ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

暖炉の前で春を待つ♪

我が家の暖房は、ガスによるラジエーター。ラジエーターというのは、リビング、ベッドルーム、バスルームなど家の各所の壁に設置されているパネルのようなもので、ボイラーの熱で暖められた温水がポンプによって循環され、そこから放熱される間接暖房です。
アイルランドのほとんどの家庭で、このシステムが使用されています。

冬場でも、日本の寒冷地のような寒さにはならないアイルランド。私はラジエーターを付けっ放しにすることはめったになく、1時間ブーストさせて室内を暖め、数時間してまた寒くなったもう1時間…と付けたり消したりするくらいで十分。
日によっては、冬場でも全く暖房を入れない日もあるくらいです。

ところが数日前から気温が下がり、いざ暖房が頼り…となってきた途端、突如としてラジエーターが故障。つけても放熱されなくなってしまいました。
大家さんが見に来てくれて、数日中には直してもらえそうですが、やはり暖房なしでは寒い…。ラジエーターが直るまでは、リビングのガスによる暖炉を使うことにしました。

実はこの暖炉、ガス代が高くつきそうで一度も使ったことがなく、ほとんど「飾り」となっていました。
周囲のものをどけて火をつけてみると、雰囲気満点。なかなか部屋全体を暖めるまでには至らないので、家具を多少移動させて火の前に座れるようにして、暖をとっています(笑)。

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こんな感じです♪

厳寒の信州で育った子供時代、部屋の中でも寒くて、石油ストーブの前にペタンと座って動きたくなかったことを思い出します(笑)。
アイルランドはまあ、そこまで寒くはないのですが、リビングから遠いベッドルームやバスルームは、ラジエーターが入らなくなってからすっかり冷え切ってしまいました。

今日は日帰りでサーフィンに行って来たのですが、寒かったのなんのって…。水の中はともかく、ビーチでの着替えが凍るような寒さ。
自宅に戻り、暖炉の火の前でゆっくりお茶を飲んだら、冷え切った体がほかほかと暖かくなってきました。
これから部屋を暗くして、暖炉の火とキャンドルでDVD鑑賞しながら冬の夜長を楽しむつもり♪
ダブリンのお天気がすぐれないので、春が待ち遠しい今日この頃ですが、火のある生活もなかなか楽しいかも。

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ライトハウス・シネマ再オープン

昨晩はライトハウス・シネマ(Lighthouse Cinema, Smithfield, Dublin)へ、友人たちと連れ立って映画を観に行ってきました。

ライトハウス・シネマというのは、ダブリン市内にあるアートハウス系の映画館。モダンでおしゃれで、ミニ・シアター系の映画を多く上映する人気の映画館だったのですが、昨年4月に突如閉鎖。家賃が2倍に値上げされ、払えなくなってしまったらしいです。

当然、多くのダブリン市民が残念がり、人口100万人をかかえるアートが盛んな都市にこの手の映画館がひとつだけなんて(もうひとつはテンプルバーにあるIFI)…と皆、悔しがっていたのです。
Facebook上で署名運動があったりもしました。

そのライトハウス・シネマが、新たな経営者により今月20日に再オープン。海外&アイルランドの選りすぐった映画を上映するというこれまでの経営方針を踏襲する喜ばしいニュースが流れ、話題となりました。

私たちはジョージ・クルーニー主演の『The Descendants』を観よう!と出かけて行ったのですが、上映30分前に到着したにもかかわらず、なんと売り切れ。
待ちに待った映画館のオープン、しかも土曜日の夜とあって、大変な人出だったのです。
結局、4人のうち誰もまだ観ていなかった『The Artist』を観たのですが、コーヒーを買いに行ったりのんびりしていたら、館内はたちまちのうちにいっぱいになり、4人ばらばらに座らなくてはならないほど混んでいました。

館内は広々、でもそれぞれのシアターは大きすぎず。アートなダブリンの街にふさわしい映画館。
これからは映画を見る回数がこれまで以上に多くなりそうです。

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トンネルを入っていくかのような入口。あまりきれいに写真が撮れませんでしたが…


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サーフ・クラブの活動を振り返って

昨晩は所属しているサーフクラブのAGM(年次総会)があり、参加してきました。
久しぶりに会うメンバー、新規に入会するメンバーを含め、総勢50名ほどが集まり、賑やかな楽しい夜となりました。

2011年のクラブの活動がスライド・ショーで流され、楽しかったサーフ・トリップや飲み会の数々を思い出しては、みんなでワイワイ。総会終了後はバンドによるライブ音楽が始まり、最後は踊りまくって楽しい夜が締めくくられました(笑)。

