ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

干支には入ってないけれど…

大晦日。今年撮りためた写真を眺めていたら、風景や建物に混じって目立ったのが、アイルランドの動物たちでした。
多いのはやはり、ヒツジ、ウマ、ウシ、イヌ。写真に納まるとぽっちり小さな点みたいだけど、田舎道で出会ったウサギの写真も。残念ながら、来年の干支はなかったけれど(笑)。

そして、干支には全くないこの子たちの写真も多いのです。
お気に入りは、この2枚かな?

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首をかしげて、ロバちゃんどうしたの?(Enniskillen近郊、Co.Fermanaghにて)

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Beamishの看板の下、うとうとネコちゃん。気持ち良さそう~(Youghal,Co.Cork)

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいね。

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日愛のブルーウィローいろいろ

高崎に住む友人のMちゃん宅へ。
ブルーウィローのティーセットでお茶を入れてくれる、素敵なカフェに連れて行ってもらいました。

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紅茶のお店・Liberty(群馬県前橋市)

ひと頃、私たち仲間の中でさかんに話題になったウィロー・パターン。
きっかけは、『アンの青春』でデイビーが割ってしまった「呉素焼きの皿」(村岡花子・訳)が実は「ブルー・ウィロー」であったということ。(オタクな話ですみません…)
18~19世紀、英国でシノワズリー(中国趣味)が流行った頃に盛んに作られたもので、柳・楼閣・橋・小舟・二羽の鳥…といったモチーフが描かれているのが特徴。そのモチーフは、中国に古くから伝わる悲恋物語とベースとしているそうです。

楼閣に閉じ込められたお姫様を救い出す、若くハンサムな使用人。脱出した2人は小舟に乗って逃げるも捕らえられ、身分違いの恋のために殺されてしまう。死後も変わらぬ愛で結ばれた2人は、二羽の鳥に姿を変えて大空へと舞いあがる…。
あの渋い絵柄に、そんなロマンチックな物語が隠されていたとは。知ったときは驚きました。
(ウィロー・パターンの写真や詳しい解説は、こちらの方のHPに詳しく、参考になります)

アイルランドでも、古い城や屋敷でしばしば目にするウィロー・パターンの食器類。
屋敷に住んだ人々が使用したであろう立派な大皿が、キッチンの高いところにさり気なく飾られていたりします。大皿は、今では需要が少なく生産されることがあまりないため、ウィローのアンティークの中でも特に貴重品なんだそうです。

このブログでしばしばご紹介しているダブリンのThe Cake Caféでは、ウィロー・パターンの食器をふんだんに、しかも、とても上手に使っています。

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タヌキ…のはずないけれど、タヌキみたいなティーポット!これもウィローのお仲間…?(いずれも2007年6月撮影)

フルーツケーキの皿やミルクピッチャー、砂糖入れは、テイストは同じでも、色・柄はてんでバラバラ。
あまりこだわらず、ちょっと外した感じが返っておしゃれですよね。この「外し感」がアイルランドのカフェらしくもあり、居心地のいい空間を作ってくれているように思います。(先日発売されたGEMSTONEのアイルランドに、プロのカメラマンさんの素敵な写真で掲載されています)
この日はまだそろっている方で、ティーカップとソーサーが違う色・柄のことも。

花柄ウィローや、ピンク・ウィローにお目にかかったのも、このカフェでした。お料理に隠されて、肝心の悲恋ストーリーが見えないのですが…(笑)。

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ふちに花柄、見えますか?(2007年2月撮影)

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ピンク&花柄のアレンジ(2007年10月撮影)

やはり食器も味のうち、素敵なもの、お気に入りのものでいただくと何倍にもおいしく感じるから不思議ですね。

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アイルランドの形に似てる…?

信州の実家でのんび~りしています。

前々から思っていたのですが、長野県とアイルランドって、どことなく形が似ていると思いませんか?
(上…アイランド、下…長野県)

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ある小説で、アイルランドの形は「子犬が前足をあげている姿」と描写されているのを読んだことがあります。(顔が左向き)
一方、長野県の形は「お母さんが赤ちゃんをおんぶしている姿」だと、私たちは小学校で習いました。(こちらは顔が右向き)

どちらかをひっくり返して、ちょっと縦横を引っ張れば…
子犬の前足(ゴールウェイ、メイヨー辺り)と、お母さんの両手(佐久、小諸、軽井沢辺り)がぴったり合って、うまく合いそうな気がするのですが…どうでしょう。

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メリークリスマス!

