ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

ケルト式海草風呂のススメ

スライゴ&ドネゴール旅行の続きです。

「癒しの国」とも言われるアイルランドで、実践的な癒し法を試して見たい方、ぜひスライゴまで足を伸ばしてみましょう。海から採りたてのフレッシュな海草(コンブと思われる)が、海水を利用したお湯にユラユラとつかっている海草風呂があるんです!
その名も、ケルティック・シーウィード・バス

seaweed bath


海草&お風呂という日本人にも馴染みのコンビネーションが、アイルランドの片田舎にあるなんて、なんとも不思議~。

私はこの海草風呂の大ファンで、機会あるごとに利用させてもらっています。
全室個室で、スチーム・ルーム付き。使っているうちに、海草からぬるぬるしたエキスが出てきます。ミネラルたっぷりの海草&海水の作用で、入浴後のお肌はすべすべ~

スリーブ・リーグで雨に打たれあとだったので、身体の芯まであったまって極楽気分。この日は、ほんとによく眠れました。

アイルランドは海に囲まれた島国ですから、海草は捨吐いて捨てるほどあるわけですが、その割りには利用法が未発達。土の少ない地域で畑にまいたり、肥料にするくらいしかなかったのが、近年のエステ・ブームで、やっとさまざまな利用法が試されるようになってきました。
シーウィード・バスは、この地方では19世紀から伝わる伝統的な健康法のようですが、60年代にハリケーンで建物が損傷したのを機に廃れてしまい、近年新しく復活しました。

面白かったのは、アイルランド人Dさんの反応。お風呂や海草に慣れている日本人と違って、巨大なコンブがわんさと入っているお風呂につかるなんてDさんにとっては一大事。
「海草からいきなりカニが出てくるなんてことはないですよね~」と不安そうに尋ねるDさん。「海草は、海から採った後に熱湯消毒しているから、カニが出たとしても死んでますよ」と軽く切り返され、一同大笑い。そんなDさんも、入浴後はすっかり海草風呂のとりこになり、「ダブリンにあったら毎日行けるのに~」…!!

場所は、スライゴ・タウンの西、空港のあるストランド・ヒル。

eaweed bath entrance


目の前は、ストランド・ヒル海岸。ここから毎朝、海草を採るそうです。

strand hill


50分で18ユーロ、お風呂の他、海草を使ったマッサージなどもあるので、次回は挑戦してみたいと思います。
HPからの予約も可能、詳しくはこちら。

Celtic Seaweed Baths http://www.celticseaweedbaths.com/

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ガイドお気に入りの崖の名所スリーブ・リーグ

今回のスライゴ&ドネゴール方面への小旅行について、いくつかアップしたいと思います。

ニューヨークから来てくれるLちゃんに、アイルランドの崖の名所をぜひ見て欲しくて案内したのが、カウンティー・ドネゴールにあるスリーヴ・リーグ
slieve league

崖の名所としては、カウンティー・クレアのモハーの断崖、アラン諸島のドゥーン・エンガスがよく知られており、そちらも迫力満点なのですが、私の個人的なお気に入りはスリーヴ・リーグ。初めて訪れた時、晴れながら雹が降り、海の深い青色の上に虹がかかったのを見て、言い知れぬ感激を覚えたのが印象深かったからかもしれません。
大型バスがアクセスできないロケーションということもあり、ガイド業をしている私にとっても秘境感が強い、とっておきの場所です!

行き方は…ドネゴール・タウンからキリベック・グレンコラムキル方面へ。アイルランド一の漁港キリベックを過ぎ、泥炭地や、羊が海岸線ぎりぎりまでいる景色(Lちゃんが、羊と海の取り合わせをとても珍しがってくれました)を眺めながら、Carrickという小さな村を目指します。村に入ったら、道路の左脇を注意、"Teelin"村へのサインポストが出ているので、それを左折、美しい入り江に沿ってしばらく走ると、Yジャンクションに突き当たります。そこを左に入るとTeelin村。小学校の脇を右に入ると、崖のビューポイントへ一直線です。

途中で、牛・ロバ・アヒル・ヤギが大集合している、まるで絵本に絵本に出てくるような納屋を発見。こちら、ロバと楽しそうにたわむれるFさん。
donkey


スリーヴ・リーグそのものの高さは600メートル、ヨーロッパでいちばん高い海へ落ちる断崖です。車で行けるのは300メートル地点のビューポイントですが、そこで十分に迫力満点です!(ちなみに、モハーの断崖200メートル、ドゥーン・エンガス90メートル)
激しい雨が降ったりやんだりしていましたが、視界は以外にもクリアー。この時期の西海岸では、お天気はボーナス。はじめからぬけるような青空なんて期待してませんから、ワイルドな天候と迫力満点の眺望、さらに神秘的な崖と海の色に、これぞアイルランドの大自然!とみな大感激でした。

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ホリデー・ホームでのんびりと

ニューヨークから遊びに来てくれていたLちゃんと一緒に、レンタカーを借りて、アイルランド北西部スライゴ&ドネゴール方面へ小旅行に行ってきました。先日のブログに登場してくれたDCUに留学中のFさんと、アイリッシュのDさんも一緒です。

スライゴ近郊の、海と山の見張らせるホリデー・ホーム(貸しコテージ)を借りて、2泊3日ゆっくりと楽しく過ごしました。

Harbour View
harbour view


仕事でホテルに宿泊する機会が多いせいもあって、自分の休暇の時は、キッチン付きのコテージでプライベートに過ごす方が落ち着けます。友達同士で、自由に食事を作って食べるのも楽しい~。
cottage dinner
dinner in cottage


近所の農家のお宅からターフ(泥炭)を一袋買ってきて、暖炉にくべるDさんとFさん。fire

昔なつかしいようなターフ独特のにおいは、コテージには充満せずに、開けた窓から煙突経由でほにかに漂ってきました。

翌朝目覚めてみると、コテージから見張らせるマラグモア半島に虹がかかって、なんとも幻想的。(アイルランドでは、虹のふもとに行くと妖精が金貨を隠していると言われています!)
rainbow


