ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

スライゴ周辺のおすすめ周遊路(スライゴ研修2)

スライゴ周辺のおすすめ周遊路、続きです。

☆スライゴ・タウンより南側

④ギル湖(Lough Gill)周遊

W.B.イエーツゆかりの湖。イエーツが詩に詠んだイニシュフリー島や、「Dooney Rock」はこの湖のほとりにあります。
16世紀の領主の館パークス・キャッスル(Parkes Castleも見どころのひとつ。(この城については後日アップします)

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湖の名「ギル」はアイルランド語で「輝き(brightness)」の意味(パークス・キャッスルからの眺め)

行き方: スライゴ・タウンよりエニスキレン方面(N16)へ。途中、Dromahaire方面(R286)へ右へ入る。
(大型バスはパークズ・キャッスルまで)

⑤カロウモア(Carrowmore)巨石古墳群とストランドヒル(Strandhill)

ヨーロッパで最も古い時代の古墳群が点在するカロウモアを見学し、伝説の女王メイヴの墓所とされる不思議な山ノックナリーのふもとをドライブしながらストランドヒルへ。

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カロウモアのドルメンのひとつ。バックがノックナリー(2006年8月撮影)

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6000年以上前の巨大通路墓の中で、妖精になってしまったAnnemarie!

ストランドヒルは、世界のサーファーが憧れるビーチのひとつでもあります。
スライゴ秘伝のケルティック・シーウィード・バス(海藻風呂)もここにあるので、ぜひお試しを!

行き方: スライゴ・タウンより鉄道&バス・ステーション方面(エアポートのマークに沿っていくのが分かりやすい)へ。駅を通り過ぎて(右手)少々行くと「Carrowmore」のサインポストが出てくるので、それを左へ。カロウモアからは来た道と反対方向へ進み、次の教会のある交差点を直進すると、ストランドヒル。

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スライゴ周辺おすすめ周遊路(スライゴ研修1)

週末に行ったスライゴ研修旅行について、少しずつご紹介していきたいと思います。

アイルランド北西部のスライゴ(Sligo)は、不思議な形の山々に囲まれたミステリアスな地。
歴史・考古学・文学(アイルランドの国民的詩人W.B.イエーツのルーツはこの町)・民話&神話・地質学など、アイルランドを特徴づけるトピックがコンパクトに集約された、いわば「アイルランドの中の小アイルランド」のようなエリアです!

スライゴ周辺には、スライゴ・タウンを基点とする5つの「ミニ周遊路」があり、メインの道路からそれること、いずれも小一時間のルート。
これを組み合わせると、ミステリアスな山々やワイルドな大西洋の景観をより楽しむことが出来ます。

☆スライゴ・タウンより北側

①グレンカー・レイク(Glencar Lake)周遊

1万2000年前に氷河によって削られて出来た谷間の中の湖。この周遊路の一番の見どころは、グレンカーの滝(Glencar Waterfall)。W.B.イエーツもここでピクニックをして、詩を書き残しています。

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湖の東側はカウンティー・リトリウム(Co. Leitrim)なので、途中でいったん県境を超えることになります。

行き方: スライゴ・タウンよりドネゴール方面(N15)へ。ドラムクリフ(Drumcliff)教会(左手)を過ぎて最初の角を右へ。周遊の最後の方、スライゴ・タウンに下りてくる時に前方に広がる町と海の景色がきれいなので、この周り方の方がベター。(逆周りだと、エニスキレン方面N16から行くことになります)

②グレニフ・ホースシュー(Glenniff Horseshoe)周遊

スライゴのテーブル・マウンテンであるベン・ブルベンの懐、馬蹄型(Horseshoe)をした谷の中へ。神話『ディアルムッドとグローニャ』で、逃避行を続ける2人が身を隠したのがこの谷だと言われています。

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荒涼とした景観と泥炭地、さまざまな角度で見えてくるベン・ブルベンも印象的!

行き方: スライゴ・タウンよりドネゴール方面(N15)へ。Cliffoney村のパブGoravans(左手)の角を右へ入る。

③マラグモア(Mullaghmore)半島周遊

大西洋のワイルドな景観と、「妖精の石」があるという伝説の城クラッシーバウン(Classiebawn)のロマンチックな佇まいが見どころ。

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(この日は雨だったので、写真は2枚とも2006年8月撮影のもの)

19世紀に建てられたクラッシーバウン城は、数十年前まで英国王家の親戚筋に当たるマウントバッテン卿が所有していたもの。(ビクトリア女王の曾孫に当たる人物)
半島の先端へ行くと、海の向こうにカウンティー・ドネゴールの山々が!
カラフルな漁村マラグモアには、こじんまりしたホテルやおいしいシーフード・レストランもあります。

行き方: スライゴ・タウンよりドネゴール方面(N15)へ。Cliffoney村のパブGoravans(左手)の角を左へ入る。

※上記3コース、いずれも大型バスは通れません。ミニバス・サイズの大きさまで。

(続く)


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恋人か、強盗か?

今日のアイルランド語のイブニング・クラスでの私の失敗。

新しく習った文型を使って3つの文章を作り、発音と意味を隣りの席の人と確認し合いましょう、というワークをしていた時のこと。
ちょうど「2人の恋人」という言い方を習ったばかりだったので、それを使って、

「その女の子には2人の恋人がいます」

という文章を作ってみました。
そこへ先生がやって来たので、得意になって作成したての文章を読み上げたところ、先生はなんだか不思議な表情…。

私:「“その女の子には2人の恋人(two lovers)がいます”って言ったんですけど…」
先生:「えっ、恋人…?この単語は2人の恋人(two lovers)じゃなくて、2人の強盗(two robbers)って意味よ!」

え~っ!!
周りで聞いていたクラスメートが、大爆笑したことは言うまでもありません。

「l」と「r」の違いが聞けない日本人の典型的なミステイクを犯してしまった私。
普段は話の流れからなんとなく聞けてしまっている単語も、単独で読み上げられるとこういうことが起こるのです。
アイルランド語の発音をやっていることもあって余計に混乱、先生が単語の意味を説明した時に、「two robbers」と言ったのを「two lovers」と聞き間違えてしまったのでした。とほほ。

私が作成した文章は、

「その女の子には2人の強盗がいます」

…。
ちなみにアイルランド語の「2人の強盗」は、beirt ghadaithe(ビェート・ハダハ)。
この表現、おそらく一生使うことはないでしょうが、一生忘れもしないでしょう。

アイルランド語も難しいけれど、英語も難しい。難しいアイルランド語を英語でやるのはもっと難しい…。
早速これから、今日のクラスの復習に取り掛かります!