クラブの仲間と行った数々の活動の中で、昨年もっとも印象深かったことが2つ。
ひとつは、ビーチ・ライフガードの資格を所得したこと。コースが始まったことはブログにも書きましたが(過去ブログ:ライフガード資格所得コース、始まる)12週間のコース終了後、無事に試験に合格して、受講した14名がアイルランド東海岸初のサーフィンに関するビーチ・ライフガードとなったことは、ご報告していなかったかと思います。
フィットネスのためと思って軽い気持ちで始めたコースでしたが、コースが進むうちに責任を伴う役割であることを認識しだし、真剣に。海で行われた最終の試験は思いの他ハードで、ライフガードになろうかというのにほとんど溺れそうでしたが(笑)。
この資格は、サーフ・インストラクターになるために必須のものでもあります。チャンスがあれば、将来的にそちらの方も目指してみたいです♪

そしてもうひとつ。忘れられない経験は、サーフ・トゥー・ヒール(Surf2Heal)という自閉症の子供たちにサーフィンを体験してもらうボランティアに参加したこと。
このことはブログにも書きましたが(過去ブログ:自閉症の子供のためのサーフ・キャンプ、サーフ・トゥー・ヒールを終えて)、本当に素晴らしい経験でした。お金をもらって行う仕事とは全く異なる喜びを感じられた、忘れがたい4日間でした。

AGMの席で、サーフ・トゥー・ヒールのボランティア全員にフード付きパーカーが配られました。
半年遅れ…なところがなんともアイルランドらしいですが(笑)、良い記念となり嬉しかったです。

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唯一のSサイズをゲット!(すなわちクラブでいちばん私が小さいのです…涙)

サーフ・クラブに入会して1年半程経ちます。
サーフィンに関する情報が得られれば…というくらいの軽い気持ちで入会したものの、思いがけずはまってしまい、今や私の日々の社交サークルの中心はこのサーフ・クラブを通して出会った友人たち。
素晴らしい出会いに感謝。そして今年も、サーフィンを通して体験するであろうさまざまなことを思うと…楽しみでなりません♪

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メイド・イン・アイルランドのファッション・ショー

ダブリンで毎年この時期に行われる、アイルランド一のクラフト、ファッションなどの展示会、ショーケース・アイルランド。(Showcase Ireland 2012
4日間にわたるイベントが今日から始まり、今年も展示会場内で通訳としてお仕事をさせていたいだています。

展示会初日の今日は夕方からファッション・ショーがあり、お客様とご一緒に見に行きました。

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展示会の会場Royal Dublin Society(RDS)内の、素敵な図書室にてショーが行われました

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出展されているメイド・イン・アイルランドのファッションが次々に披露されたのですが、やはりニットもの・ツイードなどが中心

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ナショナル・カラーであるエメラルド・グリーンを基調したファッションも、アイルランドならでは

今年も日本からたくさんのバイヤーさんが来てくださっています。メイド・イン・アイルランドの商品が一つでも多く日本に紹介されるよう、今年も頑張ってお仕事させていただきたいと思います!

※1月25日(水)まで開催されています


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タイタニック号造船の地ベルファースト

有名な悲劇の豪華客船タイタニック号の造船地として知られるベルファースト(Belfast, Northern Ireland)。
今年は1912年の沈没から100年目に当たる節目の年となり、ベルファーストではタイタニック号に焦点を当てた観光誘致を行っています。

そのひとつとして、この春にはタイタニック号に関する博物館、タイタニック・ベルファースト(Titanic Belfast)が新しくオープンします。

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ラガン川を挟んで見えるモダンな建物は、3月31日オープン予定。ハーランド&ウォルフ社(タイタニック号を造船した船会社)の繁栄期の名残りをとどめる黄色クレーンが右後ろに見えています

6階建ての巨大なこの建物、4つの尖りが船の船体を表しているそう。タイタニック号が造船された、まさにその場所に建てられており、オリジナルのドライ・ドック&ポンプハウス(Titanic's Dock & Pump-House)のすぐそばにあります。

数か月前、博物館オープンに当たり関係者に向けての見学説明会がありました。内部の様子をスライドで見せてもらったのですが、かなりモダンで見応えがありそう。
これまでタイタニック号の航海や沈没のストーリーばかりがクローズアップされてきましたが、造船地ベルファーストとの関わりは見過ごされてきたように思います。当時動くものの中で世界最大…と言われた巨大客船の造船に関することや、造船の街として栄えてきたベルファーストについて興味深い展示が期待できそうです。

