ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

雨のイニシュマン島…

イニシュマン島(Inis Meain, Aran Islands, Co. Galway)に来ています。
6月に来た時に素晴らしいお天気に恵まれたのと全く対照的に、今回は雨、雨、雨。それも珍しいくらいのどしゃ降り。

仕方がないので、取材も撮影もしばし休憩。こんな時間もたまにはいいかもしれません(笑)。

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B&Bの窓から…


追記:さんざん降って満足したのか、午後には雲が動いて晴れ間を見ることが出来ました♪ アイルランドのお天気は本当にドラマチックです。


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イエーツの「さらわれた子ども」の地にて

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スライゴ近くのグレンカー湖(Glencar Lake, Co. Letrim)にて。早朝の光が幻想的

スライゴ周辺にて雑誌の写真撮影中。変わりやすいアイリッシュ・ウェザーに翻弄されながらも、早朝に起き出して朝の光をねらったり、夕方の斜光を待って撮影したりしています。

今回のテーマは「妖精」なので、妖精話を多く書き留めたにスライゴゆかりの詩人ウィリアム・B・イェイツ(William Butler Yeats, 1865-1939)が詩に詠んだ場所などへご案内しています。
人気のない時間帯に訪れると、さもありなん…といった雰囲気。イエーツの生きた時代でしたら尚のこと、妖精界を身近に感じたことでしょう。

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朝のやわらかい光が湖面を照らし、まるで鏡のよう

このグレンカー湖はスライゴを代表する2つの山、ベンブルベン(Ben Bullben)とダートリー・マウンテン(Dirtry Mountains)にはさまれた谷間に横たわる湖。滝があることでも知られていて、その地名はイエーツの「さらわれた子ども(The Stolen Child)」の中で詠われています。
「さらわれた子ども」は、この土地に伝わる妖精が子供をさらっていく…という伝説を踏まえたもので、ちょっとおどろおどろしい怖さのある詩。そう、こちらで言う妖精とは、背中に羽のはえたティンカーベルのような姿では全くなく、もっとおどろおどろしい、恐るべき存在なのです。

一体どんな詩なのかご興味のある方は、こちらの方のサイトに丁寧な日本語訳がありますので読んでみてください。→壺齋散人さんのサイト

私たちも妖精界に連れて行かれることのないよう、境界線に踏み込まないように気をつけながら取材・撮影を進めています…!

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夕方はやはり「さらわれた子ども」に出てくるロセス・ポイント(Rosses Point, Co. Sligo)にて撮影。薄暗い曇り空から「天使の梯子(Angel's radder)」がおりてきました

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妖精を探す旅?

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フェアリーの羽根が落ちてきた…!? タラの丘にて

周遊ツアーのご案内が終了し、今度は雑誌の取材コーディネートの仕事です。
今回の旅のテーマはずばり「妖精」。妖精に詳しい人、妖精伝説にまつわる場所などをご案内していますが、旅の途中に妖精探しもしています(笑)。

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妖精族のアパート?…みたいな場所でめをこらして見ているカメラさんと編集さん

今晩から妖精話を収集したW.B.イエーツゆかりの地、スライゴ周辺で数日間過ごします。不思議体験が出来そうで楽しみ…です♪

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森で見つけた妖精の庭。取材が進むについて、目線がだんだんミクロの世界に…

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リフィー川沿いの寿司レストラン

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イクラ、イカ、マグロ、サーモン…お寿司の王道!

