ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

いつ行ってもおいしい、キンセールのマックス・ワイン・バー

以前はあんなにおいしかったのに、しばらくぶりに行ったらなんだか味が変わってしまっていてがっかり・・・なんてレストランが時々ありますよね。
逆に、いつ行っても変わらぬ味とサービスで感激させてくれるレストランもあり、そのひとつがキンセールのマックス・ワイン・バー(Max's Wine Bar, Kinsale, Co. Cork)。

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カニのサラダ仕立て。グレープフルーツの付け合せでさっぱりとした夏の味

かつてよりグルメ・キャピタルとして知られるキンセールには、小さな港町ながらおいしいレストランがいっぱい。海の幸、山の幸が豊富な土地柄にあって、フレッシュな食材を時代に合わせて調理してきました。

かねてからマックスは私のお気に入りのレストランではあったのですが、このところキンセールへ行くといつも、フィッシィ・フィッシィ・レストランへ行くことが多くなっていました。
先日、おそらく2年ぶりくらいにマックスでお食事をいただく機会があったのですが、昔ながらの気取らない雰囲気とひとつひとつのディッシュのおいしさにあらためて感激。

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3種類の違った調理法/薬味でいただく牡蠣

スターターもメインも、食材は限りなくアイルランドの伝統的なもので、安心していただけるといった感じ。お味はどれもまろやか、ソースが主張しすぎないので食材のおいしさが際立ち、普段は少食のお客様もぺろりと平らげてしまったほどでした。

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帆立貝のシャーグリル

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お魚をさっぱりいただきたい方にお勧めしたのはスズキのグリル

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周りがカリカリ、中がジューシーなラム肉は、この夏いちばんのおいしさでした♪

新しいレストランが次々できたり、食の好みや流行りが変わっていく中、変わらず評判を保つのはなかなか大変なこと。
土地の人にも観光客にも親しまれ、いつ行ってもほっと出来るレストランとして、これからもご贔屓にさせていただきたいな~とあらためて実感しました。

Max's Wine Bar
48 Main Street, Kinsale, Ireland.
Tel: 021-477-2443

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カーメル・ディグナンさんの庭

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嗅ぐとチョコレートの香りのする花♪

植物とお庭作りに関心のあるお客様を、ガーデン&ガーデン・センターめぐりにご案内しました。
カーメル・ディグナン(Carmel Duignan)さんというガーデニング作家の個人宅のお庭を訪問したのですが、ユニークな植物の種類の多さとその豊富な知識にただただ目を見張るばかり。

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Carmel Duignan's Garden(Shankill, Co. Dublin)。中央を緑地にしてしきった両側に、花や木がいっぱい

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植物をひとつひとつ熱心にお客様に説明してくださるカーメルさん。ラテン語の名前がすらすら出てくるのには驚き

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ハナミズキに似た白い花。巨木に真っ白な花がびっしりとついている様子が見事でした

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私がいちばん気に入ったのは、パイナップルみたいなこの植物!

イングランドなどへ時々出向いて、新種の植物を買ってきて、配色を考えてお庭に植えたりしているそうで、とっても楽しそう。
南アフリカやニュージーランドなどを原産とする植物が多いのもユニークでした。

通常はグループのお客様にしか公開しないというお庭を、今回は特別にお一人のお客様に見せてくださったカーメルさん。お客様が質問すればするほど熱心に説明してくださり、最後には植物のお土産までくださいました。

作り込みすぎず、植物がのびのびと自然に育っているのが印象的なお庭でした。

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サリーギャップにヒースが満開

ウィックロウのサリー・ギャップ(Sally Gap, Co. Wicklow)にて、満開のヒースに感激。

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アイルランドには6種類のヒースがありますが、夏の後半になると花ぶりの小さな薄いピンクのものが咲きます

遠くの山の斜面がヒースの群生でピンク色に染まって見えました。

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サリー・ギャップから降りてくる途中

何度も車を停めては眺めたり、写真を撮ったり。ああ、本当にきれいでした♪

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シャンドンの鐘を鳴らしてみよう(コーク)

久しぶりに、コークのシャンドン教会(Shandon, Cork city)へお客様をご案内。

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1722年(塔は1750年)完成。塔の高さは37m。てっぺんには風見鶏ではなく、漁業&港の町コークにちなみ、長さ3.3メートルの巨大風見サーモンがのっています!