こちらの博物館オープンに先駆けて、アルスター民俗交通博物館(Ulster Folk & Transport Museum, Holywood, Co Down)では昨年よりタイタニカ(Titanica)という特別展が行われています。

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展示は交通博物館内部。写真や資料に加えて、海の中から引き揚げられた船体の一部なども展示されています

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タイタニックに関する映画のポスターの数々。お馴染みのディカプリオのものは右上

タイタニック号に関してはさまざまなエピソードが語り継がれていますが、ちなみにタイタニック号の一等客船のチケットの値段は4350USドル(870英ポンド)で、現在の金額では約7万USドル、なんと540万円相当!
その豪華ぶりは100年前には度肝を抜くようなことばかりで、スチーム・バスや温水プールが供えられた世界初の船であったことはよく知られていますが、全客室で水とお湯が出るのも初めて、電動エスカレーターがあるのも初めてだったそうです。

ベルファーストの街の中にもタイタニック号を象徴するものが随所にあります。
ベルファースト名物の壁画(Murals)の中にも、タイタニック号を描いたものが。

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造船所の2つのクレーンを背後に真ん中に描かれているのが、タイタニック号のスミス船長。かつて造船所で働く人々が多く住んでいた場所に描かれています(Dee StreetとNewtownards Roadの角)

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こちらは壁画としてはあまり上手くありませんが、わかり易いかも。今回のベルファーストでのTVロケでも、タイタニック号関連の地を何か所か撮影して回りました

先日イタリアの客船が座礁し、現在も救助活動が続けられていますね。タイタニック号の悲劇から100年目に…という見出しのメディア報道などもあり、その時ちょうどベルファーストで撮影中だったこともあり、なんとも複雑な心境です。
天候により救助が難航しているようで心配ですが、これ以上被害が大きくならないことを願うと同時に、ベルファーストの観光誘致に影響を及ぼすことのないよう願うばかりです。

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窓辺に春

私の窓辺に春がやって来ました♪

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ベルファースト(Belfast)に行って数日留守している間に、クロッカスが咲き始めていました

昨日は花が一つ咲きかけていただけだったのに、一夜明けたら花盛りに。

スイセンはそろそろ終わりかけですが、チューリップが芽を出し始めました。
ヒヤシンスはもうすぐ咲きそうですし、ツバキのつぼみもふくらんではち切れんばかり。
この、花が咲きそう、あ、咲いた、咲いた、という時がなんとも楽しいですね。。

今年はバラに挑戦。今日は新しいバラを購入、鉢に植え替えました。
四季咲きの深紅のツルバラで、その名も「ダーバヴィル家のテス(Tess of the d'Urbervilles)」。うまく育つかどうか…。楽しみです。
(色と名前に魅かれて買ってしまいましたが、よく考えてみるとテスって悲劇のストーリーなんですよね~)

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ユニクロにオーラ・カイリー登場!

ロンドンに拠点を置いて活躍中の、ダブリン出身のアイルランド人デザイナー、オーラ・カイリー(Orla Kiely)。
ここ数年日本でも人気が出てきたと思ったら…。なんとユニクロに、オーラ・カイリーのストールが登場!

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春の気分いっぱい♪ 柄も色も豊富です→ユニクロ・オンラインショップのページ

値段は990円(安い!)。すでにユニクロの店頭にも並んでいるとのこと。
日本限定…のはずです!

※今も時々使っている私のオーラ・カイリーのバッグ。かなり昔の記事ですが…。→過去ブログ:アイルランドにはまった人々
(ちなみに六本木ヒルズのオーラ・カイリーのお店は今はもうなくなりました)

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世界一カクテルが豊富なバーで乾杯!(マーチャント・ホテル)

ベルファーストでのTV撮影も無事終了。
カクテルで有名なマーチャント・ホテル(The Merchant Hotel, Skipper Street, Belfast)のバーで乾杯しました!

