ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

ケルトの時代へタイムスリップ…秘境ドゥーン・フォート

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湖の中島に浮かぶようにそびえるドゥーン・フォート。何ともミステリアスなたたずまい・・・(写真はいずれも2013年11月撮影)

昨年11月にコーディネートさせていただいた紀行番組「地球絶景紀行」(BS-TBS)が、本日放送になりました!
アイルランド北部の絶景を3箇所含めた旅を・・・というご依頼で、奇岩が連なる珍景ジャイアンツ・コーズウェイ(Giant's Causeway, Co. Antrim, Northern Ireland)、ヨーロッパ一高い海食崖スリーヴリーグ(Sliabh liag, Co. Donegal)に加えて今回ご案内させていただいたのが、南ドネゴールの秘境ドゥーン・フォート(Doon Fort, Co. Donegal)。

ドゥーン・フォートはアイルランド人でも知る人の少ない隠れ家的な場所です。
過去にこのブログで、犬のローヴァーの話として紹介させていただいたことがありましたが、砦そのもののことは私自身の思い入れが強すぎることもあり、なかなか書けずにいました。
過去ブログ:さようなら、ローヴァー

ロック・ドゥーン(Lough Doon)と呼ばれる湖の中島にある、2500年前のケルト時代の砦。この湖自体が外界から切り離されたかのような、ひと目につかない場所にあります。
砦のある島へ渡るには小さな手漕ぎボートを漕いで行くのですが、そのプロセスがこれまたロマンチック。おそらくケルト人も同じようにボートを漕いで渡ったはず。

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撮影の日は近くに住む地元の男性パトリックさんがボートを漕いで連れて行ってくれました

上の写真はボートを漕ぎ出してしばらくして、やっと砦が見えてきた!というところ。
今から10年程前のことですが、地元の友人に連れられて初めてここへ来た時のことを今でも思い出します。漕いで行った先に何があるのか知らされていなかったので、前方に突如として砦が見えた時には思わず歓声を上げてボートの上で立ち上がってしまいました。(その結果、ボートが揺れて落っこちそうに...笑)。
あたりはしんと静まり返り、聞こえるのは風の音とボートを漕ぐ音だけ。太古の昔、ケルト人がここを儀式の場、緊急時の避難所として大切に守っていた時代にタイムスリップしたかのよう。

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約5mの高さの砦の上から。砦は円形に見えますが実は楕円で、直径約56m×26m。基壇部分は幅が4mもあり、脱出用の秘密の抜け道が今でも壁の中に残っています

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砦の上を歩く私たちの影が草むらに...

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苔むした石壁。これはリッチェンと呼ばれる地衣類で、空気の洗浄度の高い場所にのみ生息するという植物

撮影した日は11月とは思えないよう晴天&風もなし。風が強い時は湖面にさざ波がたち、ボートを漕ぐにも苦労することがあるのですが、この日の湖はまるできらきら光る鏡のようでした。

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対岸の丘の上から見晴らすドゥーン・フォート。アイルランド語でドゥーン(Dún=Doon)とは「(石造りの)砦」の意味

ケルト人はクラン(部族)単位の小王国を作り、それぞれ孤立して生活していました。その時代は敵から身を守ることが生活の中心だったので、砦は居住用というより、緊急時の避難場所。このように敵が攻めにくい立地が好まれました。
このエリアには多くの類似した砦が存在したようですが、現在に至るまでほぼ完全に近い形で残っているのはドゥーン・フォートのみ。数十年前に大掛かりな修復が行われていますが、近年また草やツタが石壁を覆ってダメージを与えているので、さらなる修復が必要・・・と地元の人たちは考えているようです。

ここは現在も私有地で、マッキュー(McHugh)さん一族が湖全体とその周辺を所有しています。かつては一族総出で観光客をボートで島へと案内していたようですが、家族のメンバーがひとりふたりと減っていき、現在湖のほとりに住むのはジョー・マッキュー(Joe McHugh)さんお一人。

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撮影終了後の記念撮影。向かって左から2番目がジョーさん、かつては彼もボートを漕いで観光客を砦へと案内していたそう

10年程前に初めてドゥーン・フォートを訪れて以来、機会あるごとに再訪していますが、その度ごとにいろいろな思い出があります。
ローヴァーがいた頃のこと、砦の中でピクニックをしたこと、天候が急変して大慌てでボートを漕いで雨に濡れながら戻ってきたことも・・・。
いつ訪れても変わることなく、太古のロマンを夢見させてくれるドゥーン・フォート。私にとっての最もマジカルな場所です。

ぜひ行ってみたいという方のために道順を下記に記しますが、番組でも「旅人」がそうしたように、最寄りのアーダラ村(Ardara, Co. Donegal)のパブなどで地元のタクシーまたは観光の手助けしている団体の人を呼んでもらい、連れて行ってもらうのが確実でしょう。
(湖はところどころ浅い部分があったり、天候によっては漕ぐのが難しいことがありますので、必ずボートを漕ぎ慣れている人と一緒に行ってくださいね)

★最寄りの村アーダラからドゥーン・フォートへの行き方:
アーダラからPortnoo方面へ5キロ程北上(R261)→「Rossbeg and Doon Fort」の立て看板を左折(L2493)→200m程行くと右手にSt Conall's Schoolあり、さらに50m程進み、「Doon Fort」の立て看板のあるとても細い道を右折→500m程坂を登り、登り詰めたところ左にジョー・マキューさんの家あり。
ここでボートを借りたい旨をジョーさんに伝えて料金を払います(決まった金額はありませんが、ひとり10ユーロ位が目安)。車はジョーさん宅の少し手前右に停めるスペースがあります。

★ボートについて:
ジョーさん宅から坂を歩いて200m程下ると湖があり、そこにボートがあります。通常使える状態のものは1~2艘あるかどうか。穴があいていないか要チェックです。戻ってきたら、ジョーさんにひと言その旨を伝えてから出発するのがいいでしょう。

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10年前に初めてドゥーンフォートを訪れた時の写真。ボートの先頭に飛び乗ってきて水先案内人となってくれていたローヴァー、懐かしいです(過去ブログ:さようなら、ローヴァー

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5年も持った・・・グレッグ先生の手作りクラウン

奥歯のクラウンがかけてしまったので、今日は行きつけの歯医者さんへ行ってきました。
以前にブログにも書かせていただいた、ここ数年お世話になっているグレッグ先生。私の歯医者さんへのトラウマを取り除いてくれた名医(!)です。
(過去ブログ:ダブリンの歯医者さん

かけた部分を見るなり、「おー、なんと5年ももったのか、僕の治療が!」と嬉しそうに声をあげたグレック先生。
そう、かけたクラウンというのは5年半程前にグレッグ先生が作ってかぶせてくれたもの。根っこの歯の状態があまりよくないので、お金をかけて耐久性のあるきちんとしたものをかぶせたところで、結局は数年後に全部やり直すことになる可能性が高い・・・という先生の判断で、とりあえず一時的なものをかぶせておきましょう、ということだったのです。