「シャンドン(アイルランド語でSeandún)」とはアイルランド語で「古い砦」の意。実はこの教会、本当の名は聖アン教会(Church of St Anne)というのですが、17世紀末までここに要塞があったことから「シャンドン」の愛称で親しまれています。

この教会、塔へ登ってコークの街を見晴らすことが出来るだけでなく、教会の鐘を自分で鳴らすことも出来るのです。

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入場料を払って2階へ登ると、番号のついたワイヤーあり。そばに楽譜がありますので、それに従ってワイヤーを引いていくと、8つある教会の鐘を鳴らして曲を演奏することが出来るのです

ワイヤーを引くのが結構、重くて力がいりますが、自分の鳴らした鐘が街に響き渡るなんてなかなか出来ない経験。
楽譜にある曲は日本人には馴染みの薄いものが多いのですが、なんとか聞いたことのあるものを探して、お客様とご一緒にトライしました。

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塔の上層部にある鐘。細い階段を登る際に、鐘のすぐ横を通り抜けるので、入場料を払う際に渡される巨大なヘッドホンを必ず着用しましょう

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展望テラスへ続く細い階段。登っているのはT子さん

途中、足場の悪いところもありますが、頑張って登るとこんな眺めが待っています。

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コークの街を一望。手前にある円形の建物は、かつて樽に入ったバターを計量していた場所。シャンドン周辺はかつてはバター取引の中心地だったのです

コークの街はダブリンに比べるとぐんと小規模ですが、ユニークな見どころも多く、何度来ても楽しい街のひとつです。

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ディングル湾でフンギと泳ぐ

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ディングル湾の人気者、イルカのフンギ

1983年、漁船を追ってディングル湾にやって来たイルカのフンギ。それ以来29年間、他のイルカがやって来ることがあっても、フンギだけはディングル湾を去ることなくずっと住み着いています。

ディングルではフンギを見に行くボート・ツアー(過去ブログ参照:ディングル湾でイルカを見よう!)があり人気がありますが、それとは別にフンギと一緒に泳ぐこと出来ます。
今回ディングルに滞在中、お客様とご一緒に体験してきました!

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ボートに乗って沖へ出るうちに、いつの間にかついて来ていたフンギ。体長4m近く、ボートから見ても巨大でした

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ボートの上で水へ入る準備中。完全装備!

ボートが動いているときは周りにいたフンギですが、私たちがいざ水に入ると、なかなか近くへ来てくれません。セーフティー・ボートから音を立ててフンギを呼んだり、探したり・・・。
数回近くに来たのですが、レンタルしたスーツがドライスーツで、泳いで近くへ行こうにも身体がうまく動かず、フンギのかたわらで一緒に泳ぐ・・・というわけにはなかなかいきませんでした。

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フンギ探しにちょっぴり疲れてプカプカ浮かんでいるところ(笑)

昨年の夏、ドゥーリン(Doolin, Co. Clare)でダスティーと泳いだ時のことが頭にあった私にとっては、ちょっぴり消化不良気味。ダスティーとはすぐお隣りに並んで一緒に泳いだので。
ディングル湾はボートも多いので、他のボートが来るとそちらへ行ってしまうのかもしれません。

それでも朝から海に入り、フンギにも出会えて楽しい体験でした。
ディングルで時間があったらぜひ、フンギに会いに行ってみてください。

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セーフティー・ボートでフンギを捜索中

問い合わせはこちら。→Dingledolphine.com(左の'Swimming'をクリックすると予約先、ウェットスーツのレンタル先、料金などが表示されます)

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夏の夕焼け

空港へお客様をお迎えに出かける途中、素晴らしい夕焼け空が目の前に。

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夜9時頃。いつまでも明るかった夏の夜も徐々に短くなり始めました・・・

今日は一日、素晴らしい晴天でした。西海岸の方では30度にもなったとか。
明日もいいお天気になりそうです♪

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ベーコン・アンド・キャベッジ!

