ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

クリスマス・シーズンの始まり

友人とランチ/ディナーの合い間に久しぶりにダブリンの街をぶらぶら。12月を目の前にして、どこもかしこもクリスマス・ムードいっぱいです。

xmasshopping2
イルミネーションがきれいな夕方のグラフトン・ストリート(Grafton Street, Dublin2)

ぶらぶらついでにクリスマス・カードやクリスマス切手を購入。クリスマス仕様のヒツジ柄のペーパーナプキンを見つけて、あまりの可愛さについそれも買ってしまいました。

xmasshopping1
アイルランドで多く見られる顔と足が黒いブラックシープの柄。切手はヒイラギとコマドリの2種類、シールになっています

12月のカレンダーが社交の予定で徐々に埋まり始め、フェスティブ・シーズンの始まり。
仕事も一段落、一年の締めくくりの時期を楽しく過ごしたいと思います♪


テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

キルナマートラに日本のTVがやって来た!・・・の新聞記事

先日、TV番組の撮影でウェスト・コークの小さな村、キルナマートラ(Kilnamartyra, Co. Cork)の小学校を訪問した際、ローカル紙の記者が取材に来ました。
その時の様子が掲載された記事を、取材先の子供のお父さんが送ってくれました。

kilnamyrtranewpaper
ゲーリックフットボートの県大会決勝に向けて練習に励む、村の小学校の女子チーム。全部アイルランド語!(Evening Echo 2013年11月20日の紙面より)

実はこの数日後の決勝戦にて、キルナマートラ小学生女子チームは見事勝利。学校始まって以来の女子優勝の快挙を成し遂げたそうです!やった~。

小学校の先生たちや父兄の皆さんに協力していただき、小さな村でのとても心温まる取材でした。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

季節はずれのサプライズ咲き♪

TVロケのコーディネートの仕事が終わり、約1週間ぶりに自宅へ。
出かける前につぼみがふくらんでいた真紅の「ダーバヴィル家のテス(Tess of the d'Urbervilles)」が、寒空のもときれいな花を咲かせて迎えてくれました。

tessroase11131
つぼみの状態が長いまま気温が下がってきてしまい、もう咲かないかな・・・と思っていただけに感激

夏の一番咲きにはよく咲いてくれたテスですが(我が家のバラが花盛り♪)、その後葉っぱが病気にかかって成長しなくなってしまい、枝をばっさり切り落とすはめに。よって今年は二番咲きはのぞめず残念に思っていたのでした。

予想外の時期に枝を切られてしまったために季節はずれにつぼみがついたようで、嬉しいサプライズ咲き・・・となりました♪

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

ヨーロッパ一の崖の名所スリーヴリーグでクランクアップ!

sliabhliagfilming11136
快晴&絶景の本日のスリーヴリーグ!

ベルファーストから始まったアイルランド北部での旅番組のロケですが、本日無事に終了しました。
旅のクライマックス&最後のロケ地となったのは、アイルランド北西端に位置する高さ300メートル(山頂は600メートル)の崖の名所、スリーヴリーグ(Sliabh Liag, Co. Donegal)。
300メートルという高さは、海食崖(かいしょくがい=海岸沿いにある崖)としてはヨーロッパ一です。

実はこのスリーヴリーグの絶景ぶりを撮影するために、ここ数日ふもとから毎日通っていた私たち。
変わりやすい天候のちょっとした合間をねらっては、多い時は日に3度、崖に至る細いくねくねの急坂をヒツジにぶつからないようにハンドルを切りつつ行ったり来たりしていました(笑)。
この時期は海水と空気の温度差により霧が出やすく、山頂の雲&霧が晴れるのはなかなか難しいのですが、今日はほんの短い間、雲間から山頂が顔を見せてくれて、カメラさんがその習慣をバッチリ撮影してくださったようです。

sliabhliagfilming11134
巨人のテーブルと椅子…と呼ばれる岩。この辺りは常に波がくだけて水しぶきが飛んでくるのですが、ここ数日間、まるでカメラにポーズをとってくれているかのように海も風も静かでした

sliabhliagfilming11135
崖の反対側に見える湖

季節やその時の気象条件で、来るたびに違った表情を見せてくれるスリーヴリーグ。青空も嵐も虹も、このこれまでいろいろな様子を見てきたスリーヴリーグですが、今回は霧との闘いでした。
今日はきれいにその姿を見せてくれた崖も、昨日はこんな様子だったのです。

sliabhliagfilming11133
まるで湯けむりのごとく・・・(笑)