久しぶりにダブリンで友人たちと食事。以前から気になっていたリフィー川に面した日本食レストランで、お寿司を食べてきました。

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North Wall Quay, Dublin 1.
Tel: 01-7919759/087-2548108
(リフィー川の北岸。サミュエル・ベケット橋とジニ-・ジョンストン号の間)

予想以上においしくて、びっくり。普通のにぎりも、洋風ロールもどちらもおいしい♪

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私がいちばん好きだったのは、写真左のウナギ、エビ天、カニの身のコンビネーションのボルケーノ・ロール。しめ鯖や、ホタテのにぎりもおいしかったです

2週間続いたアイルランドの「猛暑」でちょっぴり夏バテ気味だったのですが、このお寿司で元気になりました。
今日は友人と4人で豪勢にお寿司をたくさんいただきましたが、ランチ時だったらひとりでふらりと入ってちょっとお寿司をつまむ…なんてことも出来そうな雰囲気のレストランです。

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夕立のあとのリフィー川。水際で食事…というのはいいですね

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冬至の日のニューグレンジ、Eメールで応募可能

周遊ツアーもいよいよ大詰め、ダブリンと周辺の観光にご案内しています。
今日は紀元前5200年に建設された、世界でも最も古いモニュメント…として知られる、ニューグレンジ古墳(Newgrange, Co. Meath)の観光。

ニューグレンジは、天窓の仕掛けを利用して冬至の日の朝の太陽の光が墓室に差し込むように設計されており、見学ツアーでは電球を使ってその様子を再現して見せてくれます。
5000年以上経った今も、12月21日の冬至の日をはさむ前後5日間にわたり古代と同じように太陽光が差し込むのですが、その現象を生で見ることが出来るのは、ラッキーにも抽選に当たった人のみ。
(過去ブログ参照:ニューグレンジの抽選ボックス

ニューグレンジの見学を楽しんだお客様たち。皆さん冬至の日に招待されることを願って、申し込みに用紙に記入。

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ビジターセンター入り口にある抽選ボックスに投かんしてきました。お客様の中から当選者が出ますように!

昨年は29750の応募があったというこの抽選ですが、ニューグレンジまで行くことが出来なくとも、Eメールで応募することが出来ます。
詳細はこちら。応募用紙をネット上で入手することは出来ませんが、お名前・ご住所等、必要事項をメールすると、代わって応募用紙に記入して投かんもらえるのだそうです。

ペアで50組(1日25人ずつが5日間に割り振られます)が当選することになっており、毎年9月に警察立ち合いのもとで地元の小学生が抽選を行います。

今年の抽選日は9月27日。
古代5000年前と変わらぬ神秘的な現象をこの目で見たい!…という方、ぜひご応募を。

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日照りのあとの月夜の空

キラーニー(Killarney, Co. Kerry)に来ています。
ヒートウェイブ(熱波)はまだおさまらず、相変わらず日照りのような暑さが続いていますが、今日は夕方からさわやなか風が吹き始めほっとひと息。

夕食後にホテルのお庭をお客様とお散歩。(これまでは暑くて、こんなことも出来ずにいました!)
西の空に沈む夕日を見た後、ふと反対側の空を見ると、こんなにきれいな月が昇っていました。

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満月2日前。夕焼け空をちょっぴりだけ映した雲が水彩画のよう

照りつけるような青空にちょっぴり辟易してきたところだったので(これで連続2週間、雨にあわないどころか、かんかん照り!)、さわやかな月夜の晩がなんともありがたく感じられました。



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オリエント急行でディナー(グレンロー・アビー・ホテル)

ゴールウェイ郊外のグレンロー・アビー・ホテル(Glenloe Abbey Hotel, Co. Galway)に宿泊しています。
このホテルは敷地内にオリエント急行の車両を利用したレストランがあることで有名。(Pullman Restaurant)グループのお客様とご一緒にディナーをいただきました。

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「プルマン号(The Pullman)」の名で知られる1927年に作られたオリジナルの客車

約40年近く現役車両として活躍したプルマン号は、モナコ~イスタンブール~サンクトペテルブルク間を走るオリエント急行でした。のちにはブライトン~ロンドン間を走り、イースト・エンドで活躍する映画俳優たちの御用達だったそうです。
第2次世界大戦中はウィンスト・チャーチルとその家族により使用され、1965年1月、チャーチルの葬儀列車として棺を運ぶ役目を果たしたのが最後でした。

