ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

引っ越し前の最後の夜

ここ数日、引っ越し作業でバタバタしています。
車生活になってきたのに伴い、シティーセンターのアパートから郊外へ引っ越すことに決めたのです。

昨日・今日と、車で何往復もして荷物を運びました。
大量の荷物を部屋から出しながら、あまりの量の多さと重さに途方に暮れていたその時、アパートの管理人さんのひとりであるNoel(ノール)が向こうから歩いてきました。
Noelとは、4年前このアパートに越してきた時からの顔見知り。越してきたばかりの頃、部屋の鍵を忘れてロックドアウトされてしまい、フラットメイトが帰って来るまで管理人室で待たせてもらうこと数回(笑)。それがきっかけで仲良しになりました。

こちらから探すといないのに、困っているといつも、まるで妖精のようにふらっと現れるNoel。
まるで私の引っ越しを手伝いに来たかのようなグッド・タイミングで現れ、「手伝ってやるよ」と気軽に手を貸してくれました。彼のヘルプがなかったら、あんなに大量の荷物を効率良く車に積むことは出来なかったでしょう。

Noelと荷物運びに奮闘しているところへ、ちょうど大家さんもやってきて、3人で立ち話。
ノキアがいなくなると寂しくなるわ~。あなたがこれまででいちばんのテナント(借家人)だったわよ。いつでも戻っていらっしゃい」と、4年経っても私の名を言えない(ばかりか、電話になってる!…笑)お茶目な大家さん。そんなことを言われるとすっかり寂しくなり、後ろ髪を引かれる思いがして、ウルウルしてしまいました。
自分で決めたこととはいえ、馴染んだ場所を離れるのは、やはり寂しいですね。

一方、新しい入居先へ荷物を運び込んでいると、お隣りさんにばったり遭遇。
自己紹介し合って、よろしくと握手を交わすや否や、当たり前のように私の荷物を運ぼうとする可愛いお隣りさん。
先に入居しているフラットメイトも手伝ってくれて、おかげで思いがけずスムーズに運び込むことが出来ました。

アイルランドに来てから、4度目の引っ越し。
思い返すといつの時も、ヘルプしてくれる人が妖精のごとく現れて、後から考えると「一体どうやってあれをこなしたんだろう…」という大作業が、いつの間にか終わっていきました。
ここでの生活は、「特定の誰か」とだけの関係ではなく、不特定の人たちとのさまざまな「横のつながり」によって成り立っているように思います。誰かにしてもらったらしてあげて、また回り回ってしてもらい、そしてまた、してあげる。そのサークルが自然に出来上がっているので、そこから外れないように心がけさえすれば、してあげても、してもらっても、しすぎ・されすぎにならず「安心」な気がします。

4年間住んだ、住み心地のいい便利なアパートで過ごすのも、今夜がいよいよ最後。
大掃除が終わり、先に新しい入居先へ越すフラットメイトを見送ると、いよいよ寂しくなってしまいました。テーブルにあるのは、明日のお別れの時に大家さんやNoelたちに渡すプレゼントのワインと、このPCだけ。
この家でのいろんな思い出が浮かんできて、ちょっとしんみりしています。

お世話になった皆さんに心から感謝したいと思います。

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セレンディピィティで見つけた「セレンディピィティ」

年末年始の日本滞在時、脳科学者の茂木健一郎さんが書かれたものを読んでいた時のこと。「セレンディピィティ(Serendipity)」という、聞きなれない言葉が出てきました。

なんだか魔法がかった響きのこの言葉、響きだけでなく、その意味も素敵。
「セレンディピィティ」とは「偶然により、予期せぬ良いもの、面白いものに遭遇する能力」のことで、言い換えれば、「予期せぬ幸福をつかむ能力」。
古い童話から生まれた言葉で、その昔、セレンディップ国(現在のスリランカ)の3人の王子が旅をしていて、予想外のハプニングに遭遇、本来探していたわけではなかった「面白い発見」をしたことに由来するそうです。(詳しくはこちら

なるほど、人生の醍醐味を味わうための能力をひと言で表すこんな素敵な言葉があったのね、と感激、すっかり気に入ってしまいました。
人生って、往々にして「偶然という名の必然」が幸福を招いたりするものですよね。偶然それてしまった脇道を楽しめるかどうか、また、脇道にそれる余裕があるかどうか。セレンディピィティの有無は、そこで差が出るような気がします。
だとすれば、アイルランド人はかなりセレンディピィティが高い国民かもしれません!