崖の迫力を番組で紹介するため、昨日はボートに乗って海からも崖を撮影。
船長のパディには数週間前からボートを準備してもらっていたものの、海が荒れたらどうしよう~と心配していたのですが、これまた11月とは思えないくらい静かな海で無事に撮影に成功。

sliabhliagfilming1113
ボートが断崖に近づく様子を撮影するカメラマンのK村さん

sliabhliagfilming11132
高さ600メートルの山頂を指差してイエ~イ!ディレクターのK山さんと

変わりやすいお天気に翻弄されながらも元気に楽しくお仕事してくださったスタッフのお二人に感謝。
この迫力満点の絶景が日本のTVで紹介されるのは年明けとなるようです。番組詳細が決まり次第、お知らせいたしますね。お楽しみに♪

※注意:スリーヴリーグのビューポイントへ行く道路は近年かなり整備されたものの、未だにかなりの急坂&道が悪いので運転には注意が必要です。車がない場合は、公共の交通機関はふもとのCarrickまで(Bus Eireann)。村のスーパーマーケットやパブでタクシーを頼んでビューポイントへ行くのがいいでしょう。冬場は天候が変わりやすく急に霧に覆われることも多々ありますので、くれぐれもご注意ください。大型バスは行くことができません。

※ちなみに夏のスリーヴリーグの様子はこちら。過去ブログ参照→海から眺めるスリーヴリーグ真夏のスリーヴリーグ(南ドネゴール)


テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

ドネゴール地方での撮影開始!

今日は朝から素晴らしいお天気。11月とは思えないような青空が広がりました。

今日からアイルランド北西部のドネゴール地方(Co. Donegal)にて撮影しています。
やはりこの地は、アイルランドで最も美しく、手つかずの場所…かもしれません。心を揺さぶられるような特別な土地の魅力があります。

今日は地元の皆さんの協力で、なかなか行き着くことのできないこのエリアの秘境…とも言える場所の撮影に成功。おそらく日本のTV初公開…ではないかと思います。
これ以上ないくらいの奇跡的な晴天に恵まれ、素晴らしい景色と雰囲気を映像におさめていただけたかと思いますので、乞うご期待。

その場所については、後日時間のある時にあらためてご紹介させていただきます!

donegalvan1113
緑&黄色はドネゴール・カラー。郷土愛がいたるところで感じられるドネゴール地方です(笑)。私たちが宿泊している小さな町グレンティー(Glenties, Co. Donegal)

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

ジャイアンツ・コーズウェイにてTV撮影

giantscausewayfilming11133
ぴりりと冷たい空気の中、きれいな冬の青空。コーズウェイ海岸にて

昨日今日と2日間かけてジャイアンツ・コーズウェイ(Giant's Causeway, Co. Antrim, Northern Ireland)の撮影。

本来の撮影日は昨日だったのですが、昨日コーズウェイに到着してみると空はきれいな青空だというのに嵐のような強風。
海岸を目指して歩き出したものの、撮影どころか真っ直ぐに立っていられないほどの風で、やむなく撮影を中止。本日風がおさまるのを待って、本日再度トライしました。

giantscausewayfilming1113
ビューポイントを目指して歩きながらカメラを回す撮影スタッフのお二人

今回の番組は景色ありきなので、ポイントとなる景観の撮影がうまくいかないと番組が成り立ちません。
ポイントとなる景観の撮影は、コーズウェイを含めて3か所。天候を懸念してそれぞれに半日~1日の予備日を組んでおいたのですが、やはり正解でした…!

giantscausewayfilming11132
有名な「パイプオルガン」にて撮影

撮影のひとつの山場が終了し、ほっとひと息。明日からアイルランド北西部の景勝地へ場所を移して、撮影を進めていきます!