ホテルやレストランの値段が高くなってきたこともあり、ホリデー・ホームで過ごすホリデーの需要が高まっているアイルランド
通常は1週間単位で借りることが多いのですが、オフ・シーズンということもあり、私たちはラッキーにも2泊3日で125ユーロ(+光熱費)というリーズナブルな値段で借りることが出来ました。
家族や仲間内でプライベートに過ごしたい時には、ホテルよりもずっと安上がりでのんびり出来ますよね~。

オーナーのアトラクタさんがすぐお隣りに住んでいるので、何か困った時にも便利。到着と出発の時だけ出てきて歓迎してくれ、あとは、こちらがヘルプを求めない限りはほっといてくれるアイルランド風おもてなし。アイリッシュは、このバランスがとても上手です。おかげでとっても快適に過ごすことが出来ました。

このようなホリデー・ホームの情報は、"Ireland"と"self-carering"のキーワードで検索サイトに打ち込むと、無数に出てきます。エリアを打ち込んで、次のホリデーに行ってみたいな~と見ているだけでもわくわくしてきます…!

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木曜夕方のダブリンの過ごし方(ナショナル・ギャラリー)

大学時代からのお友達で、ニューヨーク在住のLちゃんが遊びに来てくれています。
昨日は、ダブリン市内を一緒に観光したり、お買い物したり、楽しく過ごしました。

木曜日のダブリンはレイト・ショッピングで、多くのお店が夜8時までオープンしていています。さらに、ナショナル・ギャラリー(国立美術館)も、木曜日のみ夜8時までオープン
日の短い冬場、多くの観光箇所が5時で閉まってしまった後の行き場に困ることが多い中で、ナショナル・ギャラリーは強い味方!

ダブリンのナショナル・ギャラリーは小さなギャラリーの割には美術的価値の高い作品を多くおいていることで知られています。
入場料無料なので、普段からふらっとお買い物途中に立ち寄っては、少しずつ作品を見るようにしています。

仲良しの美術館員さん・アンソニーは、私の絵画鑑賞の先生。ギャラリーを訪ねるたびに、少しずついろいろな絵について教えてくれます。
フェルメールジャック・B・イエーツなどについては以前に解説してもらったので、昨日は、フェルメールと同時期のオランダ画家メッツ、またピカソの作品について教えていただきました。
とってもわかりやすく、情熱たっぷりに楽しそうに解説してくださるので、こちらも自然に引き込まれてしまいます。

絵画鑑賞のあとは、クリスマス・イルミネーションのきれいなグラフトン通りをそぞろ歩き、楽しくディナーをして帰ってきました。
冬の夜長も、悪くないですね。

National Gallery of Ireland http://www.nationalgallery.ie/


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ダブリンの定食屋さん

物価の高いダブリンで、安くておいしく、しかもアイルランドらしい食事の出来るローカル・レストランを探すのは、今や至難の業。
そんな中で、私がお勧めするのは、ダブリンの定食屋さん的存在、トムズ・キッチンです。

toms signpost
Tom's Kitchen
(Baggot Street LowerとFitzwilliam Street Upperの角)


メニューは、ビーフ・ホット・ポット(アイリッシュ・シチューのビーフ・バージョン)、
irish stew


チリ・コン・ケーン(マメとお肉の辛いのがご飯の上にのっている)、
chilli con carne


その他、シェパーズ・パイソーセージとマッシュ・ポテトチキン・カレー(辛くない)、アイリッシュ・ブレックファースト(一日中ある!)など、アイリッシュに人気の一皿料理メニューが充実!
値段はどれも10ユーロ以下。テイク・アウェイも可能なので、なんとなく、日本のお弁当屋さんみたい~。

この辺りはオフィスや語学学校などが多く、昼時はビジネス・マンや学生で大賑わいです。
toms inside


営業時間は、朝8:30~夜9:30。ブレックファーストやディナーもOKですね。
アイルランドの家庭の味が楽しめる、貴重なお店のひとつです。


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アイルランドが「寒い」と思われてしまう理由

4泊5日のローマ旅行から、ダブリンに戻ってきました。
「住めば都」とはよく言ったもので、いくらローマが美しく、イタリア料理がおいしくても、ちゃんと帰りたくなるんですね~。

今回ローマに行って、気づいたことがひとつ。
イタリアは緯度から見て南にあるため、「暖かい」イメージがありますが、11月のローマは十分寒かったです。空は晴れていても、空気は冷たく、みんな手袋&マフラーをして街を歩いていました。

一方アイルランドは、緯度が高いために「寒い」イメージがありますが、実は暖流が流れているために、緯度の割には温暖。冬は曇りの日が多いけれど、寒さ加減はローマとあまり変わりません。

ヨーロッパの大陸の国へ行くといつも思うことは、外が寒くても、建物内はとても暖かいこと。アイルランドでは、室内をあまりガンガンを暖房しない(パブなどに入っても、みんなコートを着たまんま)ので、それに慣れている私には、熱すぎるくらいです。
アイルランドが「寒い」と言われてしまう理由は、もしかしたらここにもあるのかも…とも思いました。実際の気温はそれほど下がっていないのに、なんとなく、どこもかしこも「うすら寒い」感じ。
これが外から来る人々に、寒いイメージを持たせてしまっているのかもしれません。

熱がりの私には、とっても都合がいいんですけどね~。

rome
イタリアの青い空

ダブリン発ヨーロッパ旅行のススメ

明日から5日間ほど、ローマへ遊びに行ってきます。
アイルランドに住んでいる利点のひとつは、格安のフライトを使って、他のヨーロッパの国へ気軽に海外旅行出来ること!ほとんど国内旅行の感覚です。

明日はダブリン空港よりライアン・エアで行きますが、ローマ・チャンピーノ空港まで、往復約165ユーロ(+Tax)。
ライアン・エアはアイルランドの会社で、完全オンライン・ブッキング制、シートのリザーブなし、機内サービスなしの格安エアライン。ヨーロッパ内の移動には、安くて便利です。
長期の旅行をする場合、ダブリンにベースを置いて、週末ヨーロッパ旅行するなんてアイデアもありですね!