ところで、週末の旅行の際、文字通りの「セレンディピィティ」を発見。

serendipity

本来は立ち寄る予定はしていなかったキラーニーの町。友人Sineadの携帯電話が故障、閉店ぎりぎりでキラーニーのVodafone Shopへ飛び込んだところ、目の前に「セレンディピィティ」という名のショップが。
実生活の中でこの言葉を目にしたのは初めてだったので、これぞシンクロニティー!と嬉しくなって、思わず写真を撮ってしまいました(笑)。

「セレンディピィティ」によって見つけた「セレンディピィティ」。
ちなみにアイリッシュ・クラフトのお店です。

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シュネードの傑作・クロスステッチ

ガイド仲間のSinead(シュネード)は、ヒッピー全盛の頃に青春を過ごした人たちのひとり。
彼女が暮らすダブリンの下町の家は、なんとなく、北欧のライフスタイルを思い起こさせます。(シュネードのマイホームはこちら

そんなSinead、あさってからフィンランドのお友達のところへ出かけるそうです。
お友達の出産祝いに手作りした、フィンランド・カラーの刺繍入りブランケットを誇らしげに見せてくれました。

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一針一針ステッチした、心のこもった贈り物。さぞかし喜ばれることでしょう!
暖炉の前に数日間うずくまって完成させたそうですが、「ほんとに楽しかったのよ!」と嬉々として話してくれました。さすが!

ちなみにこの刺繍の柄は、ハスの花をモチーフとした東洋起源のものだそう。現在のハンガリー人の先祖であるマジャール人により、ヨーロッパに伝えられた柄なのだそうです。

日本語が読めないのに、いつも私のブログを見てくれているSineadへ。(写真から推測しているらしい…笑)

Have a safe Journey and enjoy the Mumin country!!

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恒例!ガイド仲間との研修旅行

この週末は、すっかり恒例となった年に一度のガイド仲間との研修旅行でした。
今年はケンメア(Kenmera, Co.Kerry)に2泊して、ケリーとウェスト・コークの境目にあるベラ半島(Beara Peninsula, Co.Kerry & Co.Cork)へ足を伸ばしました。

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角のあるブラック・フェイスは、この地方独特のヒツジ

ナショナル・ガイド試験の時のクラス・メイトだった私たち。試験コース終了後も、年に一度、自主企画でアイルランド各地へ研修旅行を行っています。
北アイルランド、ファーマナ・モナハン・キャヴァン、ウォーターフォード、南ティペラリー、スライゴに続き、今回のベラ半島で6回目。年に一度の「同窓会」でもあります。

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ケンメア川近くにて記念撮影

移動中も、見学中も、食事中も…楽しい仲間と笑ってばかり。お天気にも恵まれ、アイルランドの田舎の良さを思い切り満喫。

訪れた場所については、後日、少しづつご紹介していきますね。

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ベラ半島より対岸のリング・オブ・ケリーを見晴らす

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通訳の仕事、最終日

展示会の通訳の仕事も、いよいよ今日で最終日。
暇だった初日が嘘のように日を追うごとに忙しくなっていき、今日はほとんど一日中、バイヤーさんと会場を回っていました。

あるバイヤーさんとご一緒に回った際、取引先とのバックグランドが全く分からぬまま、いきなり通訳に入らなければならなくなりました。
それほど複雑な話ではないものの、知らないと全然わからない話。理解が全く出来ないため、とにかく集中して聞き、一語も漏らさないように逐語訳に徹しました。
結果、取引先との誤解が解けて、商談が成立したようです。その時自分が、自分自身ではなく、「変換マシーン」と化していることに気がつき、おお、この感覚が通訳だ、と肌で感じました。