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対イングランド戦の勝利に思うこと

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対イギリス戦の勝利の瞬間(本日付けIrish Timesの付録!)

朝から新聞各紙を読みながら、土曜日のシックス・ネイションズの勝利の余韻に再び酔いしれています!

「歴史的勝利」「生涯忘れえぬ日」「国民皆の勝利の瞬間」「完全なるパフォーマンス」…などなど、感激と賛辞が並ぶ中で、「アイリッシュは相応のマチュアリティー(=成熟度)を見せ、歴史の中で大きな一歩を踏み出した」といった表現があり、私の思いとオーバーラップするような気がして印象的でした。

少なくとも私が観戦したバーでは、イングランドに罵声を浴びせたりするような様子は見られませんでした。
イングランドの国歌斉唱を揶揄する人もいませんでし、ネガティブな応援の仕方もなかったように思います。
恨みつらみを晴らすというより、なんと言うか、もっと厳粛なムードで、個人的には、そのことが試合の勝利と同じくらいに感動的だったと思っています。

私にはラグビーのことはよくわかりませんが、それでも今回の試合でのアイルランド選手たちは、なんだか神がかっていたように思えます。
過去800年の歴史の軋轢、国民皆の期待、クローク・パークというロケーション…全アイルランド人の気迫があの場に集結して、選手たちに見えないマジックがかかったような…
私にはそんなふうに見えました。
(歴史的なバックグランドについては、過去ブログをご参照下さい)

人間の「気」とは、集結するとこうまで大きなものなのか、とある種の驚きさえ感じたほど。
それが正しく働いた時には、人間にものすごい成長をもたらすのではないかと思います。

私たち日本人は、対アジア諸国に対してはイギリス的な立場です。
以前に旅先で、年配の韓国人グループに罵倒されたり、反日的な態度を取られたりしたことがありますが、私の知りえない過去のことで言われてもどうしようもなく、やはりいい気はしませんでした。
国民としてのプライドは大切ですが、それをネガティブに働かせてはならないと思います。

新聞での表現に合ったように、今回の試合でのアイルランド人の態度は、長い歴史が過去となったことを物語るようなものでした。
同時に、誰もが何故か負ける気がしなかったのではないかと思うのですが、それはこの勝利がアイルランド人に約束されているものだったから。これを通して、ネガティブな国民感情を払拭して大人になりましょう、ということだったように思うのです。

同時に、こういうことは個人的な人間関係にも当てはまるので、いつもポジティブな気を働かせるようにすれば、物事って必ずいい方向に向かうのかな、と思うのです。

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ガイド集団、スライゴで大集合!

この週末は、ガイド仲間で毎年行っている研修旅行でスライゴへ行って来ました。
名付けて「チーム・クラス2003」の私たちガイド集団は、2003年のナショナル・ガイド試験の養成コースのクラスメートです。

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リサデル・ハウスにて(Lissadell House, Co. Sligo)

約6ヶ月間のコースを受講し、苦楽を共にして一致団結した私たち。その後も連絡を取り合い、年に一度は同窓会を兼ねた研修旅行を行っています。
過去に行った研修の目的地は、キャバン&ファーマナ、北アイルランド、ウォーターフォード、南ティペラリー。今年のスライゴで早5周年

年齢も国籍もバラエティーに富んだ私たち(20~60代のイタリア人、ドイツ人、日本人など)は、見かけも雰囲気も性格までも面白いくらいバラバラ。
にも関わらず、根っこの部分は「アイルランドのナショナル・ツアーガイド」という共通項で結ばれているので、好奇心や探究心の矛先がピッタリ合うのです。

ガイド資格試験はほぼ毎年行われていますが、コース終了後もこんなふうに再集合しているのは、後にも先にも私たち「チーム・クラス2003」だけのようです。
こんな仲間を持てたことをお互い誇りに思いながら、久しぶりの再会とスライゴの自然や歴史を満喫。心から楽しい3日間でした。

※旅行で訪れた場所については後日アップします!

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車窓よりGlencar Lakeを臨む(斜面のこんもりした緑の森に、ケルティック・ノットが描かれています!画像をクリックして見てみてください)

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対イングランド戦の大勝利!

シックス・ネイションズのアイルランド対イギリス戦で、アイルランドが大勝利を収めました!!

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ガイド仲間と旅行中のスライゴのバーにて

先日のブログでお話したようなアイルランドと英国の政治的・歴史的事情により、ラグビー・ファンだけでなく、世論の注目を特別に集めていた今回の試合。
「イングランド・チームに国歌を歌わせていいのか?」「クローク・パークにイギリス人を立ち入れるとはけしからん!」…などなどアンチ・イングランドの声も上がりましたが、通常通りに試合が開始してほっと一安心。
試合前の国歌斉唱で選手が涙ぐんでいるの見た時には、私までもらい泣きしてしまいました。

それにしても、43-13という大差での圧勝!
これまでラグビーの試合を通して見たことなどなかった私ですが、この試合ですっかりファンに。
勝利の喜びを一緒に味わわせてもらい、アイルランド人ではないけれども、この国に関わっている者として誇らしい気持ちでいっぱいになりました!

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勝利の瞬間、思わず抱き合って踊るGerryとDeirdre!


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ダブリンの手作りペーパーのお店

一昨日のブログでご紹介したThe Cake Caféへ行くには、カムデン・ストリート(Camden Street)に面したこのお店の中を通り抜けて行きます!