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

ベルファーストのクリスマス・マーケット始まる

belfastcityhallxmas
ベルファーストのシティーホール内の美しいクリスマス・ツリー

旅番組の撮影コーディネートの仕事でベルファースト(Belfast, Co. Antrim, Northern Ireland)に来ています。

ダブリンも先週からクリスマス・ツリーやイルミネーションが点灯され始め、クリスマス・ムードが高まっていますが、ここベルファーストも同じ。シティーホール前では毎年恒例のクリスマス・マーケットが数日前から始まりました。

belfastcityhallxmas2
11月16日~12月22日。詳細はこちら

シティーホールの表のツリーや、タイタニック博物館のイルミネーションは明日点灯されるそうです。
私たちは明日朝には次の撮影地へと移動してしまうので残念。

今日のベルファーストは周辺の山々がうっすらと初雪におおわれ、冬景色となりました。日も短くなり、夜の長い時期になってきましたが、夜の街や民家のクリスマス・イルミネーションが楽しみな季節となりましたね。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

世界最長の海岸道路、ワイルド・アトランティック・ウェイ、来春オープン!

wildatlanticway2
アイルランド北西部の秘境スリーヴリーグ(Slieve League, Co. Donegal)は高さ300mの崖の名所。大西洋岸の手つかずの美しさを味わえる場所です(写真はWild Atlantic WayのFacebookページより)

昨年よりアイルランド政府観光庁により、アイルランドの大西洋岸の景勝地をひと続きに結ぶ全長2500キロのドライブ・ウェイをオープンさせるプロジェクトが進められています。
その名も「ワイルド・アトランティック・ウェイ(Wild Atlantic Way)」。アイルランド西海岸の野性味あふれる手つかずの自然をめぐりながら、ハイキングやサイクリングなどアドベンチャー、史跡、文化、歴史、食、人との触れ合いをテーマにすえた、世界最長の海岸道路です。

コースは、北はドネゴールの北端のイニシュオーエン半島から、南はウェスト・コークのグルメと歴史の港町キンセールまで。ドネゴール、スライゴ、メイヨ―、ゴールウェイ、クレア、ケリー、コークの、アイルランド西半分のコースト・ライン1400キロを網羅したルートです。

wildatlanticway1
赤線がコースの骨組み。この道路沿いにシーニック・ルートなどがループして全長2500キロになるようです。詳しいルートマップをご覧になれたい方はこちら(写真はFailte Ireland - The Wild Atlantic Wayより)

新しいドライブ・ウェイがオープンすると言っても、新たに道路を建設するというわけではありません。
既存の道路を「ワイルド・アトランティック・ウェイ」の名のもとにひと続きに結び、観光客が走行しやすいよう道路を整備をしたり、大型バスを駐車して景色を眺められるようなヴューポイントを建設したり、新しい看板を立てたり…といったことが今後数年間かけて徐々に行われます。
オーストラリアのグレート・オーシャン・ロード、南アのガーデン・ルート、日本でよく知られるものではドイツのロマンチック街道などのような観光ルートを作ろうというわけです。

wildatlanticway5
まず手始めとしてルート上にこのような看板を設置。今年の夏の終わりごろから各所でちらほら見かけるようになりました(写真はMerrionstreet.ieより)

今年の春に発表された観光庁のプロモーション映像がこちら。大西洋のワイルドな美しさが強調されています。
約3分ほどの映像ですので、よろしかったご覧ください。



ちなみにこの映像、荒々しい波で始まり、短い中にサーフィンのイメージが3か所も出てきます!(38秒、1分59秒、2分5秒…)
そう、今や「波」「サーフィン」というのはアイルランド観光のひとつのアイコンとなっているのです。

サーフィンのみならずハイキング、サイクリング、乗馬、カヤック、ウィンドサーフィン…といった自然相手の「アドベンチャー」は、今後アイルランドでの観光シーンにおいてますます需要が高まってくるでしょう。
すでに欧米からの観光客には、アドベンチャー重視のツアーでアイルランドを旅する…というのがポピュラーになっており、以前にこのブログでも紹介させていただいたことがありました。(過去ブログ参照:アイルランドでアドベンチャー!
このワイルド・アトランティック・ウェイのオープンとリンクして、今後アイルランドの観光イメージはよりそちらの方面へ傾向していくのでないかと思います。

