ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

ブーリン・ガールズのアイルランド・コネクション

先日、16世紀の英国王ヘンリー8世と2番目の妻アン・ブーリンとの史実を元にした映画、『The Other Boleyn Girl』を観てきました。

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6人の后を娶ったヘンリー8世は、英国の宗教改革を行った人物としても知られています。
王妃の侍女として宮中に上がっていたアン・ブーリンを見初め、最初の后を離縁してアンと再婚したヘンリー8世。それが原因でローマン・カトリック教会から分離(カトリック教会は離婚・再婚を認めないため)、王を主教とする英国国教会を立ち上げることとなります。
これが俗に言う英国の宗教改革。王の気紛れから起こったこの騒ぎが、のちの宗派の違いを利用したアイルランドへの政治的侵略、さらには北アイルランド問題の最初の第一歩を作ってしまったわけですが…。

この英国史上もっともスキャンダラスな出来事のひとつであろうヘンリー8世とアン・ブーリンについては、これまでも多くの映画やドラマが作られたことでしょうが、今回のものは「もう一人のブーリン家の女の子」というタイトルが示唆するように、やはりヘンリー8世と関係のあったアンの妹メアリーにも焦点を当てた作品。
アン役をナタリー・ポートマン、メアリー役をスカーレット・ヨハンソンが演じています。
この2人、美しさのカテゴリーを対極とするような全く違ったタイプの美女ですが、実際にアンは小柄で色黒、エキゾチックな感じの美人、それに対してメアリーは、豊満で女性らしい色白美人だったそうです。

この作品には原作があり、それがとても面白いと聞いていたのですが、やはりしっかりした原作のあるものは、映画にした場合も外れませんね。
登場人物の描写に深みがあり、宮中のドロドロを描きながらも、若い女性の胸の内がよく表されていて、単なる歴史物の枠を越えたとても良い作品でした。

ところで…
このブーリン家には、ちょっとしたアイルランド・コネクションがあります。
アン&メアリー・ブーリンの父方の祖母にMargaretという人がいて、この人が、アイルランドのキルケニー(Kilkenny)を本拠地とするオーモンド伯爵家バトラー一族の出なのです。
バトラー家とは、13世紀に英国王ジョン王と共にアイルランドにやって来て以来、王代理のごとくアイルランドで特権的な立場を与えられていた特別な一族。
ブーリン姉妹の曽祖父は、そのバトラー家の7代目頭領Thomas Butlerだったのです。

そして、バトラー家がしばしば「英国王家と親戚関係に当たる…」と形容されるのは、ひとえにアン・ブーリンのおかげ。
彼女とヘンリー8世との間に生まれた女児がのちのエリザベス1世ですから、バトラー家の血筋から英国女王を出したというのは真実なのです。(ところが悲しいかな、エリザベスは生涯独身で子をもうけませんでしたから、ジェネティックな血縁関係は一代限り…ということになりますね)

バトラー家の本家は有名なキルケニー城(Kilkenny Castle)ですが、その周辺には分家した一族の城跡が数多く残されています。キルケニー近辺でタワーハウスや古い屋敷を見たら、ほぼ間違いなくバトラー家のものと言ってもいいくらい、それほどまでに一族の力が強かったわけです。(過去ブログ参照:ブラック・トムのオーモンド城
そして、土地の人々の英国王室との結びつきをなんとしても誇示したいという気持ちからでしょうか、数ある城のひとつ、クロノニー城(Clonony Castle, Co. Offaly)には、ここがアン・ブーリンの生家であるというかなり信憑性の低い(!)伝説まであるのです。

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典型的な16世紀のタワーハウスであるクロノニー城 (R357上、CloghanよりShannonbridgen方面へ約5キロほど行ったところにあります) 写真はこちらより

アン・ブーリンの出生や家族構成に関しては謎の部分が多いとは言え(メアリーは妹ではなく姉であったという説も)、「アイルランド生まれ」というのはいくら何でもムリがあるような…。
しかし、こんな伝説が生まれてしまった背景には、バトラー家の関係に加え、この城にブーリン家の2人の女性の名が刻まれた石版が残されているから。そう、ここにもまた別のブーリン・ガールズがいたのです。
「Elizabeth and Mary Bullen」(「ブーリン」の綴りはBoleynともBullenとも綴られるそうです)というこの2人は、アン・ブーリンの姪、すなわちエリザベス1世のいとこに当たる女性たちで、ここに埋葬されていると言われています。となると、彼女たちが今回の映画の「もう一人のブーリン・ガール」であったアンの妹メアリーの娘たちなのでしょうか。
(映画のストーリーが本当なら、弟の子供ということはあり得ないので)

この手の話は、たどって行けば行くほど次々に興味深いつながりが出てきて、尽きることがありませんよね。
このクロノニー城は、ガイド試験のときの試験ルート上にある城だったので、今でもよ~く覚えています。いつも通り過ぎるだけで止まってよく見たことがないので、今度ぜひ、ブーリン・ガールズたちのお墓参りに行ってみなくては!