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分厚いカクテル・メニューが有名。バーマンのお勧めを聞きながら、好きなカクテルを選びました♪

ニューオーリンズで行われたカクテルの大会にて、「ワールド・ベスト・カクテル・メニュー」、「ワールド・ベスト・セレクション」の2部門で優勝したというこのホテル。
世界一カクテル・メニューが豊富なホテル・バー…として知られています。

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クラッシックなバーの内観

プロフェッショナルなクルーの皆さん、撮影フレンドリーな地元の皆さんのおかげで、思いのほかスムーズに楽しくお仕事させていただきました。
番組の放送は2月下旬の予定。ベルファーストのさまざまな知られざる街ネタが披露されますので、お楽しみに。
詳細は後日、追ってお知らせします。

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ベルファースのレストラン激戦区でいちばんのお店(ポッティド・ヘン)

最近のベルファースト(Belfast, Northern Ireland)はグルメの街と言ってもいいくらい、ダブリンに負けず劣らず、おいしいレストランが数多くあります。
TVクルーの皆さんと毎晩、今日はどこでお食事しましょうか~と迷ってしまうほど。

今日は、オープンして一年少々のビストロ風レストラン、ポッティド・ヘン(The Potted Hen, Edward Street, Belfast)へ行ってみました。

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セント・アンズ広場(St Anne's Square)に面した外観は、可愛らしい店の名前とは裏腹にシックな感じ

週末は予約がいっぱいで泣く泣くあきらめた、お目当てのレストランのひとつ。
ベルファーストのレストラン激戦区であるカテドラル地区にありながら、いつもにぎわっている評判のいいお店です。

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スターターにいただいたイカ・フライのサラダ。イカのフライはベルファーストのレストランで流行っているのか、スターターに多く見かけました。ちょっとピリ辛&オリエンタルなテイスト。3人でシェアしたのですが、お箸が3つ添えられていました

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メインにいただいたエビとホタテのリゾット。おいしかった~

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こちらはディレクターさんが注文したメイン。ロースト・ポークの上にのっているのはリンゴのスライス&リンゴのシャーベット

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デザートまでしっかりいただきました。スティッキー・タフィー・プティング&ハニーコム・アイスクリーム♪

カテドラル地区の他のレストランでも何か所かで食事しましたが、評判通り、ここがいちばんおいしかったです。
メイド・イン・ベルファーストのビールも味わえます!

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ベルファースト自慢のベルファースト・エール

The Potted Hen
Edward Street, Belfast BT1 2LR
Tel: (028)90 234 554


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ベルファーストにてTVの撮影中

2012年最初の仕事でベルファースト(Belfast, Northern Ireland)に来ています。
今年の初仕事は、TV撮影のコーディネート。ベルファーストの街紹介の番組で、今日から数日間にわたるロケが始まりました。

天候にも恵まれ、スタッフの皆さんと楽しくお仕事させていただいています。
この番組は地元の人に一言コメントをもらったりする場面が多いのですが、フレンドリーなベルファーストの皆さんに随所で助けられいます。

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船上のカフェ・レストランにて撮影中。たまたま居合わせた乗りのいいお客さんが、快く撮影に協力してくださいました

かの有名なタイタニック号の造船地であるベルファースト。今年はタイタニック号が沈没して100年目に当たり、こちらではさまざまな催しが予定されています。
そのあたりも含めて、ベルファーストのさまざまな街情報を撮影していきます。

番組の詳細、放送予定などは、後日追ってお知らせしますね。お楽しみに♪

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アイルランドでオーロラ鑑賞!?

今年2012年は「11年に1度」のオーロラ鑑賞の当たり年であると、日本でもさかんに言われているかと思います。
オーロラの発生は太陽の活動と関係があり、今年は11年ぶりに太陽の黒点が活発になるため、発生率が高いのだとか。

オーロラ鑑賞というとアラスカやカナダ、アイスランドなどが知られていますが、実はアイルランドでもオーロラが見えることがあるのです。
北緯51~55度に位置する北の国、アイルランド。専門家によると、アイルランドは北極地方におけるオーロラ鑑賞の南限なのだとか。

そんなわけで、この冬はアイルランドでもオーロラが見えるかも!?…と、ここ数日、新聞やラジオで話題となっています。
過去に北西部のドネゴールやスライゴ地方でオーロラが観測されていますが、それは緯度が高いからというより、暗い場所が多いから…ということのようです。アイルランドは狭い国なので、緯度は大した問題ではなく、それよりも灯りの少ない暗い場所で見ようとすることが重要、と数日前にラジオで専門家が話していました。

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アイルランドの北の端、Pollan Beach(Ballyliffin, Inishowen, Co Donegal)にて6か月前に観測されたオーロラの写真。1月8日付のThe Irish Times紙より

