ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

乗り物酔いにはサロンパス

かれこれ10年以上も、日々、大型バスに揺られる生活を続けている私。
この私が実は「とっても乗り物酔いしやすいタチ」であるとは、もはや誰も信じてくれないでしょう。

車酔いの失敗談は多々あって、特に添乗員時代、世界のあちこちでお見苦しい場面をお見せしてしまいました。
いちばん恥ずかしかったのは、ベイルートのレストランからの帰り道、明日のご案内をしている最中にマイクを持ったまま突然…。その先は、ここではとても言えません(笑)。

最近では行く先の道をすっかり把握しているせいか、酔ってしまうことはめったにありませんが、やはりお腹の底がいつも嫌な感じ。
車内では決して文字を読まないようにし、お客様に「ナオコさん~」と呼ばれても、体を後ろにくねって振り向くことは決してしないようにしています。(その動きをすると、突然に酔ってしまうのです)

バスはともかく、いちばん困るのは船。
アラン諸島へ行く時は必ず、船底のいちばん安定感のある位置に座るようにしているのですが、それでもやはり心配。
酔い止めの薬を飲むと眠くなってしまうし…。

数年前、ある添乗員さんから素晴らしい「酔い止め法」を伝授していただきました。
それはそれは効き目抜群のその方法とは、なんと「おへそにサロンパス」を張ること。
その効き目のすごさは感動的でさえあります!
乗り物から来る細かい振動のようなもの(それが気持ち悪くさせる)を、一切感じなくなるのですから。

先日、ツアーの中に酔いやすいお客様がいらしたので、手持ちの湿布(サロンパスがなかったので)をおへそに張ってみていただきました。
そうしたら、その方の顔色がみるみる良くなり、その後も一切乗り物酔いなし
酔った時の辛さが分かるだけに、嬉しそうにしておられるその方を見て、私まで幸せな気分に~。

その他、まずまず効き目があるのは、リンゴとコカコーラ
リンゴをかじって(食べなくともOK)その酸味を嗅いでいると、かなり胸がす~っとします。
コカコーラなど炭酸飲料をチビチビ飲むのも、同様の効果あり。

一方、ダメなのは、オレンジ・ジュースと梅干し
かんきつ類は気持ち悪さを助長し、より、あげっぽくなります。
梅干しは、吐いてしまいたいときには効果的ですが、そうでない場合はダメ。

旅行はしたいけど、乗り物酔いが心配…と言う方、これからは日数分のサロンパスさえあれば大丈夫
だまされたと思って、ぜひぜひ一度、お試し下さい。



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アイルランドを旅して元気に!

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美しい雲と青空…雨上がりのタラの丘にて

6年ぶり・2度目のアイルランド訪問を果たして下さったA様&お仲間の皆さんが、今朝、ダブリン空港より帰国の途につかれました。

本当に楽しくご一緒させていただき、どこかで1日飛ばしてしまったのでは…と思うくらい、あっという間に過ぎてしまった一週間。
毎日笑い転げてばかりいた、とても楽しい旅でした。

今回の旅でいちばん嬉しかったのは、車椅子トラベラーであるA様のご主人様が、6年前にも増してお元気でご参加下さったこと。
それも、日を追うごとにお元気になっていかれるので、本当にびっくり。

電動車椅子を自由自在に操り、時には歩いている私たちより速いくらいのA様。
観光バスの乗り降りも日に日に上手になり、最後は誰の助けもなくひょいひょいとご自身で座席まで移動しておられました。
奥様のお話では、ご病気になられてから10年間ご不自由だったあることが、この旅行中に回復してしまったのだとか…すごい!

アイルランドという土地のマジックと、ご本人の気力、そして、お仲間の皆さんのA様を思う気持ちがひとつになって、奇跡が起こったとしか思えません。

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タラの丘も、思い切り駆け上りました~!