そんな経緯はすっかり忘れていた私も、徐々に記憶がよみがえってきました。
グレッグ先生いわく「本当は1週間持てばいい方・・・って思ってたんだけど、スゴイなー、5年も持っちゃったよ、ははは」・・・。
本来は歯の詰め物に使う材料を使って、安いクラウンを手作りしてくれたグレッグ先生。その時は「ドクター・コノリー(グレッグ先生が支持していたと思われる歯学部の大学教授)が知ったら、(模範的な治療から外れることをしているので)僕は落第だなー」とさかんに口にしていたグレッグ先生ですが、今日は「これが5年ももったなんて、ドクター・コノリーが知ったらびっくりするだろうな、ははは」と嬉しそうでした(笑)。

歯の根っこはすっかりダメになっているものと思っていたので、初めはオプションは次の3つ、と言っていたグレック先生。

①また同じような一時的なクラウンをかぶせておく。
②抜歯して、周囲の歯の状態がいいようだったら、ブリッジをかける。
③抜歯して、そのまま放置。(上の歯なのでブリッジをかけると鼻の通りに影響を与える場合があるそうです)

ところがレントゲンを取ってみると、なんと以前よりも状態がよくなっている・・・かも? そんなこともあるんですね、びっくり。
先生いわく、磨き方や周囲の歯とのコンビネーションなどで、時々こうやって歯が落ち着いてくることもあるのだそうです。

私の歯をカチカチとたたいては痛みがないか確認しつつ、レントゲン写真を何度も眺めるグレッグ先生。「う~ん、ちゃんとしたクラウンをはめてみたくなってきた・・・」と悩まし気です。
結局、先生が今週末からしばらくホリデーで留守にするため、その約3週間、このままで様子をみることに。3週間経っても同じように状態がよければ、ホンモノのクラウンをはめることを考えましょう、とのことです。
あ~、気楽な感じでいいですねー。

そして今回もまた、歯もよく磨けているし、歯茎の状態もとても良い、と褒めていただきました。日本の歯医者さんには怒られてばかりだった劣等生の私も、アイルランドでは模範生(笑)。
すっかり気を良くして帰宅、3週間後もまた褒められるように歯磨きに精を出すことにしましょう。

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白いクロッカスが咲きました

ここ数日のうちにつぼみをにょきにょきと膨らませた白いクロッカスの花が、太陽に向かっていっせいに花開きました。

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黄色いクロッカスが盛りを終え、今度は白。同時期に植えたのに花の色によって咲く時期に違いが出ました、不思議…

実はこのクロッカス、球根の袋には「白と青のミックス」と書かれていたので色とりどりに咲くものと思っていたのですが、咲いてみたら全部白(笑)。
私はバラでも他の花でも赤とかピンクとか黄色を買いがちなのですが、可憐な白い花も素敵だなと思いました。(小さい花は特に、白はかわいいですね)

この冬は、球根のダブルデッカー植え、またはミルフィーユ植えと呼ばれる方法(クロッカス、スイセン、チューリップなどの球根を、咲く時期が遅いものを下にして鉢の中に2層~3層にして植える方法)に初挑戦。盛りを終えつつある黄色クロッカスの鉢では、今度はスイセンがつぼみを膨らませて出番を待っています。
写真の白クロッカスの鉢でも、チューリップの葉が控えているのが見えますでしょうか?(この鉢は浅目なのでスイセンはなしの2層)

雨風の強い日の多かった今年のアイルランドの冬ですが、それもそろそろ終わりに近づいてきたようです。今日の日差しは、春を飛び越して夏を思わせました。(この写真を撮った午前中のほんの1時間ほどの間のみ。その後は曇り&雨になりましたが・笑)
春から夏になると、軒下の花々めがけてミツバチがブンブンとたくさんやって来るのですが、今日このクロッカスの花に今年最初の一匹を発見。冬は終わりましたね。


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アッシュフォード・キャッスルで撮影された米人気ドラマ『レイン』

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美しいお城の庭にて、米テレビ・ドラマの撮影中・・・!(写真はいずれも2013年8月撮影)

16世紀のフランスを舞台にした『レイン(Reign)』という宮廷ドラマが、昨年10月よりアメリカ&カナダで放送されています。
主人公は、悲劇の女王として知られるスコットランドのメアリー女王。幼くしてフランスに輿入れし、愛憎渦巻く異国の宮廷で青春時代を送るメアリー女王と、彼女を取り巻く人々との物語です。

非常に人気があって、本シーズンは全22話までの放送継続が決まっており(すでに11話放送済み)、さらにシーズン2の制作も決まったことが数週間前に報じらました。
アメリカのCWネットワークという若い視聴者をターゲットにしたテレビ局の制作で、堅苦しい歴史もの・・・というのではなく、ロマンティックなラブシーンも盛り込まれたティーン向けドラマのようです。

実はこのドラマの撮影は、昨年の夏にアイルランドで行われました。(その他、スコットランド、カナダでも)
ダブリンのクライストチャーチ大聖堂(Christ Church Cathedral, Dublin 8)の内部、ゴールウェイ周辺(Co. Galway)でもロケが行われたようですが、ロケ地のメインはアイルランドきっての高級古城ホテル、アッシュフォード・キャッスル(Ashford Castle Hotel, Cong, Co. Mayo)。
・・・で、なんとそのロケ中に、日本からの観光グループのお客様とご一緒に、私も偶然アッシュフォード・キャッスルに泊まっていたのでした!
(過去ブログ:やっぱり素敵…アッシュフォード・キャッスル・ホテル ←撮影現場に出くわしたのはこの時)

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お城の庭で撮影中の主演のお2人。黒いコートを羽織っているのがメアリー女王役の若手オーストラリア人女優アデレード・ケーン(Adelaide Kane)。右に立っている黒を着た男の子がフランシス王子役の、こちらはも若い英俳優トビー・レグボ(Toby Regbo)です

お客様とお城の庭を散策していたら、スタッフと思われる人に「少しの間だけ静かにしてください」と声をかけられ、撮影が行われていることに初めて気付いた私たち。
この時点では一体テレビドラマなのか映画なのか、誰が出ているのかも全く知らず、それでも興味津々で見物していたところ、こちらに歩いてきたトビー・レグボ君(撮影時21歳。若くて美しい男の子でした)が、「ハロー!どこから来たの?」とフレンドリーに話しかけてくれて、お客様は(彼が誰かは知らなかったけれど!)大喜びでした。

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ドラマの中ではフランスの城として登場するアッシュフォード・キャッスル。迫力ありますね

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主演のお2人の演出中でしょうか、小雨が降っていたのでみんな上着を着ています

今思えば、こんな感じのロマンチックなシーンを撮影していたのかもしれません(笑)。

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BBCのサイトより

残念ながらアイルランドでは放送がないので、予告編を見たまでですが、私にはアッシュフォード・キャスルのプロモーション・ビデオか何かのように見えてしまう(笑)。そのくらい、どのシーンを見ても、城の内外の馴染みの場所だらけなのです。
(2016年10月28日:Youtubeのビデオクリップがなくなっていたので別のものに差し替えました)


(アメリカのティーン向けのドラマだけあって、メアリーや侍女たちの会話が今どきのティーンエージャーみたい・笑)

ちなみに初めの方に出てくる廃墟の修道院(1:22秒で全景)は、アッシュフォード・キャッスルから30分程の場所にあるクレアゴールウェイ修道院跡地(Claregalway Friary, Co. Galway)で、1:27秒から主にアッシュフォード・キャッスル。途中に度々はさまれる舞踏会のシーンなど(2:27秒、2:32秒、2:46秒、3:00秒…など)はダブリンのクライストチャーチ大聖堂(Christ Church Cathedral)の内部だと思います。
(そうえいば昨年の春頃、米ドラマの撮影のため・・・という理由で数週間にわたり大聖堂が締め切られていたことがありました)