ガイド業というのは、「共通知識のローカライゼーション」が必要とされる仕事。ところが通訳は、それをやってはいけないのです。
これまでここの壁がどうしてもうまく越えられず、どうも通訳業にはちょっとした劣等感を感じていましたが、今回の展示会の仕事を通して、その部分が少しクリアになったような気がします。

「来るものは拒まず」の姿勢で、いただいたお仕事は恐れず・文句を言わず受ける。この姿勢を貫いてよかったな、としみじみ思った瞬間でした。
これからも仕事の幅をより広げていけるよう、頑張っていこうと思います。

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4日間通ったRDS

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従兄がやって来た!

仕事でドイツまで来ていた従兄が、帰国途中に一泊、ダブリンに立ち寄ってくれました。

本当はお昼頃に到着して、少なくとも半日はダブリンに滞在出来たはずが、なんと、ドュッセルドルフからの予定の便に乗り遅れるという信じられないようなハプニングが起きて、到着したのは夜の10時過ぎ!
明朝には出発しなければならず、なんだか、ダブリンに寝に来たかのような…(笑)。

それでもせっかく来たのだから…と、中世からの古い建造物が多い地域や、テンプル・バーの石畳をそぞろ歩き、遅くまで開けているチャイニーズ・レストランで食事をして、ホテルのバーでアイリッシュ・コーヒー片手におしゃべり。短時間ながら、とても楽しいひとときでした。

子供の頃からお互いよく知る血縁同士、やはり、会うだけで元気が出ますね。たった一泊だけでも来てくれて、本当に嬉しかったです。
ふと、ダブリンにいることを忘れてしまいそうな不思議な夜でした。

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従兄とその長女と一緒に


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展示会の通訳ですが…

今日から数日間、ファッションやクラフト、ジュエリーなどの展示会の通訳の仕事をしています。

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Showcase Ireland

ウォーターフォード・クリスタルやニューブリッジ・シルバー、AVOCA、アルスター・ウィーバーなど名の知れた有名メーカーを始め、ニットウェアー、自然系の化粧品、小さなクラフト類など、メイド・イン・アイルランドの製品がブースごとにびっしり。
街のショップではあまり見かけないような素敵なものの多く、やはり良いものは国外の市場により多く出回っているようです。

日本からのバイヤーさんを必要に応じてお手伝いするのが私の仕事なのですが、通訳の必要のある方は少なく、実際にはデスクでスタンバイしている時間の方が長かった(笑)。
通訳以外には、デスクのお手伝いや、ダブリンの基本情報のご案内などをして一日が過ぎていきましたが、古くからの知り合いに会場でばったり出くわしたり、これまでお名前は聞いていてもお目にかかったことのない方にこの機会にお会いできたり…と、思いがけない収穫もあり、楽しい一日でした。

展示会は1月23日(水)まで。最終日には、サンプルを販売するブースもあるようです!

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宝ジェンヌ、ダブリンに来たる

2008年の仕事始めは、総勢170名という超大型ツアーでした。
宝塚の上演演目のゆかりの地を、出演したスターと共に訪ねるというユニークな趣向のもので、月組のトップ・スターである、瀬奈じゅんさん、彩乃かなみさん、霧矢大夢さんが、ファンの皆さんと共にダブリンにいらして下さったのです。

お三方が出演されたアイルランドゆかりの宝塚歌劇とは、

・『Ernest in Love』(2005年) - オスカー・ワイルドの小説『The Importance of Being Ernest(まじめが肝心)』が原作。
・『Jazzyな妖精たち』(2005年) - アイルランド移民の物語。アイリッシュ・ダンスを踊る場面があり、初代リヴァーダンスのジーン・バトラーさんにより振り付けが行われたそうです。
・『風と共に去りぬ』(2002年) - スカーレットのお父さんはアイルランド人。彼女の故郷であるタラ農場の名は、ダブリン近郊の「タラの丘」に由来。