そういえば、昨年ご案内させていただいた車椅子のH様も、アイルランドに来てからというのも日に日にお元気になり、来た時よりも溌剌としてお帰りになられたのが、印象的でした。

このお二方に共通することは、いずれも奥様が誰に大しても愛情く、底抜けに明るいこと。
そのご苦労は並大抵のことではないでしょうに、いつもニコニコ、卑屈になることなく、周囲からのサポートを自然に受けておられるのが、本当に素晴らしい。
こういう方々とご一緒させていただいていると、心に澄んだ水が注がれていくような気分になります。

ガイドの私を信頼してくださり、美しいもの・楽しいものを心から賞賛して下さる皆さんと日々ご一緒し、私自身もリフレッシュさせていただきました。
こういう旅は、仕事とはいえ、全く疲れることがないから不思議。
心が通っているって、本当に大事なことなんですね。

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タラの丘にて記念写真!ここにグループ全員で立つことが出来て本当に良かった~

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ガイドのお勧め…デヴィニッシュ島へのボート・トリップ!

水上バスに乗って、アーン湖に浮かぶデヴィニッシュ島(Devenish Island, Co.Fermanagh)へ。

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この島のことは過去にもブログでも紹介していますので、歴史的なことなどは、そちらをご参照下さい!

このボート・トリップは、気軽で楽しく、しかもいろいろなものが一度に見られるので、大変お得感があります。

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ボートは片道20分程。英語のコメントリーあり、バーもあり!皆さん、楽しそう~

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島には保存状態抜群のラウンド・タワー(12世紀)が!

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ラウンド・タワーに上れます!(勇敢にも上っていくお客様。あまりの怖さに私は断念…)

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15世紀の珍しいデザインのハイ・クロス

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ボートの間で遊ぶ白鳥ファミリー

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ボート乗り場から見える名門男子校Portora Royal School。1608年創立、卒業生にはオスカー・ワイルドやサミュエル・ベケットが

往復のボート・トリップと、島での上陸時間を入れて、所要1時間半
短時間で盛りだくさんなデヴィニッシュ島トリップ、ぜひお勧めです!

デヴィニッシュ島行きの水上バス
M.V.Kestrel
Tel: +44-28-6632-2882 (アイルランドから 048-6632-2882)
乗り場 Brook Park, Enniskillen
(ベリーク・ドネゴール方面へ行くA46線沿い)
定期運行はイースターから9月まで(出航時刻は要確認)


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運が良ければ、キングフィッシャー(カワセミ)が見られるかも!(船内の天井にペイントされた絵が可愛い)

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元・精神病院のホテルにて…

昨晩、スライゴ(Sligo)で泊まったホテルは、19世紀の歴史的建造物。

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Clarion Hotel Sligo

エリザベス様式の立派なファサードは、1855年、建築家ウィリアム・ディーン・バトラー(William Deane Butler)によるもの
ダブリンのコノリー駅、キルケニーの聖メアリー(カトリック)大聖堂を手がけた建築家です。(そう言われてみると、コノリー駅とよく似ている…!)

スライゴに建てられたこの建物は、駅でも教会でもなく、なんと精神病院
多い時には1000人以上の患者さんが入院生活を送っていたという、聖コロンバ精神病院(St Columbas Lunatic Asylumだったのでした…。

20世紀後半になり、患者数の減少、建物の老朽化が進み、1992年に病院は正式に閉鎖
4500万ユーロかけて修復・改装が行われ、2005年にクラリオン・ホテルとしてオープンしました。

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天井や窓の高いベッド・ルームは、言われてみれば病室っぽいかも…

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広々したロビーも「待合室」を連想させます

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病院時代からのチャペル。今はホテル・ウェディングに使われます

思い込みの激しい私は、歴史ある精神病院に宿泊して、心身ともにすっかり癒された感じ~。
ぐっすり眠って、今日は絶好調。

一方、夜中にうなされたお客様も…!
お隣りのベッドで寝ていた妹さんは、お姉さんの叫び声を聞いて飛び起きたそうです。
ところが、当のご本人は全く覚えておらず、朝起きてみて、サイド・テーブルの上のものが全部床に叩き落されているの見て、びっくり仰天だったとか。
妹さんが幻覚を見たのか、お姉さんの記憶がないのか…?どちらなのでしょう)

それぞれの夜を過ごした私たちですが、今朝ホテルを発つ時には、可愛いツバメの子供たちを発見。
お母さんツバメが餌を運んでくるのを、皆でお利口に待っていました。
こういう光景こそ、いちばんの癒しですね~。

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ホテルの玄関口に巣を作るツバメたち

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グレンベイ国立公園とゴールデン・イーグル

アイルランド北西部のグレンベイ国立公園(Glenveagh National Park, Co. Donegal)で、お客様と楽しい午後を過ごしました。

グレンベイはアイルランドでいちばん面積の広い国立公園(16500ヘクタール)で、山、湖、氷河によって削られて出来たV字渓谷など、その変化に富んだ美しい景観で知られています。