ちなみに私は、これまでに2度、オーロラを見たことがあります。

一度目は15年ほど前、添乗員をしていた頃。ヨーロッパから日本へ向かう途中の飛行機の中、シベリア上空にて。
機内は消灯中で皆眠っていたのですが、たまたま起きていた私に乗務員さんが教えてくださり、寝ていたお客様を急いで起こしに回った覚えがあります(笑)。
それは9月で、通常はオーロラがよく見える季節ではないとのことでしたが、白いカーテンのようなものが飛行機の窓からユラユラとうごめいている様子が、かなり長い時間見えていました。

そして2度目はここアイルランド、なんとダブリンで見たのです!
2003年の冬のこと、当時私はガイド仲間である友人、ジェリー(Gerry)の家に住んでいました。
寒い夜で、外から帰ってきたジェリーが「空が青く光っているんだけど、オーロラじゃないかと思う」と言うので、大急ぎで外へ。
確かに空の一部分が、異様な光を放っていました。かすかではありましたが、電光のような青白い光。
翌朝のアイリッシュ・タイムズ紙の一面を飾ったのは、スライゴの空が一面、赤と緑に覆われている美しい写真。見事なオーロラでした。私とジェリーが見たのは、アイルランド北西部に現れたオーロラの端っこだったのです。

日本で知られるオーロラ(Aurora)という呼び名は、ローマ神話の女神の名に由来するもの。こちらではノーザンライツ(Northern Lights)と呼ぶのが一般的ですが、「オーロラ」と呼ぶ方がより神秘的な感じがしますね。
他にも地域によってさまざまな呼び名があるようですが、上記のアイリッシュ・タイムズ紙の記事によると、ネイティブ・アメリカンたちは「Dance of the Spirits(精霊たちの踊り)」と呼ぶのだそう。素敵。

オーロラの当たり年と言われる今年。精霊たちが、アイルランドでもその踊りを見せてくれることを願います!

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サーフィンの意外な効果?

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サーフスポットの手前に広がる湿地。水辺の向こうに折り重なって見えるのはスライゴの山々(Streedagh, Co. Sligo)

今日は西海岸の波がいいとにらんで、日帰りでスライゴ方面へサーフィンへ。
このところ毎日波予報やチャートとにらめっこしているんですが、問題は波よりも風の向きと強さ。冬場の大西洋岸はほぼ毎日波はあるのですが、風が強すぎたり、風向きが悪いとサーフィンには不向きなのです。

いくつかのビーチを見て回り、中でいちばんクリーンだったビーチに入りました。

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思ったより波が大きく、ブレイクも岸に近すぎたため、立つとすぐに落ちて波に巻かれる…の繰り返し。それでも水に入るといつも楽しいです♪(Streedagh, Co. Sligoにて。向こうに見えてるのはMullaghmore Head)

余談ですが、数年前の冬に急性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)というのになり、以来、湿気があってどよ~んとした低気圧性の気候が続くと、時々症状が再発します。鼻がずるずる出るというよりは、頭の前頭部が重たくなって、頭痛がひどくなるのです。
薬も飲んだし、スプレーもしたし、オルバスのスティック(ハーブをミックスしたスティック。かぐと花がスース―して通りがよくなります。こちらではポピュラー)もいつも常備しているのですが、いちばん効果的な治療法は、なんと海水。塩水です。
よってサーフィンを頻繁にしていると、とたんに症状がよくなります。

ここ数日、鼻から来る頭痛で朝起きるのも辛かったのですが、サーフィンの後には鼻の通りがだいぶ良くなり、頭痛も感じなくなっていました。
サーファー友達の中に同じような鼻の症状を持つ人が何人かいるのですが(アイルランド人には多いらしいです。気候のせい?中には鼻が原因と気づかず、偏頭痛だと思い込んでいる人も多いそう)、皆同じことを言っています。
肌や髪にも海水はいいですし、効果絶大ですね。

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近くに見えるベンブルベン。今日は山頂は雲の中


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街の中のガーデンセンター

新年にスイセンが咲き始めたのを機に、もっともっとガーデニングがしたくなってきました。
土のある庭スペースがないので、鉢植えの植物を手入れしながら育てるのが私のせめてものガーデニング。春に向けてミニバラの植え替えもしたいし、もう数鉢花や緑も増やしたいし…。

そんなことを思っていたら、車で5分程の便利な距離に、シティーセンターでいちばん大きなガーデンセンターがあることを発見。
ガーデンセンターというと郊外にあるイメージですが、街中の住宅が密集している中にまるで隠れるように存在していたのでした。

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道路沿いのこんな入口。これがガーデンセンターとは思わず、3回くらい車で通りこしてしまいました(笑)

