ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

ホースシューのヒツジたち

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「ひつじのショーン」みたいな子がいっぱい!山頂に雪をいただくホースシュー(Horseshoe, Sligo)

アイルランド本の出版準備で、このところ撮影&執筆の日々。なんだかものすごい速さで日々過ぎていきます。

ここ数日、スライゴ&ドネゴール(Co. Sligo & Co. Donegal)の追加取材に出かけていました。
頻繁に出かけるこのエリア、写真はたくさんあると思っていましたが、いざふたをあけてみるとまだまだ撮りたいものがいっぱい。3日間で終わらせる予定が5日間もかかってしまいました。地元在住の友人たちがレストラン取材に一緒に来てくれたり協力してくれて、おかげさまで納得のいく写真がたくさん撮れました!

昨日の朝、スライゴのホースシュー(Horseshoe, Co. Sligo)の写真を撮りに行くと、山の上には雪が積もっていました。
人気が全くない山の中で風の音だけが聞こえて、これぞイエーツが好んだ幽玄の世界。物の怪が出てきても不思議ではない、仮にそんなことがあってもそれが自然で、全く怖くないような雰囲気です。

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ヒツジは完全に野生化(笑)

このヒツジの写真ですが、向かって右側の3頭の背後に、一頭だけ木の陰からこちらをうかがっている子がいるのですが、わかりますか?
この子、絶対に他のヒツジと違う。もしかして、ヒツジの皮をかぶった精霊なのでは?と見れば見るほどに確信が強まるのですが…。

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空から行くアラン諸島

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快晴の空のもと、イニシュモア島上空を飛ぶ!

普段はフェリーで行くことの多いアラン諸島(Aran Islands, Co. Galway)ですが、今日はエア・アラン(Aer Arann)のプロペラ機で空からアクセス。
総勢25名、3機に分乗して、イニシュモア島(Inismor, Aran Islands, Co. Galway)へ行ってきました。

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9人乗りのプロペラ機です

今朝は深い霧がたちこめていましたが、出発の時間にはきれいに晴れ上がり、これ以上望めないほどの快晴。
7分間の飛行を、皆さんとても楽しまれたご様子でした。

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イニシュモア島が近づいてきた!

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こちらは島からの帰り道。パイロットの窓ごしに見えるのは本土の景色

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島から戻って来て、旋回して滑走路目指して降りる直前。西の海と太陽を正面に、キラキラした空を見ながら着陸、きれいでした

アラン諸島の3つの島に加えて、バレンやモハーの断崖もきれいに見えました。まるで遊覧飛行かのようで、とても楽しかったです。

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夏は観光客でいっぱいになるイニシュモアですが、10月になりずい分静かになりました。窓辺にすわるアラン・ニットのテディベア…かわいい♪

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海と、ホクシャと、ブラックアンガス(イニシュモア)

ここ数日、プロ&アマの写真家の皆さんの撮影旅行をご案内させていただいていました。

昨日はイニシュモア(Inismor, Aran Island, Co. Galway)へご案内し、私もカメラを持参して、皆さんと一緒にパチパチ。
これまで何十回(もしかしたら何百回?!)となくご案内してきたイニシュモア。これだけちょくちょく行っていると景色も見慣れてしまって、よほどコレ!と思わない限り最近は写真もあまり撮らないのですが、昨日は皆さんと一緒になって被写体を探してみました。

以下、いろいろ撮った中で気に入った3枚。
こうして見ると、光はもはや夏のそれではなく、9月独特の憂いがありますね。

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高さ90メートルの断崖絶壁ドゥーンエンガスから、身を乗り出して海をのぞき込んでパチリ

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石垣に枝垂れる、夏の終わりのホクシャ

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背後に迫る大波をものともせず草を食む、ブラックアンガス牛

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コリブ湖畔で迎える朝

数日前から再び、周遊ツアーのご案内が始まりました。

今朝は早く目覚めたので、早朝からメールの返信などツアーが始める前にペーパーワーク。窓から光がもれてきたのでカーテンを開けてみると、コリブ湖畔(Lough Corrib, Co. Galway)が朝日を受けて美しく輝いていました。

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アイルランド最大の湖、コリブ湖を見晴らす部屋から。朝5時45分ごろの明けゆく空

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そして今、朝7時過ぎ。気持ちのいい青空となりました!