注意しなければならないのは、このような格安エアラインは、マイナーな空港に到着しがちなこと。下手すると、市街地からとてつもなく遠くの空港に着いてしまって、そこからのトランスポーテーションがフライト代よりずっと高い!なんてことにもなりかねません。
また、ダブリンから出発する場合、安いからって早朝のフライトをブックすると、空港へのバスがなくてタクシーを使うハメになり、結局、タクシー代の方が高くついた~なんてことにもなります…。

明日到着するローマ・チャンピーノ空港は、市街地へ15キロ、テルミニ駅への送迎バスがあるようなので安心。
久しぶりのイタリア、本場のイタリア料理を堪能してきま~す!

Ryan Air http://www.ryanair.com/site/EN/

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ウォンカ・チョコ発見

先日、北アイルランドへ行ったとき、なんと本物のウォンカ・チョコレートを発見

wonka chocolate


そう、日本でも9月に公開されたジョニー・デップ主演の映画『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカ・チョコレートです。
ウーパールーパーが踊るあのシーン、忘れられませんね~。

映画の中では板チョコ風でしたが、こちらはチョコレート・バー。
パッケージに、"5 GOLDEN TICKETS to be found"と書かれていますが、賞品はチョコレート工場へのご招待ではなくて、アメリカ旅行(笑)。いくつか買って友人知人に配りまくりましたが、誰も当たりませんでした。残念~。

アイルランドでは見たことがないので、UKのみで(もしくはコンチネンタル・ヨーロッパでも)販売されているのでしょうか。販売元は、Nestleです。

映画の内容については、こちらのサイトが詳しいようです。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4612



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冬でもサクラ咲く

アイルランドは、北緯51~55度に位置する北の国。緯度だけで見ると、樺太北部と同じくらいになるので、冬場は凍りつくように寒いと思われがちですが…

実は違うんです。見てください、もう、桜が咲いています

sakura


アイルランド島の南西部をメキシコ暖流が流れているおかげで、緯度の割には温暖なアイルランドは、冬場の夜でも氷点下になることはほとんどなし。平地は、雪もめったに降りません。

雨風が多い、とお天気に関しての文句の多い国ですが、イメージほど悪くはない、というのが私の意見です。
夏涼しく冬寒くないアイルランドの気候、私はとっても気に入ってます。

ちなみにこのサクラは、聖パトリックス大聖堂の庭で。満開になるのが楽しみです!

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役割分担が大切!

6日間ご一緒した取材陣と、本日ついにお別れしました。
とても楽しくお仕事させていただき、感謝しています。

今回の取材記事は、留学ジャーナル5月号(2006年3月発売)に掲載予定とのこと。どんな記事になるのかとても楽しみです!

留学ジャーナル 雑誌情報 http://www.ryugaku.co.jp/ryugaku_journal/
このような雑誌の取材は、多くの場合、編集者さん・ライターさん・カメラマンさんという3人構成。そこへ現地ガイド/コーディネーターの私が加わり、それぞれのプロフェッションを棲み分けながら、チームで仕事を進めていきます。
チームワークが大切なのはもちろんですが、私がいつも気をつけていることは、他の人のプロフェッションを侵さないこと。要するに、役割分担ですね。
これをはっきりさせながら仕事を進めると、現場はいつもハッピー。自分のプロフェッションに責任を持つことになるので、それぞれが自分の持ち場で力を出して、とってもいいチームとなるのです。

例えば、もし編集者さんにガイドされちゃたりしたら、ふ~ん、じゃあ、あなた知ってるんならやれば?私は知らな~い、的な気持ちになっちゃう。
それと同じように、私がカメラマンさんに「こっちのアングルの方がいいですよ」なんてこと言ったら、何も知らないで余計なこと言うな!ってことになるし。

この役割分担の意識って、実際の生活の中でも大切なことだと思います。
人はそれぞれ、社会の中で違った役割を演じていて、それが歯車みたいに噛み合ってる。みんな大事な構成員なのです。そう思うと、他の人と同じでなきゃいけない気持ちを持たないばかりか、それぞれの人がみんな大切で面白く思えてきます。
仕事でも、家庭でも、友人関係でも、大切なことの基本は全部同じなのかもしれませんね。

今回ご一緒にお仕事させていただいた、編集者のSさん、ライターのMさん、カメラマンのAさんは、それぞれの分野のプロフェッショナル。とてもスムーズに気持ちよくご一緒させていだき、ありがとうございました!

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アイリッシュ・ダンス体験!

留学雑誌の取材もいよいよ大詰め。昨日は、ダブリン市内にあるアイリッシュ・ダンス・スクールを取材させていただきました。

せっかくアイルランドに留学するなら、語学にプラスして、アイルランドでしか出来ないことを体験してみたいですよね。
今回取材させていただいた学校では、学校の放課後のアクティビティーのひとつとしてダンス体験を行っています。昨日は、日本人の女の子の留学生5名が初参加!

irish dance


参加しているのが初級クラスとあって、アイルランド人の小さなダンサーたちも次々とやってきて、先生に一週間の成果を披露します。

irish dance kids


アイルランドでは、アイリッシュ・ダンスを教えるには国家資格が必要です。今回取材させていただいたジャッキー先生は、競技会の審査員をしたり、海外で教えることも出来る高い資格の持ち主。
アイリッシュ・ダンス初体験の日本人の女の子たちも、ジャッキー先生の手にかかると、あ~ら不思議、あっという間に上達。アイルランド人の子供たちと、楽しそうに踊っているではありませんか。

たった一時間の体験レッスンでも、チャンピオン・ダンサーを何人も育てた先生から本物を学べるというは、やはり本場ならでは
私は、ジャッキー先生の情熱あふれるプロフェッショナルな指導ぶりに、とても心打たれました。