ホテルのスタッフの話によると、出演者&撮影スタッフはロケ中ずっとアッシュフォード・キャッスルに宿泊していたそうです。私たちが出くわした日は、撮影の最終日でした。

名作『静かなる男』(1952年)のロケ地&出演者の宿泊ホテルとして知られるアッシュフォード・キャスルですが、今後は『レイン』のロケ地として有名になるかも!? 英国の『ダウントンアビー』のハイクレア城のように、アメリカ人ファンが大挙してやってくる・・・なんてことになったりして(笑)。
(過去ブログ:人気の英ドラマ『ダウントンアビー』のアイリッシュ・コネクション

このブログを書くにあたり、ドラマの出演者を調べていて個人的に興味深かったことがあります。
メアリー女王の義母となるカトリーヌ・ド・メディチを演じている女優さんに注目。(0:21秒、1:15秒、2:13秒などでアップに)もしもこの予告編を見ただけて、あっ!!!と思った方がいらしたら、その方は間違いなく、私に負けず劣らずの『赤毛のアン』オタクです(笑)。
そう、その昔、カナダCBC制作のTV映画『赤毛のアン』でアンを演じたミーガン・フォローズ(Megan Follows)です。
あ~、懐かしいですね。ミーガン・フォローズの『アン』が公開されたのは1980年代後半、私の中ではすっかり「あの人は今・・・」となっていた方。
それが今やカトリーヌ・ド・メディチとなって、アイルランドに来ていたとは驚きです。アン時代の面影ありますよね、でもやっぱりカトリーヌ・ド・メディチだから、毒を盛っちゃったりするのでしょうか?(笑)

アッシュフォード・キャッスルでかつての「アン」にニアミス・・・とは。あの日、ロケ現場では見かけなかったものの、同じお城の中に「アン」がいたかもしれないのです!(笑)
『赤毛のアン』ファン歴30余年の私としては、この事実に何よりも大興奮なのでした。

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これがアッシュフォード・キャッスルのいちばん古い部分。『レイン』に出てくる城内でのシーンの多くが、城のこの部分の内部で撮影したと思われます

※2016年9月29日追記:日本でもBSプレミアムにて放送が始まりました!➡クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮

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BS-TBS 「地球絶景紀行」 アイルランド北部編、いよいよ放送です!

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まるで夢の中のような美しさ、ドネゴールの秘境にて。全景の全貌は番組を見てのお楽しみ・・・(2013年11月撮影)

昨年11月にコーディネートさせていただいたアイルランド北部を訪ねる紀行番組が、来週放送になります!

地球絶景紀行
#198 聖なる断崖スリーヴリーグ(アイルランド)
放送日:2014年2月28日(金)21:00~21:54 BS-TBS

番組名のとおり、絶景を求めての紀行番組。奇岩が連なる珍景ジャイアンツ・コーズウェイ(Giant's Causeway, Co. Antrim, Norther Ireland)から、ヨーロッパ一高い海食崖スリーヴリーグ(Sliabh liag, Co. Donegal)へと旅をしながら、日本ではまだあまり知られていないアイルランド北部の素晴らしい景色を、時間をかけて撮影していただきました。

番組予告にも記載されていないので、これは見てのお楽しみ・・・にしたいと思いますが、私がアイルランドで最も心揺さぶられる場所のひとつ、ドネゴール(Co. Donegal)のとある秘境も紹介されます。
日本のテレビ初公開・・・かも!? これまでいろいろなメディアさんに撮影をお勧めしてきましたが、行き着くのが難しい場所のため、実現するにいたらなかったのです。

地元の方々には多大な協力をいただき、アイルランド人の人柄の良さや、アイルランドを旅することの楽しさもご覧いただけることと思います。
放送をお楽しみに。

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ドネゴールの秘境撮影でお世話になった地元の方々と記念撮影♪

撮影中の過去ブログ→ジャイアンツ・コーズウェイにてTV撮影ドネゴール地方での撮影開始!ヨーロッパ一の崖の名所スリーヴリーグでクランクアップ!

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アイルランド伝統の紅茶、キャンベルズ・パーフェクト・ティー

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ゴールデン・イエローの缶がトレードマークの「キャンベルズ・パーフェクト・ティー」。上にのっている小さめの缶は1940年代のアンティーク

日本でアイルランドの紅茶を輸入・販売しておられるTEA & TREATS(ティー・アンド・トリーツ)さんの代表の方をご案内して、紅茶の会社へ行ってきました。
アイルランドの紅茶というとバリーズ・ティーやビューリーズが最初に思いつきますが、TEA & TREATSさんが扱っておられるのは「キャンベルズ・パーフェクト・ティー(Cambell's Tea)」という、アイルランドでも知る人ぞ知るこだわりの紅茶。実はバリーズやビューリーズよりも古い、230年もの歴史ある紅茶なのです。

まずはオフィスへ伺う前に、担当の方々と一緒にキャンベルズの紅茶を出している市内のカフェにて朝ごはん。
カジュアルな雰囲気の中、この紅茶メーカーの歴史や成り立ちをお話いただきました。

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たっぷりのアイリッシュ・ブレックファーストと、どこに置いても絵になるレトロな雰囲気の黄色い缶。「パーフェクト(Perfect=完璧な)」であることを誇るキャンベルズ・ティーですが、缶に書かれた「Perfect」の文字がちょっと控えめに斜体なのが微笑ましくて、好き(笑)

キャンベルズ・ティーの創業は1780年頃、ダブリンがジョージ王朝のもと、ロンドンに次ぐ第2の都市として栄えていた華やかなりし頃にさかのぼります。
メイン・ストリートのオコンネル通り(当時はサックビル通りという名でした)に大きな店を構えていたキャンベルズ・ティー・カンパニーは、19世紀になると紅茶の他に、ワインや各種食料品、毛織物の取り引きも行う一大商社に成長していました。繁栄期のオーナー、ジョン・キャンベル(創業者ジョージの息子)は、ダブリン市長を2度務めるほどの名士となり、歴史にその名を残しています。

ところが20世紀初頭、独立の混乱期に店の建物が被害を受け、1922年の内戦のさなかに、社屋はついに破壊されてしまいます。紅茶の普及と共に新しいメーカーも多く誕生する中、生き残りをかけての苦しい時代が続きました。
1950年代にキャンベルズ・ティーは、同じくダブリン発祥の別の紅茶メーカー、ロバート・ロバーツ社(Robert Roberts)の傘下に入り、創業以来の伝統と味を守り続けています。

では、実際にどのようにして「キャンベルズ・パーフェクト・ティー」の味とクオリティーが維持されているのか、マスター・ブレンダーのギャレスさんがオフィスでその方法を見せてくださいました。

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紅茶のテイスティングを行うギャレスさん。スプーンにすくったティーを音をたててすすり、口の中全体で味わうのだそうです

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ケニアから届いた高級茶葉のサンプルをこのようにして比べます。この明るい赤褐色が「キャンベルズ・パーフェクト・ティー」の特徴。ほんの少しだけ色が暗く出たものは失格(いちばん奥)

ギャレスさんの舌を満足させた合格品を飲んでみると、それはそれはおいしくてびっくり。大げさなようですが、これまで私が飲んできた紅茶の概念を打ち破るおいしさでした!