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この素敵なディスプレイ、一体何屋さん?と思いきや、ここはカード、ギフト用バッグ、ラッピングペーパーなど、手作りペーパーの専門店
目移りするような可愛いものがいっぱいの、お菓子の国のケーキ・カフェへの入り口にぴったりのお店です!

Daintree Paper
61 Camden Street, Dublin2.
Tel: +353 (1) 475-7500
Opening hours: Mon-Wed&Fri-Sat: 10am - 6pm / Thursday: 10am - 8pm
(カムデン・ストリートに面してオレンジ色のひさしが出ているお店)


以前はアーティスト御用達の本格的なペーパー・ショップだったというこのお店、もともとは、キッチンのフード・プロセッサーを使って紙を作ったのが始まりだとか。
2年くらい前から一般向けの文房具的なもの中心のショップとなり、ウィディングの招待状用カードなど本格的でおしゃれなペーパー・グッズのそろうダブリンでは数少ない店として知られています。

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可愛い手作りカードがいっぱい!

和紙の便箋や、ラッピング用の色とりどりのリボンフェルト表紙のノートブックなどなど、素敵なものが多く、カフェへの行き帰りについつい足を止めてしまう…。
この日は、フェルトの部分使いが素敵なカードと、ピンクのフェルトで出来た小さなデコレーション・フラワーを買いました。
これで手紙を書くのが楽しみ~。

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ギフト用のペーパーバッグたち

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6ネイションズ、対イングランド戦に向けて!

今月始めからラグビーのシックス・ネイションズ(Six Nations Championship=六カ国対抗)が始まっています。

シックス・ネイションズとは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド(北アイルランドも含む)、フランス、イタリアの北半球6カ国の代表チームが総当たりで競い合う、世界的に知られるラグビーのチャンピオンシップ。毎年2~3月頃の数週間にわたって開催されます。
あさって24日(土)は、いよいよアイルランド対イングランド戦。しかもダブリンで試合が行われるとあって、試合当日に向けて日に日に盛り上がりを見せています!

IFSCに設置された野外スクリーンでは、昨日辺りからすでにイベントが始まっているようです。

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緑(アイルランド)と白(イングランド)が操り人形状態(兼命綱)で試合を…!!

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目玉オヤジ(!?)の応援団も登場~!

今年のアイルランドでのシックス・ネイションズは、歴史の一コマに大きな足跡を残すことになったと言われています。
というのも、ラグビー用のラウンズタウン・ロード(Lansdowne Road)球場が現在改装工事中のため、本来はゲーリック・スポーツ(アイルランドの国技であるゲーリック・フットボールとハーリング)専用球場であるクローク・パーク(Croke Park)が試合会場となっているからです。

クローク・パークは、コンサート会場として開放されることはあっても、2005年まではラグビー、サッカーの使用を決して認めなかった筋金入りのゲーリック・スポーツの殿堂。
特にかつての支配国・英国発祥のスポーツであるラグビーには、長い間、心情的に強い拒否反応がありました。それもそのはず、英国からの独立戦争中の1920年に、ゲーリック・フットボールの試合が行われている最中のクローク・パークに英国軍が発砲し、30人の死者を出すという事件があったのです。
この出来事はのちに「血の日曜日事件(Bloody Sunday)」と呼ばれ、英国とアイルランドの歴史的な確執を象徴する事件のひとつとして語り継がれています。
(映画『麦の穂を揺らす風』をご覧になられた方は、冒頭部分のハーリングのシーン、それに続くアイルランド人青年がブラック・アンド・タンズに殴り殺されるシーンを思い出されることと思います。ちょうどあの時代の話)

スポーツに国境はないと言われますが、それは平和な時代の話。
アイルランドではスポーツでさえも自由に行えない、さらには独立以降も血塗られた歴史を象徴する出来事として記憶される時代が長く続いていたのです。

あれから90年近い年月が経ち、クローク・パーク初のラグビーの試合が行われたのが今年の2月11日(日)、シックス・ネイションズのアイルランド対フランス戦でした。
残念ながら試合には負けてしまったアイルランドですが、かつての支配国のスポーツが大観衆に見守られて平和的に行われたという点で、大変意義深い試合でした。

あさってはいよいよ宿命のアイルランド対イギリス戦。
90年前には血を流したその場所で、敵対していた2つのナショナリティーがついに平和的に同じスポーツを観戦できる日がやってきたのです。
アイルランドの歴史に残るビッグ・ゲームになることでしょう!

シックス・ネイションズ
アイルランド対イングランド 2月24日(土)17:30~(アイルランド時間)
日本ではJ-Sportsで生中継されます!…2月25日(日)深夜2:25~(日本時間)


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お菓子の国みたいなケーキ・カフェ

一口食べたらお菓子の国の魔法にかかってしまいそうな可愛~いカップケーキ

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昨年オープンしたばかりのThe Cake Caféは、全7席だけの小さなカフェ
今日は午後のひとときを、お友達と一緒にここで過ごしました。

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にぎやかな大通りの裏側にあるエコ・アパートの中庭に面したこのカフェは、知る人ぞ知る都会のオアシスのような場所。
アイルランド産の良質の素材にこだわった手作りケーキをはじめ、レモネードやジュース、ブレックファースト、サンドイッチやスープなどの軽食もいただけます。

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しぼりたてオレンジ・ジュースとアイルランド産チーズやハムの盛り合わせ。手作りのブラウン・ブレッドがついてきます~

ランチ・メニューが€6.00前後。ドリンクも合わせて€10.00でおつりがくるなんて、物価高の昨今のダブリンではとってもリーズナブルです。

デザートのケーキはバナナ・ブレッドやオレンジ・ケーキにも心引かれたのですが、今日はSex and the Cityのキャリーの気分で、ピンクの愛らしいカップケーキをチョイス!

アートっぽい雰囲気の静かなカップルや、近くのクレッシュ(託児所)帰りの赤ちゃん連れのおしゃれなお母さんがお茶したりしていたり…。メルヘンな雰囲気は、Sex and the Cityというより、ジュリエット・ビノシュの『ショコラ』のイメージかな~?