6ヶ月ほどレッスンを受けると、競技会に出場し始めるそうです。アイルランドはスポーツに関しては試合主義、本番の体験をたくさん積ませることが重要視されています。せっかく練習したんだから、試合しないとつまんないでしょ~、ということらしいです。
競技会では、お教室ごとに揃いの、こんなかわいい衣装を着るんですよ~。

irish dance costume


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ホスト・マザーの作る家庭料理

取材でうかがったホストファミリーのお宅で、アイルランドの家庭料理をご馳走になりました。

ベテラン専業主婦モーヤの作るディナー、この日のメニューは、前菜のマッシュルームのクリームスープに続いて、冬の定番・あったかいビーフ・キャセロール

beaf casserole


付け合せは、温野菜(この日はブロッコリーとカリフラワー)と、やっぱり、ジャガイモ!
このようなゆでたジャガイモは、スポッズ(spuds)と呼ばれ、付け合せの定番。大き目のお皿に盛って、みんなで取り分けていただきます。

veg


ジャガイモ王国のアイルランドだけあって、この日はもう一種類、ロースト・ポテトも登場。

roaster


これはルースターと呼ばれるジャガイモで、皮が赤く、ホクホクしていて、ちょっとサツマイモっぽい感じです。半分に切って、アツアツのところにバターをつけていただくのが、たまらなくおいし~い。
アイルランドの主菜だけあって、ジャガイモはどれを食べても本当においしいんです!

デザートはモーヤ手作りの、パッション・フルーツ・ソースのかかったパブロヴァ!

pavlova


マシュマロとメレンゲの軽い触感が、重たいメインデッシュのあとにぴったり。う~ん、舌がとろけそう~。

2人の子供さんが成長して、現在は公務員のご主人ケヴィンと2人暮らしのモーヤ。暖炉の火が赤々と燃える素敵なお家で、おいしいディナーと楽しい会話、また、ご趣味のシュガー・クラフトなどを見せていただきました。
こんなお家にホームステイ出来たら、本当にラッキーですよね!



語学留学の成功例Fさん

今回のメディア取材は、雑誌のアイルランド留学特集
ここ2日間、ダブリンに留学している日本人の学生さんや、語学学校の取材などを中心にご案内しています。

現在、ダブリン・シティー・ユニバーシティー(DCU)の語学コースに通っている大学生のFさんにも、取材に協力していただきました。
こちら、テンプル・バーでの取材風景です。

media photo f-san


Fさんは今年の4月より、日本の大学を休学してダブリンに語学留学している女の子。私とFさんは、実は、彼女が高校生の時からの知り合いです。5年前、彼女の出身県の海外派遣事業でアイルランドに来てくれた時に、私がガイドしたのが始まり
その後も時々お手紙をくれて、日本での高校生活の様子、将来アイルランドに英語の勉強に来たいと思っていること、大学合格、大学生活を満喫していることなどなど、知らせてくれていていました。
そして今年の4月、ついにアイルランドで再会。アイルランドにいい印象を持って再び戻ってきてくれたわけですから、ご案内させていただいた者としては、これほど嬉しいことはありません!

前向きで頑張り屋さんのFさんの英語力は目覚しく伸びて、今や日常会話はペラペラ。ダブリンでのホームステイ・学校生活・社交生活のいずれも、とても楽しんでいる様子。語学留学の成功例です。
留学を成功させるかどうかは、すべて本人次第ですよね。今回取材で、ネガティブな感想ばかり持っている生徒さんにもお会いしましたが、ダブリンのお天気のせい(!)でも、学校のせいでもなく、やはり本人の気の持ちようなんじゃないかな~という気がしました。

昨日の街中&ホームステイ先での撮影に続いて、今日は、学校におじゃまさせてもらいました。

media photo f-san2


Fさんが普段から、先生やクラスメートと楽しくコミュニケーションを取っている証拠なんでしょうね、皆さん撮影にもとても協力的でした。
急な取材のお願いに、快く応じてくれたFさんに、あらためてお礼申し上げたいと思います。どうもありがとう!

Fさんのダブリン留学奮闘記ブログ
http://www.geocities.jp/fumicacaca/

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日帰りでジャイアンツ・コーズウェイへ!

昨日より6日間の日程で、メディア取材のご案内をしています。
今日はダブリンから日帰りで、ジャイアンツ・コーズウェイを往復してきました。

日曜日で交通渋滞もなく、朝ダブリンを出発し、途中寄り道しながらも、お昼過ぎにはコーズウェイに到着。
11月の半ばとは思えないくらいの素晴らしいお天気に恵まれ、北海岸の海の景色を満喫してきました!

giants causway


岩の上でささやき合うカップルも楽しそう~。

giants causway2


伝説では、アイルランドの巨人フィン・マックールが、スコットランドのスタッファ島の巨人と対決するために築いたと言われる「巨人の土手道(=Giant's Causeway)」
スコットランドの巨人の大きさを見て恐れをなしたフィンに、妻ウナが機転をきかせ、赤ん坊の服を着せて巨大なゆりかごに寝かせます。それを見たスコットランドの巨人は、「赤ん坊でこの大きさなら、父親のフィンは一体どんなに大きいんだろう~、ひえ~」と悲鳴をあげて、引き上げてしまったそうな。
フィンが追いかけて来ることがないように、海上の土手道をこわしながら逃げたので、海岸沿いにだけその形が残ったというわけです。(スタッファ島の海岸にも、同じ奇岩群がちゃんとあるらしい!見てみたい~)

海岸に沿って約4万個の石柱が連なるこの景色、地学的には「柱状節理」と呼ばれるもので、今から6000万年前から始まる地殻変動によるもの
実は「柱状節理」は、ここだけに特別な地形ではなく、日本にもあるんですよね。福井県の東尋坊です。なんて言ってしまうと、ここまで来て見るありがたみが薄れてしまうかもしれませんが、周辺の景観全体や、動植物まで含めて、ナショナル・トラスト&世界遺産に登録されているわけで、その全体が楽しめたら、ここまで来る価値は十分アリ。
個人的には、「最果て」感が味わえるお気に入りの場所のひとつです。