一般に紅茶の賞味期限は2~3年であることが多いそうですが、キャンベルズ・ティーは1年半。茶葉の鮮度へのこだわりが感じられます。
ギャレスさんいわく、もしも自分が賞味期限を決められるのであれば、3ヶ月にしたいくらいだそう。

ギャレスさんのまるで職人芸といわんばかりのテイスティングに驚き賞賛したあとで、今度は工場を見せてもらってさらにびっくり。
なんと、茶葉を缶に入れてフタにセロハンテープを貼る作業は、すべてひとりの人の手作業で行わていました。

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山積みの黄色い缶。写真右で女の子が茶葉の缶詰め&セロハンテープ貼りをしています。一日に平均400個詰めるそうです・・・

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ケニアから届いたばかりの茶葉。「キャンベルズ・パーフェクト・ティー」は茶の木のいちばん上の、日光・雨・風にいちばんさらされた最高級の茶葉を使用しています。袋に記された「KTDA」とは「Kenya Tea Development Agency(ケニア茶業開発機構)」の略。ケニアのモンバサで毎週行われるオークションで生産者から茶葉を買い付け、世界各国に配送する会社です

伝統の味と品質を守ることを第一としているキャンベルズ・ティーは、大量生産で売り上げを伸ばすことよりも、こだわりのある人のための「スペシャルな紅茶」であることを大切にしているようです。

そのポリシーに共感して、日本で最初&唯一の「キャンベルズ・パーフェクト・ティー」の代理店となったのが、今回ご案内させていただいたTEA & TREATSさん。
代表の奥田さんは、輸入を始めるずっと以前からキャンベルズ・ティーの大ファンで、ロンドンの小売店からわざわざ買いつけて自家用に飲んでおられたそう。その味、こだわり、でも決して高級すぎず、日々の暮らしに合ったカジュアルな紅茶・・・というスタンスに魅力を感じ、日本でもそのおいしさ&良さを知ってもらいたい!という想いから輸入・販売を始められたそうです。

アイルランド伝統の味が、それを大切にしてくださる方の手によって日本へ届けられていると思うと、とても嬉しいです。
「キャンベルズ・パーフェクト・ティー」をご家庭で楽しみたいとう方。ぜひTEA & TREATSさんのHPをのぞいてみてくださいね。→こちら(おいしい紅茶の入れ方なども参考になります)

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工場内のコーヒーのセクションの片隅にさりげなく積まれていた黄色い缶。コーヒー豆の仕分けにも便利(笑)


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冬の青空、グレンダーロックにて

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今日はグレンダーロック(Glendalough, Co. Wicklow)へお客様をご案内。

このところのお天気を見る限り、今日も強風で大雨でも驚かなかったと思いますが、思いがけず素晴らしい青空。日中の気温は10度近くまで上がり、エニシダの花がぽちぽち咲いているのを目にしたりして、ちょっぴり春の気配を感じた一日でした。

年が明けてからというもの、何十年ぶり・・・という嵐に何度も見舞われたアイルランドですが、それもそろそろ終わりに近づいてきたようです♪


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コンサートに出演していたキリアン・マーフィー

週末、スライゴ(Sligo)に滞在中に、アートセンターでコンサートがあるというので行ってきました。
なんとそのコンサート、俳優のキリアン・マーフィー(Cillian Murphy)が出演していたのです。

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写真左、ギターを弾いているのがキリアン。スライゴのアートセンター、The Model内ホールにて。今行われている「Winter Light」という展示に関連したもので、アーティストやその友人たちによる手作り感満載のコンサートでした

「麦の穂を揺らす風」、「プルートで朝食を」などの映画で、国際的にも知られる俳優のキリアン・マーフィー。俳優業を始める前にバンド活動をしていたことがあり、今でも趣味で時々演奏をしているそうです。
今やビッグになったキリアン・マーフィーが、スライゴの100名入るかどうか・・・といった小さなホールで友人たちとのコンサートに出演しているとは思いもしませんでした。

テレビ出演やセレブが集まる場が苦手なことで知られるキリアン・マーフィー。入場料15ユーロのこのささやななコンサートに、友人のお手伝い・・・といった感じで得に目立つ様子もなく参加している様子は、とても好感がもてました。
このコンサートはThe Modelで仕事をしている友人ローナが誘ってくれたのですが、そうでなければここにキリアンが出ているとは気づくこともなかったでしょう。(観ている人の中には、コンサートが始まって初めてキリアンがいる!と気づいた人も多かったようです・笑)

数年前のことですが、アイルランド南西部の町ディングル(Dingle. Co. Kerry)へ行くと必ずやキリアン・マーフィーに遭遇する!ということが続けて起こりました。
アイスクリーム屋さんで、カフェで、道端で。カフェで目があって、「このサンドイッチおいしいですよ」と声をかけたらキリアン・マーフィーが私と同じものを注文した!なんてこともありましたっけ。
(過去ブログ:キリアン・マーフィーに会いました
それ以来すっかり親しみがわき、他人とは思えなくなってしまったのでした(笑)。

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左から4人目がキリアン。いちばん左端は弟さんのポール

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雪とサーフィン

今週末はスライゴ(Co. Sligo)にサーフィンに来ています。
このところ嵐のような天候が続いていますが、波予報&風予報を注意深く見て、嵐の合間をぬってのサーフィン。
昨日早朝にダブリンを出て、なんとか波に乗ったのですが、海からあがる頃にはみぞれ混じりの雨が降り始め、着替えをすませて車を発進させるまでのほんの短い時間に天候が急変、一面、雪景色に変わってしまいました!

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どこもかしこも真っ白。サーフスポット近くのパブ

ほんの2時間程前、海に入る時にはこんなに晴れていたのに。同じ日とは思えないくらい(笑)。

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今日は強風のためサーフィンはできませんでしたが、昨日降った雪はすっかり溶けて、きれいな青空がのぞいていました。
普段はマイルドなアイルランドの冬。今年は異例の嵐続きで、各地で被害が出ています。
日本も大雪の被害に見舞われているとのことですが、どうぞお気を付けてお過ごしくださいね。

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「未来の主役~地球の子供たち」 アイルランドのボクシング少年が登場します

1月のアイリッシュ・ダンスに夢をかける少女エリに続き、今月もアイルランドの「未来の主役」がお茶の間に登場します!

未来の主役 地球の子供たち
放送日:2014年2月15日(土)17:15~17:20 テレビ東京
(TVQ九州放送、テレビ大阪、テレビ愛知の放送は2月19日(水)19:55~20:00)

今回はボクシング一筋の少年、アンドリュー君のお話。数日後に迫った大会での勝利を目指して練習に励むアンドリュー君ですが、時々見せる思いつめたような表情には、若くして病魔に倒れ他界したお兄さんへの想いがあったのでした・・・。

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素顔は無邪気な少年。撮影の合い間にディレクターさんと遊ぶアンドリュー君(2013年11月撮影)

大家族の中で暮らすアンドリュー君とご家族にはいろいろなストーリーがあり、5分間のドキュメンタリーではもったいないくらい。数日間密着して、放送枠を広げて特番にでも出来たらいいのに・・・と現場でディレクターさんたちとお話していたくらいです。

日本ではそのイメージが薄いようですが、アイルランドは実はボクシング大国。国際的な大会で非常に活躍しており、夏季オリンピックでの獲得メダル総数28個のうち、半数以上の16個がボクシングでの勝利です。
そんなアイルランドのボクシング事情にも触れたアンドリュー君取材中の過去ブログはこちら。→頑張れ、チビッ子ボクサー!