The Cake Café
The Daintree Building, Pleasants Place, Dublin2.
Tel: 01-4789394
Open: Mon-Fri 8:00-17:00 / Sat 10:00-18:00
★Camden St.のDaintree Paperというオレンジ色のお店が目印。その店を通り抜けた奥のコートヤードにあります!



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スミマセン、日本人デスカ

ダブリンの街を歩いていると、ごくまれに、

「スミマセン、日本人デスカ」

と話しかけられることがあります。

アイルランドではマイノリティー言語である日本語。
話せる人はそういないのですから、日本語を習っている・習ったことのある人は、ネイティブ・スピーカーを見かけたら話しかけてみたいと思うのでしょう。

今日、お友達のMちゃんが街を歩いていたら、

「スミマセン、日本人デスカ」

と話しかけられたそうです。
かつて日本のNOVAで講師をしていたというスーツ姿の中年男性で、日本人を見かけたので、久しぶりに日本語を話したくなったのだとか。

なかなか流暢な日本語を話す彼、Mちゃんが、

「で、今はこちらで何をしてらっしゃるんですか」

と質問したところ、

「弁護士サンデス」

と真面目に返されて、ぶっ飛んだそうです。(笑)

この話に大いにウケた私ですが、私自身もおかしな英語を発してはアイルランド人にさ~っと引かれることが多々あるので、人のことばかり笑えません…!

アイルランド人は、少々たどたどしい外国人の英語でも、辛抱強く聞いてくれる人が多く感心します。私も見習って、

「スミマセン、日本人デスカ」

の声を聞いたら、怪しがらずにきちんとした受け答えをしてあげようと思いました。


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パブのサンデー・ランチ

お友達とダブリンの南郊外へドライブに出かけ、途中のパブでサンデー・ランチをしました。

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ロースト・ビーフと温野菜!(野菜はマッシュポテト、ロースト・ポテト、にんじん、キャベツ)

お肉も多いけれど、野菜もたっぷり。ローストと温野菜は、伝統的なアイルランドのご馳走の定番です。

日曜昼間のパブは、サンデー・ランチにやって来る家族連れでとってもにぎやか。
親子3世代でわいわいやっている大家族、赤ちゃん連れの若いカップル、ひとつのお皿を分け合っている中年の仲睦まじいご夫妻などなど。

こういう中にいると、自分がアイリッシュではないことを忘れてしまって、大皿をすっかり平らげてしまうのです…!

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Baker's Corner, Dean's Grange

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2月の夕暮れ

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西の空がきれいに赤く染まった今日のダブリン。
これは夕方6時頃。ふと気がつけば、もうこんなに日が長くなったんですね~。

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トリニティー・カレッジ総長公邸を見学

オフ・シーズンになると、ガイド協会(AATGI)のメンバーを対象としたさまざまな見学ツアー、レクチャーなどが行われます。
今日は、トリニティー・カレッジのプロボウスト・ハウス(Provost Houseの見学。この建物は一般公開しておらず、年に一度だけツアー・ガイドを30名限定で招待してくれるのです。

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プロボウスト(provost)とは大学総長のこと。
ここは1760年代に、当時の総長フランシス・アンドリューの時代に建てられた大学総長公邸。現在も大学のプライベートなセレモニー、レセプションに使用されています。

18世紀のダブリンは、ロンドンに次ぐ第2の都市として大変な繁栄を見せていました。
その時代はジョージアン時代(「ジョージ」という名の英国王が4代続いたため)と呼ばれ、ダブリンには当時の建築物が多く残っています。

このプロボウスト・ハウスも、華やかなりしジョージアン・ダブリンの遺産のひとつ。
ジョージアン建築の特徴である、天井の見事な漆喰装飾、螺旋階段、シックなパステル・カラーなどが素晴らしい状態でよく残されていました。

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階段を上っていくにつれ、見えてくる天窓。まるで空へと上っていくような感じ

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リボン状の可愛らしい漆喰装飾

見学の後は、オールド・ライブラリーでミニ・レセプション。
「ケルズの書」の展示で有名なこの図書館は、私たちガイドにはお馴染みの場所。夏のシーズン中、毎日のようにお客様をお連れする場所のひとつです。
20万冊の古書と、過去の偉人たちの胸像に囲まれていただくワインは格別のお味…!
年に一度の、ガイドだけのお楽しみでした~。

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プロボウスト・ハウス外観(こちらのHPより)

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聖バレンタインの教会のカフェ&ショップ

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昨日のランチの後、マキさんと一緒に教会のカフェへ行きました。

以前のブログでもご紹介した、聖バレンタインの聖血がまつられているホワイトフライア・ストリート教会(Whitefriar Street Church)のカフェ。

セルフ・サービス式のカフェにあるのは、アップル・タルトやフルーツケーキ、チョコッチップ・クッキーなど、昔ながらの飾らないお菓子たち。
ランチでお腹いっぱいだった私たちは、紅茶だけいただいてのんびりすることに。
買い物帰りの主婦、お祈り帰りのおじいさんなどが一息ついてお茶している光景は、以前のおしゃれなカフェが存在しなかった時代のダブリンみたい
なんだかとっても落ち着きます。

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この教会にはショップもあって、置いてあるものがなかなか渋いのです。
各種聖人のメダイやブロマイド(?)、エンジェルのピン・バッチ、セント・ブリジット・クロス、キャンドル、ロザリオ、カード、聖人付きアクセサリーなどなど…。
ホーリー・グッズ、スピリチュアル・グッズ好きには楽しいショップです。

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聖バレンタインのブロマイド(?)、ご利益あるかな?

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誕生月のエンジェル・ピンを買いました~

街のショップより値段も安いので、穴場かもしれません!

バレンタイン・デーも近いので、聖バレンタインにお祈りもしてきました。
明日14日には、バレンタイン・デーの特別ミサが行われ、聖バレンタインの聖遺物(聖血)が祭壇にお目見えします.
普段は静かなカフェも、明日は賑やかになることでしょう。

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Whitefriar Street Church
Aungier Street, Dublin2.