ちょっと冷たかったけど、海風に吹かれて心も身体もリフレッシュ。燃えるような真っ赤な夕日を見ながら、帰路に着きました。

・ダブリンから、ジャイアンツ・コーズウェイを日帰りで訪れたい方にお勧めのツアー
http://www.railtours.ie/dc10.asp



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ブロンテ父の故郷を訪ねる

先日、ベルファーストからの帰り道に、ずっと行ってみたいと思っていた「ブロンテ・ホームランド」へ寄り道して来ました。

19世紀英国文学史に大きな功績を残したブロンテ姉妹。シャーロットの『ジェーン・エア』やエミリーの『嵐が丘』は、今も名作文学として世界中で読み継がれています。
ブロンテ姉妹のゆかりの地と言えば、イギリス・ヨークシャー州のヘイワースを中心とする地域ですが、ここアイルランドにある「ブロンテ・ホームランド」は、姉妹の父パトリック・ブロンテのゆかりの地、北アイルランドのカウンティー・ダウンです。

ベルファーストからダブリン方面へ向かう1号線沿い、バンブリッジという町の近くに、"Bronte Homeland"というとてもわかりやすい看板が出ているので、そこから田舎道へ入ります。
目指すは、パトリックが司祭として初めて勤めた、丘の上のドラムバリローニー教会

bronte church


教会のとなりには、ワンルーム・スクールだった小さな建物があり、パトリックはそこで教鞭をとっていました。現在、そこがブロンテ・ホームランドのビジター・センターとなっているのですが、オープンは3月~9月のみ。残念ながら、この日は外からのぞくだけとなりました。

教会裏手から見晴らす景色は素晴らしく、カウンティー・ダウンの緑豊かな丘陵地帯や、北アイルランド最高峰スリーブ・ドナード(850メートル)を含むモーン山脈が一望出来ました。

bronte landscape


さらに「ブロンテ・ホームランド・ドライブ」を進み、パトリックの生家跡へ。

bronte birthplace


すっかり廃墟となった小さなコテージ、どうやら、2部屋しかない様子。ここで、かの偉大なブロンテ姉妹の父親が誕生したのかと思うと、何やら感慨深いものがありました。
1777年3月17日に、10人兄弟姉妹の長男として生まれたパトリック・ブロンテ。(セント・パトリックス・デー生まれなので、この名が付いたんですね)生家跡の立て看板の説明によると、兄弟姉妹は、村で評判の腕白小僧たちだったようです。

ブロンテという姓は、パトリックがイギリスに渡ってから名乗るようになったもので、もとの名はプランティ(Plunty)と言い、パトリックの父ヒューは、もともとダブリン近くのカウンティー・ミース、世界遺産として知られるニューグレンジのある辺りの出身です。
ヒュー・プランティは地元で評判のストーリー・テラーで、姉妹の文学的才能は、このアイルランド人の祖父から受け継がれたとも言われています。また、父親が語って聞かせたアイルランドのさまざまな話が、文学に目覚めていく過程で影響を与えたこともあったようです。

偉大な文学者のバックグランドにあった、アイリッシュ・コネクション。そんなことを思いながらブロンテ作品を再読してみたら、また何か新しい発見があるかもしれませんね。

Bronte Homeland Interpretive Centre
http://www.irishsecrets.ie/history-secrets/bronte-homeland-interpretive-centre.php




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不気味な像の正体

ダブリン空港へ行くたびに、いつも気になっていた不気味な銅像。

robed demon


何だろうと気になりながらも、確かめたことがなかったので、今日はじめて、近づいてよく見てみました。すると、こんな説明書きが…

"Robed Demon" Vincent Browne作
1945年8月6・8日、広島・長崎の核爆弾で滅びた人々に捧げる


ガラクタを張り合わせたような不気味な姿で、原爆という名の悪魔(Demon)を象徴しているのでしょうか。

アイルランドは、世界の核撲滅のリーダー的な役割を果たしている国だという記事を読んだことがあります。
広島・長崎の原爆投下の日には、テレビや新聞などでその話題が大きく取り上げられますし、慰霊のモニュメントも他の場所でも目にしたことがあります。(ダブリン、メリオン・スクエア内の桜の木/コーク、サウス・モール西端の緑地にあるプレートなど)

気になって確かめてみたものが、思いがけず日本に関連のあるものだったので、ちょっと不思議な気がしました。


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リフィー川から眺めるダブリン

昨晩のテーブル・クイズをオーガナイズした友人のジェリーは、リフィー川の遊覧船リフィー・ボヤージュの名物ガイドです。

リフィー・ボヤージュは今年9月に始まったばかり、まだガイド・ブックにも紹介されていない、ダブリンでいちばん新しいアトラクションです。
50人乗りの全天候型ボートは、リフィーにかかる橋の下をくぐるため、こんな平べったい形。

liffy voyage


オープンして数週間後に、早速、乗船しましたが、いつもは上を歩いている橋の下をくぐるのは、なんだか不思議な気分。見慣れたダブリンの街並みも、リフィーから眺めると、いかにも“リバーサイド・タウン・ダブリン”といった感じで新鮮です。
この日、ちょっと曇り空ですが…

200年の歴史を持つカスタム・ハウス
custom house


19世紀移民船のレプリカ、ジニー・ジョンストン号
jeannie johnston


現在、開発中のドックランド
dock


…と、ダブリンのリバーサイドの名所を満喫!
今のところは約50分間の遊覧船ですが、ドックランドの開発に合わせて、将来的にはダブリン市民の足として利用することも検討中だそうです。川沿いの交通渋滞が激しいので、そうなったら便利だと思います。

リフィー・ボヤージュは、Bachelors Walkより毎時出発(10時~)、料金は11ユーロです。
雨降りの日や、冬のアトラクションとしてとてもいいと思うのですが、なぜか今年は、12月半ばから2月までは運行中止だそうです。
名物ガイド・ジェリーの“ジェリー節”を聞きたい方、ぜひお試しを。

Liffey Voyage 公式HP http://www.liffeyvoyage.ie/
(徐々にアップデート予定とのこと)

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テーブル・クイズの夕べ

ガイド仲間でもある友人のジェリーが、今年もテーブル・クイズに誘ってくれました。
ジェリーが所属するクリケット・クラブの恒例のイベントで、クリケットとはなんら関係のない私も、毎年、楽しみに参加させてもらっています。