この入り口を入るとまさかと思うくらいの広々としたスペースがあって、パンジーやプリムローズなどこれからの季節に庭を彩る花々や、ヒヤシンス、クロッカスという球根モノがいっぱい。
そして奥には大きな温室があり、室内用の観葉植物がジャングルのごとく陳列されていました。

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南国っぽい植物大好き。本当はソテツみたいな大きな木が家の中に欲しいのですが、家が狭いこともあってなかなか踏み切れません…

あれもこれも欲しくなってしまいましたが、結局お店の人のアドバイスを聞きながら、パンジーの寄せ植え、つぼみをたくさんつけた椿の鉢、激安だったクリスマスローズ、長細いガラスの入れ物で育てるラン、それと室内につるせる観葉植物を購入。
私が日本人だからかボンサイも勧められましたが、ボンサイにはあまり興味がないのでお断わりしました(笑)。

このガーデンセンターは家族経営プラスくらいの規模で、カフェがあったり、可愛いガーデニンググッズを売っていたり…といった、今どきのおしゃれなところでは全くないのですが、植物そのものを買うにはとてもいいです。
今花をつけていないものなどは気前よくじゃんじゃんディスカウントしてくれて、思いがけずたくさん買ってしまいましたが、値段は大したことなくてびっくり。

ちなみにバラの植え替えはまだ早いとアドバイスもいただきました。
そして、全く花芽をつけなくなってしまった去年のランも、これからよ~と言われひと安心。

家の内外に一気に花や植物が増えて、とっても嬉しいです。あとは玄関口に置くゼラニウムなんかの鉢植えを、もうちょっと増やしたいな~。
あ~、春が楽しみです♪

Plant Life
110-111 Cork Street, Dublin 8.
Tel: 01 4536201

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Sharing is Caring-新年の出来事

クリスマスから年末にかけて、なんだか私自身にぼぉ~っとしていた部分があったみたいで、なんとウェットスーツ一式を忘れてサーフィンに行く!…という信じられないようなことをしでかしてしまいました。

クリスマスの後、ドネゴール(Donegal)出身の友人エリザベス(Elizabeth)のご実家で数日間過ごし、そこから年末年始を過ごしにアキル島(Achill Is, Co. Mayo)へ。よって約1週間分の荷物を持ってダブリンの自宅を出たのですが、エリザベスの家に着いたら、冬物のコートと、ウェットスーツ一式が車に積まれていないことを発見!
ドネゴールにいる間は、コートはエリザベスのお母さんのものをお借りし、ウェットスーツは近くのサーフスクールでレンタル。
あ~、サーフボードは持ってきたのに、スーツを忘れるなんて信じられなない…と落ち込んでいたら、ビーチで会ったサーフ仲間のうちの数人が「私(僕)も忘れたことあるよ~。よくあるよね~」と口をそろえて言ってくれたので、気が楽になりました。
(私をなぐさめるために言ってくれていたのか、本当によくあることなのか、今もってわかりませんが…笑)。

アキル島では、友人カレン(Karin)が余分にひとつ持ってきてくれたコートを着て過ごし、ウェットスーツは、ドネゴールのビーチで会った友人ロレイン(Lorraine)が、「年末年始はサーフィンの予定はないから…」と、親切にもそっくりそのまま一式貸してくれました。あ~、感謝感激。

そんなこんなで、いろいろ貸してもらいっ放しの年末年始。
ところが、借りた御恩は周りまわってちゃんと返すことになっているんですね~。その後、思いがけず、私のものを人に貸すことになったのです。

アキル島滞在中、元旦の夕方に友人ダ-モット(Dermot)の車がエンスト。それも、これ以上最果ての地はない!…というくらいの、島の西の端っこの急斜面で。
彼はドイツからのゲスト3人をどうしてもその夜にダブリンへ送り届けなくてはならず、車はその日中に修理はムリ、レンタカー屋も近くにはない、どうしよう~と大パニック。
私も含め、他に車を持っている3人が皆、「私(僕)の車で行けばいいよ」とオファーしたのですが、結局、私のフィアットで行くのがいちばんいいということになり、ダ-モットは私の車で3人のドイツからのゲストと一緒にその夜ダブリンへ帰っていったのでした。
(私は別の友人に乗せてもらって、その2日後に帰ってきました)