(Great George St. Southをシティーセンターと反対方面に歩くとAungier Streetと名を変える。間もなく右側)

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ルグエルトンでmeatyなランチ

お気に入りのフレンチ・レストラン、ルグエルトン(L'Gueuleton)で久しぶりにランチ。(過去ブログでも紹介→看板のないレストラン
フランスの田舎のビストロ風のお料理がいただける、カジュアルだけどクオリティーの高いレストランです。

ここのメニューは日替わりなのですが、今日のメニューにはなんだか魚料理が2品もあって、肉好きの私にはちょっと物足りない…。
思わず、
「メニューの中で、most meatyな(いちばん肉々しい)お料理を…」
と注文して出てきたのが、こちらのトゥールーズ風ソーセージでした。

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そう言えば、かつて添乗員をしていた頃、フランス南西部のトゥールーズという町へよく行っていました。
ジャコバン派の教会の「棕櫚の木」と呼ばれる交差ボールトが素晴らしかったこと、キャピトル広場である時お客様が迷子になったこと…と一つ一つ記憶をたどっていくと、こんなふうなソーセージの煮込み料理を食べたことがあるような。

そんなことを思いながら、大きなソーセージをガブリ、ペロリ。とってもmeatyなランチに大満足。

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デザートのラム・ババ

今日のランチは、日本とアイルランドを行き来しながら精力的にお仕事をしておられるマキさんとご一緒させていただきました。
なんとマキさんは、お料理の写真を撮るときには「キミ、おいしそうだね~」と声をかけて撮るそうです!
お料理も愛情を注ぐと、よりおいしい顔をしてくれるんですね~。

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どおりでマキさんのブログの写真はとびきりおいしそうだったのね~

L'Gueuleton
1 Face St, Dublin2(Hogans Barとなり)/Tel:01 675 3708
ランチ12:30-15:00、ディナー18:00-22:00、日休
(予約受け付けず)


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旅チャンネルのアイルランド・次回放送日お知らせ

次回の再放送日は…2月13日(火)です!

ヨーロッパ特選シリーズ~世界で一番住みやすい国 アイルランド編
旅チャンネル(Sky Perfect TV! ch.277)
2月13日(火)11:00~

(詳しい内容は過去ブログをどうぞ)

以前に現地取材のコーディネートをさせていただいた旅番組
2005年4月の初回放送以来、月に一度くらいの頻度で繰り返し放送されていますので、ぜひご覧になってみてください!
ケーブルTVを見られる環境が必要です)

★放送日は、旅チャンネルの番組表の「番組検索」から検索することが出来ます。(タイトル「やゆよ」「ヨーロッパ特選シリーズ」→決定)

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ニクの日のロースト・ビーフ!

今年も2月9日、ニク(肉)の日がやってきました!
昨年はレストランへステーキを食べに行ったのですが、今年はMさんが自宅でローストビーフを焼いてくれることになり、お手伝いに馳せ参じました。

こちらが調理前の生アイリッシュ・ビーフ
Mさんが信頼出来るブッチャーで調達してくださったステープルロイン、2キロです!

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あまりに巨大なので半分にして、レアとミディアムの2種類の焼き加減を作ることに。

塩・こしょう・ガーリック・ハーブ(ローズマリーとバジル)で味付けして、フライパンで外側をこんがり焼きます。
肉汁を逃がさないようにアルミホイルでラップして、160度のオーブンで約15分。(ミディアムはもうちょっと時間をかけます)

外はこんがり、中はジューシーな、夢のようにおいしいローストビーフが出来上がりました!

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グレービーソースをかけていただきま~す!付け合せはマッシュポテトニンジン、前日にドーキーのマーケットで買った巨大マッシュルームのバターソテー

ロースト料理は、アイリッシュのおもてなし料理の定番。(過去ブログ:シュネードのサンデー・ディナー
サンデー・ディナー(ランチ)の定番なので、外食でいただく場合は、日曜日の昼時にローカルのパブなどに登場します。
アイリッシュはウェルダン好み。中までじっくり火が通ったビーフにホースラデッシュ(洋がらし)をたっぷりつけていただきます。
それはそれでおいしいけれど、やっぱりレア好みの私は、Mさんレシピの中がピンクのローストビーフに舌がとろけそうでした~。

おいしいおニクと愉快なおしゃべりで、とっても楽しいニクの日となりました。
Mさん、どうもありがとう!

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市販のスポンジに生クリームとイチゴをのせた簡単イチゴ・ケーキ。即席だけど、フレッシュでおいしい~

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ドーキーのファーマーズ・マーケット

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ダブリン南郊外のドーキー(Dalkey)で毎週金曜日に開かれているファーマーズ・マーケットへ、フラットメイトのMちゃんを誘ってお買い物に行ってきました。

このマーケット、会場はこちら、なんと15世紀に建てられた城塞の中

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ドーキーのタワーハウス

普段は閉まっている1階奥の大きなホールが、マーケット会場に。買い物カゴをさげた地元の主婦らしき人々で、にぎわっていました。

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オーガニックの野菜、果物、肉、魚、花、手作りのお菓子、パンなど、おいしそうな食材がいっぱい。

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新鮮でおいしそうな野菜たち(Mちゃん撮影)

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無漂白小麦粉を使ったカントリー風パン

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各種キノコはフランス産のもののあるそうです

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オーガニック・ソーセージの試食。おいしかったので買おうとしたら、すでに売り切れでした…残念

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色とりどりのプリムローズは一鉢€1.99也。赤い花のを買いました

小規模ながらいい食材があり、ローカルな雰囲気が楽しくもあるマーケット
焼きたてパンに新鮮な野菜いろいろ、お肉はオーガニックのラム・チョップを買ってきて、グリルして今日のディナーにいただきました~。

ドーキーは、可愛いショップやカフェも多い、こじゃれたビレッジ。マーケットで買い物がてら、ぶらぶらするのも楽しい町です。

行き方:シティーセンターよりDARTで約25分。Dalkey駅下車、徒歩10分。

ダブリンのその他のマーケット情報・過去ブログ
・水曜日 IFSC
・土曜日 テンプル・バー ピアース・ストリート
・日曜日 ホウス

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アイルランド語のクラブ・Sult

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アイルランド語の先生が、Club Sult(クラブ・サルト)のイベントに招待して下さったので出かけてみることに。

