field Maple)だと教えていただいたので、今日は特にカエデに注目

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絶対妖精が棲んでいる!と確信した木の根っこのほら穴・・・!

トレイルの名前になっている「Pigeon Hole(=ハトの巣箱)」、一体どんなところなのかな・・・と思っていたら、なんと深さ15m位の洞窟でした!

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急な石段を降りていくと、洞窟の中に入ることができます。洞窟そのものは、おそらく自然にできたものでしょう。ここをハト小屋に使用していたのか、ただの名前なのかは不明。太い水パイプが洞窟内に垂れていたので、貯水池代わりに使用していたのかも・・・

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石段を降りて洞窟内へ。内部から上を見上げたら、天然の屋根がそこに見えました!

途中で立ち止まって写真を撮ったり、洞窟内で涼んだり(!)しながら、ちょうど1時間で出発地のアビーに到着。
気持ちのいい、夏の午後の森林ウォークでした♪

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