先週からご案内していたツアーが終了、本日ダブリン空港でお客様をお見送りしました。

ツアー中、とにかく食事がおいしくて、このままでは太ってしまう~とお客様と言い続けながらもなかなか止められず(笑)。
アイルランドの食事のいいところは、高級レストランやホテルのお食事がおいしいのはもちろんですが、バブや大衆的なレストランで食べるB級なものもしっかりおいしいところ。
お客様も「どこで食べてもお皿が温めてあって、スープもお料理もアツアツなのがいいわね~」とおっしゃっておられましたが、その通り、素朴なお料理であってもおいしく食べてもらいましょう、という心遣いがどのお皿からも感じられるのです。

そんなB級グルメの家庭料理の代表選手とも言えるお料理で、私が好きなのがこちら、ベーコン・アンド・キャベッジ(Bacon and Cabbage)。ツアーの食事でも必ず一回は登場します。

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今回のツアー中、エニス(Ennis, Co. Clare)の町外れのパブにていただいたベーコン・アンド・キャベッジ。ジューシーなお肉の下にたっぷりのキャベツがかくれています

塩漬けの豚肉(ベーコン)のかたまりをキャベツ(こちらで言うキャベツはケール)と一緒に大鍋でグラグラ煮て、スライスしてパセリ・ソースをかけていただくのが定番。
豚肉の塩気が強いのですが、キャベツや付け合せのマッシュポテトに塩味がないので、ソースと絡めて一緒に食べるとなんとも美味なのです。
アイルランドの農村地方で昔から家庭のご馳走として親しまれているお料理です。

ツアーの時はいつも最初にメニューをチェックして、ベーコン・アンド・キャベッジの出る日をチェックしてしまいます(笑)。子供の頃に月ごとに発表される給食のメニューをチェックして、好きなおかずが出る日をウキウキして待ったのとよく似た心境。

今回のツアーでもあらためて感じたのですが、やはりアイルランドは肉や魚、野菜といった基本的な食材が新鮮でおいしいですね。
調理法はシンプルでも、素材がおいしいからおいしい。これは当たり前のようですが、どこの国でもそうだというわけではないので(素材の鮮度やおいしさに気を使わない、もしくは良い素材が手に入りにくい国も多いので)、本当に感謝すべきことだと思います♪

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アイルランド最古のレバノン杉(アデア)

アイルランド周遊の際にしばしば立ち寄る小さな町アデア(Adare, Co. Limerick)。その昔ここはダンレイブン伯爵の領地で、町に隣接して残るかつての領主の館は、現在アデア・マナー(Adare Manor)として国際的なゴルフ・コースを兼ね備えた5つ星のホテルとなっています。

ツアーの途中、時々ここでお客様とお茶休憩をしたり、お庭を散歩したりするのですが、敷地内に私のお気にりの巨大レバノン杉があります。

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マナーハウス裏手の花壇の脇に巨木となって立つレバノン杉

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「ブリテン島&アイルランドで公式に認められた最古のレバノン杉。1645年頃に植えられたと思われる」と書かれています

1645年植樹ということは、樹齢370年近く。近くに寄るとそのパワーに圧倒されそうです。

かつては森だったアイルランドですが、耕地を作るため長い年月にわたり森林が伐採されれ続けたため、現在この島には古来からの森はありません。唯一、貴族の邸宅などに植えられた珍しい樹木のみが古樹として残るのみ。
よって古い木はいずれも外来種で、その多くがビクトリア時代に持ち込まれたので、せいぜい樹齢150~200年位。よって、樹齢300年を超える木というのはアイルランドでは非常に珍しいということになります。

レバノン杉そのものは何千年も生きる木ですが、原産国であるレバノンでも古樹は少なくなり、保護の対象になっていることは知られていますね。
添乗員をしていた90年代後半にレバノンへはよく行っていたので、この木にはちょっとした思い入れがあります。古くからのレバノン杉のしげる森へ入っていくと、レバノン杉独特の香りがただよっていたのを思い出します。
レバノン奥地の森には、現在樹齢1200年を越す木が400本ほど残ると聞いています。

レバノン杉は古代エジプト人が神殿を建てるため、さらにはミイラを包む布を浸すための香油をとるのに使用したという聖木。
レバノンの地中海沿いにある港町ビブロスからエジプトへ運ばれたのですが、古代エジプト人がビブロスの神殿でお参りをして、そこから山へ気を切りに入って・・・と遺跡を見学しながらそんな話を聞いたのを思い出します。
かつてフェニキア人が活躍した痕跡の残るレバノンの地中海沿いの遺跡は、その歴史も含めてどこかロマンチックで、訪れるたびに惹きつけられました。