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まるでオリエント急行に乗っているかのような気分。3コースのディナーの前菜にいただいたスモークサーモン

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今にも動き出しそうなレストラン内

このプルマン号は、現役を退いた後の1974年、アガサ・クリスティー原作の「オリエント急行殺人事件」の映画の中でも使用されました。イングリッド・バーグマンは一体どこの座席に座ったのでしょう。(笑)

夕食時とはいえ、まだ陽がさんさんと降り注ぐ夏のアイルランド。1920年代のオリジナル車両ですから、もちろんエアコンはなし。レストランが気を遣って扇風機を置いてくれたものの、あいにくの暑さで汗をかきかき、高級ディナーをいただいたのですが、これものちには良い思い出になることでしょう。

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レトロな雰囲気満点のプルマン号入り口

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今週もまだまだ熱波が続いています

昨日よりグループ・ツアーのご案内が始まりました。
先週に引き続き、まだまだ熱波の影響で暑い日の続くアイルランド。雨に備えて、寒さに備えて衣類を準備してきたお客様たちは、予想と大違いのかんかん照りのお天気にびっくり(笑)。

今日はジャイアンツ・コーズウェイ(Giant's Causeway, Co. Antrim)やキャリクアリードの吊り橋(Carrick-a-rede, Co. Antrim)など、アイルランド北海岸のご案内でしたが、汗をぬぐいながらの観光となりました。
これで連続10日間ほど日中の気温が25度を上回るような日が続いており、まだまだ雨の降る気配はゼロ。
アイルランドでこんなに「夏が暑い」と感じるのは初めてです。

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海岸近くに咲くヤナギラン。この気候の中で見ると、ヤナギランもなんだかトロピカルな花に見えてきます…


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ベイクドアラスカ

…という名のデザートをご存知でしょうか?
数か月前にグループ・ツアーのお客様とワインポートロッジ(Wineport Lodge, Co. Westmeath)でランチした際に、初めて食べたデザート。
どこかで聞いたことがあるような気はしたものの、どんなものかは分からず尋ねてみると、「アイスクリームをメレンゲで包んで、オーブンで焼いたものよ」という説明。
興味津々でひと口食べてみると、あまりのおいしさに感激!こんなおいしいものがこの世にあったの~、食べ終わりたくない~と言い続けながらいただき、その日は一日中、感激の味を反芻し続けていたくらい。(いや、実際に反芻はしなかったですが、そんな気分でした。笑)

それ以来、また食べたいな~と思っていたところ、ラッキーにも今日、お客様をご案内して再びワインポート・ロッジでランチするチャンスがやって来ました。
メニューにベイクドアラスカがあるのをしっかり確認してから、メインは控えめに注文。夢のデザートに再会です。

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これがワインポート・ロッジのベイクドアラスカ(Baked Alaska)。パイ生地とスライスしたスポンジの上にアイスクリームを置いて、メレンゲで包んでオーブンへ。焼きたてのメレンゲは温かく、その中から冷たいアイスクリームがとろりん…。シンプルな材料を組み合わせただけなのですが、あ~、その食感とおいしさがなんとも言えず…今思い出しただけでもうっとり♪

アイルランドにしては蒸し暑い今日の気候にぴったりのデザート。さんさんと陽が降り注ぐ湖畔のテラスでいただき、おいしさも倍増でした。

ベイクドアラスカの名は、冷たいアイスクリームがアラスカの冷涼さを連想させることに由来しているようです。
正式に命名したのは19世紀創業のニューヨークの老舗レストラン、デルモニコス(Delmonico's)最盛期の有名シェフ、チャールズ・ランフォーファー(Charles Ranhofer)。1876年にアラスカがアメリカ合衆国に加えられたのを記念してその名が付いたそうです。