Nollaig Shona Duit!!

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皆さん、楽しいクリスマスを!

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冬至の日のニューグレンジが見られます

世界最古のモニュメントとも言われる、5200年前の巨石古墳ニューグレンジ(Newgrange, Co.Meath)。
一年のうち、冬至の日とその前後の数日間のみ、ルーフボックス(roof box)と呼ばれる高窓より太陽の光が墓室に差し込む仕掛けとなっています。

その冬至の朝のニューグレンジの様子が、Heritage IrelandのWebサイトでライブ映像で伝えられました。
12月21日(もしくは22日)の午前8時30分から1時間のニューグレンジが、墓室の内外合わせてご覧になれます。

Heritage Ireland Solstice 2007…'View the archive'をクリック(Windows Media Player対応)
(冬至の日に墓室に光が入るのは一般に午前8時58分から9時15分までですので、映像が始まって28分後位~45分後位に注目!)

朝日に照らし出されるニューグレンジの神々しい姿、その光が一直線に墓室に差し込む様子、集う人々の嬉しそうな姿が見られます。

農耕民族であった当時の人々にとって、太陽は神様。一年でいちばん長い夜が明けた最初の太陽は、死者の霊を弔う大切な光であると共に、新しい年の始まりを意味するものでもありました。
今年のニューグレンジの「新年」は、美しく輝く朝日と共に幕を開けたようです。

冬至の日以外の通常の見学では、墓室内に差し込む光の筋を電気の光で再現して見せてくれます。それでも十分感激するのですから、実際の太陽が差し込む様子はさぞかし素晴らしいことでしょうね。

※関連の過去ブログ:ニューグレンジの抽選ボックス

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静かなる男

姉の家にあったDVDで、久しぶりに観たジョン・フォード監督(John Ford)のこの映画。

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静かなる男(The Quiet Man, 1952)

今回久しぶりに観て、さすが名作とあらためて感動。
ストーリーは痛快、かつ、筋はシンプルながらなかなか凝った作り。半世紀の歳月を経た今も尚、ファンが多いのもうなずけます。
音楽シーンも多く、これって50年前の『Once』なのかも…と思ってしまったくらい。アイルランド民謡満載で、音楽映画といってもいいくらいです。
『Isle of Inisfree』から始まって、『Wild Colonial Boy』、『Galway Bay』など、突然みんなで歌いだすシーンが印象的で、それがまたとても楽しそうで、アイルランドへの旅情を誘うのです。

映画のロケ地はアイルランド西部のゴールウェイ周辺。
コング村(Cong, Co.Mayo)やアッシュフォード城(Ashford Castle, Cong, Co.Mayo)、コネマラ地方(Connemara, Co.Galway)にある橋やコテージなど、ツアーでよく行く場所ばかりです。
お客様にいつもこの映画の話をさせていただくので、実際に見た回数以上に、ロケ地情報や撮影当時の裏話にすっかり詳しくなってしまいました(笑)。
映画を観ていると、ああ、あそこはコング村のあの路地ね~、アッシュフォード城の手前の橋ね~、などど分かるので、なんだか昔のアイルランドにタイムスリップした気分です。

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アッシュフォード城の橋

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コング村にあるレストラン、その名も「ミケリーンズ」。映画の中のミケリーンみたいな老ウェイターさんが本当にいます!(いずれも2006年8月撮影)

ところで、メアリー・ケイト役のアイルランド人女優モーリン・オハラ(Maureen O'Hara)さんは今年87歳になられ、今もお元気でいらっしゃいます。アイルランド南西部に邸宅があり、時々いらっしゃっておられるとか。
ダブリン生まれの彼女はアイルランド語がペラペラで、映画の中でもちらりと披露されているのですが、今回見たときは単語がいくつか聞き取れて嬉しかったです。