そして、さらなる余談ですが、今回メアリー・ブーリンを演じたスカーレット・ヨハンソンは、次の作品でもまたメアリー役。メアリーはメアリーでも、今度はスコットランドのメアリー女王です。(『Mary Queen of Scots』、2008年公開予定)
撮影はアイルランドでも行われるそうですから、こちらもまた楽しみですね。

※『The Other Boleyn Girl』の日本での公開は今のところ未定のようです。ぜひ公開されるといいですね。

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フューシャの花の嬉しいお土産

イースターのお休みにアイルランド南西部へホリデーへ出かけられた方が、お土産を下さいました。
私の大好きなフューシャ(fuchsia)の花が刺繍してある、リネンの小さなきんちゃく袋。

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アイルランド南西部へ行くとリネンやレースを使った可愛らしい小物がたくさんあるのですが、素敵だな~と思っても、自分で買うことはなかなかしないですよね。
さらに、「アイルランドのお土産」はいつも自分が差し上げる側で、いただくことはめったにないので、なんだか逆に新鮮で、とっても嬉しく感じられました。

今日からアイルランドはサマータイム。
フューシャの花が咲き乱れるアイルランドのさわやかな夏が、今から待ち遠しいです。

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タラの丘のおいしいカフェ

タラの丘のパーキング・エリアには、ギフト・ショップと小さなカフェがあります。
ここのカフェ、以前はもっと小さくて、ショップの片隅のテーブルでティーとスコーンをいただくくらいだったですが、徐々に拡張されて、今ではメニューも豊富。
気の利いたおいしいものが多くて、とっても気に入っています。

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Tara, Co. Meath, Ireland.
Tel: 046-9025534
(夏季は9:00~18:00ですが、冬季・休日の営業時間は要確認)

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ショップ・フロントを塗りかえ中

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いろいろ迷った挙句にいつも注文してしまうお気に入りのメニューは、パイナップルとハムのトースティッド・ベーグル。地元産のおそろいのポッタリーでサーヴしてくれます

スコーンやケーキ類もおいしいですし、スープはハーフ・ポーションがあるので、軽~く食べたい人にはありがたいです。
観光客ばかりではなく地元の人にも人気で、いつ行っても賑やか。
今週いっぱい学校がお休みのせいか、昨日も子供連れのお客さんがたくさん来ていました。

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オープン・テラスのスペースもあります

カフェに隣接するギフト・ショップもなかなか楽しく、地元産のジャムや蜂蜜、また、タラの丘という土地柄、スピリチュアルなグッズやエンジェルのものも置かれています。
丘の散策のあと、お時間があればぜひ立ち寄ってみてくださいね。


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つわものどもは夢のあと…タラの丘

夏のシーズンになると、それこそ何十回となくお客様をご案内することになるタラの丘。
ここへ来る時はいつもツアーのお客様とご一緒なのですが、昨日は別の用事があったので、友人を誘ってプライベートで出かけて来ました。

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綿菓子みたいなフワフワの雲!

タラの丘は、古代ケルト時代のアイルランドの首都であった場所。首都といっても、当時のアイルランド島は統一国家ではなかったので、現代の行政上の意味合いでの首都というのではなく、儀式の上での中心地…とでも言ったらよいのでしょうか。
年に一度、島内に連立する部族単位の小王国の王たちがここに一同に会し、宴会を開き、王の中の王、すなわち象徴的なアイルランド王を選出する儀式を行っていました。

時間があったので、普段はなかなか歩いていかない遠くの塚を歩いてみたり、隣接するお墓をじっくり見てみたり。

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タラの丘の「妖精の木」。ご神木として崇められている木を、アイルランドではこう呼びます。近くで見ると、枝に布切れやリボンが結び付けられているのですが、それを結んで「願掛け」をします

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タラの丘は私有地なので、ナショナル・モニュメントであると同時に、羊の放牧も行われています。可愛いけれど、丘を歩く時は落し物に注意!

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隣接する墓地のエリアにあるスタンディング・ストーン。おそらく初期キリスト教時代のもの。下の方にシラ・ナ・ギグっぽい人像が彫られています

タラの丘が重要であったのは、紀元前700年~紀元後700年位の間。キリスト教が定着し始め、修道院が社会を統制する中心的な役割を担うようになると、タラの王の威厳が薄れていき、徐々に廃れてしまったようです。
当時の建造物は木造でしたので建物は何も残っておらず、それこそ「つわものどもは夢のあと」。その何もない、でも何か目には見えないものが宿っている感じが、タラの丘を特別な場所にしてくれています。

丘にのぼると、アイルランド島の4分の3が見張らせると言われています。
昨日は素晴らしいお天気でしたので、本当にどこまでもどこまで、それこそ西海岸の大西洋まで見えそうな勢いでした!

※過去の関連ブログ:タラの丘の「妖精の出入り口」!タラの丘の聖なる泉

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セント・アンズ・パーク散策

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アイルランドの春はスイセンの花がいっぱい

近頃、めざましい勢いで都市化が進みつつあるダブリン・シティーですが、それでも市の面積の50パーセントが緑地なのだそうです。
そのうち半分が一般住宅の庭、残り半分が公共の公園や緑地。首都ダブリンにいても、緑に触れるチャンスは十分にあるのです。

先日、ダブリンのノース・サイドにあるセント・アンズ・パーク(St. Anne's Park, off Clontarf Road, Raheny, Dublin 5)へ立ち寄ってみました。
ダブリン市内の多くの公園がそうであるように、ここもかつてはギネス一族の私有地だった場所。1936年に広大な土地の一部がダブリン市に売却され、パブリック・パークとして市民に開放されたものです。

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広々と広がる緑…!