アイルランド人の友人にベイクドアラスカのことを聞いてみると、ひと昔前は結婚式の定番デザート…として知られていたようですね。しばらく姿を消していたけれど、最近また流行り出して、メニューに復活しているみたいだよ~とのこと。
そう言われてグーグルしてみると、RTEのお料理番組でも知られるアイルランドの人気シェフ、ネヴィン・マグアイヤ(Neven Maguire)のレシピが出てきました。今年の4月に加えられたレシピのようですから、友人の言葉通り、ベイクドアラスカは今アイルランドで再び人気上昇中のデザートなのかも。

RTE Food:ネヴィン・マグアイヤのベイクドアラスカのレシピ(英語)

これを見ると、冷蔵庫で固めたりするのに時間がかかるものの、ソースはなくても良いことにすれば、必要なのは市販のアイスクリームとスポンジ(ネヴィンのレシピではマデイラケーキを使っています)、卵白のみ。
頑張れば自宅でも夢のデザートが作れそう?

今のところ、ワインポート・ロッジ以外のレストランでベイクドアラスカがメニューにあるのは見たことはないのですが、夏のデザートの定番としてもっとポピュラーになると嬉しいですね♪

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レストランのテラスより湖(Lough Lee)を臨む。熱波は少しおさまりましたが、夏の陽気はまだまだ続いています

※ワインポートロッジに関する過去ブログ:湖畔のグルメ・レストラン、ワインポート

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バンラッティ城のバンケット、今年で50周年

旅行会社の方の視察旅行のご案内。シャノン空港に到着されたお客様を、バンラッティ城(Bunratty Castle, Co. Clare)のディナー・ショーへお連れしました。

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15世紀の城の中で、中世を再現したバンケット(宴会)が毎夜催されています

このショーは「中世の宴会(Bunratty Castle Medieval Banquet)」と呼ばれ、私たちは中世のお城の宴会に招待されたゲスト…という設定。
入城するとアイルランドの王族たちが好んだというミード(蜂蜜の蒸留酒)がふるまわれ、広間でのバイオリンやハープの演奏に続き、執事の合図でバンケット・ホール(宴会場)へ。
長テーブル&ベンチに座って4コースのお食事をいただくのですが、中世にはフォークやスプーンはまだなかったため、ダガーと呼ばれるナイフ一本でお食事をいただきます。スープは器を手に持ってすすり、スペアリブ、チキンと続くメイン・ディッシュは手とナイフのみでパクパク(笑)。

ゲストの中からその日の王様が選ばれたり、執事が食事を毒見したり、陰謀を企てた罪でゲストの一人が捕えられたり(ドンジョンに入れられてしまうのですが、「助けて~」と迫真の演技をするのを見ていると、この人サクラなの?と疑いたくなります。日本人でこれが出来る人は少ないのではないでしょうか。笑)…と、食事中も余興満載で飽きさせません。
デザートが終わるとショー・タイムとなり、中世の衣装を着た給仕係りが総出で歌ったり、演奏したり。(上の写真)
「モリーマローン」「サリーガーデン」「ダニーボーイ」等々、懐かしのアイルランド民謡が次々に披露され、ご先祖にアイルランド系の多いアメリカ人のお客さんはこういった曲をよく知っているので、一緒に口ずさんでいました。

この「中世の宴会」は別の数か所の城でも行われていますが、バンラッティ城が発祥。
時代遅れになることもなく、アイルランドに来る観光客には常に人気のロングランのショーで、なんと今年で50周年を迎えるそうです。スゴイ!