ただこの荒々しい波の映像や、アイルランドでアドベンチャー…というのは、これまで日本で紹介されてきたアイルランドのイメージとは少々異なっているかもしれません。
日本からいらっしゃる方々がお持ちのアイルランド像は「ほのぼのした緑の島」、もしくは「辛い歴史を逆境に生きてきた島国の民」的なもの。旅行会社が作成する観光ツアーも、そんなイメージを反映したものが多いように思います。
ワイルドな大西洋でアドベンチャー…というイメージが定着するにはまだまだ時間がかかるか、もしくは日本人の志向・感性とは結局合わないのかもしれず、そこのズレ…のようなものが、お客様を現場でご案内しながら時々ジレンマになる部分でもあります(笑)。

ワイルド・アトランティック・ウェイの正式なオープンは2014年3月の予定。
欧米からの観光客をメインとしたツアー会社では、来シーズンに向けて「ワイルド・アトランティック・ウェイ走破」をテーマにしたツアーをすでに作り始めています。ルート上で観光したり、アクティビティーしたりしながら、4~5日かけて走破するようなコースが一般的なようです。
日本でもアイルランド・ツアーの新コース案としていかがでしょうか?

ちなみに来年春にドライブ・ウェイがオープンするとは言っても、ご存じの通りアイルランドは国家が財政難ですから、整備にはまだまだ時間がかかりそう。ルート上に156のヴューポイントがマークされるそうですが、すべて整備が整うには今後5年から10年要するなんて話も…。
ただ、美しい大自然の景色はすでにここにありますから、「ワイルド・アトランティック」体験したい方はプロジェクトの完成を待たずにいつでもいらして下さいね♪

wildatlanticway3
アイルランド人でさえもその美しさに息をのむアキル島(Achill Island, Co. Mayo)の景色(写真はWild Atlantic WayのFacebookページより)

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

誰も知らない小さな村、キルナマートラ その2

kilnamartra11134
元気いっぱい、小さな村のチビッ子たち!

TV番組のロケで訪れたウェスト・コークの小さな村、キルナマートラ(Kilnamartyra, Co. Cork)での撮影ウラ話、続きです。

子供を追いかけてのドキュメンタリーのため、村の小学校を訪問。全校生徒90名程、複式学級で3クラス、先生は校長先生含めてたったの3人…という小さな村の小さな小学校です。

キルナマートラはアイルランド語を日常的に使っているゲールタクト(Ghaeltacht)のため、小学校での使用言語もすべてアイルランド語。
授業風景に続き、アイルランドの国技であるゲーリック・フットボールの練習風景を撮影させてもらいました。

kilnamartra11135
この日は練習日ではなかったのですが、校長先生が便宜を図って下さり、授業を返上して練習に当ててくださいました。TV撮影にみんなワクワク♪

kilnamartra11139
この小学校の女子チームは、小学校対抗の地域のゲーリック・フットボール・リーグで決勝戦進出を決めており、選手に選ばれた子たちは猛(?)特訓中。女子が決勝に進出するのは学校始まって以来初めてだそう。決勝戦の日は授業はお休み、バスをチャーターして全校でコーク・シティーの球場へ応援に行くとのこと…楽しそう!

撮影終了後、校長先生がお茶を入れてもてなしてくださいました。校長先生はこの学校の卒業生。自分が育った場所で教育に貢献できるのが喜びだと語ってくださいました。

子供たちはみなマナーが良く元気で、のびのび。低学年クラスから可愛い歌声が聞こえてきたのでのぞいてみると、私の姿を見つけた子供が「日本のテレビだ~」と指を指して叫び、全員がうわ~と手を降り出し大騒ぎに(笑)。

小学校訪問の翌日は、村を撮影。

kilnamartra11132
村の広場的な四つ辻にあるサインポストのてっぺんには、ゲーリック・フットボーラーのオブジェが。フットボールの伝統が強い土地柄の表れ。奥に見える家が私たちが2晩続けて通いマーフィーズに感動したパブです

kilnamartra11138
村出身の英雄、Seán Ó Síocháin(1914-1997)さんという、やはりフットボーラーの胸像。GAAの事務局長をつとめた方だそうです

kilnamartra11137
胸像の隣りには、手作り感いっぱいの村の地図。写真と対応していてわかりやすい

kilnamartra11133
パブの壁続きには、キルナマートラの俯瞰の壁画。スナップ写真を張った風なのがステキ。写真では見えにくいですが、壁の左端下には2匹のネコちゃんも描かれています