会場は、ダブリンのシティー・センターのとあるホテルのバンケット・ルーム。すでにクリスマス・ムードいっぱいの会場には、多国籍の老若男女で構成される100人近い参加者が集まっていました。

xmas tree


table quiz


ちなみに今年の出題&進行役は、RTE(アイルランド国営放送)ニュースでお馴染みのプロのアナウンサー、ブライアン・ダフィー
テレビに出ている人が、地元イベントにも登場しちゃうところがアイルランドらしいですよね~。(左:ジェリー、右:ブライアン)

gerry&brian


テーブル・クイズは4人が一組になって行うので、私は一緒に来てくれた日本人の友人Mさんと、南アフリカ人のニール、アイルランド人のジョーと同じチームになりました。
クイズは10問6ラウンド、配布されたアンサー・シートに記入して、1ラウンド終了ごとに提出します。

table quiz2


雑学博士として知られるジェリーが作る問題は、多岐にわたっていてなかなか手ごわい。時事ネタ、政治ネタ、スポーツ、音楽、ダブリン新情報などなど。例えば…

・ヨーロッパでいちばん西に位置する首都は?
   答え→レイキャビック(リスボンだと思ったのに~)
・アイルランド人のSean Murphyは何のスポーツの世界チャンピオン?
   答え→スヌーカー(レスリングかと思った~)
・リフィー川に今年かけられた歩行者専用の橋の名は?
   答え→Sean O'Casey Bridge(ほー、これなら知っているよー)


優勝チームは、60問中55問正解してました。スゴイ…!
我がチームは健闘したものの、上位には食い込めず商品はもらえませんでした。残念!

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アイルランドで運転免許を取る!

仕事柄、人生のかなりの時間を乗り物の中で過ごしてる私ですが、実は、自分では運転出来ないんです…。

これまで興味もなければ、必要も感じなかったのですが、車への依存率がEUでいちばん高い(=公共の交通機関がイマイチ)と言われるアイルランドにあって、近頃、どうも不便だと思うことが多くなってきました。
これ以上自立しちゃうと困るから、車には乗らないのよ~と意地を張っていた私ですが、ついに一大決心、アイルランドでの自動車免許所得に挑戦することにしました。

そうと決まったら、まずは、プロビジョナル・ライセンスの所得です。日本で言うところの、仮免でしょうか。
以前は無試験だったのですが、2001年より、アイルランドにもドライビング・セオリー・テスト(運転常識テスト)が導入され、これに合格しないとプロビジョナル・ライセンスを申請できないきまりになりました。ちなみに試験料は34ユーロ。

本日ついに私の試験日がやってきて、今朝、このテストを受けてきました。
試験の申し込みは一ヶ月くらい前にしたので、準備期間はたっぷりあったのですが、あんまり早く勉強し始めると忘れちゃう~とか自分に言い訳をして、3日前まで、真剣に勉強を始めなかったワタシ…。いざ教本を開いてみたら、読むところが180ページもあった!かなりなせって勉強し、ピンと来ない部分もあったけれど、なんとか前日までに読み終えました。

ドライビング・セオリー・テストはコンピューターによる試験で、すべて3~4択。試験時間は45分、40問中35問正解すれば合格、というシステムです。
コンピューターの画面はとてもクリアーで、残り時間も画面上にちゃんと出ているし、ちょっと不安な問題は「Flag」ボタンをクリックしてマークしておくと、あとでそこだけレビュー出来るようなシステムも付いていました。
問題は、ほぼ教本そのまま。選択肢も、順番までそっくり…?

試験が終了して、待合室で待つこと数分。不合格の紙をもらってがっかりと帰っていく人を2人も見てしまい、また受け直すことになったら面倒くさいな~と思っていたら、名前が呼ばれました。

"Well done. You've passed."

わ~い!合格。
写真付きの合格証と試験結果のシートをわたされました。見ると、合格ラインぎりぎりの35点。危なかった~。

これで、私のドライビング・プロジェクト、第一段階クリアーです。
まだまだ先は長いな~。



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長距離にも便利なエアコーチ

ダブリン空港からシティー・センターへのリムジン・バス、aircoachは、ベルファースト&コークへの長距離のサービスも行っています。

aircoach


仕事でベルファーストやコークへ行く時、以前はもっぱら鉄道を利用していましたが、値段の安さと本数の多さから、最近はaircoachに乗ることが多くなりました。
車内はきれいで、シートも座り心地良し。今年になって、いずれのルートもバイパスが伸びたので、所要時間も短縮されました。

時刻表、オンライン・ブッキングはこちら
http://www.aircoach.ie/

ダブリン-ベルファーストが2時間半、ダブリン-コークが4時間に見積もられていますが、時間や曜日によっては交通渋滞のため、プラス30分~1時間かかりますので、ご注意を!


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朝ごはんのテイク・アウト

その昔、アイルランドでは1日2食だったそうです。
一日中、畑で働いて過ごすため、ランチはなし。力仕事しながら夕方までお腹をもたせるわけですから、朝はしっかり食べなくちゃなりません。
塩分の強いベーコン、ソーセージ、目玉焼き、ブラック・プティング(豚の血+穀物など)、ホワイト・プティング(ポーク+穀物など)などなど、カロリーたっぷりのアイルランドの朝食は、こうして誕生しました。アイリッシュ・ブレックファーストは、今では、この国の伝統料理のひとつになっているほど、特別なものなのです。

コンビニなどのデリでは、アイリッシュ・ブレックファーストのテイク・アウトが出来ます。アイリッシュ・ブレックファースト・ロールと言って、バケットいっぱいに朝ごはんの具がつまっているのですが、これがなかなかおいしい!

breakfast roll


ボリューム満点の朝ごはん、アイルランド人にとっては、これがお味噌汁とご飯の味なんでしょうね~。
カロリー高めと知りながらも、時々、どうしても食べたくなってしまう、アイルランドの味です。

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アイリッシュはクロスワードが好き

昨晩、見知らぬアイリッシュからの電話。

「○×通りに住んでる、ナオコさん?リマリックの○○××だけど」
「…すみません、どなたですか?」
「オレ、オレ、××、ほら3年ほど前に、×○バスの仕事一緒にしたでしょ~」

と言われても、思い出せない…。
でも、どうやら、相手は私のことを知っているらしく、携帯に私の番号が残っていたそうです。
いろんな人と接触する仕事なので、時々、こういうことが起こります。まあ、覚えてることにして、話を進めていくと…

「ところで、ナオコは日本人でいいんだよね?日本語の"Good Bye"って、何?」

と、唐突な筆問!?
一瞬、固まってしまった私に、電話の主は続けます。

クロスワードやってるんだけど、これが、どうしてもわかんないんだよ~。8文字だよ、8文字!助けて~」

だって!