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50周年記念に今年はこのような証書がもらえます。この証書があれば、バンラッティ城をはじめとする国内のいくつかの城の跳ね橋を渡る際の通行税が減税!…と書かれています(笑)

ショーは毎晩2回、17:30~と20:45~。中世のお城の宴会に招かれたい方は早めのご予約を。

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宴会終了後のバンラッティ城。夜11時を過ぎて、やっと暗くなったアイルランドの空

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ラベンダーを収穫

バラの鉢のあいたところに植えこんだりしていたラベンダーが育ったので、収穫しました。
とりあえず束ねてベッドルームにつるさげてみたのですが、なんともいい香り。暑い夜にもよく眠れそうです。

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乾燥した時に花がバラバラするので、咲く前に収穫。これでも香りは強いみたいです


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アイルランドに熱波がきています

今週のアイルランドは熱波に見舞われており、ここ数日、アイルランド全土で日中25度を超える暑い日が続いています。

今年の最高気温記録が毎日更新されており、今日はアイルランド西海岸のシャノン空港エリアで29.5度を記録したとか。
猛暑の日本におられる皆さんにはこのくらいで暑いなんて…と言われてしまいそうですが、これは通常のアイルランドの夏の平均最高気温を5~10度上回る暑さ。こういった気温に慣れていない&日照時間が長い(15時間位!)こともあり、とにかく暑いのなんのって。
2006年以来、6年ぶりの暑さだとも言われていますが、それが1日ではなくこんなに続くのはアイルランドでは本当に珍しいことです。

実際には27度くらいの外気温でも、陽射しの強さも手伝って、体感温度としては35度くらい?
暑さに弱い私は、炎天下の屋外に一歩踏み出すごとにくらくらしています(笑)。

海辺の方が風があって涼しいだろうということで、今日は友人を誘って近くの海へ泳ぎに行きました。
青い空、青い海、海岸に寝転ぶビキニ姿の人々、海で(水打ち際で足をつけるだけなくて、実際に入って!)泳ぐ老若男女…と、その光景はまるでスペインか南の島かどこかのリゾート地そのもの。
アイルランドの海でふるえることなくビキニで泳いだのって、初めてかも(笑)。

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ダブリン北郊外のマラハイド(Malahide, Co. Dublin)近くにて。ダブリン市街地から車でほんの20~30分程です

夕方になって日が沈むと(といっても夜10時くらいですが)、気温は10度程下がりぐんと涼しくなります。
この感じが私が育った信州の夏によく似ていて、ここ数日、なんだか子供の頃の夏休みを再体験しているかのような気分。
暑さ加減が当時の信州によく似ていて、暑いといってもクーラーが必要なほどではなく(今は信州も暑くなってしまいクーラーなしでは暮らせなくなりましたが、私が育った頃は家庭には普及していませんでした)、日差しは強くとも木陰に入ると涼しい…といったこの感じ。ここ数日のアイルランドの暑さがまさにそんな感じで、スイカ、かき氷、甘い桃、お盆の時のテンプラ…と、懐かしい夏の風物詩が連想ゲームのように思い出されてきます。(すべて食べモノばかり…笑)

予報によるとこの暑さは金曜日(場所によっては土曜日)まで続くとのこと。思いがけない「夏休み」をあと数日、楽しみたいと思います♪

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7月11日追記:2日連続して今日も泳ぎに行ってきました(笑)。昨日よりさらに人多し…!

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サーフィンの週末

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見ているだけうっとりするような波、波、波…!

約1か月ぶりのサーフィン。この週末は素晴らしい波のコンディションに恵まれ、スライゴ/ドネゴールで3日間サーフィン三昧してきました。

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すっかりお気に入りとなったスライゴのとあるリーフ・ブレイクにて、波の様子をウォッチする仲間たち

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お天気もよく、草の上にすわってのんびり

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バンドーラン(Bundoran, Co. Donegal)のホステルに仲間たちと宿泊。ホステルの裏手はサーファーたちの車でいっぱい

昨日あたりからアイルランドには熱波がやってきて、日中25度を超える暑さ。通常は真夏でも冬用のウェットスーツを着てサーフィンしているのですが、この週末は夏用の薄いスーツに着替えました。まるでホリデー地でサーフィンしているかのような気分♪

サーフ仲間たちの勇姿をたくさんカメラにおさめたのですが、ここではあえて偶然カメラがとらえてしまった珍ショットをご紹介しようと思います(笑)。

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踊るように波乗りを終わらせるローナン

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スティーブンの片手飛びの技

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Yさん、沈没の瞬間!