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リスちゃんたちがいっぱい!あちらこちらを走りまわっています

112ヘクタールというかなりの広さのこの公園。フェニックス・パークを除けばダブリン市内でいちばん広いパブリック・パークであり、奥の方にはスポーツ・グランドやテニス・コート、ゴルフ場なども。
池があったり、森があったり…と変化に富んでいて、楽しい散策の出来る公園です。

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池には水鳥たちがいっぱい

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ギネス家の所有地だった場所にしばしば見られる時計塔。裏にはウォール・ガーデンがあります

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森の中に入ると、下生えの可愛らしい花々がたくさん顔を出していました

ここのバラ園は有名で、6~9月のバラの季節には多くの人が見学にやってきます。
この日は、犬の散歩をしているご近所の人や、家族で散歩する人など、みな和やかに春の日を楽しんでいました。

ドリーマウント・ビーチのすぐ近くなので、そこと一緒に訪れてみても楽しいかもしれませんね。

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ダブリンにも、Cath Kidson!

年末年始に日本に一時帰国した時、英国のブランドCath Kidsonが、日本で大変な人気だと聞きました。

ノッティングヒル発祥のこのブランド、ダブリンではどこかのお店の小物売り場に無造作に並べらられていたような…。さらにアイルランドのAvocaには、こういうテイストのキッチンウェアなどが以前からあったので、日本で本まで出ているのを見て、ほぉ~と思っていたのでした。

その後、お客様から「ダブリンにはCath Kidsonのお店がありますか?」と質問されること数回。
専門店はないし、どこで買えるかと言われるとズバリお答え出来ずにいたのですが、メリオン・ショッピング・センター内のコスメやギフト、子供グッズを扱うショップにありました。

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Merrion Shopping Centre, Nutley Lane off Merrion Road, Dublin4. (日本大使館のあるビルです)

とっても愛らしい花柄や水玉のビニルバッグやバニティケースなどなど。春らしいパステルカラーで、見ているだけでウキウキしてきますね。

このショッピング・センター、他にも小さいけれどおしゃれな靴屋さんやブティックがあって、なかなか気に入っています。

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タラの神様に祝福されて…ケルティック・ウェディング!

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バラの花の似合うお綺麗な花嫁さん。小花模様のドレスとよく似合って素敵!

ケルティック・ウェディングのコーディネートで、タラの丘へ。
自然から祝福を受けるケルト式のセレモニーは、屋外で行います。このところお天気が不安定なのでちょっと心配だったのですが、直前まで降ったりやんだりしていたにわか雨も、セレモニーの時間に合わせたかのように見事に上がってくれました。

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雨上がりのすがすがしいタラの丘。「運命の石」の前にて、結婚の誓いを交わすM様ご夫妻

ダブリンにお住まいの花嫁さんのお友達もご参列くださり、賑やかで楽しいお式となりました。

幸せいっぱいのM様ご夫妻は、知り合われて6ヶ月というスピード婚!
お友達を訪ねてダブリンへ…と旅行を計画していたところ、現在のご主人様と知り合われご結婚なさることになり、旅行に結婚式が加わったのだそうです。ご縁って本当に不思議ですね。

セレモニー終了後、写真撮影をして車に戻ってきたら、大粒の雨が降り始めました。
ケルティック・ウェディングの時はいつも、その時間だけちゃんと晴れてくれるので本当に不思議。
きっと、土地の神様もお2人の幸せを祝福してくださっているのでしょう。

M様ご夫妻の末永いお幸せを心よりお祈りしております!

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こんなポーズで写真を撮ったりもしました

ケルティック・ウエディングに関するお問い合わせこちら
過去のケルティック・ウェディングのブログアラン諸島(2006年1月)アラン諸島(2006年10月)アラン諸島(2007年8月)タラの丘(2007年4月)タラの丘(2007年11月)ダブリン作家博物館(2007年7月)



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今年は早めのイースター

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今週末は、イースターの3連休でした。
イースターは「春分の直後の満月の、次に来る日曜日」をイースター・サンデーと定めているため、月の満ち欠けにより毎年日が変わります。
3月下旬~4月下旬の間ということになりますが、今年はとても早いイースターで、セント・パトリックス・デーと同じ週。よってアイルランドでは、3連休が2週続いたので、ホリデーに出かけた人も多くいたようです。

昨日のイースター・サンデーは、友人のSineadのお宅にディナーに招待していただきました。
イースターのご馳走を、たくさん作ってくれたSinead。イースター時期には、通常ラム肉が旬となるのですが、今年は早すぎるため、ロースト・マトンを代わりにいただきました。

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ガーリックとローズマリーがたっぷりすり込まれたマトン。取り分けているのはパースナップ(白ニンジン)。ローストすると甘くておいしいんですよね

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お野菜もたっぷり付け合せて、いただきま~す

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イースターの定番、ホットクロスバン。こちらもSineadの自家製。中にレーズンやナッツが入った甘いパンで、表面に十字架が切ってあります

食後は暖炉の前で、DVDを観たり、おしゃべりしたり。
話題豊富なSineadといると話が尽きず、あっという間に夜が更けていきました。

ちなみに、イースターの日が毎年変わるのは何かと不便だということで、4月の第2日曜日あたりにイースターを固定しようという動きもあるそうです。
確かに、学校のタームや、観光シーズンの始まりなどには便利になるでしょうが、例え不便であっても伝統を固持しようという頑固な姿勢も、ちょっと残しておいて欲しいような気もします。

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ゴードン・ラムゼイのレストラン

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スターターの前に出された美味しいもの!