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公園内の美しい湖・Louch Beagh

ビジター・センターから15分おきに運行しているミニバスに乗って、1870年代に建てられたグレンベイ・キャッスルへ。
広大な庭園を歩くのがとっても楽しくて、時おり降る雨も気になりません~。

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夏の花、野菜やハーブが茂るウォールド・ガーデンにて

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ミントの茂み。葉を触っただけでさわやかな香りが…

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裏山のビューポイントより

グレンベイ・キャッスルの初代オーナーであったジョン・ジョージ・アデア(John George Adair)という人物は、もともとこの地に住んでいた45世帯・244人の農民を追い出して、夏の別荘としてこの城を建てました
その悪行がたたったのか、世継ぎに恵まれず、彼の妻の死後、城は人手に渡ります。
その後2度に渡ってオーナーが変わり、1985年をもってアイルランド政府が所有するところとなりました。
(場内はガイド付きツアーにて見学可)

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さすが夏の別荘、屋外プール付き!湖と氷河によって削られて出来たV字渓谷の眺め

グレンベイ国立公園には約500種類の野生動物が生息しているそうですが、今いちばんの話題は、1912年に絶滅してしまったゴールデン・イーグル
2001年にスコットランド産まれの雛が公園内に放されて、復活プロジェクトがスタートしました。
その後5年かかって成鳥となり、昨年ついに、絶滅後初めてのゴールデン・イーグルが空を飛ぶ姿が観測されました。
そして今年になって、雛がかえったのです!
ゴールデン・イーグルの可愛い赤ちゃんが巣にチンマリ納まっている様子がテレビで放映され、それを見たときは大感激してしまいました~。

荒らされたりすることのないよう、公園内のどこにいるのかは秘密だそうですが、この広い国立公園のどこかで、95年ぶりにゴールデン・イーグルの新しい命が育っているのかと思うと、なんだかとってもワクワクしますね!

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空飛ぶゴールデン・イーグル…格好いい!こんな光景が見られるようになったらいいな~。(Wikipediaより)

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6年越し…2度目のアイルランド!

今から6年前、アイルランド南部の旅をガイドさせていただき、それ以来、親しくさせていただいているA様ご夫妻とそのお仲間の皆さん。

そのときの旅がとても楽しくて、ぜひもう一度アイルランドへ…とおっしゃっり続けてくださっていたのが、ついに6年越しで実現
昨晩ベルファーストでお出迎えし、本日より皆さんの2度目のアイルランド旅行が始まりました!

グループのリーダーであるA様は、アイルランド文学の翻訳者として知られる歌人の片山広子を大叔母に持つという、アイルランドに非常に縁の深い方。
今回は、前回の旅では行かなかった、北アイルランドとドネゴール、スライゴ方面へ足を伸ばします。

世界には魅力的な国がたくさんあるというのに、その中からアイルランドを気に入って2度も来て下った皆様。
その行動力に恐れ入ると共に、2度もガイドさせていただくことを心より光栄に思います。

昨晩、皆さんの元気なお姿をベルファーストの空港で目にしたときには、なんだか感激で目がうるうるしてしまいました。
遠いところをはるばる再訪して下さった皆様に、お礼の言葉もないくらいです。
前回以上に楽しく快適な旅をしていただけるよう、心からご案内させていただきたいと思います!

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平均年齢66歳という皆さん、なんだか年々お元気になっていくよう…。中でもいちばんお元気なのは、車椅子トラベラーであるA様ご主人!(ベルファーストの植物園にて)


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マイカー初乗車!

アイルランドでの運転免許所得!を目指し、ドライビング・レッスンを始めて早8ヶ月。
只今、本試験の順番待ちです。(ダブリンでは約10ヶ月待ち!)

仮免中ではありますが、実は、車はもう買ってしまいました~!