この気持ち、私もよく分かる~。
実は私、休日は何時間もクロスワードに時間を費やしてしまう、オタクな人なのです。友人にパブに誘われて「クロスワードが終わらないので、行けない」と断ってしまったこともあるくらい。

各新聞に、ほぼ毎日載っているクロスワード・パズル。電車の中、バスの待ち時間など、新聞を手に奮闘しているアイリッシュをよく見かけます。私のお気に入りは、The Irish TimesのSimplex。クルーが短すぎなくて、ノン・ネイティブの私にはヒントが多いのです。
私は、ノン・ネイティブのハンディとして、辞書使用を自分に許可しています。その方が、わからないことを調べるので、勉強にもなります。
アイルランドに来たばかりの頃、ointment(=軟膏)という単語をクロスワードで覚え、その後、仕事で製薬会社の視察にお供した時に「ointment」と書かれてるドアを見つけて、とても感激したのを覚えています。コレコレ、この単語、クロスワードに出てきたよ~、と叫びそうになってしまった。

電話口の××さんには、

「エスはSugar、エイはAngel、ワイはYork…」

と、"SAYONARA"をスペル・アウトしてあげました。
いつの日か、また仕事で会うかもしれない××さん、わからなかったイライラが解消できて、嬉しそうでした。良かった、良かった。

本日も、The Irish Timesを買って、挑戦中です。今のところ、約3分の2完成。あとは、辞書が必要かな。
ちなみに、ネットでもクロスワード出来ます。(ページ上のsubscribeのPREMIUMから、購読の必要あり。24時間2ユーロ、一週間7ユーロです)
全問解けたときの快感を味わいたい(私のように暇な)方、ぜひお試しを!

The Irish Times http://www.ireland.com/today.htm




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食の秋!

でも、あります!

昨日のランチタイム・コンサート後、Sineadと一緒にテンプル・バーのサタデー・マーケットへ。土曜日のみ開かれる、オーガニック野菜や地元産食材、オイスター・バーもある、楽しいマーケットです。

素晴らしい秋晴れの日とあって、マーケット・スクエアは、人・人・人であふれんばかり。

sturaday market


おっ、柿が売られている!

saturday market2


"persimmon"という英語もありますが、ヨーロッパでは「KAKI」とも言います。フランシスコ・ザビエルがヨーロッパに持ち帰ったのが、始まりとか…?

オイスター・バーも大盛況。

saturaday market3


ちなみに私の戦利品は、質のいいポーク・フィレ、日本風カボチャ、長ネギ、白菜、マイタケ風キノコ。
ポーク・フィレは、昨晩のおかずのヒレカツに。今日は、いただきモノのきしめんを使って、残りの材料で、ほうとう風うどんを作ろうかな。

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芸術の秋です

このところ、演劇やコンサートなどのイベントに出かける機会が多く、ダブリンの「芸術の秋」を満喫しています!

ダブリンやアイルランドの地方都市では、アート・センターからパブまで様々なべニューで、地元の人がカジュアルに楽しめる文化・芸術イベントが数多く行われています。ニューヨークやロンドンのような、国際的な「外向け」のものはあまりありませんが、日常的に気軽に観劇や音楽鑑賞を楽しめるという点では、アイルランドは素晴らしい国だと思います。

今日は、ガイド仲間のSineadが誘ってくれて、ランチタイム・コンサートに行って来ました。会場は、シティー・センターのど真ん中、Bank of Ireland Arts Centre(College Green)。

bank of ireland artbuilding

このミニ・コンサートは、ダブリンで無料で配布されているイラスト地図『Dublin Vistor Map & Guide』の作成者として知られるパット・リディー氏の、『ダブリンと周辺の城』というエキシビジョン&トークの一コマとして行われたものです。(パット・リディー氏については、後日アップいたします)とある建設会社がスポンサーになっており、入場料は無料という嬉しいイベント。

The Lassus Scholarsという合唱団による『ヨーロッパとアイルランドの城と宮廷の音楽』というコンサートで、16~18世紀にかけての教会音楽(ハイドンやモーツァルトも)、アイルランド人ハープ奏者ターロ・オカロランの曲、日本で知られる『庭の千草』『春の日の花と輝く』の作者トーマス・ムーアのメロディーなど、盛りだくさんの内容。
ファッショナブルな真紅のアンサンブルを着た指揮者のアイタ・オドノヴァンさんが、曲や音楽家のバックグランドを合間に解説してくれるのも良かった。そこからいろいろなことが思い当たったり、当時の社会情勢などが連想されたりして、より興味深く鑑賞出来ました。

今日の私のいちばんのお気に入りは、トーマス・ムーアの『Through the Last Glimpse of Erin』という曲。
初めて聞く曲でしたが、美しいコーラスに全身が洗われて、生まれ変わったような気分でした!

このようなコンサートは、これからのクリスマス・シーズンに向けて、ダブリンのあちらこちらで、はほぼ毎週のように開かれています。教会や、歴史的建造物がべニューとなることも多いので、雰囲気も満点。
ご興味のある方は、こちらをどうぞ。
http://www.dublinchoralfoundation.ie/



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アイルランドのエンジェル・ウーマン!