アデア・マナーのレバノン杉も、ときどき風向きによってが、ほんのりとレバノン杉の香りがすることがあります。とてもかすかな香りですが、嗅ぐといつもレバノンを訪れていた頃のことを思い出します。

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19世紀に新築されたダンレイブン伯家の館アデア・マナー。一年365日と同じ数のステンドグラス、52週と同じ数の煙突があります

※アデア・マナーの敷地へはホテル宿泊もしくは利用客以外は入ることができません。宿泊せずに庭を散歩したい場合は、ホテル内で食事もしくはお茶をいただくなどしましょう。



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夏のフルーツに日本を想う

ホテルの朝食に夏のフルーツがたくさんあって感激。

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キラーニーのマルトン・ホテル(The Malton Hotel, Killarney, Co. Kerry)にて

スイカにパイナップルにメロンにイチゴ。この中でアイルランドでとれるのはイチゴのみ。
他はすべてこの国ではエキゾチックなトロピカル・フルーツなので、ホテルの朝食にこれだけ揃うのは珍しいです。(リンゴやバナナはあっても、スイカやメロンはなかなか出てこないので・・・)

久しぶりにスイカを食べたら、日本の夏を思い出しました。ひと口食べた瞬間から、日本の夏の思い出がすべて、味覚とともによみがえってきた感じ。
スイカ、かき氷、冷たく冷えた桃。花火、盆踊り、夏のプール。ヒマワリ、朝顔、ヘチマのすだれ。
あ~、今となってはすべてがエキゾチックで、まるで前世の記憶のよう・・・。

朝食のフルーツでウキウキしたと同時に、珍しくホームシックになりました。

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野ウサギの鐘

今が盛りの夏の野の花、ヘアベル(harebell)。花そのものも可愛らしいですが、名前も「野ウサギの鐘」とメルヘンチック。

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本日、バレン(Burren, Co. Clare)の岩場にて

この時期、イニシュモア島(Inishmor, Aran Islands, Co. Galway)やバレン(Burren, Co. Clare)に数多く群生しています。和名はイトシャジン(糸沙参)、キキョウ科のようですね。

野ウサギが手に持ってカランカランと鳴らしている姿を、ついつい想像してしまいます♪

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シダの葉っぱからヘアベル、キンポウゲ、アザミが顔を出していました。まるで自然に作られたブーケみたい

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「神様の涙」、満開

夏のアイルランドを彩るホクシャ(英語名はFuchsia)の花。今、各地で満開です。

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本日、イニシュモア島(Inishmore, Aran Islands, Co. Galway)にて

もとは南米チリ原産の花ですが、緯度は高いけれど暖流のおかげで温暖…というアイルランド沿岸部の気候によく合い、19世紀以降アイルランドに自生するようになりました。
夏の後半にアイルランド西部・南西部を真っ赤に彩る、印象的な花です。

真っ赤な花びらに紫の芯。エキゾチックな色合いのこの花、アイルランド語では「神様の涙(deora Dé)」と呼ばれます。
アイルランドに初めて来た時から、毎年見てきた大好きな夏の花です。


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おめでとう、ケイティ、ついに金メダル!

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金メダルに口づけするケイティIrishtimes.comより

先日ご紹介したアイルランド女子ライト級ボクシングのケイティ・テイラー(Katie Taylor)選手ですが、本日の決勝で見事勝利し、金メダルを獲得しました!
アイルランドにとって、1996年のアトランタ・オリンピック以来、16年ぶりの金メダルとなりました。
ケイティ、おめでとう!