アイルランドでは、路上での本試験の際に使用する車は、自分で用意することになります。
人に借りることも出来ますが、やはり自分の車で乗り慣れておくのがいちばん。
試験までに購入しよう、でも車ってどうやって買うのかしら~と思っていたら、なんとタイミングよく車を売りたい方が現れて、提示された金額も私の予算内
「買います!」とその場で即決、早速、オーナーシップを変更し、保険の支払いも済ませ、11歳になる黒のRoverが、晴れてマイカーとなりました。

そして今日、インストラクターの先生に同乗してもらって、マイカー初乗り!
固めのクラッチに始めはエンストばかりしていたのですが、ダブリン市内を約2時間走り終える頃には、だいぶ感じがつかめてきました。

生まれて初めての私の車、やっぱりとっても嬉しいものですね。
11歳というクルマ年齢としては決して若くはない歳ですが、エンジンはかなり丈夫だそうです。
そんな元気な11歳にすっかり愛着がわいて、次のレッスンが待ち遠しくてたまりません~。


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憧れのストロベリー・ツリー

アイルランドの南西部カウンティー・ケリー(Co. Kerry)には、ストロベリー・ツリー(Strawberry Tree=イチゴノキ)というユニークな木があります。

実がイチゴに似ていることから付けられた名だそうですが、それにしても、なんと可愛いらしいネーミングなのでしょう。
初めてその名を聞いたときから、見てみたくてたまらなかったのですが、なんとシーズンは秋から冬
冬場にケリーに行くチャンスはなかなかなく、長い間、話には聞いていても見たことのない、私の「幻の実」でありました。

それがつい先日、キラーニーのマクロス・ハウス・ガーデン(Muckross House Garden, Killarney)にて、ついに「幻の実」に遭遇

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正式な名はアビュータス(arbutus)。常緑樹で、葉は年中グリーンです

まるで「禁断の実」を見つけてしまったかのような気分~。
よく熟れているところを見ると、ひと冬越しても落ちずにいた実なのでしょう。
食べられると聞いていたので、ちょっととって食べてみたかったのですが…あまりに可愛らしかったので、そのままにしておきました。

アイルランド島は北緯51~55度と高い緯度にありながら、南西部をメキシコ暖流が流れるおかげで、緯度の割りには気候が温暖。
寒い地域の植物と南国の植物が、一緒になって自生するというユニークな特徴を持ちます。

暖流が直接当たる南西部カウンティー・ケリー(Co. Kerry)には、特にトロピカル植物が多く、ストロベリー・ツリーもその一つ。
通常は、南欧や北アフリカに見られる木だそうですが、ここケリーも原産地のひとつで、キラーニー国立公園内(特にマクロス湖周辺)で巨木となって茂っています。

ちなみに実と同じ時期に白い花をつけるのですが、これがまた小さくて可愛らしいのです。
もしも自分の庭があったなら、春はホンモノのストロベリー、冬は木になるストロベリーでいっぱいにしたいな~。

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きれいに刈り込まれたストロベリー・ツリー(Muckross House Gardenにて)。自然のままだと巨木となります

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マーケットのカフェで聴くピアノ

コーク(Cork)のイングリッシュ・マーケットの2階に、ファームゲート(Farmgate Cafe)という名のカフェ・レストランがあります。

先日、ここでランチをした時のこと。
初老の紳士がやってきて、カフェの片隅にあるピアノにすわり、慣れた手つきで演奏を始めました

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マーケットを見下ろすこのカフェは、いつもガヤガヤとってもにぎやか
そこにピアノの音が響き渡るなんて、なんだか意表をつかれた感じ。
マーケットの雑踏と、軽やかに響き渡るピアノの音色…。ミスマッチにもなりかねない違った音なのに、ここではまるで二重奏のように響き合っています。
不思議で美しい、即興の音楽会が目の前で繰り広げられているかのようでした。

ジャズやクラッシックの名曲を、次々に弾いていく初老のピアニスト。
ピアノの脇には、表紙が取れかけた小さなメモ帳が置かれていて、時々思い出したかのようにページをめくっていました。
曲のレパートリーか何かがメモされているのでしょうか、その仕草がなんだかとっても印象に残りました。

帰りがけ、レジのところの小さなショーケースに、彼の写真の付いたCDを発見。
早速購入しようとしたところ、顔馴染みであるカフェの女性オーナー、ケイ(Kay)の手がさっと伸びて、さり気なくプレセントしてくれたのでした。

CDタイトルはその名もファームゲート(Farmgate)、初老のピアニストの名はドナル・ケイシー(Donal Casey)
地元コーヴ(Cohb)の出身で、もう何年もファームゲート・カフェで演奏をしているそうです。