それにしても、こういう古きよき時代の映画っていいですね。
突っ込みどころも満載で楽しく、観終わったあとにずっしり充実感がありました。

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皆さんありがとう

過去2度にわたりアイルランド周遊の旅をご案内させていただき、それがご縁で親しくさせていただいているお客様が、私の上京に合わせてお食事会を開いてくださいました。

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おいしいランチをいただきながら、アイルランドのこと、次の旅行のこと、と楽しい話題が尽きません。
近い将来、3度目のアイルランド旅行も考えてくださっているようです。嬉しい!
アイルランドに持って帰る用に…と、箱いっぱいの梅干しをいただきました。いつもいつも、皆さんのお気遣いに感謝。

A様たちとお別れしたあと、今度は、先月発売されたGemstoneでご一緒にお仕事させていただいたライターの山岸みすずさんにお会いしました。
ウサギ好きの私に『ビロードのうさぎ』という絵本をプレゼントしてくださったのですが、これが本当に素敵な本。さすが山岸さん、です。

夜は、姉と一緒にお友達がやっているお店へ。以前にアイルランドに来て下さったOさんと、そのお友達のKさんも一緒です。
Oさんの首元には、アイルランドで買ったAvocaのマフラーが。Kさんから「アイルランドは寒いんでしょ~」とピンクのふわふわのルームソックスをいただき、心の中もふわふわ温かに。

それぞれアイルランドに関連した、大切な方々にお会いした一日。
皆さんのお心遣いや励ましがとても嬉しく、ああ、こういう方々に支えられて日々過ごさせていただいているんだな、とあらためて感謝した次第です。
皆さんいつも、ありがとうございます!

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『赤毛のアン』とアイルランド?

かれこれ20年以上関わっている趣味の会「Buttercups」のメンバーとして、NHKのTV番組の収録にオーディエンスとして参加させていただきました。
お正月に放送される、こちらの番組です。

ようこそ!‘赤毛のアン’の世界へ
放送: 2008年1月3日(木) 午後10:00~10:58 NHK教育テレビ

『赤毛のアン』に関する特別番組。
来年2008年が『赤毛のアン』の出版100周年にあたるため、物語の舞台となったカナダのプリンス・エドワード島ではもちろんのこと、日本でもメディアを通じて徐々に盛り上がりを見せているようですね。

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(100周年のロゴ)

モンゴメリ(『アン』の作者)作品との関わりは、私が子供の頃から続けているいちばんの趣味のひとつ。そもそも私の海外への憧れは、「アン」から始まりました。
そして、「アン」そのものに夢中になっていた当時は全く気づかなかったことですが、今になってモンゴメリのさまざまな作品を読み返してみると、そこに「アイルランド」がちょろちょろ顔を出していることに驚かされます。
アイルランドのことわざや迷信、ダニエル・オコンネルなど歴史上の人物、アルスター・コートやクロシェ・レース、カラギンモスのプディング、ゲール語やレプラコーンなど…。パットという少女を主人公としたシリーズには、アイルランド人のばあやが出てきさえするのです。

モンゴメリが生きた時代のプリンス・エドワード島には、アイルランドから多くの人々が移民してきていました。ですから、彼らが伝えたアイルランドの文化・習慣が島に根付いていたとしても不思議はありません。
現在も島にはアイルランド系の人が多く、アイリッシュ・パブもあれば、ダブリン訛りで話す地域もあるとか。そもそもアイルランドとのつながりの深い土地柄だったのです。

私がアイルランドに全く関心がなかった時代からやり取りを続けている、プリンス・エドワード島生まれの20年来の友人がいるのですが、なんと彼女もアイルランド系。
「アイルランドに住むことになりました」と知らせて初めて聞いた話だったので、とても驚きましたが、それを聞いた彼女の方がもっと驚いたことでしょう。
自分の好きな2つの世界がこんな風に繋がっていくとは…。なんだか「アン」を通して、知らぬ間に私の人生への伏線が張られていたのではないか…とさえ思えてくるほどです。

話は戻ってNHKの収録は4時間にもわたり、あの内容をどうやって1時間にまとめるのか興味津々です。
「オーディエンスの皆さんにもマイクが回るかもしれません!」と言われちょっぴり緊張。しかし私のところには全く回ってきませんでした(笑)。
運が良ければ、ちらっと映るかも(観客席で拍手をしているところとか)…というくらいでしょうが、それはさておきゲストの方々のお話がとても楽しく、貴重な体験となりました。