放送をお楽しみに!

★3月、4月のアイルランドからの「未来の主役」の放送は下記の予定です。
  ↓
テレビ東京 2014年3月15日(水)/2014年4月12日(水)17:15~
(TVQ九州放送、テレビ大阪、テレビ愛知の放送は上記日程の4日後の水曜日19:55~)
※変更の可能性あり。日が近づきましたらまた追ってお知らせします。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

『フィロミーナ』に見るアイルランドのこと、いろいろ・・・

本年度のアカデミー賞4部門にノミネートされている話題の映画、『フィロミーナ(Philomena)』(邦題:「あなたを抱きしめる日まで」)を見てきました。

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BBC制作、監督はアカデミー賞受賞作『クィーン』のスティーブン・フリアーズ

フィロミーナ・リー(Philomena Lee)さんというアイルランド人女性が、半世紀もの間、人に語ることなく秘めていた実話に基づいた作品。

1950年代のアイルランド。未婚で身ごもってしまったティーンエージャーのフィロミーナは、家族からも見捨てられ、ロスクレイ(Roscrea, Co. Tipperary)の修道院へ送られます。
カトリック教会が支配的だった当時のアイルランドでは婚外交渉した女性は罪を背負ったものとされ、表向けは修道院でも、実際には修道女が監督するランドリー(laundry=洗濯所)と呼ばれる施設へ送られました。そこで出産し、罪の代償という名目で数年間、奴隷的な労働を強いられていたのです。(罪を洗い流す、ということから洗濯所と呼ばれ、実際に洗濯がいちばん過酷な仕事だったようです)
生まれた子供は幼児のうちに、金銭と引き換えに裕福なアメリカ人夫婦などに引き渡され、母親たちはその後連絡を取ることも許されませんでした。

このあたりのショッキングな事情は、2002年に公開された別のノンフィクション映画『マグダレンの祈り(原題:The Magdalene Sisters)』を見てご存知の方も多いことでしょう。

『マグダレンの祈り』は当時の修道院での苦しい日々を綴ったものでしたが、この『フィロミーナ』は、それから半世紀の月日が流れ、田舎の主婦として暮らしていたフィロミーナが事実を語ることを決め、生き別れた息子の消息をたどる・・・というストーリー。
バックグランドにある事実は同様の体験なのですが、このフィロミーナさんという人がなかなかユーモアのある人で、彼女の口から発せられるセリフは時としてコメディーそのもの。名女優ジュディ・リンチ演じるフェロミーナの善良で正直、人を裁くことをしない人柄や、彼女と共に息子探しをするジャーナリストのマーティンとの心の触れ合いが印象に残る、笑いあり、涙ありのとても良い作品でした。

ストーリーラインとは別に、映画の中のアイルランド絡みのことで気のついたことをいくつか挙げてみますね。

予告編にも含まれているシーン。アメリカへ行く飛行機の機内で、マーティンとビジネスクラスに隣り合わせに座るフィロミーナにシャンパンが運ばれてくるのですが、有料だと思い断ってしまいます。マーティンに無料だと言われ、あわててグラスを取ったフィロミーナがひと言、「ライアンエアではなんでもお金を出さなくちゃならないから・・・」。このシーンでは館内でゲラゲラ笑いが起こっていました(笑)。
ちなみにライアンエアとは、機内預かり荷物、指定座席、機内でのドリンク&軽食など何でもが有料であることでしばしば引き合いに出されるアイルランドの格安航空会社。予告編の日本語字幕では残念ながらこれが訳出されていませんでしたが、ライアンエアを知らなければ面白くもなんともないので仕方ないでしょう。

アメリカで生き別れた息子の消息をたどるフィロミーナですが、息子は自分やアイルランドのことなど全く想っていてくれなかった、もうリサーチはやめて家に帰る!とくじけそうになります。ところがそこで、アイルランドを象徴するあるシンボルが重要な役割を果たし、フィロミーナを再び元気付けるのですが・・・。
そのあるものとは、アイルランドの国章またはギネスビールのシンボルとしても知られるハープ(竪琴)のシンボル。
映画の内容とは話がそれますのが、このハープ、国章とギネスとでは向きが違うのをご存知でしょうか。ハープの正位置は右利きの奏者を基本とした、左が直線、右が曲線という向き。ところが国章のハープは、それとは逆の左が曲線、右が直線なのです。(ギネスのハープ→こちら/国章のハープ→こちら
なぜそうなったかというと、国が国章を登録しようとした時には、ギネス社がすでにハープのシンボルをトレードマークとして使用していたため、アイルランドきっての大手ギネス社と争いが起こることを避けて、国は左右逆向きのハープにした・・・という嘘のような本当のような事情があったのでした。
映画の中でストーリーのキーとなるハープはどちら向きなのか、注目してご覧下さい!

アイルランドでのシーンは、北アイルランドのモーン山脈周辺(Mourne Mountains, Co. Down)と近郊の町々、ブライアンズフォード(Bryansford)、ダウンパトリック(Downpatrick)、ロストレヴァー(Rostrevor)キリリー(Killyleagh)で撮影されたそうです。
ロスクレイの修道院を訪ねるシーンで、地名の看板がロスクレイ近くの町バー(Birr, Co. Tipperary)に書き換えられていましたが、あのブルーの看板の造りがまさにモーン山脈周辺のそのエリアもの。修道院の建物は即座にはどこかわかりませんでしたが、周辺にあるジョージ王朝時代のカントリー・ハウスのひとつでしょう。

ジュディ・リンチを含めた出演者とスタッフは、キリリーのダフィリン・アームズ(Dufferin Arms, Killyleagh)という宿に1週間ほど滞在していたそうです。(Belfast Telegraphのこちらの記事より)
マーティン役の英国人俳優&脚本家のスティーヴ・コーガン(Steve Coogan)が、修道院訪問後にギネスを飲みながらパブの店主と話すシーンはここのパブのようですね。

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ダフィリン・アームズのバー(Webサイトより)

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モーン山脈の裾野の緑美しいこんな景色が出てきますので、お楽しみに(写真はwww.freeirishphotos.comより)

ちなみにマグダレン・ランドリーは、最後の施設が1990年代半ばまで存在していました。被害者の訴え、政府の対応などは今もって(というより今になってやっと!)メディアでさかんに報じられいます。
このブログを書いている間、つけっ放しにしていたテレビに映っていた国会中継で、偶然にもフィロミーナ・リーさんの一件が引き合いに出されていました。フィロミーナさんの勇気に感謝、これを教訓にシングルマザーの権利をもっと守るべき、云々・・・と女性の政治家が話していました。
この映画は彼女と同じ経験をしたアイルランド人女性たちを励ますと同時に、確実に社会現象にもなっているようです。

日本公開は3月15日。(→「あなたを抱きしめる日まで」オフィシャルサイト
数年前にベストセラーとなった原作本(「The Lost Child of Philomena Lee」、ジャーナリストのマーティンが書いたのがコレ)は、息子アンソニーの人生により焦点を当てた内容のようですが、映画公開に合わせて日本でも翻訳され、集英社文庫から出ているようですね。

『フィロミーナ』のさらなる背景にご興味のある方は、英文ですが、原作者のマーティン・シックスマイルさんによるこの記事がとても参考になります。フィロミーナさんご自身の写真も載っています。(現在81歳でお元気のようです)
How I helped Philomena track down her son sold by cruel nuns...