今日は終日、アラン諸島のイニシュモア島(Inismor, Arran Islands, Co. Galway)へご案内する日。ツアーのハイライトとなる一日ですが、良いお天気で島へ渡れそうで良かった、良かった。

日本はお盆ですね。皆さんもどうぞ楽しい夏の日をお過ごしください♪

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バラになった「WBイエーツ」

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真っ赤な一重のバラ、「WBイエーツ」

昨日より再び、周遊ツアーのご案内です。
詩人W.B.イエーツの墓所であるドラムクリム教会(Drumcliff Church, Co. Sligo)に立ち寄ったところ、昨年イエーツ生誕150周年を記念して新しく作られたバラ、その名も「WBイエーツ」がきれいに咲いていました。

生涯を通して数多くの詩を残したイエーツは、18もの詩に「赤いバラ(Red Rose)」を詠みこんでいます。イエーツはバラが好きで、ワイルドローズ(Wild Rose)として知られるイヌバラ(Dog Rose/Rosa Canina)を特に好んだそう。
夏のアイルランドにしばしば見られるイヌバラは、アイルランド西海岸の石の生垣などに這うように自生しています。そんな田舎の素朴な光景を好んだのでしょうね。

そんなイヌバラのイメージと、イエーツが詩に読んだ赤いバラをミックスした、深紅の一重のバラが「WBイエーツ」として昨年発表されました。
北アイルランドににある19世紀創業の世界最古のバラ園芸所、ディクソン・バラ園が開発した、アイルランドの土で育った新種のバラです。

イエーツの墓所であるドラムクリフ教会では、このバラを駐車場真ん中の花壇に植えるべく、昨年、教会の脇にあるティールームで寄付を募っていました。花壇のほとんどのスペースにきれいに植えられ花開いているところを見ると、ある程度の寄付金が集まったのでしょう。

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まだ空きスペースあり。昨年はこの看板が花壇いっぱいに建てられていましたが、今ではひとつ残るのみとなりました。引き続き寄付をご希望の方はこちら→secretgardensofsligo.com

この「WBイエーツ」を最初に贈られたのは、昨年お生まれになった英国のプリンセス、シャーロット王妃。昨年5月にチャールズ皇太子とカミラ夫人がスライゴをご訪問された際、お2人を介して贈呈されました。
その他、アイルランドのマイケル・D・ヒギン大統領夫妻に苗木が贈呈されるなど、こちらのサイトに写真や、このバラにまつわるさまざまなことが掲載されています。→The new 'WB Yeats' Rose

アイルランド全国での一般販売は今年の夏から秋にかけて。そろそろガーデンセンターなどに出回るのではないかと思います。
コテージの窓辺に咲き誇ったらきれいだな~と、すでに我が家に「WBイエーツ」を咲かせることを考えています♪

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雨に濡れて花びらがキラキラ輝いていた「WBイエーツ」

※W.B.イエーツ関連過去ブログ:イエーツがいっぱい(スライゴ)ルビーとモリーと過ごしたイエーツ・デー(イエーツ生誕150周年)「まだ見ぬ人はこれから出会う新しい友」2015年 W.B.イエーツ生誕150周年イエーツが住んだバリリの塔イエーツの「さらわれた子ども」の地にて

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アッシュフォード・キャッスルとギネス家の歴史…など

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さまざまな時代の建築が入り混じるアッシュフォード・キャッスル。その時々の所有者の思い入れと歴史が感じられます

アイルランド西海岸きっての有名古城ホテルであるアッシュフォード・キャッスル・ホテル(Ashfrod Castle Hotel, Cong, Co Mayo)は、3年ほど前にオーナーシップが代わり、4700万ユーロを投じた大掛かりな修繕・改築作業が行われて昨年再オープンしました。

先週お客様が数日間宿泊された際に城内をくまなく見て歩きましたが、城そのものは変わりありませんが、新しくスパが出来て、30シートのミニ・シネマが出来て、城の敷地内にはカジュアルなカフェやショップがオープンしていました。森の中には城とは全く別棟のプライベート・コテージも客室としてオープンしたようです。
アイルランドでガイド業を始めて15年、お客様をお連れしてほぼ毎年行き続けているアッシュフォード・キャッスル。昔からのスタッフは数少なくなりましたが、それでも顔馴染みのスタッフが声をかけてくれます。「10年前に比べると倍の忙しさだよ~」とスタッフの一人が言うように、最近のアッシュフォード・キャッスルはとにかく大繁盛のようで、いつ行ってもにぎやかです。

「静かなる男」の時代は遠くなり、今ではアメリカ・カナダで人気の宮廷ドラマ「レイン(Reign)」のロケ地としての方が有名。ハンチング帽をかぶったジョン・ウェインではなく、きらびやかなお姫様が住む「お城」のイメージが求められるようになったのですね。時代は変わりました(笑)。