Sultとは「楽しみ」「満足」といった意味のアイルランド語。
Club Sultはダブリン初のアイリッシュ・スピーキングの(ナイト)クラブで、ダブリン市内のThe Bull and Castle(クライスト・チャーチ大聖堂の斜め前にあるパブ)にて、月に2度ほど開かれています。

ライブハウス+パブといった雰囲気で、ギネス片手に大盛り上がり。
昨晩のセッションは、若者4人組が演奏する賑やかなトラディッショナル・ミュージックに続いて、Liam Ó Maonlaíというカーリーヘア+ヒゲもじゃのミュージシャンが登場。
バウロンやティンウィッスルを巧みに演奏し会場をわかせた後、太く張りのある声でシャンノース(「古い歌」の意。アカペラで歌われるアイルランド語の歌)を聞かせてくれました。

面白かったのは、その後に登場したThe North Strand Klezmer Bandというジュイッシュ・ミュージック・バンドの6人組。

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ルパン・ファミリー風のバンドマンたち

この頃には会場は身動きが取れないくらいの人・人・人で、アイルランド語と英語が飛び交い、大変な盛り上がりでした。

かつてのアイルランドでは、若者たちの目はアメリカやイギリスといった外の文化に向きがちでした。国が貧しく、若者が活躍出来る場が少なかったからです。
ところが、90年代後半から国内の景気が良くなると、若い人たちの目も内向きに。その結果、自国の伝統文化に注目するようになり、今やアイルランド語、アイルランド文化というのは、国内でもちょっとしたブームなのです。

昨夜のClub Sultも、ダブリンの若者たちでいっぱい。
アイルランド語やトラディッショナル・ミュージックというと、なんだか古くさ~いイメージを持たれがちですが、近頃のアイルランドでは「おしゃれ」なことになりつつあるのです!

※次回のClub Sultは2月22日(木)です。詳しくはこちら

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お気に入りのジャム・タルト

スーパーやコンビニに売られているB級スウィーツの数々
中には「え~っ!」と驚くお味のものもある中、おいしいお菓子に当たるととっても嬉しい~♪

これまでに大当たりしたもの…マグナム・ホワイト(アイス)、テスコのミルクパン、ヤコブズのチョコロールなどなど。
そして、最近フラットメイトのMちゃんが発掘し、私も一緒にはまってしまったお菓子がこちら、Farm Bakeのジャム・タルト。(Naas, Co.Kildareで作っているようです)

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直径5センチくらいのミニタルト。
ブラックカラント&アップル、ミックスフルーツ、レモンカードの3種類が各2個ずつ入って6個入り。(うちの近所のスーパーでは€1,99。安い!)

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こんなパッケージに入っています

まわりのパイ生地がしっとり重めで、手作り感満点の素朴なジャム・タルト
アイルランドらしい素朴なお菓子で気に入っています!

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アイルランド英語の辞書

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A Dictionary of Hiberno-English

これは今から7年ほど前、私がアイルランドに住むようになったばかりの頃に購入した辞書。
Hiberno-English(ハイベルノ・イングリッシュ)とは、アイルランドで日常的に話されているアイルランド語もミックスした英語のことです。
(「アイルランド」のラテン語名「Hibernia(ハイベルニア)」に由来)

What's the craic?
How're you doing? - I'm grand!


アイルランドに来たばかりの頃は、教科書では習わなかったこんな挨拶にずい分まごついたものです。
新聞やテレビのニュースにも聞いたことのない単語がたくさん出てきて、英和事典を引いても載っていなかったり、辻褄が合わなかったり…。
もしやこれは、アイルランド独特の表現ではなかろうか、と思い始めた頃、ダブリン市内の本屋さんでめぐり合ったのがこの辞書でした。

上記英文の下線部の単語をこの辞書で引いてみると、こんな解説が載っています。(抜粋して拙訳)

・craic…名詞。ものすごく楽しいこと。
・grand…形容詞。元気な。素晴らしい。


つまり上記の英文は、

What's the craic? → What's new?  (「最近どう?」 とか 「面白いことある?」)
How're you doing? - I'm grand! → I'm fine. (「気分はどう?」 「上々!」)


…といったくらい意味の、アイルランドでは一般的な「ハイベルノ英語」なのです。

今となってみれば別にどうということもない挨拶ですが、当時はこんな表現が自分の口をついて出ると、なんだかアイルランド英語の通になったかのような気分で嬉しくなったりしたものでした。(笑)

昨年、アニメーション映画製作のためのアイルランド・ロケをご案内させていただいたご縁で、映画のセリフの一部を英訳するお仕事をいただき取り組んでいます。
アメリカやイギリスの英語ではなく、アイルランドで話されている英語に訳して欲しい、というご依頼。
「ハイベルノ英語」を意識して訳語を作り、今日は友人のアイリッシュにそれを読んでもらい、アクセントやイントネーションの特徴をレコーディングしました。

近ごろはこの辞書を開くこともめったになくなっていたのですが、「ハイベルノ英語」を意識したことで久しぶりに思い出し、手にとってみました。
昔つけた印や折り線を見て、アイルランドに住み始めた頃のことを懐かしく思い出したりして…
月日が経つのは早いものですね~。

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アイルランド語のイブニング・クラス

今日から、私のアイルランド語のイブニング・クラスが始まりました。
以前から挑戦してみたかったアイルランド語。週に1回2時間×12週、初めてアイルランド語を習う人のためのビギナー・クラスを受講します。

Gaelchultúr
Filmbase Building, Curved Street, Temple Bar, Dublin 2.
Tel: (01) 6753658

(アイルランド語を含むアイルランド文化・音楽・ダンスなどをプロモートしている会社。語学クラスは6段階あり、ランチタイムのクラスもあり)