今ツアーで北アイルランドにいる私は、国民の熱狂ぶりを目の当たりにすることが出来ず、ちょっぴり残念。
昨日の夕方のRTEニュース。金メダル獲得後のケイティの嬉しそうなインタビュー、ケイティの故郷ブレイ(Bray, Co. Wicklow)での熱狂的な応援の様子がご覧いただけます。→こちら(期間限定)

子供の頃からオリンピックでの優勝を夢見てきたというケイティ。金メダルをとるためにここに来ました、というきっぱりした態度がどの試合でも静かなオーラとなってあふれていました。

アイルランドにとって本当に嬉しい日。
皆がケイティの闘志に心揺さぶられ、元気づけられた日でした。

※8月13日追記:今回のロンドン・オリンピックで、アイルランドは最終的に5つのメダル(金1、銀1、銅3)を手にしました。うち4つがボクシング、1つが乗馬(銅)です。



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ロンドン・オリンピック、アイルランドの期待の星、ケイティ・テイラー

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アイルランドの人気女子ボクサー、ケイティ・テイラーの勝利の瞬間(Irishtimes.comスポーツ欄より)

ロンドン・オリンピックもいよいよ大詰めですね。
今回は開催地がお隣りの国ということもあり、アイルランドでも普段のオリンピックより関心を持つ人が多くなっているようです。知り合いで実際にロンドンへ観戦に行った人などもいて、私にとってもいつものオリンピックよりぐっと身近な感じ。

アイルランド選手団は総勢66人、ボクシング、水泳、陸上、乗馬、サイクリング、カヌー、セーリングなど14競技に出場しています。
中でも金メダルが期待されるいちばんの注目株は、女子ボクシング・ライト級のケイティ・テイラー(Katie Taylor)選手・25歳。開会式で騎手もつとめた、期待の星です。
本日ついにケイティのオリンピックでの初試合が行われ、英国代表のジョナス選手相手に圧倒的な勝利を収めました。
これでケイティのメダル獲得は確実なものとなり、男子ボクシング・バンタム級のジョン・ジョー・ネヴィン(John Joe Nevin)選手の昨日の勝利に続き、アイルランドに2つのメダルがやってくることになりました。

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気迫満点、勝利後のケイティ(Irishtimes.comスポーツ欄より)

普段はボクシングなど見ることのない私も、ケイティの試合だけは楽しみにしていました。
ダブリン南部の海辺のリゾート・タウン、ブレイ(Bray, Co. Wicklow)出身のケイティ。アマチュア・ボクサーであったお父さんよりトレーニングを受け、12歳からボクシングを始めたそう。ジュニア世代から活躍しており、欧州選手権4度、世界選手権5度の優勝記録を持つ、負け知らずのボクサーなのです。
さらにすごいのは、ケイティはボクサーであるだけでなく、サッカー選手でもあること。ピーモント・ユナイテッドLFCというチームでミッドフィルダーをつとめる現役サッカー選手でもあるのです。
きっと人並み外れた運動能力、瞬発性の持ち主なのでしょう。ケイティ、すごい。

今や国民的アイドルといった存在のケイティですが、もしもボクシングをしていなかったら、見た目は全く普通のきれいなお嬢さん・・・といったさわやな容姿。
ひとたびリングにあがるとものすごい気迫で、「私は絶対に勝つんだ!」というポジティブなオーラがバンバン伝わってくるのです。
これがスター選手が持つ独特の、見る人を感動させるオーラなのでしょうか、彼女の勝利が嬉しくて・・・というより、その試合ぶりに感動して涙が出てしまいました。
(今日の試合はRTEプレイヤーにて期間限定で見ることが出来ます。1:32:00からケイティの試合が始まります→こちら

ちなみにアイルランドは過去にオリンピックで23個のメダルを獲得していますが、そのうち12個がすべてボクシングによるもの。(オリンピックには1924年より参加)
ボクシングというのは道具もあまりいらないからでしょうか、アイルランドが貧しかった時代からほぼ唯一、アイルランドが国際的に秀でることのできた競技だったのではないかと思われます。

過去のアイルランド映画でも、主人公がボクサーといったような設定がよく見られます。
「静かなる男(The Quiet Man)」(1952年)では、ジョン・ウェイン演じるアメリカ帰りの男性ショーンが元ボクサーで、過去に誤って相手を殺めてしまったことから「静かなる男」になってしまった・・・という設定。
またトム・クルーズ主演の「遥かなる大地へ(Far And Away)」(1992年)では、アメリカへ渡った主人公が酒場で行われるボクシングの試合で勝利して大金を手に入れる、というシーンが出てきます。
ボクシングというのは、貧しかったアイルランド人が闘魂燃やして夢に向かっていく、何か象徴的なものでもあったのでしょう。