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Farmgate by Donal Casey(bite!より)

以来、このCDは私の大のお気に入り。
これをかけると、体中の固まった筋肉がふ~っとほぐされて、体ごと天に昇っていくような感じ
その軽やかな音色は、10本の指ではなく、天使が鍵盤の上で跳ねて遊んでいるかのよう

CDジャケットに書かれているドナル・ケイシーさんの経歴を読んでみると、ピアノで生計を立ててことは一度もないそうです。
家業を継いで、地元の町会議員にもなったケーシーさんは、現在はリタイアして、市井のピアニストとして活躍中
カフェの雰囲気に呼応するような演奏が出来るのは、技術ではなく、その人生を通して心で音楽を知っている人だからなのでしょう。

Farmgate Cafe
English Market, Cork City, Co. Cork.
Tel:+353 (0)21 427 8134
Mon-Sat from 8.30am - 5pm

(ここの食事も素晴らしいので、次回またご紹介したいと思います)

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アイルランド式、元気の出し方?

ある時期を境にすっかりお酒が弱くなってしまった私ですが、その昔、ギネス・ビールの2杯や3杯は朝飯前~、なんて元気な時があったものです。

その頃は、なんだかみんなが元気だったようで、ツアー先では飲み会ばかり。顔馴染みのガイドやドライバーたちとつるんでは、ワイワイ盛り上がっていたものです。
みんな二日酔いもなく、翌日はちゃ~んと仕事が出来たのですから、やっぱり若かったのですね~。

そんな当時からの悪友のひとり、Gerryがダブリンに来ているというので、久しぶりに飲みに出かけることに

「明日も仕事だから…」

と一瞬、断りかけた私ですが、考えてみたらGerryとは1年以上会っていない。
そして、断りかけた私を引き止めるでもなく、「そうだよな~、明日仕事じゃフェアじゃないよな~」と物分りのいい事を言うGerryがまた「らしくない」。
さらに追い討ちをかけるように、「じゃあ仕方ない、ナオコの分を1パイント飲んでおくよ~、ハハハ~」なんて言うものだから、なんだか自分がすっかり友達甲斐のない人間になったような気がして…
翌朝の仕事を気にしつつも、えいっと元気を出して、出かけてみたのでした。

そうしたら、これがとっても楽しかった~
くだらない冗談から昨今のツアー事情まで、同じ現場で働く者同士の、立ち位置を同じくしているという、この感じ
共通の知人も多いし、体験してきたことも一緒。
ガイド試験を苦労してパスしたことも一緒。
かつて豪快に飲みまわっていた頃の、思い出話も一緒。
さらに、最近では落ち着いて、めっきり酒量が少なくなったのも一緒です(笑)。

とは言え、さすがアイルランド人のGerry。
昨晩も、ほんの2時間くらいで5パイントは軽い。これで控えめってことは、以前のGerryがどんなふうだったか…。
もはや思い出すことも出来ないくらいです。

私も頑張って、ギネス1.5パイントにポート&ブランデーで仕上げ
今朝起きる時にちょっとクラクラしたけれど、気持ちの方はすっかり元気
仕事も返って、調子が良かったような気が…。

思えばこのところ、仕事、仕事とガツガツしていて、ちょっと目が釣りあがっていたかもしれません。
ちょっと「元気」が不足していみたい。
大人になって思慮深くなったような気でいたけれど、やっぱりそれだけではダメですね
「明日は仕事…」とセーブしてばかりいないで、たまにはちょっとはじけてみるのが、アイルランド式かもしれません!

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ギネス・ビールには「疲労回復効果」があるらしいです!

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タラの丘の「妖精の出入り口」!

古代アイルランドの王が君臨したタラの丘
早朝の丘の上は、まるでヒツジの天国さながら~。

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ところで、早朝または夕刻にタラの丘へ行くと、入り口のゲートがクローズしています。でも心配不要。「妖精の出入り口」が、いつでもちゃ~んと開いているのです。

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この出入り口を妖精気分ですい~っと通り抜けることが出来れば、再びタラへ帰って来ることが出来る…と言われています!
タラの丘へ行った際には、ぜひお試しを!

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気分は妖精~。グループ全員、無事通過です!

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ベルファーストのファット・ブッダ

先日、ベルファーストで巨大ブッダを発見!