アイルランドは2つの公用語を持つ国で、第一公用語が母国語であるアイルランド語(ゲール語)、第二公用語が英語

とは言っても、アイリッシュが皆バイリンガルなわけではありません。
長いイギリス支配の歴史で母国語は失われ、その結果、現在アイルランド語を日常的に話しているネイティブ・スピーカーは、全人口のたったの2パーセント
それも、イギリス支配の届きにくかったアイルランドの西海岸、入り江の奥の集落、離島などに限られており、ダブリン辺りではさっぱり通じないのが実情です。

そんなわけで、クラスの半数以上がアイルランド人
「義務教育でやったものの、さっぱり身につかなかったので…」とか「ゲールタクト(アイルランド語を日常的に話している地域)に旅行に行き、同じアイリッシュとして話せないことを残念に思ったので…」など、大人になって母国語に目覚めたというのが受講の主な理由のようです。
その他の半数は、ロンドン育ちでアイルランド語教育を受ける機会を逃がしたアイルランド人、アイルランドで育ったが外国人という理由でアイルランド語を習わなかったオーストラリア人、せっかくアイルランドに住んでいるので習ってみたいというロシア人、イタリア人、そして日本人の私。

初回のクラスでは「こんにちは」「お元気ですか」の類の挨拶、自己紹介、数の数え方など、ごく初歩的な会話を習ったのですが、とにかく発音が難しいのです。
耳で聞いただけでは口マネの出来ない私は、先生の口の動きを見るのですが、そうするとノートが取れなくなる。
「私の名前は…です」なんていう簡単な一文なのに、今まで学んだどの言語とも似ているようで似ていないのです。

これまでも仕事柄、アイルランド語の言語としての特徴や、地名に出てくる単語などの知識はあったものの、実際のフレーズは限られたものしか話せなかった私。
呪文のようなアイルランド語の響きはなんとも魅惑的で、これをマスター出来たら魔法使いか何かになれそう~(←妄想)!

来たる夏のシーズンには、挨拶や簡単な会話くらいはお客様にも伝授できるようになっていることを期待しつつ…ひとまず今夜は、皆さん、

イーハワイ(Oiche mhaith=おやすみなさい)

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赤ちゃんがやって来た!

…と言っても私のお腹から来たわけではなく、お友達の赤ちゃん。(笑)

お友達がご夫婦でお出かけの間、生後6ヶ月の赤ちゃんを預かりました。
パパはアイリッシュ、ママは日本人の女の子・Rちゃんです。

前回Rちゃんを預かった時は、まだ生後3ヶ月。
ごろ~んと寝たままで、表情もまだあまりなく、だっこしていても危なっかしかったのが、今ではコロコロとよく笑い、時々「あ~」とか「きぃ~」とか可愛い声でおしゃべり(?)したり…子供の成長は早いと言うけど、特に赤ちゃんはすさまじい勢いで人間らしくなっていくみたい。
ソファーにも上手に座れるようになり、つかまり立ちまであともう一歩です!

最初のうちは、ぬいぐるみで遊んだり(ぬいぐるみ本体より付いている紙に興味があったみたいだけど)、歌を歌ったり(というより、歌ってる私を不思議そうに見てた)、つかまり立ちの練習をして拍手喝采を受けたり…と、超ゴキゲンだったRちゃん

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Rちゃんに気に入られたヒツジのぬいぐるみ。逆さにすると「バ~」と鳴き声をあげる優れモノ

1時間ほど経った頃でしょうか、次第に辺りをキョロキョロと見回すようになり、どうやらパパとママが近くにいないことに気づいてしまった様子
「ここはどこ?パパとママはどこ~?」と不安そうな表情になり、何をしても落ち着かず、かなり頑張っていたものの、とうとう泣き出した~。

こうなったら、部屋を暗くして寝かせるしかない。(私が子供の頃、親戚の子を預かった母がよくこうしていた)
即興の子守歌を静かに歌って、ゆらゆらしながらだっこすること約20分、私にヒシとつかまった状態で、スースーと可愛い寝息を立て始めました。あ~、良かった。

抱いてる腕からおろそうとすると泣き出すので、抱っこしたまま私も一緒にお昼寝してしまった…。

約3時間後、迎えに来たママを見て大喜びするかと思いきや、「ほんとにママだよね…」といぶかしげなRちゃん。
ところが、ママに抱っこされてミルクの匂いを確かめたとたん、小さな顔全体にニタ~と笑顔が広がっていきました
赤ちゃんって、直感的。その優れた「直感」で、自分にとって安全で心地いい環境を嗅ぎわけているみたいです。

私は子供と一緒にいるのが好きで、小さい時から近所や親戚の赤ちゃんをよく「借りて」いました(笑)。
今も日本に帰ると、親戚の小学生の女の子とつるんでいるくらいなのですが、保母さんでもないのに、こんな小さい赤ちゃんを預からせてもらえてとっても幸せ~

ただ、いくら私が子供好きでも、お互いに相性が合う・合わない、ということはあるようです。
一緒に遊んでいてもお互いにしっくりいかない場合もあり、おそらくそれも相性の問題。たとえ生後数ヶ月の赤ちゃんでも、一緒にいると「この人とはやっていけそう」とか「この人と一緒にいるのはちょっと…」なんて雰囲気がかもし出されるので不思議に思います。

「ナオコさんにありがとう、言いなさい」
とママにうながされて、笑顔で、
「あ~」
と言って帰っていったRちゃん。
この歳でこんなことが言えるこの子は天才だろうか…と親でもないのに感動してしまった私は、一体、「何バカ」なんでしょうか。

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去年の夏からプレゼント

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昨年の夏のツアーをご一緒した某社の添乗員Chiakiさんが、ツアー中に撮影したベストショットの数々をお送りくださいました。
このお馬ちゃん、今も元気にしているかしら・・・?

まるで絵葉書にしたいような素敵な写真がいっぱい。楽しいツアーだったな~。
Chiakiさん、ありがとうございました。
この夏もご一緒にお仕事が出来ますように!