ダ-モットは私の車に、私はロレインのウェットスーツ&カレンのコートを、そしてちなみに、カレンは私の長靴をはいていました。2足あったので。
物事はすべてつながっている…と常日頃から思っているのですが、この一連の出来事はなんだか象徴的。
借りた御恩でさえもつながっていて、周りまわってこういう形で返すこともあるのだなぁ…と不思議な気がしたと共に、こんなふうに気軽にモノを貸し借り出来る仲間と一緒にいることがとても嬉しく思えました。
モノをシェア出来るというのは、お互いに信頼し合っている証拠だからです。

英語で「Sharing is Caring(シェアリング・イズ・ケアリング)」という言い回しがあります。
「分かち合うことは助け合うこと(思いやること)」といった意味ですが、まさにその言葉で始まったような新年。
日本語で言うならば、「情けは人の為ならず(巡り巡って自分が為)」…ということでしょうか。

数日後、ダ-モットが私の車を返しにきてくれたのですが、彼が帰った後で助手席に新品のサーフィンの本が置かれているのを発見。
表紙の内側に彼の直筆で、「Thanks」と書かれていました。

そして今日、ロレインにウェットスーツを返しに行きました。
彼女の家は車でほんの5分の距離。近くに住んでいることはお互い知っていましたが、これまで訪ねるチャンスがなくていました。
せっかくだからあがってお茶でも…とロレインが言ってくれて、お茶をいただきながらしばしおしゃべり。お互いのニューイヤーのゴシップ話、私が今使っているサーフボードの話、ロレインが3月に走るハーフマラソンのこと、どこのジムがいいかということ、次のホリデーの予定…などなど。
ロレインとゆっくりおしゃべりするのは数か月ぶり。忘れたウェットスーツのおかげで、思いがけず楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

物事はこうやってつながっていて、いいことも、悪いことも、どこか流れて行きつくことになっているみたいです。

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ステーキと自家製パンで祝う、Women's Christmas

クリスマス&お正月気分もそろそろ終わり。人々や街の様子も通常通りになってきました。
伝統的には今日・1月6日を境に、クリスマスの飾りやクリスマス・ツリーを片付ける習慣があります。アイルランドではこの日を「Women's Christmas(女性のクリスマス)」と呼ぶことは、以前にもご紹介したかと思います。

昨年に引き続き、今年も友人シィネード宅へクリスマス・ツリーの片付けに行きました。
ただし、週末からホリデーに出かけるシィネードに合わせて、今年は1日早い「Women's Christmas」。シィネードと一緒昨日片づけをすませました。
ちなみに昨年はライトが枝に絡まって取れなくて、最終的に枝を切り落とさなくてはならなかったのですが、今年はきれ~いにライトが外れ、枝切りは不要でした(笑)。
(昨年のブログ:「クリスマス気分」…最後の日

片づけの後は、シィネードが作ってくれたおいしいランチ&ワインでフェスティバル・シーズンの終わりを祝いました。

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肉好きの私のためにおいしいフィレステーキを焼いてくれました。まるでレストランのようにゴージャス。シィネードお手製のたれに数時間マリネードしてから焼いたフィレ肉のおいしかったこと!

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パン作りはプロ級の腕前のシィネード。オーブンから出てきたばかりのモチモチした焼き立てのパンにバターをたっぷりぬっていただきました♪

私は普段、食事の時はパンはあまり食べないのですが、あまりにおいしくて食べ過ぎて、この後しばらくほんとに動けませんでした(笑)。

ちなみにシィネードのホリデーの行先はエチオピア。添乗員時代に60か国以上旅した私も、行ったことのない場所です。
エチオピアはコプト派教会のつながりで、アイルランドとも歴史的に共通点が多くみられる場所。シィネードがホリデーから戻ったら、興味深い話がたくさん聞けそうで楽しみです。


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アキル島で新春サーフィン!

年末年始をアキル島で過ごしたメンバーは、半数がサーファー、半数がヒルウォーカー。
面白いことにサーファーはヒルウォークには興味なし、ウォーカーはサーフィンには興味なし。一応、崖はきれいだった?とか、波はどうだった?とか聞き合うものの、じゃあ私もやってみようかな~ということには全くなりませんでした(笑)。

雹やあられが降ったりやんだりする中、ヒルウォーカーはいざ山へ、サーファーはいざビーチへ!