UK&アイルランド初のリッツ・カールトンとして、昨年秋にダブリン近郊にオープンした、リッツ・カールトン・パワーズコート・ホテル
ホテルのメイン・ダイニングは、UKの有名シェフ、ゴードン・ラムゼイ(Gordon Ramsay)のレストランです。

期待値が高すぎたせいか、実は悪評もささやかれるこのレストラン。
今後お客様をご案内する機会も出てくるでしょうから、そのときに備えて、やはり自分の舌で確かめてみなくては…ということになり、仕事仲間と一緒に下見を兼ねて食事に出かけてみました。

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Gordon Ramsay at Powerscourt 明るく清潔感のあるダイニング

出てくるディッシュはどれもきれいで楽しく、単なる食事というよりは、ひとつのエンターテインメントを楽しんでいるような感じ。
4人それぞれ違ったスターターをいただいてみたのですが、どれもがクッキングという名のアートでした。

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スモークサーモンとキャビア

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ゴードン・ラムゼイの定番・ロブスターのラビオリ

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豚足のベーコン巻き

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子牛のすい臓、エビ添え

すい臓のことを英語で「sweetbread」というのだそうで、メニューにもそのように書いてあったのですが、実は仲間の一人がとてつもない勘違いをしていて、「sweetbread」とは動物の睾丸料理だと思い込んでしまった私たち。
ほぉ~、お料理になるとそんな婉曲な言い方をするね~、などと関心しながら皆で味見をしてみると、チキンをやわらかくしたような、はたまた弾力のある白身魚のような不思議な食感。
初めて口にする睾丸の味について、あーだこーだとさんざん話題にし、すごいものを注文しちゃったね~と勝手に周囲の視線を気にしていた私たちですが、のちに「sweetbread=すい臓」だと知り、自分たちのアホさ加減にお腹がよじれるほど笑ったのでした…。思い込みとは恐ろしいものです。

ちなみに、すい臓料理というのは大変な珍味だそうで、特に子牛のすい臓がいちばんおいしいとされているのだそうです。

その後のメイン・コース、デザートは、

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ティペラリー産ビーフ・フィレ

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おひょう(だったと思います)のグリルとアスパラガスの天ぷら

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チョコレート・フォンダン&牛乳のアイスクリーム

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自家製シャーベット!

メイン・コースとデザートの間には、「プレ・デザート」としてシャンペンのシャーベットがお口直しに出され、食後のコーヒーにもプティフールがたっぷり。数か月分の贅沢をさせていただいたような気分。
お値段もそれなりでしたが、その分、有名シェフの世界をたっぷりと堪能させていただき、とても楽しめました。

おいしさや雰囲気だけでなく、シェフのオリジナリティーや、何かプラスαが欲しい、という方には、とても楽しいレストランだと思います。

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レストランからはウィックロウを代表する山シュガー・ローフが見晴らせます

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月刊ソトコト4月号

発売中の「月刊ソトコト・4月号」(2008年3月5日発売)の「World Ecology Hotline」というページに、短い記事を書かせていただきました。

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月刊ソトコト4月号(3月5日発売)・HPで目次が見られます

今回のレポートは、カウンティー・ウィックロウにある農業庁認定のオーガニック・レストランについて。
Brooklodge & Wells Spa内のStrawberry Tree Restaurantがそれなのですが、お料理もさることながら環境も素晴らしく、夏の間に行われているオーガニック・マーケットもとっても楽しいんですよね。

「ソトコト」に書かせていただくのはこれで3度目になりますが、その度に掲載誌をお送りいただくのがとても楽しみ。
読み応えのある素晴らしい雑誌で、毎回、すみずみまでむさぼるように読ませていただいています。読んでいるとすっかり影響されて、私も菜種油で車を走らせたり、太陽熱パネルを取り付けたりしたい~。
フランスのピレネーのふもとでパオを作って生活しているカップルさんの話や、元長野県知事だった田中康夫さんの対談記事など、今号も興味深いものばかり。

アイルランドでも、CO2削減、省エネ、リサイクルなど、環境問題に関するニュースが日々耳に入ってきます。自分にも何か出来ることがあれば…と思うのですが、日常的にどんなことをしていけばいいのか、実はよくわからないんですよね。
「ソコトコ」には、毎日ちょっとずつ個人単位でエコを推進していけるような具体的なヒントがさまざまな角度から散りばめられているので、読んで楽しく、さらに勉強にもなります。

ご興味があれば、ぜひご覧になってみてくださいね。

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留学ジャーナル 2008年5月号

3月10日に発売された『留学ジャーナル2008年5月号』に、イースターについての短いレポートを書かせていただきました。

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留学ジャーナル・HPより

セント・パトリックス・デーに続き、今週末はイースター。
カトリックの国アイルランドでイースターに向けて行われる「レント」の習慣について、「流行りモノ@WORLD」というコーナーにレポートさせていただいています。
よろしかったら、ご覧になってみてくださいね!

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Dylanで素敵なランチタイム

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(とっても小さな目玉焼きがのったウサギのパテ風+リゾットのスターター!)