P.S. こちらは全く全くの余談ですが・・・。RTEの人気ドラマ「Love/Hate」のトミーと結婚したシュボーン、さらに『ダウントンアビー』シーズン3~4で次女イディスに近づく何だかうさんくさい既婚者、マイケル・グレッグソン。この2人がちょい役で出てました!グレッグソン、やっぱりうさんくさい・・・(いずれもドラマ中の役名・笑)

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槇原敬之さんの「アイルランド音楽紀行」 DVDとなって発売!

2012年10月に放送された槇原敬之さんの「アイルランド音楽紀行」(TBSチャンネル)。大変ご好評をいただき、この度、DVDとなって発売されることになりました!

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槇原敬之 アイルランド音楽紀行~特別編~[DVD]
2014年2月19日発売予定(詳細・ご購入はこちらから→TBSishopAmazon.co.jpなどで予約受付中)

初回生産限定特典として、槙原さんがアイルランドで撮影した写真のポストカードが付いてくるようです。ロケ中にいろいろ写真を撮っておられたので、一体どの写真なのか楽しみ。

タイトルに「特別編」と付いているように、TBSで放送されたものに再編集が加えられています。テレビでは未公開の映像も含まれており、なんとそこに私も登場しているというディレクターさんのお話・・・。
楽しみ&ちょっと不安(笑)。

槇原紀之さんとご一緒したこの番組のロケは、現場がとっても楽しくて思い出に残っています。
放送後にお送りいただいた番組のコピーはあまりに面白くて2度続けて見てしまったほど(笑)。笑いアリ、槙原さんの深い想いや気付きあり、ずっとアイルランドに来たかったという槙原さんの本当に嬉しそうな様子が6月のアイルランドの晴れやかな美しさと共にさわやかに描かれています。

番組を見逃してしまった方、未公開映像を見たい方、ぜひ保存版としてお手元にどうぞ。

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ロケも終盤に近づいた頃、槙原さん&スタッフの皆さんと記念写真♪(バリナヒンチ・キャッスルにて。2012年6月撮影)

※関連ブログ:槇原敬之さんの新曲はアイルランドで生まれた!?

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カムデンの知る人ぞ知るグルメ・レストラン、カムデン・キッチン

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前菜でいただいたメンドリの卵のポーチドエッグ&チョリソとレンズ豆のキャセロール♪

最近レストラン激戦区となりつつあるダブリン市街地の南西、カムデン(Camden)。
賑やかなカムデン・ストリートから路地をほんの少し入ったところにある、その名もカムデン・キッチン(Camden Kitchen, Dublin 8)という小さなレストランで先週お友達とランチしたのですが、そのカジュアルな雰囲気からは想像できないほどの洗練されたおいしいお料理とサービスにとても感激して帰ってきました。

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全20席くらいの小さなレストラン。オープン・キッチンからおいしそうな匂いがしてきます。これはランチ・タイムが終わりになる頃、それまではほぼ満席でした

ランチは3コースで19.50ユーロ(2コースで16.50ユーロ)とリーゾナブル。お昼から3コースは多いかな・・・と思いましたが、各ポーションちょうどいいサイズでペロリといただいてしまいました。

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こちらはお友達が注文した前菜。グリーンサラダ&ファームチーズのベニエ(チーズのベニエとは初めて!)。ベニエの甘さと生ケールの苦味のコンビネーションが絶妙

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メインはこの日のスペシャル、鴨肉のコンフィをいただきました。洗練されたフランス田舎料理、とでもいいましょうか、あぁ・・・大好きな味♪ マッシュポテトとキャベツでいただくのがアイルランド流

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サイドオーダーに勧められて頼んでみたグラタン風ポテト。しつこくなくクリーミーでほっとするお味でした

お料理がここまでおいしいとデザートも期待大。いつもだったら前菜、メイン・・・を食べたらデザートはもういいかな、となってしまうのですが、この日はぜひとも!いただきました。

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ホワイト・チョコレートのパンナコッタ、煮詰めたルバーブ添え。永遠に食べていたいくらいおいしかった(笑)

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お友達が頼んだのはチョコレート・ブラウニー。やはりデザートの王様ですね

このカムデン・エリアは市街地からほんの少し外れているため(セント・スティーヴンズ・グリーン周辺から徒歩10分程)、レストランの値段も少しおさえ気味。経済不況となった2~3年前から気軽に入れるカジュアルでリーゾナブルなお食事処が増えてきたのがこのエリアです。(過去ブログ:カムデンのカフェレストラン、グリーン・ナインティーン
カムデン・キッチンも、ディナーはメニューも増える代わりにそれなりのお値段となりますが(メインが16~26ユーロ)、曜日によってはアーリーバード・タイムが長いなど良心的。

お料理、雰囲気、お値段・・・と、すべてにおいてお気に入りのレストランを久しぶりにダブリンに発見。しばらくの間、機会あるごとに通ってしまいそうです♪

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路地に面した外観はまるでパブの入口かのよう

Camden Kitchen
3 Camden Market, Grantham Street, Dublin 8.
Tel: 01 476 0125
ランチ 12:00-14:30(火~金)/ディナー 17:30-22:00(火~土)
定休日 日曜日&月曜日

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足して120歳の誕生日パーティー!

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120歳おめでとう、の飾り付け!

この週末は友人スティーブンの誕生日パーティーで盛り上がりました。
アイルランド人は21歳、30歳、40歳、50歳・・・という節目の年に誕生日を盛大に祝う習慣があります。(日本では成人のお祝いは20歳ですが、こちらは21歳)
ということは、同じ年の友人が多い場合、節目の年齢になる年には誕生日パーティーだらけ・・・ということになる可能性が。
そこで、毎週末パーティーというのもいかがなものか、と考えた友人のスティーブンは、共通の友達も多く、誕生日が2~3日違いの仲間3人と合同でパーティーを開くことに。題して「スティーブン、カール、キャリーの(足して)120歳の誕生日パーティー」!
パブの上階を貸し切って3人の友人&家族が大勢集い、賑やかなパーティーとなりました。
(3人で足して120歳・・・ということは、何歳を祝っているのかお分かりでしょう・笑)

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宴もたけなわ、深夜を過ぎて友人のひとりが用意したバースデーケーキが登場。120本のキャンドルは残念ながらスペースの都合上、立てることができませんでした(笑)

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音楽のセンスがいいかどうかでパーティーのノリが決まる・・・と言ってもいいくらい、アイルランド人は音楽にこだわる人が多いです。この日のDJは最高(ちなみにアイシュタイン似)。みなが大満足で、最後は会場全体がおおきなダンスホールと化しました!