…だそうです。
宝塚というひとつのテーマから、こんな風にアイルランドに関連付けるのも面白いアイデアですね。

ダブリンと近郊の上記ゆかりの地を訪ねる他、宝ジェンヌの皆さんとの記念撮影、アイリッシュ・ダンス&音楽ショーの鑑賞など、正味たった一日のダブリン滞在ながら、実に盛りだくさんなスケジュール。
お客様も宝ジェンヌさんたちも、長旅のお疲れをおして大活躍して下さいました!

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ランチ会場にて。この後、瀬名さんたちお3人がサプライズで登場、会場を大いに盛り上げて下さいました!

初日の飛行機の遅れ(ヒースローでの着陸事故により、滑走路のひとつが閉鎖したため)や、大人数での見学、移動など、不便なこともあったことと思いますが、皆さん協力的にマナー良く楽しもうとして下さっている様子がひしひしと感じられて、さすが日本のお客様!と誇らしく感じました。
さらに、夜のショーでの拍手の仕方が上手いこと!さすが、宝塚ファンの皆さんですね。

今回私は宝ジェンヌお三方のアテンドを主にさせていただき、スターと呼ばれる方々の素敵な素顔にも触れさせていただきました。
トリニティー・カレッジや聖パトリック大聖堂など、ダブリンの名所も興味深くご見学下さり、雨の中の散策もいとわず、楽しんで下さったようで良かったです。
妖精が出てくる劇を演じられたこともあり、「アイルランドには本当に妖精がいるんですか?」と楽しい質問を下さった瀬奈さん。今朝、空港でお別れする際、「ところで、妖精には会えましたか?」と聞くと、「会えたと…思います!」と、他のお2人と共ににっこり。
その情感のこもった答え方や自然な笑顔に、彼女たちの温かいお人柄を感じたような気がして、印象に残りました。

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ツアー参加のお客様たちへの直筆サイン。裏面には3人の宝ジェンヌのお写真入り

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ヒースローのアイルランド行き「秘密の抜け道」?

楽しかった日本での休暇も終わり、約5週間ぶりにアイルランドに戻りました。
日本を離れる時はちょっと寂しい気持ちになりましたが、ホームシックや時差ボケになる間もなく、戻って早々に仕事の電話や打ち合わせに追われ、忙しく過ごしています。有り難いことです。

ご存知のように、日本‐アイルランド間は直行便がないので、ヨーロッパ内のどこかの空港で乗り継いで来なければなりません。昨晩、私はロンドン・ヒースロー空港を経由してきたのですが、アイルランド行きの発着ゲートへ至るあの長~いトンネルのような通路を歩きながら、「ああ、帰って来たな~」としみじみ実感。
壁にはMagners(アイルランド産リンゴの発泡酒。アイルランド国内ではBulmersと言います)の大きな広告。リンゴ園にヒツジがポツリ、ポツリといる、いかにもアイルランド、といった牧歌的な写真が。

それを見た、私の前を歩いていたアメリカ人らしき一団が、「オー、アイルランドだ!」と嬉しそうに叫んでいました。そう、まだ英国内でありながら、ヒースローのまさにあの辺りから、じわじわとアイルランドっぽくなっていくんですよね。
あの隔離された(としか思えない!)アイルランド行き発着ゲート、そこへ至る異様に長い通路(まるで「アイルランドへ続く秘密の抜け道」のよう。あそこを通るうちに魔法にかけられそうで、ちょっとウレシ・コワイ感じ…)は、ただ長いだけではなく、アイルランドへ一歩、一歩、近づいていくのね~、という妙な興奮&独特の旅情を掻き立てるのに、実は絶大なる効果を発揮していたのでした!
(と思って歩いていただければ、長さも気にならないでしょう…笑)