以前から行ってみたかったブティック・ホテルDylanのレストランにて、ちょっとゴージャスなランチ。
ダブリンの閑静な高級住宅街の一角にある、昨年オープンしたばかりの隠れ家的な5つ星ホテルのレストランです。

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Dylan Hotel Dublin (Still Restaurant)
Eastmoreland Place, Dublin 4.
Tel: +353 1 6603000 / Fax: +353 1 6603005

長年の添乗員&ガイド生活のせいか、おいしいレストランに関しては独特の嗅覚が働く私。(笑)
ここのレストランもその嗅覚に「ピ~ン」とかかり、きっと私の好みに違いない!と気になっていたのですが、思ったとおり、素晴らしくデリケートな「美食」でありました。

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メインにいただいたポーク・ベリー(豚バラ肉)とヒヨコ豆

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お友達が頼んだメインはタラのお料理。最近はタラも漁獲量が減っているので高級な食材になりつつあります

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私の大好きなデザート、チョコレート・フォンダン。手前の泡だっているものはラベンダー風味のアイスクリームでした

最近、これまで気に入っていたレストランのメニューや味が変わってしまってがっかりすることが多かったので、新しいお気に入りに出会えて感激。お値段も、スターターが9.50、メインが19.00と、ディナーに比べてランチ・タイムは割安です。
一見モダンなレストランでありながら、メイン・ディッシュにマッシュポテトの付け合わせをちゃ~んと出してくれたのも、さすがダブリンのレストラン!とほっと和みました。

素敵なところでゆったりとおいしいものをいただくと、心にも栄養が行きわたるような気分ですね。

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Opening Time
Breakfast: 06.30am to 10.30am Mon to Fri, 07.00am - 11.00am Sat and Sun
Lunch: Open daily (excluding Sat) from 12.30pm - 2.30 pm
Dinner: Open daily 6.00pm – 10.00pm Sun to Thurs, 6.00pm to 10.30pm Fri and Sat

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東京のパトリックス・パレードにガリバー登場

ガリバー上陸300周年に向けて活動しておられるgulliver2009さんより、東京・原宿のパトリックス・デー・パレードの様子をお知らせいただきました。

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ガリバーが参加して、沿道の子供たちの人気を集めたそうです。

このブログでも度々ご紹介させていただいる、横須賀のガリバー上陸300周年事業。
ご興味のある方は、左側の「ブログ内検索」に「ガリバー」とタイプして検索していただくと、関連の過去ブログが出てきます。よろしかったら、ご参照くださいね!

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ダブリンのパトリックス・デー・パレード!

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今年も華やかに行われた、ダブリンのセント・パトリックス・フェスティバル・パレード。
素晴らしい晴天に恵まれ、約50万人の見物客でシティーセンターが埋め尽くされました。

昨日ご案内させていただいた、広島の山陽女学園のマーチングバンドとバトントワリング・チームの皆さん。堂々とした素晴らしいパフォーマンスで、パレードに花を添えて下さいました。

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その他、今年のパレードのハイライトです。例年通りアメリカからたくさんのマーチング・バンドの参加があった他、アイルランド各地から春らしいカラフルなパフォーマンスが多く見られました。

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毎年登場するドラキュラ!
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信号機の上にはレプラコーンが…!
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毎年見物する側ですが、一度くらいパレードに参加してみたいな~などと思ったりするのは、今日はお天気が良かったから?
参加者の皆さん、ご苦労さまでした!

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日本の高校生がパレードに参加します

先週前半はアイルランド全土を嵐が襲い、その後も降ったりやんだり、寒くなったり暖かくなったり…。
まさに三寒四温、春先の典型的なお天気が続いています。

昨晩のダブリンは激しい雨に見舞われ、その雨の中ご到着されたグループさんは、広島県の女子高の生徒さんたち。
明日のセント・パトリックス・デーのパレードに参加してくださる、マーチングバンドと、バトントワリングのチームの皆さんです。

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雨も上がってすがすがしいお天気の今日のダブリン。皆さん制服姿で、ダブリン市内観光にご案内しました

こちらの学校さんは、8年前にもパトリックス・デーのパレードに参加してくださっています。バンドもバトンも全国レベルの生徒さんだそうで、明日のパレードが楽しみ。
アメリカの高校生チームが圧倒的に多いパトリックス・デーのパレードですが、その中で、可憐な日本の花を咲かせてくれそうですね。

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マインド・ボディ・スピリチュアル

毎年、セント・パトリックス・デーの週末に、ダブリンで決まって行われるユニークなイベントがあります。
その名も、「マインド・ボディ・スピリット(Mind Body Spirit)」。
ヒーリング、スピリチュアル関連のインターナショナル・フェスティバルです。

展示会場いっぱいにブースが並び、国内外のヒーラー、サイキックの実演、スピリチュアル・グッズの販売などが、3日間にわたって行われます。
昨年は、雑誌の取材で日本からのジャーナリストさんとご一緒したのですが、レイキやオーラ・リーディングの他、故ダイアナ妃のアドバイザーだったという方にタロット・リーディングしてもらったり、ダライ・ラマ処方のフェイス・クリームを買ってみたり…仕事とはいえ、すっかり楽しんでしまいました。

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昨年のイベント会場にて

日本でも最近流行りのスピリチュアル。英国、アイルランドはその本場ですから、もともとこういったことには関心の強いお国柄です。
特にアイルランドは、土地そのものにエネジーのある場所が多く、スピリチュアル大国と称せられるのだそう。

ダブリンでの開催に先がけて、先週末はコークで行われたようです。
TVで30分間の特集をやっていたのをたまたま見たのですが、大盛況な様子でした。
スピリチュアルにご興味のある方、足を運んでみては?