このところ仕事が忙しく久しぶりのサーフィンだったため、体が相当なまっていたようで、いつもよりパドリングはきついし、すぐ疲れるし…。波のコンディションが良かったのに比して、自分の状態が100%でなかったのが残念でしたが、夏の仕事の繁忙期は仕方ないですね。

久しぶりにサーフ仲間たちとの楽しい週末。水の中やビーチで顔見知りのサーファーたちに偶然に会うのも楽しく、サーフィンを通してこういう仲間たちを得られたことが何よりの収穫だな…と感じています♪

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ストリーダ(Streedagh, Co. Sligo)のビーチにて。気分はすっかり夏…です!

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フンバリー・カフェにてランチ

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ポルシェッタ(ローストポークの薄切り)とアップルソースを挟み込んだチアベッタと、キャロットとジンジャーのスープ。絶品♪

昨日バラ園に行く前に、近頃ダブリンで話題のフンバリー・カフェ(The Fumbally, Dublin8)でランチしてきました。
友人たちから話を聞いて、ずっと行きたいと思っていたカフェのひとつです。

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かつて倉庫か何かだったのでしょうか、天井が高く広々。しきりのない部屋の中にいろいろな異なった空間があるのが楽しい

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オープン・キッチン。この横のレジでオーダーして、先払い。積み木のような可愛い番号札をくれて、それをテーブルに置いておくとオーダーしたものを持ってきてくれます

フンバリ―・カフェは、私たちが週末にしばしばブランチに行くダブリン生協のカフェと同じ人が経営しています。(徒歩5分の距離)
ちょっとヒッピー風な雰囲気は生協のカフェに通ずるところあり。ダブリン市街地のフリンジに位置しているという土地柄もあって、シンプルでおいしいものにこだわる新しい世代(といっても年齢層は子供から年配者まで幅広し)が集まるカフェ…といった雰囲気でしょうか。
子供連れのお母さんも多く、一緒に行った友達も2歳のお子さん連れだったのですが、カフェの雰囲気に難なくブレンドしていました。

メニューは出来る限り天然&オーガニックの食材を使った、シンプルだけどひとつひとつがおいしいものばかり。
コーヒーには特にこだわりがあるようで、生協のカフェ同様、おいしいコーヒーやラテがいただけるのも嬉しい。

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ミニサラダを頼んだら、葉っぱ類ではなくて、豆やカブ、サツマイモ・チップスのサラダでした。グリーンサラダよりこちらの方が好み

デザートのケーキ類(すべて焼き菓子系)は生協のカフェとほぼ同じもの。私の大好きなチョコレートブラウニー・ケーキが残念ながら売り切れてしまったので(このケーキのみを買いに来る人もいるほどの人気)、ポピーシードのケーキをいただきました。それも最後の一切れだったので、あやうく逃すところでした。
(写真を撮る前に食べちゃいました…笑)

冒頭のポルシェッタ・サンドが6ユーロ、ミニスープ&ミニサラダはいずれも2.5ユーロとお値段がリーゾナブルなのも魅力。
トーストにエッグとか、トーストにアボガド…といったシンプルなブレックファーストも一日中食べることが出来るので、ブランチにもお勧めです。
しばらく生協のカフェから鞍替えして、こちらが友人たちと集合場所になりそう…です。

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どこかのお宅の応接間かのような、こんな空間も

The Fumbally
Fumbally Lane, Dublin 8.(聖パトリック大聖堂から徒歩3分)
Tel: 01 529 8732

オープン:月~金 8:00—17:00/土 10:00-17:00 (キッチンは16:00でクローズ)
日曜日&バンクホリデーは休業


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戦没者慰霊庭園とバラ園

ダブリン市内の戦没者慰霊庭園(War Memorial Gardens, Dublin8)。
ここにはバラ園があり、毎年バラの咲く時期は仕事が忙しく花の時期を逃してばかりいたのですが、今日お友達と一緒に出かけてみると、満開に咲き誇るバラの園がそこにありました!