アンとアイルランドつながりのことは、いつの日か「『赤毛のアン』で歩くアイルランド」とでも題して、まとめることが出来たらいいな、と思います。

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ケルティック・クリスマス2007

東京で行われた、「Celtic Xmas 2007」へ行ってきました。

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Plankton・HP

「Celtic Xmas 2007」は、毎年クリスマス時期に行われる、アイリッシュなどケルト系ミュージシャンによるライブ。
今年は、Treadというカナダ人ダンサー&アイルランド人ハープ奏者を中心とする伝統音楽のバンドと、Anunaというアイルランドの中世音楽を中心に歌う合唱団のコラボレーション。
ユニークでささやかな、心温まるコンサートでした。

カナダ人のピラツキ兄弟(Jon & Nathan Pilatzke)のステップ・ダンスは、私が見慣れたアイリッシュ・ダンスとは大違い。上半身もノリノリで、まるでストリート・ダンスのよう。リヴァーダンスの第2部に登場する、黒人ダンサーを彷彿とさせました。
アイリッシュ・ダンスも、海を越えるとこんな風にアレンジされるのね~、となんだか新鮮。

後半に登場したAnunaが、これまたとっても良かった。
アイルランドの古いチューンを中心に美しい歌声が披露されたのですが、日本の立派なホールで聞くと、その素朴な良さがより際立つ感じ。ステージにいる彼らとその周りの空気だけが、ふう~っと「アイルランド」になっていました。
たどたどしくも心のこもった日本語での挨拶が、これまたお茶目なアイルランド人らしくて、皆さん好感を持ってくださったようでした。

会場では、普段仕事でお世話になっている観光庁の方やメディア関係の方にお会い出来ただけでなく、この夏アイルランドに来て下さったお客様にもばったり遭遇!
話題は瞬く間に、アイルランドのことへ…。

日本の中の「小さなアイルランド」にいるような、楽しいひとときでした。

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ミセス・エーロン・ワードからディクソン・バラ園へ

アイルランドとは特に関係のないことを調べていて、いつの間にやらアイルランドにたどり着いてしまう…そんなことがしばしばあります。

先日、あるきっかけから、『炉辺荘(イングルサイド)のアン』(L.M.モンゴメリ著)というカナダの小説に出てくる、ミセス・エーロン・ワード(Mrs. Aaron Ward)という名のバラの花のことを調べていました。
黄色いバラで、なかなか育てるのが難しいバラであること。そしてとても香りが強いらしい…などなど、共通の趣味の友人たちと、ああだ、こうだ、とメールでひとしきりやり取り話し合って一段落した頃。
知り合いの世界的に知られるバラの研究家の方より、「つるバラのミセス・エーロン・ワードは1922年にアイルランドのディクソンという人により発表されたものです」とうかがい、またしてもこんなところでアイルランドに繋がった!とびっくり。
(ちなみにつるバラではないものは、1907年にフランス人のペルネ・デュシェにより発表されていたとのこと)

そこでディクソンさんについて調べてみると、北アイルランドのコリン・ディクソン(Colin Dickson)というバラ園芸家のことだと分かりました。有名なバラ栽培一家の3代目に当たる人物。

19世紀初頭にスコットランドより北アイルランドにやって来たディクソン家は、ベルファースト近郊のアード半島(Ards Peninsula)付近の温暖な気象条件に魅せられ、のちにそこでバラ栽培を生業とするようになります。
1879年創業のディクソン・バラ園芸所は、現在も6代続く世界最古のバラ園芸所として健在で、毎年、さまざまな新しいバラを発表し続けているそうです。

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ディクソン園芸所のバラ園(HPより)

そういえば、ベルファースト出身のサッカー選手、故ジョージ・ベストの名を冠したバラがあると聞いていましたが、それもディクソン園芸所の今年の新作バラだったのでした!

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情熱的な赤いバラ!ジョージ・ベスト

それにしても、バラの花ってほんとに美しいですよね。
以前はあまりに完璧すぎる気がして、他の人が言うほど私はバラ好きではないわ~なんて思っていたのですが、近頃はそんな強がりもどこへやら、すっかり感服(笑)。
自分の庭が持てたなら、バラの花でいっぱいにしたい!