Mind Body Spirit
日時: 2008年3月15日(土)・16日(日)・17日(祝) 11:00-19:00(最終日のみ18:00まで)
場所: ダブリン、RDSメイン・ホールにて
入場料: 有料(10ユーロくらいだと思います)、各ヒーリング、リーディングなどは実費
(※同イベントは、コークにて9月12・13・14日、ダブリンにて10月25・26・27日にも予定されています。)

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子供服は消費税なし!

アイルランドの消費税は「付加価値税(VAT)」という呼び名で、税率は21パーセントです。

日本からのお客様にこのことをお話しすると、驚かれる方が多いのですが、ヨーロッパでは20パーセント前後の消費税率は珍しいことではありません。
例えば英国は17.5パーセント、ドイツは19パーセント、フランスは19.6パーセント。北欧諸国ではもっと高く、スウェーデン、ノルウェー、デンマークが25パーセント、フィンランドが22パーセントです。

ただ、どの品目にも一律に消費税を課す日本のシステムとは異なり、特定の品目に限って税率を低くしている他、英国やアイルランドでは、品物によっては無税なものもあるのです。

今日ジムで履く運動靴を買いに、大型ショッピング・センターのスポーツ用品売り場へ行った時のこと。
ちゃんとしたランニング用の靴って、結構、値段が高いんですよね。安売りしているものは合うサイズがなかなかないし…。
困っていると、親切な売り場の人がやって来て、「そうだ、子供用品の売り場へ行こう!子供用の靴は5半(24.5センチ)まであるし、なんせ税金が入っていなくて安いからね」と連れて行ってくれて、そっくり同じ靴を、大人用の半値ほどで購入してしまいました。

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安く買えた新しいランニング・シューズ。連れて行ってくれた売り場のおじさん、どうもありがとう~

そう、アイルランドでは子供服は無税なのです。
普段は、もうちょっと大きかったらあの服が合うのになあ…などと思うことが多いのですが、この時ばかりは、子供並み(?)でよかったな~と思ったのでした。(というより、こちらの子供サイズに大きなものがあってよかった~と言うべきかも。笑)

その他、アイルランドで消費税が無税なものには、以下のようなものがあります。

食料品(アイスクリーム、お菓子類などは除く)
内用薬
本(新聞・雑誌などは除く)
家畜用飼料
農業用肥料
食物の元になる種や苗木

肉やじゃがいも、小麦など、日々の暮らしに最低限必要なものには、消費税はなし、というわけです。
つまり、「人が生きて育つのに最低限必要なもの」には課税されないわけですが、そこに「本」を含めているところが、芸術家に所得税が課されないのと同様に、教育・芸術の国アイルランドらしいところですね。

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アーガ・クッカーのあるキッチン

知っている方のお友達が、偶然にも私のご近所にお住まいで、そのご縁でサンデー・ランチによんでいただきました。

日本に6年間住んでいたことがあるという、親日家のフランス人ご一家のお宅。
日光がさんさんと降り注ぐダイニングで、楽しいランチタイム。キッシュとサラダ、デザートには手作りのチョコレート・ケーキをおいしくいただきました。

見たところ築30~40年といった感じの、いい具合に円熟したお家。今から3年前に購入して越して来たそうですが、造りが最新式でないところが、返って温かみがあっておしゃれな感じ。
私は家を買うなら新築でない方が好みなので、まさにこんな家がいいな~、というお宅でした。

キッチンには、元の持ち主が備え付けたらしいアーガ・クッカーもあり、ますます気に入ってしまいました。

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この手の機具の代名詞ともなっている、英国アーガ(Aga)社のクッカー。
これは石油を燃料とするタイプのものだそうで、オール電化またはガスが進んだ今となっては、すっかり時代遅れなものだそう。
もともとは薪や石炭を燃料とするキッチン・ストーブから発展したものですから、このクッカーはその過渡期のものなのでしょうか。

こういうクッカーは常に燃やし続けていなければならないため、今は使っていないそうです。
それでも取り外すわけでもなく、そのままにしているところがいいですよね。さりげなく置かれたホウロウ鍋といい、70年代のキッチンみたいで素敵だなと思いました。


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ガーデンセンターで過ごす休日

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花盛りのクロッカスが半額でセール!

アイルランドでガーデニング産業が盛んになってきたのは、ここ10年ほどのこと。
これもやはり、経済成長がもたらした新しい流れのひとつで、今や大型のガーデニング・センターが各地にオープンしています。

中には、お茶を飲んでゆっくり出来る、ちょっとおしゃれなガーデニング・センターも。
マラハイドにあるGarden Worksも、ちょっと立ち寄りたくなるような魅力的なお店です。

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Malahide Castle正門の向かい側にあります。巨大な藁葺きの中はティールーム

ショップ裏の巨大な温室には、季節の花々、苗木などがところ狭しと並べられていて、どれもこれも欲しくなってしまう…。残念ながら自分の庭がないので、あまり大きなものは買えないのですが。

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プリムローズ、ミモザ、サクラやハクレンの苗木などなど…春のお花がいっぱい

ショップ内には、ガーデニング関連のものだけでなく、インテリア小物、オーガニック食品なども売られていて、季節柄、イースター用のオーナメントがいっぱい。
エッグ型のキャンドルや、メンドリ型のティーポットなど、見ているだけでウキウキしてきました。

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季節の花々を見て、ショップをひやかし、お茶を飲んでひと休み。
やっぱり鉢植えのミモザが欲しかったな~、と家に帰って来てから思ったので、近いうちにまた買いに行こうと思います。

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海に映る雲の影

海のそばに住むようになって気がついたことは、海は空を映す大きな鏡であるということ。
空が青いと海も青いし、空がグレイだと海もグレイ。色だけでなく、光や雲も映し出してくれます。

千切れ雲の影が見事に映った今日の海。あまりにもきれいだったので、思わず車をとめてパチリ。

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このあと目的地に着いた頃には、雲ひとつない真っ青な空に。
ところが、急にシャワーがやってきて、帰り道ではきれいな虹を見ることが出来ました。


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パトリックス・デーのホテル特別料金!