あまりにも人の気配がないのでミサの時間に出直して撮影。教会付近を通りかかる人々に「ディア・グィッチ(アイルランド語の「ハロー」)!」と言いながらカメラに手を振ってもらおうとしたのですが、映像世代の人があまり通らず、あまりうまくいきませんでした。
やはり小学校の子供たちから噂が広がっており、「あら、あなたたち昨日学校へ行った日本のテレビね」とみんなが私たちのことをすでに知っていたのが可笑しかったです(笑)。

こんな村に住んでみたい…と思わせるような、小さいけれど伝統文化が大事に受け継がれていて、環境のいい素敵なところでした。

kilnamartra11136
道に迷って偶然見つけた近くのビューポイント。近隣の町が見晴らせます

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

気分は机上旅行…?

ドキュメンタリーの番組ロケが昨日終了したのも束の間、次は旅番組のロケ・チームが来週到着します。
観光シーズンが一段落したこの時期にTVさんが立て続けに来て下さり、思いがけず忙しい11月。嬉しい悲鳴です。
今撮影するものは多くが来年始めから春頃の放送になるため、観光誘致の観点からも、来シーズンに向けてのメディアでの露出はとてもありがたいのです。

今日は一日、自宅で来週のロケのスケジュール作りに追われていました。宿泊や車の手配、撮影許可の申請、人や場所のアポ固め…などなど、ディレクターさんの構成案をもとにスケジュールを起こすのですが、実はこの作業が割と好き。
現場でのガイディングやコーディネーションも好きですが、この事前の「旅のスケジュール作り」をしていると、なんだか仕事をしているというより、趣味…みたいな気がしてくるのです(笑)。

そんな気持ちになるのには、私の子供時代の体験が関係しているのかもしれません。

今回のロケはローカル・バスの車内での撮影が何度かあるのですが、バスの時刻表を調べながら気分は完全に「机上旅行」。そこで急に思い出したのですが、私が小学生の頃にした夏休みの自由研究のひとつは「机上旅行」でした。
模造紙に大きな地図を書いて、地元の旅行代理店でもらってきたパンフレットから観光地の写真を切り抜いてペタペタ。子供ながらも旅行ガイドブックや時刻表を駆使して旅のルートを作り、料金もガイドブックを見て見積もりしたなあ…。
(結果、ものすごい金額になってしまったのですが、そこが机上旅行のいいところですね・笑)

ちなみに小学生の私が模造紙の上で訪れた国はスイスでした。当時はアイルランドという国は知らなかったので(笑)。
登山列車に乗ったり、ハイジの故郷へ行ったり、チーズフォンデュを食べたりしました、もちろん机上で。

実はスイスには、机上以外では行ったことがないのが不思議。添乗員時代にヨーロッパのほとんどすべての国を訪れているのですが(リヒテンシュタインとか、アンドラとか、スロベニアとかスロバキアとかも、ほぼ全部)、なぜかスイスだけは行くチャンスがなかったのです。
いつの日か実家の倉庫かどこかからあの模造紙を引っ張り出して、30年前に作ったプランで旅行してみたら面白いかも…と、昔の記憶を思い出したついでにちょっと思ってみたりしたのでした。

guidebooks1113
旅の情報も最近はほとんどネットで調べるようになり、ガイドブックを見ることも少なくなりましたね

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

誰も知らない小さな村、キルナマートラ

kilnamartra1113
コークに来たらギネスではなくて、やっぱりマーフィーズ!

ドキュメンタリー番組のロケもいよいよ大詰め。ダブリンを離れ、キルナマートラ(Kilnamartyra, Co. Cork)というウェスト・コークの小さな村に来ています。

昨晩、ダブリンでチビッ子ボクシングの試合を撮影してからウェスト・コークへ移動してきたので、すっかり夜も更けてから到着。翌日の撮影のために村の近くに住むご一家を訪ねたところまでは良かったのですが、その帰り道、それこそ周りに何もないような暗闇の中で村までほんの5分の道なのに迷いに迷ってしまいました。
くねくね道(しかもものすごく急な坂道多し!)をさんざんぐるぐるした挙句に、ようやく村に到着。まず目に入ったのはパブの灯り、一目散にその中へ飛びこんだことは言うまでもありません!

killnamarterypub11132
おそらく人口200~300人位の村だと思うのですが、パブは2件もあった!そのうちのひとつ、An Crois(アイルランド語で「十字」の意味)へ