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その日、お客様がアジアン料理が食べたい!とおっしゃられたので、ベルファースト在住のお友達に電話でいいレストランがないか聞いてみたところ…

「最近、ファット・ブッダっていうレストランが出来て…」
「それって、もしかして巨大なブッダがいるところ?」
「え?もう見たの~、評判いいみたいよ~」


とお隅付きをもらい、早速、巨大ブッダの待つそのレストランへ行ってみることに。

店内はとても広く、それでも金曜日の夜とあって、ほぼ満席。
なんとかカウンター席に座ることが出来、目の前はおしゃれなオープン・キッチン。
ここのウリは、どうやら「ロバタ(炉辺)・グリル」のようです!

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オープン・キッチンでひたすら焼き続ける中国人シェフ

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ホタテのグリル。キムチ・ソースがかかってます

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蒲焼き風ウナギのグリル!さすがウナギの本場ベルファースト(近くのネイ湖で捕れます)、ふんわりフレッシュでおいしい~

炉辺グリルのほかにも、チャイニーズ、コリアン、タイ、マレーシアンなどメニューが豊富

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エビしゅうまい

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パット・タイ・ヌードル

なんだかニューヨークの「スシ・サンバ」を連想させるような、楽しいアジアン・レストラン。
次回は、ナシゴレンや、タイ風カレーも食べてみたいな~。

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92-94 Lisburn Road, BT9 6AG, Belfast.
Tel +44 (0)28 9068 9777


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レプラコーンに注意!

司馬遼太郎さんの『愛蘭土紀行』にも出てくる「レプラコーンに注意(Leprechaun crossing)」の立て看板!

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ちょっととぼけた感じの妖精オジサンが、なんともユーモラス。
レプラコーンは今日もここを通るのでしょうか…!

ちなみにレプラコーン(Leprechaun)とは、アイルランドの妖精の代表選手。
普段は靴直しの職人さんで、仕事で稼いだ金貨を壺に入れて隠し持っています。
アイルランドでは、虹のふもとに行けばその金貨を探し当てることが出来る…と言われています!

この立て看板は、ケリー周遊路(Ring of Kerry)の最終地点近く、レディース・ビュー(Lady's View)のところにありま~す。

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ビクトリア女王が眺めた美しい眺め「レディース・ビュー」

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司馬遼太郎さんの『愛蘭土紀行』

昨日よりご案内しているグループさんは、司馬遼太郎さんの『愛蘭土紀行』になぞらえて旅をしよう!という皆さん。

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「街道をゆく」シリーズ〈30〉(2巻に分かれています)

私がアイルランドに関わり始めた10年ほど前には、アイルランド関連の書物は今ほど多くなく、当時は私も、司馬さんのこの書を何度も読み返したものでした。

司馬さんが「アイルランド紀行」されたのは、1980年代の終わり
20年も前のことなので、現在の「ケルティック・タイガー」によって豊かに変わったアイルランドとは、いろいろと事情が異なる部分が出てきています。
今回いらしたお客様も、観光一日目にして、早速それを感じられたようです。

それにしても、当時のアイルランドの様子を、司馬さんのような影響力のある作家さんが書きとめておいてくださって良かったと思います。
今のアイルランドとは違った部分が、逆に興味深く感じられます。

私も久しぶりに、再読してみようと思います。

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ガリバー・ツアーに参加しよう!

2009年のガリバー上陸300周年に向けて、徐々に盛り上がりを見せている上陸地・観音崎(神奈川県横須賀市)周辺。

この度、ついにアイルランドを訪れる旅の企画が発表されました!

「ガリバー」ゆかりの地を訪ねる イギリス・アイルランド 6日間
2007年9月12日(水)~9月17日(月・祝)

詳しくはこちら→ガリバー・ツアーの募集

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『ガリバー旅行記』のエピソードより。聖パトリック大聖堂近く

ダブリンでジョナサン・スウィフトゆかりの地を訪ね、さらにイギリスのメドウェイ市へ(横須賀市と姉妹都市だそうです)。
ガリバーのモデルは「青い目のサムライ」として知られる三浦按針(ウィリアム・アダムズ)であった…との説があるそうで、アダムズの出身地メドウェイ(旧ジリンガム)で行われる「ウィリアム・アダムズ祭」を見学します。

ご興味のある方は、ぜひお問い合わせを。
ダブリンでお会いしましょう!