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夢の中のひとコマかのような美しさ。一歩足を踏み入れた途端、「うわ~」と歓声をあげてしまいました

バラ園も含め、庭園全体の設計は、20世紀初頭に活躍した造園設計家、エドウィン・ラッチェンス(Sir Edwin Landseer Lutyens, 1869-1944)によるもの。イギリス人の彼はヨーロッパ各地で戦争慰霊の庭園やモニュメントを設計していますが、中でもこのダブリンの戦没者慰霊庭園は彼の傑作のひとつとして評価されています。

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噴水のある池を真ん中に配した円形のバラ園。左右対称に2か所あります

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この奥にバラ園が(これより4枚のバラ以外の写真は2013年5月撮影)

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犠牲者に捧げられた祭壇と「犠牲の十字架」。この十字架は、リフィー側を隔てて向かい側にあるフェニックス公園内のオベリスクの真向いになるよう設計されています

この庭園は、第一次世界大戦の犠牲者を慰霊する目的で造園されたもの。第一次世界大戦はアイルランドにとって政治的に難しい時代で、独立に向けて自治を求める運動がさかんに行われていた頃でした。
支配国イギリスに協力的な立場を取れば、独立に向けて有利になるかもしれない…と考え、愛国心に燃えた若者30万人がヨーロッパの戦地へ赴きました。その結果、5万人近い犠牲者を出し、独立前の混乱期にあったアイルランドにさらなる苦しみを与えたのです。

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「49400人のアイルランド人がその命を捧げました」と記されています

第一次世界大戦が終わった直後の1919年、アイルランド各地から集まった代表者100名により「大戦で犠牲になったアイルランド人を慰霊する永久的なモニュメントを作ろう」というアイデアが持ち上がり、独立前後の混乱期で経済が低迷する中にあっても、国家が優先すべき事業としてプランが取り下げられることはありませんでした。
1930年にリフィー側のほとりの60エーカーの土地が与えられ、木々を植えたり、モニュメントを建設したりと造園工事が行われ、計画から20年後の1939年に正式に開園する運びとなったのですが…。
なんと第二次世界大戦が勃発。庭園は出来上がったものの、開園はそのまま延期となってしまうのです。

アイルランドにとって第一次世界大戦にまつわるトピックは、もとの支配国であった隣国イギリスとの微妙な国際関係ゆえ、長い間社会的にタブーとされてきたことのひとつ。
支配国に協力することでアイルランド自治の回復を、と願って志願した若者たちの意思は忘れ去られ、敵国のために戦った裏切り者…と世論が変わってしまい、第一次大戦の関係者や遺族はそれを口にすることをためらい、口をつぐんできたのです。

この戦没者慰霊公園も日の目を見ぬまま荒廃していき、70年代から80年代初頭には浮浪者や路上生活者のすみかになり代わってしまいます。
1980年代半ば、その状況を一新しようと大々的な修復作業が行われ、1988年9月についに正式に開園。1919年にプランを出した当時の人々の意思が、70年近くを経て結実したのでした。

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美しいセイヨウボダイジュ(lime tree=シナノキ)の並木道。中央にある神殿風のモニュメントが素敵

美しく咲き誇るバラの花をこうして眺められるようになったのも、過去の人々の尽力によるもの。
以外と知る人の少ないこの庭園は、バラを眺め、さわやかな緑に囲まれてゆったりできる、都会の中の隠れスペースのひとつです。
今日はお天気にも恵まれて、心落ち着く午後のひとときでした。