通路を抜けてゲートへ着くと、そこはもう小アイルランド状態。
雑然とした雰囲気の中、早速飲んでいる人々も。イギリス訛りの英語に混じって、ダブリンやコークのアクセントがあちこちから聞こえてきます。
最近は英国人で英愛を行き来する人も多くなったので、以前ほどコテコテな雰囲気はなくなったものの、それでもあの、ヒースローの不思議なエリアに足を踏み入れるといつも、これから乗るのが飛行機ではなく、船であるかのような気持ちになるのは私だけでしょうか。

ちなみにダブリン空港へ到着すると、アイルランドではなく、ポーランドへ来たかと思ってしまいました…。
船でアイリッシュ海を…なんて懐かしい夢もどこへやら、いろいろな意味で一気に目が覚めてしまうのが、2008年のダブリンの現状なのでした。

※ご参考までに…ヒースロー空港でのセキュリティー・チェックですが、1月7日をもって、機内手荷物は2個までOKとなりました。(これまで、すべてをひとつのバッグに押し込めるなど工夫して、手荷物を1個にしなければセキュリティーを通してもらえなかったのです。)液体に関するルールは、これまで通りです。

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月刊ソトコト2月号

発売中の「月刊ソトコト・2月号」(2008年1月5日発売)に、アイルランドのエコ情報の短い紹介記事を書かせていただきました。

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月刊ソトコト2月号(2月5日発売)・HPで目次が見られます

前回の2007年12月号同様、「World Ecology Hotline」という世界各国のエコ情報のページ。最近、アイルランドでよく耳にする「エコ・アパート」を紹介させていただいています。
よろしかったらご覧くださいませ。

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「腹心の友」と別所温泉

三重県からお友達のKさんが遊びに来て下さいました。
Kさんは、アイルランドに3度も来て下さっている大リピーターさん。前回の帰国時には私がKさん宅へ伺い、今回はこちらへ訪ねてくださったのでした。

別所温泉の、私のいとこが女将をしている旅館へご案内。

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5階のお部屋からの眺め

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見るも食すもおいしいお料理 (別所温泉・七草の湯

実は数日前まで、今年もまたこちらの旅館でお手伝いをしていた私(笑)。
今回はお客さんとなってゆっくりさせていただき、露天風呂に入り、おいしいお料理をいただき、夜は遅くまでおしゃべり。
やはり楽しいのは旅の話題で、Kさんのアイルランド熱は未だ冷めやらず。近い将来、アイルランドでの長期滞在をお考えだそう。夢はまだまだ広がりますね!

私とKさんは年の差25歳程、年齢を越えた「腹心の友」です。
はたから見ると不思議な友人関係に見えるらしく、温泉では他のお客さんから「嫁と姑」だと思われていたようです(笑)。

別所温泉は、枕草子に「七九里の湯」として記されており、その昔、日本武尊が七ヶ所の温泉をここに開き、入浴したと伝えられています。
神話・伝承に彩られる土地柄という点では、私の地元は少々アイルランドっぽいかも。この松林なんか、なんだか妖精の気配が…。

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安楽寺へ至る松林

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国宝・安楽寺の八角三十塔(とKさん)。日本で唯一の八角塔です

この地で育った時は遠い地にばかり目がいっていましたが、離れてみると、地元の良さを返って実感しますね。

今度は「腹心の友」みんなで訪れたいですね~、と楽しく話し合いながら、Kさんを駅へお見送り。
私の日本での休暇も、残すところあと数日です。

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旅館ラウンジにて、女将さんがコーヒーをいれてくれました…!

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旅チャンネルのアイルランド・1月の放送日お知らせ

次回の再放送日は… 1月14日(月)午前11:00~ です!

ヨーロッパ特選シリーズ~世界で一番住みやすい国 アイルランド編
旅チャンネル(Sky Perfect TV! ch.277)
(詳しい内容は過去ブログをどうぞ!)