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高さ90メートルの断崖絶壁を見下ろすChiaki添乗員(アラン諸島・ドゥーンエンガスにて)

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AVOCA Rathcooleで過ごす午後

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すがすがしい青空が広がった今日のダブリン。
お友達のMさんと一緒に、昨年10月にオープンしたAVOCAのRathcoole店へランチ&ショッピングに出かけました。

ダブリン市街地より7号線を西へ、County Kildareとの県境に程近いところに突如として現れる巨大店舗。(Red Cow Roundaboutより7キロ)
1階がショップ、2階は広大なカフェ・エリアとなっており、他のAVOCAの店舗に比べて、とにかくスペーシャス。
赤ちゃん連れの主婦から、近隣で働くビジネスマンまで客層が幅広く、シティーセンターのショップに比べて、なんだかのんび~りした感じです。

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吹き抜けの可愛いオブジェは、空飛ぶカップ&ソーサー…?

2つに分かれたカフェ・エリアは、ひとつはセルフ・サービス、もうひとつはテーブル・サービス。
セルフ・サービスのAVOCAのメニューは他の店舗でお馴染みなので、今日はテーブル・サービスの「The Egg Cafe」で、ゆっくりとランチをいただくことにしました。

陽がさんさんと降りそそぐテラスで、肉好きの私たちがペロリと平らげたお料理はこちら。(メイン・ディッシュのお値段€12~15位)

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鴨肉のシェパーズ・パイ

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外はカリカリ、中はジューシーなポーク・ベリー

食後は、とにかく何もかもが可愛くて、いくら見ても見飽きのないショップ内をぶらぶら。

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最後まで買うか迷ったアヒルのジョーロ…

カフェとショップを行ったり来たりして、お茶したり、小物を買ったり…気がついたら外は真っ暗。
なんだか有閑マダムになったかような気分で、優雅な午後を過ごしてしまいました~。

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おいしかったカフェオレとケーキ

※AVOCA関連過去ブログ…AVOCAの新作・かごバッグAVOCAのピクニック・バスケット甘いものが欲しくなる理由


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マーシュ・ライブラリー見学

ダブリンの図書館と言えば『ケルズの書』のあるトリニティー・カレッジのオールド・ライブラリーが有名ですが、同じく約300年の歴史を誇るマーシュ・ライブラリー(Marsh Libraryも小規模ながら一見の価値があります。

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マーシュ・ライブラリー入り口

格言う私もいつも前を通り過ぎるだけで、中をのぞいたのは昨日が始めて。
ガイド仲間のSineadと一緒に見学に出かけ、大変感激して帰ってきました。

1701年、時の大主教ナルキッソス・マーシュ(Narcissus Marsh, 1638-1713)により、アイルランド初の公共図書館として開館したマーシェ・ライブラリー。
有名な聖パトリック大聖堂のお隣りに位置し、当時は主教館とも棟続きだったそうです。(現Kevin Streetの交番がある場所に、当時は主教館がありました)

入り口の呼び鈴を鳴らすと、陽気な図書館員のおじさんが「Welcome!」と飛び出してきてくれました。
トリニティーに比べるとずっと小規模だけれども、ヒューマン・スケールでよりリアルな印象の書棚が、扉の向こうにずらり!まるでハリーポッターの世界そのもの。

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HPより(内部は撮影禁止)

蔵書は約25000冊。15~19世紀の書物が主で、アイルランド一古い1432年の書もこの図書館に納められています。(安全上の理由から、その位置は教えてもらえませんでした)

陽気なおじさんとひとしきりおしゃべりした後、現館長のマリエルさんと職員の方がいらっしゃる閲覧室兼、事務室へ。
1916年のイースター蜂起の際、飛んできた流れ弾によって損傷を受けた書棚を見せていただきました。裏にあったビスケット工場の方から飛んできた弾が書棚をぶち抜いたそうで、弾の跡が今も残っています。

図書館と言えばプライベートなものが主流だった時代にあり、公共図書館としてオープンしたマーシュ・ライブラリーは、本の盗難対策に万全を期していました。
以下の2つのことが行われていたのですが、当時としては大変画期的な試みとして評価されていたそうです。

・特に貴重な図書は「ケージ(檻)」と呼ばれる書棚に入れた。
・多くの図書に鎖をつけて、持ち出せないようにした。


300年前の美しい装飾が施された「ケージ」はこの図書館いちばんの見所のひとつであり、本に取り付けられた金具も一部残されていました。

お隣りの聖パトリック大聖堂の司祭長を務めていたジョナサン・スウィフト(『ガリバー旅行記』の作者)は、この図書館の理事でもありました。
その関係で、スウィフトの遺品(デスマスクのレプリカ、著作など)も少々、展示されています。
興味深かったのは、恋人ステラの頭蓋骨の型。スウィフト自身のものは聖パトリック大聖堂内部に展示されています。
19世紀には、頭蓋骨のサイズが頭脳の良し悪しと関係すると考えられていたので、過去の偉人の墓を掘って頭蓋骨を取り出し、その型を取って研究することが盛んに行われていたそうです。

トリニティー・カレッジ同様、ここでもテーマに沿った本の特別展が常時行われており、現テーマは「New World(新世界)」。
5月頃からは「中国」をテーマにした図書の展示に切り替わるそうです。

ちなみにここの図書は、現在も基本的に閲覧可能
私たちが訪れた時も、旅行者らしい若い男性が閲覧室で白手袋をはめて、手書きの美しい楽譜本を閲覧中でした。

ダブリンの「隠れた名所」という名にふさわしいマーシュ・ライブラリー。
とても有意義な午後を過ごし大満足の私たちでしたが、それにしても、設立した大主教の名がオモシロすぎる…!
「ナルキッソス(Narcissus=スイセン) ・マーシュ(Marsh=沼地)」なんてジョークとしか思えないような名ですが、れっきとした本名なんだそうです。

マーシュ・ライブラリーMarsh Library
平日 10:00~13:00、14:00~17:00/土曜日 10:30~13:00
(火・日曜日は休館)
入場料 大人€2.50、学生・シニア€1.25、子供は無料



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