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年初めのサーフィン。友人カレンと一緒に。ドゥゴート(Doogort, Achill, Co. Mayo)にて

ここ数週間、所属しているサーフ・クラブ所有のボードを借りているのですが、これがとっても調子がいいのです。(写真向かって左のスワローテール。長さは6'11)
年末年始はとにかく風が強く、波のコンディションもあまり良くなかったのですが、このボードのおかげで何本か乗りこなすことが出来たました。
来週にはクラブに返さなくてはならないのですが、あ~、このまま持っていたい~。

実はこのサーフボード、昨年のイースターに、1~2度使ったことがあります。
その頃はこの長さのボードを乗りこなすのがまだ難しくて、波をキャッチしてもすぐに落ちてしまいました。
あれから8か月、今ではこのボードでボトムターンが出来ます。少しずつですが、振り返ってみると以前よりは進歩していることがわかり、嬉しくなります。

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地上は雹、山の上にはうっすら雪が。顔に当たる風が差すように冷たい日でした

サーフスポットの多いアキル島ですが、風の強い日が多いのが難点。アキルでは近年、サーフィンよりもウィンドサーフィンの方が盛んなようです。

サーフィンの後は、コテージでのんびり。これもまた楽しいひとときです。
クリスマス明けからカレンと一緒にはまり出したスクラッブルが、まだまだ大ブーム(笑)。マインド&ボディをフルに使った、楽しい年末年始の休暇でした。

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暖炉でウェットスーツを乾かしながら、スクラッブルにふけるトニーとカレン。これぞサーファーの家!

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アキル島で迎えた新年

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新年最初の夕暮れ時。アキル・ヘッド(Achill Head)にて(友人Damien撮影)

年末年始はアキル島(Achill Island, Co. Mayo)で過ごしました。
友人とそのまた友人たち総勢10名で2軒のコテージを借り、昼間はサーフィンしたり、ハイキングしたり、夜は皆で食事を作ったりしてコテージでのんびり。

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数日間、私たちの家となったコテージ

大晦日は花火があがり、友人のうち数名は村へ見物へ。バグパイプの演奏があったり賑やかだったそうです。
私は他の数名とコテージに残り、ラジオと一緒にカウントダウン。

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明け方まで皆で飲んだり、食べたり、おしゃべりしたり…と楽しい新年の幕開けでした

元旦は13時より新春スイムがあるというので、楽しみにしていました。
クリスマスや元旦は、アイルランドの各地で寒中水泳を行う習慣があります。これはぜひ参加せねば…と意気込んで出かけたものの、言われたビーチへ行ってみると誰もいない…。なんと間違ったビーチを言われて、そこへ行ってしまったのでした!
正しい情報を得てビーチへ着いた時には、もうすっかり終わっていて、ビーチにあるパブだけが大賑わい…という有様。とほほ。

ちなみにアキル島は、アイルランドに数多くある島の中で最大の島です。本土とは19世紀の終わりから橋で結ばれており、人口は約2700人。
大西洋に突き出した崖、泥炭地、美しいビーチで知られ、観光客だけでなく、ダブリンなど都市部に住むアイルランド人がホリデーホームを所有して頻繁に訪れるような人気の場所でもあります。

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アキル島の最西端、アキル・ヘッド(Achill Head)を見晴らす(友人Damien撮影)

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キーム・ストランド(Keem Strand)の波のブレイク。サーフ・スポットの多いアキル島ですが、風が強いのが難点

大西洋に突き出した最果ての場所ですので、何せ冬場は天候が荒れがち。元旦には数分間、雹が降りましたし、翌日は嵐が来て、夜中にコテージが揺れて何度も目が覚めてしまうほどでした。
そんな荒々しくも美しい場所で、気心の知れた友人たち、または新しく出会った友人たちと楽しく穏やかに新年を迎えられたことに心から感謝。
今年も必ず、いい年になることでしょう!

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アキル島の元旦の虹。こんな虹が頻繁に見られるのも、変わりやすい天候のおかげ。2012年最初に見た虹です!(友人Damien撮影)

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新春のスイセン

新しい年になりました。2012年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始にかけて、ドネゴール(Donegol)&アキル島(Achill Island, Co. Mayo)へ出かけていました。
今晩、約一週間ぶりに自宅に戻ってみると、1週間前は葉っぱだけでつぼみもなかったスイセンが、花を付け始めていました♪

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おととしのクリスマスに球根をいただいたスイセン。今年で2年目です

昨年は雪が降ったりして厳しい気候に見舞われたアイルランドですが、今年は平年並み、風は強いものの空気はマイルド。年末年始の間、外に出しておいたのがよかったのかもしれません。

葉っぱばかりがグングン伸びていて、今年は花はつけないのかな~なんて思っていたのですが、新春マジック…でしょうか。
開きかけだった花も、暖かい室内へ入れたとたんに花びら全開に。まるで新年を祝うかのような嬉しいサプライズにとても嬉しい気持ちになりました。

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