ホリデーでしばらく留守にしていたこともあり、今年始まって最初の大きなパーティー。
翌日は足が痛くなるほど&声がかすれるほど、よく踊り&よくしゃべり、気心の知れた仲間と大いに笑い、思い出に残る夜となりました。
楽しいパーティーを開いてくれたバースデー・ボーイのスティーブンに感謝♪

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スティーブンとはサーフクラブを通しての友人。パーティーに駆けつけたサーフィン仲間で記念撮影したのですが、肝心のスティーブンが入っていなかったことに後で気がつきました(笑)

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雨間にかかった虹

スライゴ(Sligo)の近くに用事があったので、久しぶりに車を走らせて日帰りで西海岸へ。
雨が降ったりやんだり、時々青空も見えたり・・・と、数時間の間にお天気はめまぐるしく変わり、帰り道ではきれいな虹が見られました。

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最近雨ばかり降っているので、どこもかしこも水だらけ・・・

久しぶりに広々とした大地に車を走らせながら、あ~、やっぱりアイルランドの景色は本当に美しいなあ・・・と実感。
春が来て、エメラルドの島が新緑でおおわれるのが待ち遠しいですね♪

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人気の英ドラマ『ダウントンアビー』のアイリッシュ・コネクション

冬の夜長のアイルランドはDVD鑑賞に最適。
昨年のクリスマス前のことですが、人々がショッピングやディナーの準備にいそしんでいる時、私がクリスマスに向けてラストスパートで行っていたことは、英国のTVドラマ『ダウントン・アビー(Downton Abbey)』の総復習でした(笑)。

これまで飛び飛びでしか見ていなかったこのドラマ、今回こそキャッチアップしよう!と意を決して、DVDボックスを購入。クリスマスの夜にスペシャルが放送されるので、それまでに全4シーズン+2回のクリスマス・スペシャルを全部みるぞ!と意を決して、毎日TVの前にすわって泣き笑いしていたのでした。
話には聞いていたものの、本当に面白くてすっかりはまってしまい、寝る間も惜しんであっという間に見てしまった。おそらく全シーズン合わせて35時間くらいあったと思います(笑)。

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英ITV制作、英国&アイルランドで2010年より放送されているTVドラマ。2013年秋にシーズン4が終了し、今年放送されるシーズン5の制作・撮影もそろそろ始まるようです。英・愛ではもちろん、アメリカでも大人気(ITVのオフィシャルHP(英語)

時は20世紀初頭、英国ヨークシャーの大邸宅『ダウントン・アビー』で暮らすグランサム伯爵一家と、屋敷の使用人たちの人間模様を描く一大長編フィクション。
伯爵の後継者問題、娘たちの結婚とその候補者たち、意地悪な使用人、身分違いの恋・・・などなど、これでもかというくらいにネタ満載。
ディティールも凝っていて、屋敷の調度品、エレガントな衣装(時代の流れによって女性のドレスが徐々にローウェストになるなど、流行の変化もちゃんと描かれています)、当時の生活習慣なども大変興味深いのです。

ストーリーはタイタニック号沈没(1912年)の知らせが来るところから始まり、シーズン2では第1次世界大戦勃発から終わりまで、1920年になったシーズン3ではアイルランド独立期の騒乱・政治的混乱についても言及され始めます。

日本ではスターチャンネルにてシーズン3の放送がちょうど始まったところのようですね。(詳細はこちら
今後の展開を楽しみにしておられる方も多いことでしょうから詳しい内容はお話ししませんが、シーズン2も良かったですが、シーズン3、すごくいいのでお楽しみに。あ~、泣きました、笑いました、画面に向かって(笑)!
(2/6追記:今年の5月より、NHK総合でも放送が始まるそうです!)

(※ここからネタばれあり!)

このドラマにはさまざまなカップルが登場しますが、私のいちばんのお気にリは伯爵家の三女シビルと、屋敷の使用人としてダウントン・アビーにやって来たアイルランド人のトム・ブランソン。
2人はシーズン2で身分違いの恋を成就させてダブリンに移り住むのですが、シーズン3で再びダウントン・アビーに戻ってきます。それもなんと、トムがアイルランドの独立運動に関わり追われて逃げてくる・・・というドラマチックな成り行きで!

アイリッシュ・アクセントで話すトム・ブランソンですが、演じているのがそもそもアイルランド人俳優、今年34歳になるアレン・リーチ(Allen Leech)。

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トム・ブランソン役のアレン・リーチ。屋敷のおかかえ運転手役なので、シビルと結婚する前はいつもこの姿でした

シーズン4の中で、パーティーで伯爵夫人に出身地を聞かれてウィックロウのブレイ(Bray, Co. Wicklow)だとトムが語るシーンがあるのですが、アレン・リーチ自身もブレイのお隣りのキライニー(Killiney)の出身。
アイルランド&英国のTVドラマ/映画などに10代終わりから登場し始め、この『ダウントン・アビー』でブレイクしたようです。
(余談ですが、トムの祖父はゴールウェイの牧羊家、しかもブラックシープの。・・・英国人が考えるステレオタイプのアイリッシュ像にちょっぴり苦笑)

英国貴族ばりばりのダウントン・アビーの中で、反骨精神旺盛なアイルランド人魂をちらつかせながら、三女のシビルに一途な恋心を抱くトム・ブランソンのキャラはとても新鮮。彼を通して、その時アイルランドでは・・・という話がちらりちらりと出て来るのも興味深いところです。

まずシーズン2では、いとこがイースター蜂起で殺されたことをトムが怒りをこめてシビルに語るシーンがあります。ダブリンのノースキング・ストリートを歩いていて、「反逆者かもしれない」という推測のみで英国兵に撃たれたと。(第3話)

そしてシーズン3。メアリーの結婚式に出席するためシビルと共にダウントンに帰ってきたトムは、英国貴族のしきたりに迎合せず、ディナーの席でもアイルランドの政治的混乱を熱く語り続けます。
その後、雨の夜に突然屋敷に姿を現し、独立戦争最中のアイルランドでドラムグール(Drumgoole)伯爵なる人物の城に火が放たれ、その暴動の扇動者として警察に追われている、と説明するのですが・・・。
(その後の話の流れで、グレゴリー夫人やマルケビッチ伯爵夫人の名も言及されています)

さて、一体このドラムグール伯爵の城というのは実在したのか、焼き放たれたというのは事実なのか、『ダウントン・アビー』がどこまで歴史的史実に忠実なのか興味のあった私は、早速手元の歴史の本を参照したり、グーグルしたりてみました。
すると、そのような関心を持ったのは私だけではなかったようで、ネット上にこんな記事を発見。私より先に調べていたアイルランド人がちゃんといたのでした(笑)。
  ↓
Downton Abbey’s Lazy Irish History(「ダウントン・アビーの怠惰なアイルランド史)

この方の調べによると、1920年代にドラムグール伯爵の城が焼かれたという記録は見当たらないとのこと。1649年にクロムウェルに占領され、その後ホテルになったドラムグールの城ならあるそうですが。(どのホテルなのか、そこまでは書かれていませんでした。)

ドラマの中では、ドラムグール伯爵家はダウントンのグランサム伯爵家と知り合い。トムの話を聞いて誰もが「まあ、なんという悲劇!」という反応を示す中、毒舌家のグランサム伯爵夫人(=ヴァイオレット。おばあさんの方)がぽろりと、「Well, yes or no. That house was hideous!(さあ、悲劇じゃないかもしれないねぇ。あの屋敷は悪趣味だったからねぇ!)」と言うのが可笑しかったです(笑)。

上記の記事を書いた方も言っていますが、1920年代のアイルランドは独立に向けての騒乱期で、ドラマの中にちらりと挿入させるにふさわしいような出来事満載の時代。トムが追われた理由も歴史的史実とマッチングしていたら面白かったのにな~と、ちょっぴり残念に思いました。