ちなみに今回のオリンピック、アイルランド選手団の中では個人的にはグローニャ・マーフィー(Grainne Murphy)という中・長距離フリースタイルの女子水泳選手に注目していました。中・高校時代、私も同じ種目をやっていたので。
ところが腺熱(せんねつ)による体調不良でメインの800メートルを棄権してしまい、がっかり。本人も悔しかったことでしょう。
グローニャはまだ19歳なので、次回のオリンピックに向けてまた頑張って欲しいところです。

さらにもうひとり、メダルを期待されていた女子セーリングのアナリス・マーフィー(Annalise Murphy)選手・22歳が、本日の決勝レースで残念ながら4位に終わってしまいました。
アイルランドはセーリングでは金メダルをとったことがないので、もしかして・・・と期待が寄せられていただけに残念。
ほんのちょっぴりの差でメダルを逃した悔しさで涙を浮かべながらも、笑顔を保ってインタビューに答えていたアナリスが健気で印象的した。
話をケーティ・テイラーに戻しますと、次回のケイティの試合は、あさって8月8日(木)の午後2時半。準決勝で銀メダルを争います。

女子ボクシングは、今回のオリンピックで初めて公式種目となったもの。私の予想では、ケイティが世界発のオリンピック女子ボクシングの金メダリストになる・・・という気が強くしているのですが。
いずれにしても、次の試合が楽しみです♪

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シンデレラの靴

3連休の中日。友人のカレン(Karin)と久しぶりにキルデア・ビレッジ(Kildere Village)へ行ってきました。
アウトレット・ショッピング村であるキルデア・ビレッジですが、私たちは決して、「ショッピングに行こう!」とは言わず、「クレープ食べに行こう!」と誘い合います(笑)。
(オーガニックの小麦粉を使ったおいしいクレープ屋さんがあるのです→CRÊPERIE AMÉLIE

まずランチにホウレンソウやチーズの入った甘くないクレープを食べて、それからショップをひと周りして、最後にデザートに甘いクレープを食べましょう、というプラン。
すべてプラン通りに運んだのですが、唯一、予定外だったのは買い物(笑)。アウトレットな上に夏物のバーゲン、何も買わないと言っていたカレンも、「ナオコ、これ見て、このトップ13ユーロですって、タダ同然よ~」・・・とすっかりはじけてしまいました。

あまり高価なブランドは覗かない私たちではありますが、なぜかふらりと入ってしまったイタリア製の靴&バッグのショップで、ドリーム・シューズに巡り合ってしまった私。
2人で同時に釘付けになってしまった美しい靴。この夏は買いたいと思う靴に巡り合わず、一足も新調していなかったのですが、この靴なら欲しい・・・。
カレンも「あなたのテイストそのものじゃない」というので、履くだけ・・・と思って足を入れてみたら、これがまた私の足に怖いくらいぴったりくるではありませんか。

店員さんいわく、これが最後の一足でサイズもこれだけ。多くの人がトライしたのですが、誰の足にも合わず、定価の8割引きにもかかわらず、皆、買うことを断念していったそうです。
そう聞くとますます、シンデレラの気分! 即決で購入しました(笑)。

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これがシンデレラの靴。写真では色がわかりにくいですが、ベージュと薄いパープルのコンビ

「やっとぴったりの人に履いてもらうことが出来て、この靴も喜んでいることでしょう~」とおっしゃる店員さんに乗せられて、ますます嬉しくなってしまったのでした。

その他、お気にりのショップで夏のドレスを3着購入。3着買って、100ユーロでおつりがくるという嬉しさ。

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こちらはフレンチ・ブランド。欲しいもの5着くらいの中からさんざん迷ってやっと選びました(笑)

ショッピングも巡り合わせ。何かを探しに行くと見つからないのに、無心で見ていると欲しいものに巡り合うから不思議。
カレンもお気に入りのトップやジャケットを手に入れ、2人でルンルンしながら、近くに住むカレンの妹宅へ立ち寄り、早速ファッションショー。
クレープを食べに行ったはずの私たちですが、たくさんのショッピング・バッグを下げてダブリンに戻ってくることになりました。



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T-Bayにて... The early bird catches the WAVE!