キルナマートラは、アイルランド語を公用語として日常的に使っているゲールタクト(Ghaeltacht)に位置する小さな村。
一般的にゲールタクトはコネマラやドネゴール、ケリーなどアイルランド西海岸に多いのですが、ここはゲールタクトの飛び地とでもいいましょうか。キルナマートラを含む周辺4つの小さな村が、周囲の英語圏に囲まれながらも昔ながらのマンスター・アイリッシュ(アイルランド南部で話されるアイルランド語)を守り続けているのです。

私たちが飛び込んだこのパブでも、人々はみなアイルランド語で会話していました。

killnamarterypub1113
日曜日の夜にもかかわらず、パブはにぎやか。皆がTVを見ていますが、昨晩は今や国民的人気のダブリンのギャング・ランドを描いたRTEドラマ「Love/Hate」のシーズン4の最終回だったのです。最終回の視聴者数が100万人を超えた(!)と今日のニュースで話題になっていましたが、それもそのはず、こんな小さな村のパブでもみなが見ていたのですから…!

この小さな村のパブのマーフィーズのおいしいこと。
実はマーフィーズって、これまでどこで飲んでもやっぱりギネスにはかなわないな~、コクが薄いな~と、おいしいと思ったことが一度もなかったのですが、ここのマーフィーズはギネスにも劣らず絶品。
2番続けて通ってしまいました(笑)。

昨晩はまだ村での撮影開始前だったのですが、パブにいた人々の多くが、なんと日本のTVクルーが村に来ることをすでに知っていました。小学校の撮影をお願いしていたので、子供たちから噂が広まったのでしょう(笑)。
この、誰も知らないような小さな村がとても気に入ってしまったので、小学校での撮影の様子など昼間のキルナマートラ村も後日またご紹介したいと思います♪


テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

頑張れ、チビッ子ボクサー!

今回のTVロケは、子供を主役としたドキュメンタリー。ここ数日、さまざまな分野で活躍するアイルランドの子供たちを追いかけていますが、今日は子供が出場するボクシング大会の撮影に行ってきました。

bokingandrew1113
リングの上でにらみ合う9歳の少年同士の対決。試合前にシュシュシュ…とシャドーボクシングしたりするチビッ子ボクサーの姿は、まるで「がんばれ元気」の世界そのもの!(笑)

アイルランドは小さい国ながら、さまざまなスポーツの分野で活躍しており、ボクシング競技もそのひとつ。
特にオリンピックではボクシングで多くのメダルを獲得しており、調べてみると、過去に獲得した合計28メダルのうち、16がボクシング競技によるものでした。
昨年のロンドン・オリンピックでアイルランド人の女子ボクサー、ケイティー・テイラーが金メダルに輝き、国中が熱狂したのは記憶に新しいところですね。

ケイティーの影響か、今は女の子のボクシング人口が増えているとのこと。昨日ダブリン郊外のボクシング・クラブへ撮影のためにおじゃましたのですが、トレーニングしている子供の約半数が女の子だったのにはびっくり。

baldoyleboxing1113
クラブでのトレーニング風景。奥の2列は全部女子

今日の試合でも出場している子供の約3分の一は女の子でした。
試合を見ながらクラブの世話役の女性の方(クラブに女の子人口が増えたため女子の世話役が必要…ということになり、ボランティアに来るようになったそう)とおしゃべりしていたのですが、こんなことをおっしゃっていました。

「ボクシングをやっている子供たちの中には貧しい環境にある子供も少なくないのよ。ケイティーのおかげか、ドラックに手を染めたり非行に走ったりする代わりに、こうやって体を鍛えようとする子が以前より多くなったと思うわ」

かつては、貧しかったアイルランド人が移民先などで体を張ってのし上がっていく手段のひとつだったボクシング。よく知られた映画の中にもアイルランドとボクシングの関わりが多く登場しています。
永遠の名作『静かなる男』(1952年)の主人公ショーンはアメリカ帰りの元ボクサー。ディングルでロケをした『遥かなる大地で』(1992年)でも、アメリカへ渡ったトム・クルーズ演じる主人公がボクシングでのし上がっていく様子が描かれています。
ヒラリー・スワンクがボクサーを演じた『ミリオンダラーベイビー』(2004年)はアイルランド系アメリカンの話で、緑色のガウンの背中のアイルランド語「モ・クシュラ」が話題となりましたね。W.B.イエーツの有名な詩「Lake Isle of Innisfree(イニシュフリー湖島)」の朗読シーンもありました。