話はミセス・エーロン・ワードに戻って…
これでミセス・エーロン・ワードにまつわる疑問はほとんどすべて解決したのですが、ここまで来たら、どうでもいいことだけれども、なんだか「エーロン・ワード夫人」とは誰なのか知りたい。
バラが発表された20世紀初頭に活躍した「エーロン・ワード」さんについて調べてみると、何人か候補はあったものの、どの人物もイマイチ決め手に欠けるのです。しかもその「夫人」となると…さっぱり。

おかげで、来年の夏にディクソン・バラ園芸所へ出かけてみる、いい口実が出来ました。
いよいよホンモノのミセス・エーロン・ワードが見られそう。そして、謎の「エーロン・ワード夫人」の正体も、そこで尋ねてみたら分かるかもしれません!

Dickson Nurseries Ltd.
42a Milecross Road, Newtownards, Co.Down, BT23 4SS Northern Ireland.
Phone: +0044 (0)28 91812206
Fax: +0044 (0)28 91813366

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「ケルトの渦巻き」漬け

一昨日より、日本に一時帰国しています。
実家に帰ってみると、三重県の友人Kさんより、コレが送られてきていました。

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大和屋守口漬総本家より

昨年、Kさんのお宅を訪ねたとき、デパートの食料品売り場でコレを見てびっくり。
巨大な「渦巻き」が、うずうずとトグロを巻いてあっちにもこっちも売られているのです。

「渦巻き」ときたら、やはりアイルランドの古代アートを連想してしまうワタシ。
思わず、「ケルトの渦巻きみた~い」と感想を漏らした私に、Kさんが、地元名産の守口大根の漬け物だと教えて下さいました。
子供の頃から見慣れているKさんには大根でも、初めて見た私には、ケルト文様にしか見えない~!
大根の漬け物をめぐって、2人で大変、盛り上がったのでした。

その時のこと、ちゃんと覚えていて下さったKさん。
私の帰国日程に合わせて、念願の「ケルト大根漬」をお送り下さったのでした。感激!

ちなみに守口大根は、長さ1.8メートルにもなる日本一長い大根だそうです。
それをほぼ丸ごと漬けちゃうなんて、スゴイ。

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GPOのサンタのポスト

今ダブリンの街は、クリスマス・ショッピングをする人たちで大変な賑わいです。
クリスマス・ツリーやイルミネーションがキラキラする中、どこもかしこも、人・人・人…。

GPO(中央郵便局)へクリスマス・カードを出しに行くと、ここもすっかりクリスマスの準備が整っていました。
可愛いデコレーションを足を止めて見物。すると、「サンタのポスト」を発見!

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「ここにはサンタへの手紙のみ投函してください」と書いてあります

思わず、サンタへの手紙を書いて入れたくなってしまいました!
サンタさんから返事がちゃんと来るのかしら?

サンタの国へのポストもちゃんと緑色をしているところが、なんだか現実味がありますよね。

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仕事納め

ここ数日、年明けにやって来る大型ツアーの視察でダブリンにいらした、旅行会社の方をご案内していました。
今朝早く、ダブリン空港へお送りし、これで今年の仕事は終了です。

白々と夜が明けていく中を、空港から自宅へ。
おかげ様で、今年も無事にシーズンを終わらせることが出来ました。お世話になった皆様、そしてアイルランドへ足を運んでくださった皆さまに、心より感謝いたします。

来シーズンもどうぞよろしくお願いいたします!