セント・パトリックス・フェスティバル期間にダブリンにご宿泊予定の方へ。
ホテルの特別料金(特典付き)の情報です。

3月15日(土)・16日(日)・17日(祝) ダブリン・ホテル10部屋限定、先着順です!

セント・パトリックス・デーを本場のアイルランド、ダブリンで体験してみませんか?ホテルはシティセンター内の4つ星、または5つ星ホテルです。

Quality Hotel ★★★★
お一人様一泊 Euro70 (一部屋/2人使用/朝食付き)
※一人部屋一泊料金は、上記料金の2倍

Morrison Hotel ★★★★★
お一人様一泊 Euro95 (一部屋/2人使用/朝食付き)
※一人部屋一泊料金は、上記料金の2倍

特典: 3泊以上ご予約いただいた場合は、ギネスストアハウスの入場料(ギネスビール1パイント付)、もしくはアイリッシュ・シティーツアー社のホップオン・ホップオフ・バス一日乗り放題乗車権をサービス。
(※ギネスストアハウス open daily from 9:30-17:00)
(※ホップオン・ホップオフ・バス 3月17日は休業)

ご予約取り消し条件: チェックインの5日間前まで…無料、チェックイン4日前から当日…100%の全宿泊料金の取り消し手数料

ご予約・お問い合わせはこちらまで。
Miki Travel Dublin Ltd.
Email: operations@miki.ie
Tel: +353-(0)1-878-8007 / Fax: +353-(0)1-878-8092



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2008年セント・パトリックス・フェスティバル

今年も、セント・パトリックス・デー(3月17日)が近づいてきましたね。

2008年は、3月13日(木)~17日(月)までの5日間がフェスティバル期間。さまざまな催しが予定されている中、主なものを拾ってみました。

3月13日(木) クライストチャーチ大聖堂にて聖歌隊コンサート(20:00~、有料)
3月14日(金) オスカー受賞映画『Once』無料上映会(19:00~、Cinewaorld in Parnell St.にて、要予約、製作者によるトークもあり)
3月15日(土) スカイ・フェスタ-花火打ち上げ(18:30~20:30、今年はダブリンではなくてRock of Cashel, Co. Tepperayにて!)
3月17日(祝) お祭りパレード(12:00~、Parnell Sq.を出発、観覧席は有料)

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2007年のパレードより

その他、メリオン・スクエアに観覧車が出たり、市内各所でコンサート、観劇、伝統音楽の夕べなどなど。
詳しくは、セント・パトリック・フェスティバル公式HPをご覧下さい!

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ドリーマウント・ビーチ

一昨日よりアイルランド北西部では雪が降り、場所によっては数センチも積もっているとのこと。
ダブリンの私が住んでいる地域でも、昨晩は雨が雪になり、小一時間ほどの、春の嵐に見舞われました。

うって変わって、今日のダブリンは晴れ…時々シャワー。
時折りやってくるシャワーの合間をぬって、ドリーマウント・ビーチ(Dollymount Beach、Bull Island off Clontarf Road, Dublin3)までドライブに出かけました。

dollymountbeach
オスカー受賞で盛り上がった『Once』にも登場するダブリンっ子にはお馴染みのビーチ

延々と広がるこのビーチは、本土と橋でつなげられた細長い島、ブル・アイランド(Bull Ireland)にあるもの。
ブル・アイランドは19世紀初頭、ダブリン港の一部(North Bull Wall)を建設するに当たり取り除いた砂が堆積して出来たもの。若干200年という新しい島ですが、野生植物や蝶が多く生息することから、自然保護区に指定されています。

南にウィックロウの山並み、北にホウス半島を見晴らす広々した砂浜。平日の昼間にもかかわらず、多くの人が車をとめて海を眺めていました。
中には、仕事中ちょっと抜け出して来ちゃった…といった感じの人も?!