過去の厳しい時代から、アイルランド人が体を張って獲得していたもののひとつがこのボクシング。
ケイティー効果で、今や健康のため、ダイエットのため、さらには精神力を強めるためなど、さまざまな目的でクラブに来る子が増えているとのこと、平和で健康的な良い時代となりましたね。

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

11月の青い空

11月に入り、朝晩はぴりりと冷たい空気が感じられるようになってきました。
今朝は冬の訪れを感じさせるような空気とともに素晴らしい青空が広がり、室内の撮影の予定を急遽変更して、ダブリンの絶景のひとつを撮りに行くことに。

howthbaileys1113
ホウス半島(Howth, Co. Dublin)にて

澄んだ青空がなんとも美しく、気持ちの良い朝の始まり。
撮影もいよいよ中盤、楽しいスタッフのお2人のおかげで、現場もわいわい賑やかにさせていただいています♪

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

ドキュメンタリー番組の撮影、始まる

futurehero1113
ダブリン近郊のとある町の城に登らせてもらい、町並みを撮影

今日からTVロケのコーディネートの仕事が始まりました。
あいにくの曇り&雨交じりのお天気でしたが、撮影初日が無事に終了。地元の学校にもお世話になり、教室風景を撮影させていただきました。

futurehero11133
女子校の中学1年生の教室にて。TVカメラの来訪に女の子たちはみなワクワク

撮影させていただいたお宅では、お母さんとお嬢さんが軽いランチを用意してくださり、思いがけないおもてなしに日本からのスタッフの皆さんも大喜び。アイリッシュ・ホスピタリティーを早速に体験していただくこととなり、嬉しく思いました。

futurehero11132
ブランブレッド&スモークサーモンや各種チーズ。この後、温かいキッシュと野菜スープも準備してくださいました

今回の撮影はいわばドキュメンタリーで、数人のアイルランド人を追いかけて撮影します。初日の今日から早速、各地で皆さん撮影に便宜を図って協力してくださり、感謝感激。
番組の詳細は後日、追ってお知らせいたしますね。お楽しみに♪

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記

サーフィン日和!

今年もいよいよアイルランドの本格的な大波シーズンが到来したようです。

先週辺りから次々に記録的なビッグウェイヴのニュースが流れていますが、私が乗るには大きすぎて、しばらくサーフィンに行けずにいました。
やっと少し波がおさまり、風も弱まってきたので、昨日はダブリン近郊で(珍しく東海岸にも波が来ているのです!)、そして今日はスライゴのリーフ・ブレイクで、2週間ぶりにサーフィンしてきました。

sligoreef1113
風もやみ、素晴らしいお天気。サーフ・バディーのグレアムとアランと一緒に大西洋の海と空気を存分に楽しんできました!

2日間連続でサーフィンして、久しぶりに軽い筋肉痛。心地いい、筋肉痛です♪
先週からの大波で海外からのサーファーも多くアイルランドを訪れていて、昨日今日といずれのスポットでも見事なパフォーマンスが繰り広げられていました。

サーフィンそのものはもちろんのこと、仲間と一緒にパドルして沖へ出て、波を待ちながらおしゃべり、励まし合ったり、冗談言い合ったりしながら波をキャッチできたり、できなかったり…というのがなんとも楽しくて幸せ。
サーフィン後は近くのパブへ集まり、暖炉で暖まりながらフィッシュアンドチップを食べて、サーフィン談義に花を咲かせ、星空のもと家路に着く…という、私の大好きな一日でした。

今日の波は私には少し大き目で、いざ水に入ってからしまった…といった感じだったのですが(笑)、バディとして励ましてくれたグレアムとアランのおかげでなんとか乗りこなしてきました。感謝です♪

※追記(11月4日):先週の大波セッションの映像が次々公開されています。こちらは本日公開されたハロウィーン・ウィークのマラグモア(スライゴ近郊のビッグウェイブのメッカ)の大波を制したアイルランド&ニューヨークのサーファーたちの映像…お見事! ⇒All Hallow Mullaghmore

テーマ:アイルランド生活 - ジャンル:日記