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昨日のT-Bay、地元サーファーにより公開された写真(Swellseekers.ieより)

気候の変化が世界的に言われていますが、アイルランド沿岸の海流にも何らかの影響が出ているようで、波の様子が最近変わってきているようです。

夏の波は小さいとはいえど、今年の西海岸は本当に波に恵まれず、多くのサーファーがイライラをつのらせています。もはや波がいいとか悪いとかの問題ではなく、最近の会話は「波があるか、ないか」。
サーフィン歴10年という友人いわく、大西洋岸のよく知られるサーフ・スポットがこんなに「Flat(波も風もなく凪の状態)」になってしまうのは見たことがない、とのこと。

海流の変化の影響でしょうか、西の大西洋岸が波に恵まれない反面、この夏の南部・南東部は波の当たり年。
通常は冬場しか波に恵まれることのないダブリン周辺の東海岸でも、近頃波の来る日が増えています。
大西洋の波に比べると質はイマイチですが、私たちダブリン側にベースを置くサーファーにとってはある意味、朗報かもしれません。

今日は先週末サーフィンのボランティアをして過ごしたトラモア海岸(Tramore, Co. Waterford)に昨日よりいい波が来ていると聞き、日帰りサーフィンに出かけてきました。
朝早い方が波がいいとにらんだ私は、しぶる友人を説得して早朝に出発。朝9時過ぎにビーチに到着すると、私が思ったより大きくパワフルな波が来ていて、すでに数人の地元サーファーがじゃんじゃん波をキャッチしていました。

トラモアのメイン・ビーチは「T-Bay(ティー・ベイ)」と呼ばれ、アイルランドでサーフィンが始まった1960年代にはすでにここでサーフィンが行わていました。(アイルランドの多くのサーフ・スポットはそれより歴史が新しい)
アイルランド南部・東部でのサーフィンの歴史、サーフィンの普及に大きく貢献してきた場所です。

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朝のT-Bay。このあとたくさんのサーファー、海水浴客がやってきて賑やかに・・・

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ビーチに面したT-Bay Cafeにはアイルランドのサーフィンの始祖であり、私たちが敬愛するケヴィン・カーヴィーさん(Kevin Carvey)が最初に使用したサーフボード「Mark Ⅰ」が飾られています(1964年製)
※私が所属するサーフ・クラブの創始者&名誉会長であるケヴィンは、71歳となった今も現役サーファーです

T-Bayでちゃんとサーフィンするのは初めてだったので、地元サーファーに囲まれて始めはちょっと緊張。
近頃小さな波に慣れてしまっていたせいか、パドルして沖に出たらゼーゼーしてしまい(笑)、始めはどうなることかと思いましたが、みっちり3時間、手足がガクガクになるまで波に乗って大満足。
そのうちにダブリンからの別の友人たちも到着して賑やかになりましたが、やはり朝早く来て正解で、お昼時に向けて波は徐々に小さくコンディションも悪くなっていきました。

英語のことわざで、「The early bird catches the worm.」(早起き鳥は虫を捕える=早起きは三文の徳)というのがありますが、今日の私たちはまさに、

「The early bird catches the WAVE.」(早起き鳥は波をとらえる)!!!

3時間ドライブして西海岸へ行くことを思えば、南東部のタラモアまでは片道たったの2時間弱。移動時間も短く、ガソリン代も安く、気軽に日帰り出来ます。
大西洋でサーフィン…のイメージが強いですが、これからはケルティック海(アイルランド南部のフランスとの間にある海)でサーフィン・・・というのが主流になるかも?

すっかりT-Bayのファンになってしまい、これからも通うことが多くなりそう・・・です。


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休養…

4日間のサーフィンのボランティアが終わり、翌日から1泊2日の仕事でベルファーストへ。
帰ってきてその足でダブリン港近くのビーチへ駆けつけ、フェリーの波でサーフィン初体験(この話は非常に面白いので、後日またあらためて書きますね)。
・・・なんてことをやっていたら、さすがに身体が限界に達したらしく、この3日間程エネルギー・ゼロ状態で家にこもっていました(笑)。仕事がオフで良かった!

TVでオリンピックを見て、好きな本を読んで、好きなものを食べて(日本から持ってきていただいたそうめん♪)、ホリデーのプランニングをしながらウキウキして。
家にいるのがこんなに楽しいなんて♪

繁忙期になんともありがたい中休みでした。

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