※旅の仕掛け人・gulliver2009さんのブログ
※ガリバー関連の過去ブログ…観音崎のガリバー号巨大でおいしいガリバー・パン観音崎ガリバー・ギャラリーなど

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トリニティー23号~スピリチュアルなアイルランド

3月に取材旅行を一部ご案内させていただいた雑誌トリニティー(23号・エルアウラ出版)が発売となり、本日、私の手元にも届きました。

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HPより・巻頭特集は美輪明宏さん

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同じくHPより・旅特集「魂を目覚めへと誘うアイルランド」

トリニティーは“女性向けスピリチュアル・マガジン”として、今とても人気のある雑誌だそう。
裏表紙からめくると「トリニティー・トラベル」という、スピリチュアルな旅の雑誌…というユニークな構成です。

この23号は表表紙は美輪明宏さん、そして裏表紙「トラベル」のアイルランドの写真の美しいことと言ったら…!
後にも先にも、こんなに心動かされるアイルランドの写真を、私は見たことがありません。(ここでご紹介した写真とは別のもの)

おそらく私がご案内させていただいた、南ドネゴールのマヘラ・ビーチ(過去ブログ:南ドネゴールの「カナンの地」参照)付近で撮影されたもの。
幻想的…なんて言葉では足りない、何か、心の深くて美しい部分が写し出されているような写真
撮る人・見る人の心と、その土地が本来備えている「気」のようなものが、ぴったり合った瞬間なのだと思います。

アイルランドのスピリチュアル・スポットなども具体的に紹介されていますので、ご興味のある方はぜひご覧になってみて下さい!

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イエーツも祝福!ケルティック・ウェディング

ダブリン作家博物館(Dublin Writers Museum)の「作家のギャラリー」にて、M様ご夫妻のケルティック・ウェディングをコーディネートさせていただきました。

まるで少女漫画から抜け出してきたかのような、ハンサムな花婿さんと愛らしい花嫁さん!

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18世紀の歴史的建造物である作家博物館のギャラリー。作家たちの肖像画&胸像が見守る中で、永遠の愛を誓い合うお2人…!

ケルティック・ウェディングは、自然に見守られてのセレモニーなので、通常は屋外でのお式(アラン諸島、タラの丘、マナーハウスのガーデンなど)を薦めさせていただいています。
今回は、花嫁さんが日光アレルギーでいらっしゃること、またオスカー・ワイルドなどアイルランド文学に特別な思い入れがおありとのことで会場を吟味した結果、ダブリン作家博物館のギャラリーに行き当たったのでした。
(外はあいにくの雨模様。室内で挙げることにして良かった~)

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「白とグリーンのブーケを…」というご希望でお作りしたウェディング・ブーケ

モロイ司祭が執り行うケルト式セレモニーの室内バージョンは、屋外でのお式に劣らず素晴らしく感動的。
キャンドル(火の象徴)、泥炭(土の象徴)、鳥の羽(空気の象徴)、湧き水(水の象徴)を使って、自然界からの祝福を授ける儀式が大変印象的でした。

さらに、作家博物館という特別な場所でのセレモニーにちなんで、W.B.イエーツの詩を朗読して下さったモロイ司祭。気の利いたパフォーマンスに感激!

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司祭が朗読して下さった詩はこちら。私も大好きな、イエーツ初期のロマンチックな作品です。

He Wishes For The Cloths Of Heaven

HAD I the heavens' embroidered cloths,
Enwrought with golden and silver light,
The blue and the dim and the dark cloths
Of night and light and the half-light,
I would spread the cloths under your feet:
But I, being poor, have only my dreams;
I have spread my dreams under your feet;
Tread softly because you tread on my dreams.


(日本語訳はこちら

ケルト式のお式に立ち合わせていただく度に、いつもカップルさんの幸せをポチリポチリと分けていただいている気分~
素敵なお式を執り行って下さったモロイ司祭、協力して下さった博物館のスタッフの皆さん、ありがとうございました。
M様ご夫妻の末永いお幸せを心よりお祈りしております!

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プロのカメラマンによる記念撮影。肩を寄せ合う仲睦まじいお2人…

ケルティック・ウエディングに関するお問い合わせこちら
過去のケルティック・ウェディングのブログアラン諸島・その1アラン諸島・その2タラの丘

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