ダブリンのシティーセンターより車でほんの15分程。
アイルランドで海というと大西洋側の西海岸がイメージされることが多いのですが、首都であるダブリンも、実はシーサイドタウンなのです。

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下町のメカニック

ドライビング・テストの順番が来ないまま、昨年秋より2度目の仮免期間に突入。アイルランドでは、この期間は一人で路上を運転してもいいことになっているので、数ヶ月前より本格的に運転をしています。
(ちなみにこの決まりは、今年6月いっぱいまで。過去のドラビング・テストに関する私のヒストリーはこちらです。ちなみに11月に予定されていたテストも施行されませんでした…涙)

乗り始めてから最初の数週間は、運転するたびにかすったりぶつけたり。気がつくと、すっかり貫禄がついてしまった私の車。
当初は、車なんて動けばいいのよ!と傷やヘコミなどの外傷は全く気にならなかったのですが、運転に慣れてくるにつれ我が車への愛情がわいてきて、せめて大きな傷だけでも修理しようという気持ちになってきました。

いちばん大きな外傷は、左ミラーと左フロント・ドア。
前者は、細いトンネルのようなところで壁にミラーがぶつかり、ミラー周りのカバーが吹っ飛んでいってしまった。
後者は、地下駐車場の柱に左横腹をガリガリとこすり、傷だらけに。(笑)

車を持つなんて初めてだから、もちろん修理などしたことがあるわけがなく、どこへ持って行ったらよいやら。電話帳で探したり人に聞いたりして、やっとたどり着いたのは、アンソニーという下町の人のいいメカニックでした。
彼が一人で切り盛りしている小さなガレージは、細い路地裏の鉄橋下のアーチの中。そんなところから、ちょっと耳の尖った彼がニコニコして出てきたので、初めて行った時は本当に驚いた(笑)。

先日ミラーを付け替えてもらい、今日はいよいよ、ドアの交換でした。
新品は高いので中古のドアを探してもらったのですが、私の車はブラック、彼が見つけたドアはグリーン。
アイルランドに来た当初、ドアやバンパーだけ色違いの車がよく走っていたので、私の車もそんなふうになっちゃうの?と思いきや、アンソニーがそっくり同じ色にペイントしてくれました。

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アンソニーのガレージにて。きれに塗り上げられ、あとは取り付けを待つばかりのドア!

お昼前に車を預け、夕方取りに行くと、新しいドアが付いた私の車がピカピカに洗車されてそこにありました。フロントガラスの水パイプが切れていたのも直してくれたし、ゆるかったギアもきつめてくれたし、アンソニー、ありがとう~!
ガレージに居合わせたおじさんとも立ち話し。私のタイヤのホイールが外れているのを見て、家に予備があるから、今度アンソニーに預けておくよ、とのこと。

ミラーもピカピカ、ドアもピカピカになった私の車、次なる修理はフォグ・ライトかな。
路上駐車している時に盗まれでもしたようで、気がついたら、そこが2つの穴になっていました。
しばらくは新しいミラーとドアの余韻にひたることにし、それが冷めたらまた、アンソニーに中古ライトを探してきてもらうとしましょう。


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いつもの散歩道で…

久しぶりにいいお天気となった日曜日の午後、いつもの散歩コースを歩いてきました。

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前方に空が大きく広がって、どこへ行くのか一瞬わからなくなるようなこの道。想像の翼を思い切り広げて、のびのび出来るお気に入りの道です。

途中でコマドリが現れて、しばらくの間、道先案内してくれました。なんだか、いい事ありそうな予感♪

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十字架に架けられたイエスの返り血をあびて、胸が赤く染まったというコマドリ。イースター(復活祭)まであと3週間ですね

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お帰りなさい!グレンとマルケタ

オスカー受賞から数日経って、ハリウッドから帰ってきた『Once』のグレン・ハンサード(Glen Hansard)とマルケタ・イルグロヴァ(Marketa Irglova)ですが、アイルランド国内ではまだまだ興奮冷めやらず。
今夜はRTÉ(アイルランド放送協会)の人気トーク・ショー、'Tubridy Tonight'に2人そろって出演。オスカー受賞時のエピソードなどのトークに続き、受賞曲となった‘Falling Slowly’をソファーに座ってくつろいだ様子で歌ってくれました。

受賞の瞬間、自分の名前が呼ばれた時、グレンの「グレ」を聞いて、そのまま頭が真っ白になってしまったというハンサード。
いちばん感謝しているのは監督のジョン・カーニーだと語るグレンに、番組のプレゼンターであるRyan Tubridyが「じゃあ、受賞スピーチで(ジョンへの感謝のことばを)言いましたか?」と突っ込みを入れると、グレンがぼそりと「言わなかった…」と答え、会場は大爆笑。
その他、U2のボノからテキストで祝辞をもらったこと、日本に行った時に穴のあいたギターを気の毒に思ったメーカーさんが新しいギターをプレゼントしてくれたことなど、アイルランド人らしい早口と、独特の「聞かせる」話術で、嬉しそうに話していました。

一方、受賞者が発表される瞬間は、とにかくドキドキしたと言うマルケタ。
グレンの後にスピーチしようとしたらマイクが切られてしまい、そのままステージの袖に下がることになってしまったあのハプニングについても、話していました。
マルケタもスピーチを…ということになって再登場した彼女ですが、その落ち着きぶりといい、スピーチの内容といい、どの受賞者をもしのぐ素晴らしいものでしたね。Ryanに「実はこっそり準備してた?」とか、「女優でなくて、政治家になったらどう?」などと言われ、会場を盛り上げていました。

あの受賞の瞬間、お母さんを思い切りハグしてからステージに上がったグレン・ハンサード。
今晩のTVショーの会場にも、観客席にはお母さんの姿が。グレンが受賞の喜びをいちばん分かち合いたかったのは、やっぱりお母さん。そして、そのことを臆せず表現してしまうところが、アイルランド人男性らしいですね。

このグレンのお母さんと、『Once』の中のグレン演じる青年のお父さん、2人の息子を見守るその様子が、なんだかだぶって感じられます。
(ここから先、映画のストーリーに関することが出てきますので、知りたくない方は読まないでくださいね。)

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