ちなみにこの話はシーズン3の第4話。そして第5話では、トムとシビルのカップルにあり得ない~!!!というくらいの恐ろしい悲劇が起こります。これはシビル役の女優さんが次のシーズンへは出演しないことに決めたから・・・らしいのですが(涙)。
伯爵家の3姉妹の中でシビルがいちばん好きだった私は、この後のエピソードを見る気力が失せる程、落ち込みました・・・。

物語やドラマの舞台を訪れるのが好きな私は、ロケ地となっている城に興味がわいています。
ダウントン・アビー役となっている城は、英国ハンプシャーにあるハイクレア・キャッスル(Highclere Castle)。800年の歴史のあるこの城は、現在も伯爵が所有、生活している生きた城です。
シーズン2で第一次大戦中に野戦病院として城を提供する話が出てきますが、これはハイクレア城で実際に行われたことなのだそうです。ドラマに負けないくらい、さまざまな歴史がありそう。

4~9月の間は日を限って一般公開されているようですので、機会があれば訪れてみたいものです♪
(ドラマの影響で2014年春の入場チケットはすでに売り切れのようですが・・・!)

P.S. すっかり忘れていましたが、もうひとつの小さなアイリッシュ・コネクションがありました。使用人のミスター・ベイツ(この方もかなりの波乱万丈!)のお母さんはアイルランド人。どの回か忘れましたが、ミスター・ベイツ本人が「肌が白いのはアイルランド人のお母さんゆずり」というようなこと言っていたかと思います。
そして恐らくその名前からして、あの意地悪な使用人ミス・オブライエンもアイリッシュ・コネクションがあることでしょう。


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カプチーノになったバンドーラン!

この週末アイルランドの沿岸部では嵐が吹き荒れ、各地で被害が出ています。
南部のコーク(Cork, Co, Cork)や南東部のニューロス(Newross, Co, Waterford)では街中で大洪水の被害、北東部のスライゴ(Co. Sligo)やドネゴール(Co. Donegal)では沿岸部の防波堤や農地を囲むストーンウォールが強風で吹き飛ばされ、崩れ去った残骸がどっさり。

私たちがよくサーフィンに行くビーチでも、ビーチへ下りる坂道が崩れ去ってアクセス出来なくなった(Tullan, Co. Donegal)とか、嵐で地形が変わってしまい、波がブレイクする場所がずれてしまった(Lahinch, Co. Clare)とか、今のところ人災はないものも、さまざまな被害のニュースがソーシャルメディア等で飛び交っています。

今日FBで盛んにシェアされていた映像がこちら。アイルランドのサーフィン・キャピタルとでもいうべき町、バンドーラン(Bundoran, Co. Donegal)で昨日撮影されたものです。



これを見て初めは雪が降ったのかと思いきや、なんと、この一面の白いものは海水の泡!

さらにこちらの映像は、昨日のBBCニュースで取り上げられたもの。泡が海から飛んでくる様子が映っています。



高潮と時速90キロの強風により、このようなことになったそうです。誰かが「カプチーノみたい」とつぶやいていますが、ほんと、その通り。
その後のニュースによると、映像に映っている海岸沿いの石の壁はこのあと強風で崩されました・・・。

こんな嵐でもサーフィン可能なビーチを見つけては大波に挑戦しているサーファーがたくさんいて、さまさまなビックウェイブ・サーフィンの映像も公開されています。
早くアイルランドの海でのサーフィンに戻りたいのですが、今のところ私がサーフィンするには波が大きすぎ。この先もまだまだ嵐の予報が出ていて、波とお天気が落ち着くのにもう少し時間がかかりそうです・・・。

アイルランドをご旅行中の方がいらしたら、くれぐれもお気を付けくださいね。

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コスタリカの休日終了、ダブリンに戻りました

約1ヶ月のコスタリカでの休暇を終え、数日前にダブリンに戻ってきました。

休暇の最後の10日間ほどはひとりランチョ(木造の小さなバンガローのような部屋)に滞在、朝に夕にとサーフィン三昧で過ごしていました。
同じくひとり旅のサーファーたちと波待ち中に友達になり、お互いのランチョやホステルを尋ねて誘い合っては食事に行ったり、自転車を借りて舗装していない海辺の道を汗だくになってサイクリングしたり・・・と、なんだか小学生の時の夏休みのような日々(笑)。あー、楽しかった!
(子供の頃の私の夏休みは、朝に夕にプールに行き、昼間は友達と誘いあって近所で遊んだり、縁側でお昼寝したり。ロケーションは違えど、空気感、暑さ&夜の涼しさ加減、どこまでも開放的な気分が子供の時の夏を思わせ、なんとも居心地よく、懐かしい気持ちで過ごしていました)

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私のサンタテレサでの住まいとなったランチョ。ハックルベリー・フィンの気分♪

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毎日腕が痛くなるほどよくサーフィンしました・・・

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赤道に近いコスタリカでは日の出・日の入りの時間が毎日ほぼ同じ。夕暮れ時のサーフィンの美しさは忘れがたい思い出です

長く滞在したサンタテレサの町を離れる時はとても寂しかったのですが、十分に休暇を楽しみ、ダブリンでの暮らしに戻る準備も万全。アイルランドに戻って来るのがとても楽しみになっていました。
飛行機がダブリン空港に離陸した時は、(南国コスタリカから一変して、雨の降るひどいお天気だったにもかかわらず・・・!)小躍りするほど嬉しかったです。

今回の休暇ではサーフィンはもちろんのこと、毎日本当によく歩きました。国立公園などを歩くのとは別に、毎日の暮らしが歩き中心。サーフボードをかかえてビーチへ歩いて通い、レストランやカフェへ食事に行くのも、ATMにお金を出しに行くのも、すべて歩き。時には30分以上も・・・。
アイルランド人は一般的に歩くのをあまり苦にしません。一緒に旅したアイリッシュの友人2人は、歩いたり走ったりが得意な2人で(2人ともフル/ハーフマラソン経験者!)、歩く/走るなどがあまり好きでない(と自分では思っていた)私も、2人に引きづられるようにしていつも以上に歩いたと思います。

初めのうちは炎天下の中、数分歩くだけで汗だくヘロヘロになっていたのですが、いつの間にか慣れて、ビーサンでひょいひょいと楽に歩けるように。
おかげで水の中だけでなく陸でも鍛えられたようで、ダブリンに戻ってまだ数日ですが、朝起きて急にジョギングしたくなって走りに行ったり、以前はパブでずっと立っているのが苦痛だったのに、数時間立ったままでも全く平気だったり・・・と、体のコアが以前より強くなったように感じています。
(アイルランド人はパブでずっと立ったまま、えんえん飲んだり話したりしているのですが、普段よく歩くことで鍛えられているのかも)

戻ってきて早速、友人たちと久しぶりに食事に行ったり、映画に行ったり、ダブリン生活を楽しんでいます。休暇の開放感がまだまだ体全体にみなぎっていて、なんだか晴れ晴れと軽やかな気持ち。
旅が楽しいのは旅しているその時だけでなく、こうして日常に戻った時にあらためて感じる幸福感や充実感があるから・・・なのかもしれませんね。

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今日のダブリンは久しぶりの青空。秋に植えた球根類が留守中に芽を出し、今年最初のクロッカスが花を開いてくれました。春が待ち遠しいですね♪

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