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我が家のバラはそろそろ夏の休閑期ですが、こちらのバラの見ごろはもう少し続きそうです♪

※公園の入り口がちょっとわかりにくいかもしれません。
・公共の交通機関でヒューストン駅付近まで来て、そこから徒歩で行く場合…Con Colbert Road(ヒューストン駅を過ぎて西へ延びる国道4号線。ヒューストン駅から徒歩15分)に入り口あり。
・車で行く場合…South Circular Road (Phoenix Park end, Islandbridge)にあるサインポスト(フェニックス・パークへ向かって左側)を入り、家具屋の倉庫(?)を右に見て通り過ぎ、すぐに左折。20メートルほど直進すると右側に駐車場あり(リフィー側沿い)。

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西の果ての島でステンドグラス鑑賞(イニシュマーン)

アラン諸島の真ん中の島・イニシュマーン(Inis Meáin, Aran Islands, Co.Galway/イニシュマーン=「真ん中の島」の意)は、他の2島に挟まれて、本土からのアクセスが最も不便だった島。近年、港が建設されるまでは、手漕ぎボートでしか渡ることの出来なかった島です。

そのように隔絶された西の果てであるにもかかわらず、この島にはどこか洗練された、文化の香りとでもいうべき空気が…。そしてちょっぴり南の島のリゾート地を彷彿させるような異国情緒あふれる感じがするのは、この教会の佇まいのせいかも。

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青空に映える、聖母マリア&聖ヨハネ教会(Church of Our Lady and St. John)。小さな島にある南国風の佇まいの教会…ちょっぴり天草みたい

15世紀からの古い教会が老朽化したため、1939年に新築された島の教会。廃墟となった古い教会跡が今も向かいに残っています。
祭壇や石造は、古い教会からそのまま持ってきて取り付けました。

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教会入口のドアの上には中世に彫られたであろう素朴なキリスト像が

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教会内部。主祭壇は19世紀に活躍した石工/彫刻家ジェイムズ・ピアース(James Pearse)の作。イースター蜂起で処刑された国民的英雄のひとり、パトリック・ピアース(Patrick Henry Pearse, 1879-1916)のお父さんです。ダブリンで活躍していた彼の作品がこんな西の果てにあるとは驚き

さらにすごいのはこの教会のステンドグラス。これまたダブリン出身の、19世紀のアイルランドを代表するアーティストであるハリー・クラーク(Harry Clarke, 1889–1931) の工房で作られた素晴らしい作品がはめこまれているのです。

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祭壇の上のステンドグラス。真ん中の聖母子像が美しい!

ハリー・クラークはアールヌーボー、アールデコに影響を受けた挿絵画家/ステンドグラス作家で、アンデルセンやエドガー・アラン・ポーの挿絵で知られると同時に、アイルランド各地に素晴らしいステンドグラスの作品を残しています。
有名なのは、ダブリンのグラフトン通りにある紅茶専門店ビューリーズ・カフェ(Bewley's Cafe, Grafton St, Dublin2)内部のステンドグラス。その他、コーク大学内のチャペルや、バリナスロー(Ballinasloe, Co. Galway)の教会でも彼の作品を見たことがありますが、このイニシュマーンのものがいちばん好きかも。
クラークは、フランスのシャルトル大聖堂のステンドグラスの「青」に感銘を受け、自身の作品にも取り入れたそうですが、イニシュマーンのものも青やグリーンがとても美しいのです。

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きれいなエメラルドグリーン

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聖人の下に描かれている石造りの建物がこの教会の前身なのでしょうか。いかにもアラン諸島らしい石造りです

石だらけのこの島でまさかのステンドグラス鑑賞。
いつ来ても信者さんらしき人を全く見かけないので、この島の人は未だに精霊信仰で、祈りは大地や海で行い、ここはステンドグラスを祀るための建物なのかも…なんてことを思ってしまったりしたのでした(笑)。

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