数日前のことになりますが…

アイルランドを代表するスピリチュアル・リーダー、マーガレット・ネイロンさんにお会いしてきました。

友人を誘って、彼女のご自宅でほぼ毎週開かれている、ワークショップに参加したのです。
ダブリンから車で約1時間半、Virginia(Co.Cavan)という町にある素敵なお宅。ちなみにこの町が、アメリカのVirginia州の由来になったところですね。(ここから移民したアイルランド人が開いたのが、Virginia州というわけ)

マーガレットに会うのは、これで2度目。
昨年の今頃、ふとしたきっかけで手にした彼女の著書『Angel Magic』がとても面白くて、それ以来、コンタクトを取らせていただいています。
この本で、マーガレットは一躍、「エンジェル・ウーマン」として知られるようになりました。
私は、著者がアイルランド人とは知らずに手にしたので、この出会いには何か縁がある!と思っています。

ワークショップの参加者は約15名ほど、なごやかな雰囲気の中で、夢の解読から始まって、ケルトの祭事暦について、月や太陽の動きが人類の歴史や日常生活に影響を与えること、ビジュアライゼーションなどなど、盛りだくさんの内容で、気がついたら予定の2時間を、あっという間に過ぎていました!

マーガレットの「天使とコンタクトをとる」「天使がいつも身近にいることを信じる」というスピリチュアリズムは、押し付けがましいところがいっさいなく、とても気楽で楽しいもの。占いでも、宗教でもなく、ユニバーサルな真理に基づいたものです。
マーガレット自身も言っていることですが、例え信仰を持っていたとしても、太陽や月、水や土などの自然界の法則は、付け加えることが出来ます。イエス・キリストなど、初期キリスト教の聖人だって、皆、かなり高度な天文学の知識を持って、教えを説いていたのですから。

ケルトの祭事暦は、太陽の動きに合わせられています。

10月31日 サワーン(冬の始まり、ハロウィーンの起源)
12月21日 冬至
1月31日 インボルグ(春の始まり、子羊誕生の時期→豊穣の時)
3月21日 春分(種まきの時期→西洋占星術の星座はここから始まる)
5月1日 ベルティーン(夏の始まり、男女がデートを始める)
6月21日 夏至
7月31日 ルーナサ(秋の始まり、太陽神ルフにちなむ、収穫期)
9月21日 秋分

興味深いことがいくつかありますが、夏のベルディーンにデートを始めた男女が、9ヵ月後のインボルグにちょうど豊穣を迎えるというのも、理にかなっていてオモシロイ。

その日はちょうど、ケルティック・ニュー・イヤー(11月1日)&新月。何か新しいことを始めるには、新月から満月の間の、月が満ちていく時がいいそうです。反対に欠けていく時は、エネルギーも減退するとのこと。
何をやってもうまくいかなかったり、わけもなくイライラしたりすることがあるのは、このため…?

夜のワークショップだったので、帰りはかなり遅くなってしまいました。嵐のような悪天候の中を、往復、運転してくれた友人のAちゃんに感謝。
とても有意義な、ケルティック・ニュー・イヤーとなりました!

マーガレットの著書『エンジェル・マジック』は、日本でも翻訳・出版されています。この夏、日本で開催されたワークショップは大好評で、次の来日予定も12月に決まっているようです。
ご興味のある方は、こちらでご確認下さい!

マーガレットの日本語HP http://angelgate.my-sv.net/margalet.htm

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オスカー・ワイルドとエドワード・カーソン

アイルランドを代表する、劇作家・小説家オスカー・ワイルド(1854-1900)

O Wild

(ダブリン、メリオン・スクエア)

と、ワイルドを同性愛の罪で追い詰めた弁護士で、のちの北アイルランド統一党のリーダー、エドワード・カーソン(1854-1935)

E Carson

(ベルファースト、ストーモント・ハウス前)

…は、19世紀半ば、同じ年にダブリンで生まれた、トリニティー・カレッジ出身のプロテスタント。この共通したバックグランドを持つ2人が、将来、ワイルドの同性愛裁判で法廷で争うことに…!

アイルランド一の高層ビル(とは言っても16階建て!)、Libety Hallにある小劇場で、ワイルドとカーソンの対話劇『A Trinity of Two』が上映中と聞き、早速、見に行って来ました。
カーソン役はパトリック・バーギン、ワイルド役はエイドリアン・ダンバー。映画では、いろいろな役どころでお馴染みの2人です。

ワイルドとカーソンの生涯の対比は、一口に言うと、アイルランドとイギリスの対決。もとは共通のバックグランドを持つ2人のアイルランド人が、イギリス上流社会の波に翻弄され、1人は異端、1人は正等、と思っているけれど、結局はルーツを共にするアイルランド人なのよね~というところが、私には、まるでアイルランド風アイロニーそのものに感じられて興味深いところです。

鑑賞後、北アイルランド出身の友人とワイルドとカーソンの話をしていたら、話は深く深くなっていって、現在の北アイルランド問題に対する私の見解を述べるまでにエキサイトしてしまいました…。
これについては、話が長くなるので、また別の機会に。

今日の対話劇に話を戻すと、このような、ほとんどセリフのみで筋を進めていくタイプのものは、英語を第2外国語とする私にはちょっと難しめ。大変な集中力を要しますが、ガイド的な視点からも興味のあるテーマなので、それなりに楽しめました。
ちなみに料金は、どの席も一律20ユーロ(=約2800円)。
コンサートや観劇が、このくらいの料金で鑑賞できるところが、ダブリンっていいですよね!


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グランド・オペラ・ハウス(ベルファースト)

北アイルランドの首都ベルファーストは、人口70万人のアイルランド島第2の都市。

かつては紛争と地として悪いイメージばかりが先行していたベルファーストですが、近年の急速な和平へ動きや、街の復興によって、イベントやナイト・ライフの充実した、ホットな都市へと変わりつつあります。
ダブリンに住む私にとっては、来るたびに違った魅力を発見できる、刺激的な街でもあります。

昨晩は、ハロウィーンの花火や爆竹が鳴り響く中、オペラ・ハウス・デビューして来ました!演目は『ミス・サイゴン』。

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19世紀末に建設されたグランド・オペラ・ハウスは、典型的なヴィクトリア風の劇場で、雰囲気もサイズもとっても私好み!
演目が『ミス・サイゴン』だったためか、観客には、アジア系の顔も目立ちました。
結末は知っていたのに、やはり涙がポロリ…。
たまにはおしゃれして、劇場に出かけるのも楽しいですね。

『ミス・サイゴン』は、グランド・オペラ・ハウスにて、11月26日まで上映中。 http://www.goh.co.uk/

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