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朝8時ちょっと前。クリスマスのイルミネーションと夜明けの空

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バイキング船の再来・シースタリオン号

先日、国立博物館(National Museum, Collins Barracks)へバイキング船を見に行ってきました。

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長さ30メートルの巨大な船!博物館の中庭にど~んと展示されています

シー・スタリオン・フロム・グレンダーロック号(The Sea Stallion from Glendalough…Stallionは種馬・雄馬の意味)と名づけられたこの船は、1042年、バイキング時代のダブリンで造船された軍艦のレプリカ。
デンマーク国立博物館&バイキング船博物館のプロジェクトにより、出来る限り当時の方法・技術を再現する形で復元されたものです。

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その昔、バイキング世界で一番の港町として栄えていたダブリン。
バイキングというと略奪・侵略…といった悪いイメージが先行しがちですが、実は、それまでのアイルランドにはなかったすぐれた土木建築技術や、現代に伝わる実用的な文化をもたらしたのは、デンマークやノルウェーからやって来たバイキングたちでした。
リフィー川に最初の橋を架けたのもバイキング、貨幣の鋳造技術を伝えたのもバイキング(ケルト人は川の浅瀬に丸太を並べて家畜を渡らせ、貨幣の概念は持たず、人や物の価値はウシ何等分…で決めていたので)、さらに「ダブリン(Dublin=Dubh Linn=アイルランド語で「黒い水溜り」の意)」という町の名を命名したのも、他ならぬバイキングだったのです。

シー・スタリオン号の元になったオリジナルの船は、アイルランド沿岸から北欧界隈にて半世紀ほど活躍した後、11世紀の終わりごろにデンマークのRoskilde Fjordで難破。
1962年、その難破船が実際に引き上げられ、今回のプロジェクトが始まりました。

見事完成したこの船は、もちろん、実際に航海可能なホンモノの船。
何度も試験航海を行い、ついに今年の夏、65人のクルーを乗せ、デンマークよりダブリンに向けて出発。
6週間の航海を経て、8月14日にダブリンに到着し、約1000年ぶりにリフィー川にバイキング船が再来したというわけです。

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2007年8月14日、リフィー川に姿を現したバイキング船(関連Websiteより)

この日、ちょうど仕事に出かけようと近くを通りがかった私は、ラッキーにも船が入ってくる場面を目撃。
舳先の尖ったバイキング船がリフィー川をのぼってくるその様子は、近代的なビル群に囲まれているもかかわらず、バイキング時代を彷彿とさせる感動的なものでした。
川岸の交通は遮断され、多くのダブリン市民が出迎える中、教会の鐘を一斉に鳴らして歓迎。
長い航海の末に目的地に無事着いたクルーたちは、さぞかし感激したことでしょう。

翌日、シー・スタリオンのクルーたちは、当時バイキング船を作るために多くの木が伐採されたグレンダーロックへ出かけ、木をありがとう、と植樹をしました。

来年夏には、デンマークへと帰っていくシー・スタリオン。それまでの間、国立博物館に展示されています。
館内の特別展スペースでは、復元の様子、航海の様子などの映像が見られ、これが大変興味深く、長い間見入ってしまいました。

国立博物館(National Museum, Collins Barracks
シー・スタリオンの展示は2008年8月まで
※Kildare Streetの方ではなく、Collins Barrackの方です。

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地球の歩き方・GEMSTONEのアイルランド

今年の夏、2週間にわたる現地取材をご案内させていただいたガイドブックが先日出版され、本日、私の手元にも届きました!

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地球の歩き方 GEM STONE アイルランド 緑につつまれて、ハッピー&ラブリーを探す旅

GEM STONEというこのシリーズは、良く知られた国別の「地球の歩き方」ガイドブックとは異なり、テーマ性のある旅の本。
アイルランドのカントリーライフ、食、ハンドクラフト、その他細かなトピックが、ライターの山岸みすずさんの抜群のセンスと、カメラマンのTAKAさんのキラキラするような写真で紹介されています。

取材はかなり強行軍だったのですが、このお2人のお人柄と、思いがけない面白いハプニングの数々により、とても楽しい2週間でした。
ロバをひたすら尋ねまわったり(探している時に限っていないんですよね~)撮影に奮闘したり、肉屋のご主人に手品を披露されて大笑いしたり、とても掲載できないようなダサダサのB&Bにたどり着いちゃったり、ケイタリング・コテージでドライバーさんが朝食を作ってくれたり…。

さらに、取材のご案内をさせていただいたご縁で、私もちょっぴり、コラムを執筆させていただきました。
楽しかった取材の思い出と共に、大変良い記念となりました。
機会を下さった山岸さんに心からお礼申し上げます。

よろしかったらぜひ、ご覧になってみてくださいね!

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