以前に現地取材のコーディネートをさせていただいた旅番組。
2005年4月の初回放送以来、何度か繰り返し放送されています。
アイルランドの素朴な温かみを感じられる、とても良い番組に仕上がっていますので、ぜひご覧になってみてください!
(ケーブルTVを見られる環境が必要です)

★放送日は、旅チャンネルの番組表の「番組検索」から検索することが出来ます。(タイトル「やゆよ」「ヨーロッパ特選シリーズ」→決定)

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Women's Christmas

昨日あたりから、里帰りしていた家族・親戚がひとり、ふたり…と引き上げ始めました。お正月気分もそろそろ終わりですね。

アイルランドでも、本日1月6日がクリスマスをはさむホリデー・シーズン最後の日。
クリスマス・ツリーなどの飾り物を片付け、子供たちは学校の準備、ホリデー気分は今日でおしまい…と、ここまでは英国など周辺のキリスト教国と共通なのですが、アイルランド独自のユニークな習慣として、1月6日は「Women's Christmas(女性のクリスマス)」と呼ばれています。
アイルランドではこの日、クリスマス・シーズンの間、準備や片付けで忙しかった主婦をねぎらう意味で、男性が家事一切を代わって引き受け、女性は女性同士でパーティーをしたり、パブへ繰り出したりするのです。

昔のアイルランドでは、女性だけでパブへ行ったり、外食したりということはまずなく、父親か夫といった男性の同伴者が必ず必要でした。
ところが、「Women's Christmas」だけは無礼講。女性が堂々とパブへ出入りすることの出来る、年に一度の日だったのです!

この習慣は、現在も地方の町や村、特にコークやケリーなど南西部に根強く、いわばもう一つの「母の日」のようなもの。(アイルランドの母の日は3月です)
知り合いのケリー出身の男性は、毎年この日に、兄弟みんなでお母さんをパブへ連れて行ってあげるそうです。今年も楽しく過ごしたかな?

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私の休暇も残すところあと1週間…。今年も元旦には、姉のお友達と「ケーキの会」をしました。おいしそうでしょう~?

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冬の楽しみ

新年あけましておめでとうございます!

家族や親戚、地元のお友達と、日本でのお正月休みを満喫しています。
今日は、親戚の子供たちと一緒にスケートへ。

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山々や松林を見晴らすスケート場にて

スケートは、寒冷地育ちの私が得意とする数少ないスポーツのひとつです。
私たちが子供の頃は皆がマイ・スケート靴を持っていて、小学校の体育の授業で担任の先生が教えてくれました。
学校の体育館裏にはお父さん・お母さんたちが掘って作ってくれた手作りリンクがあって、冬の間は毎日のように、そこですべっていたものです。

アイルランドに住んで残念なことのひとつは、スキーやスケートといった、子供の頃から親しんでいるウィンター・スポーツがなかなか出来ないこと。

ダブリンでは毎年クリスマスをはさんで、特設スケート・リンクが各所にオープンしますが、いつも大変な混雑で、氷の上は人・人・人。しかも、めったにスケートをするチャンスのないアイルランド人がスイスイすべっていようはずはなく、なんだか皆、危なっかしい…。
過去に数回行ったことがありますが、入場料は高額、時間制限がある場合もあり、思うようにすべることが出来ませんでした。
それでも、雪や氷に親しむチャンスが少ないアイルランド人にとっては、楽しい経験なのでしょうね。

私の地元では、幼稚園の子供からお年寄りまで老若男女、中には選手であろう人たちも混じって、スイスイ、クルクルとすべっています。
毎日のように来ている地元のおじさんらしき人がいて、小さな子供たちにさり気なく教えてくれたりするのも微笑ましい。

スタミナ満点の子供たちと一緒になって思い切りすべり、お正月でなまった身体もすっきり。
日本帰国時の楽しみのひとつです。

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