さて、このアッシュフォード・キャッスルですが、ホテルになる前はギネス・ビールのギネス一族が所有していました。自分の覚え書きのためにも、ギネス一族とアッシュフォード・キャッスルとの関わりを少々ここに記しておきたいと思います。

城の築城は1228年にさかのぼり、約600年の間、イギリス貴族の間で所有者が変わっていった後、1852年にサー・ベンジャミン・リー・ギネス(Sir Benjamin Lee Guinness, 1798 – 1868) が購入。アッシュフォード・キャッスルのギネス家の時代が始まります。

サー・ベンジャミン・リー・ギネスは、ギネス・ビールの創始者アーサー・ギネスの孫に当たります。ビール会社を切り盛りする一方、私財を投じて歴史遺産の購入や修復を行い、ダブリンきっての名士・慈善家として知られた人物。ダブリンの聖パトリック大聖堂の修復&庭の造園を行ったのは彼で、教会入り口近くには銅像が建てられています。ダブリン北部の広大なセント・アンズ・パークも彼が周辺の敷地を寄せ集めて公園にしたのでした。
アッシュフォード・キャッスルも歴史的資産の保護を目的として購入。ヴィクトリア様式で増築し、敷地を拡げて新しい道を作り、数千本の木を植えて敷地全体を整えました。

ベンジャミンの死後、息子のアーサー・エドワード・ギネス(Arthur Edward Guinness, 1840 – 1915)がアッシュフォード・キャッスルを相続します。アルディローン男爵として知られたこのギネスさんの時代に、城はネオゴシック様式でさらに増築され、大々的な修改築がなされてほぼ現在の形になりました。
この人もまた父同様、慈善事業に熱心で、ダブリンのセント・スティーブンズ・グリーンを購入してダブリン市に寄贈、市民の公園として開いたことで知られており、園内には彼の銅像が建てられています。
その他、父の代から行われていたアイルランド初の公共図書館マーシュ・ライブラリーの修復完了、現在もダブリンきっての産婦人科専門医院として知られるクーム・ホスピタルの増築も彼の功績によるものです。

アルディローン男爵の妻となったレディー・オリビア(Lady Olivia Hedges-White, 1850 - 1925)はアイルランド南部のマックルーム出身で、今も町に隣接して建つマックルーム城(アメリカのパンシルバニア州の名前の由来となったウィリアム・ペンが育った城)で生まれました。父が後にバントリー伯爵となり、現在一般公開されている海に面した美しいバントリー・ハウスを相続したので、アルディローン男爵との結婚式はそこで行われました。バントリー・ハウスの見学をするとその話が出てきます。
レディー・オリビアの母は、今やカウンティー・ケリーの一大観光名所となっているマクロスハウス(Muckross House, Kilarney, Co. Kerry)のハーバート家出身。その縁でアルディローン男爵はのちにマクロスハウスも購入するのですが、そこに住む目的ではなくて、屋敷の修復とキラーニー周辺の景観保護のためでした。

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アッシュフォード・キャッスルのメインホール上階のギャラリーに飾られているアルディローン男爵とレディー・オリビアの写真

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レディー・オリビア愛用の扇。イギリスのビクトリア女王に扇を献上したパリのメーカーにより1880年頃に作られたもの。ビクトリア時代のスケートのシーンが描かれています

アルディローン男爵夫妻はダブリンのセント・アンズ・パークを本宅としていましたが、ビール会社引退後はアッシュフォード・キャッスルで多くの時間を過ごしたようです。土地問題が活発化した時代で、アッシュフォード・キャッスル近くのロッホ・マスク・ハウスで地主が小作人に追われる「ボイコット事件」(小作人が、地主のボイコットさんにお店で物を売らないなどして村八分にした挙句、屋敷で暴動を起こした事件。「ボイコット(運動)」の語源となりました)が勃発するなど、地主階級には難しい時代でしたが、アルディローン男爵はアッシュフォード・キャッスルに隣接するコリブ湖の蒸気船事業を支援したり、運河増設を試みたり(これは失敗に終わり、「ドライ・カナル(乾いた運河)」として笑いものになるのですが、その話はまた今度…)して地元に貢献、進歩的な領主として慕われました。

当時のキャッスルは大変華やかで、多くのゲストを迎えて晩餐会が開かれていましたが、中でも1905年、当時皇太子だった後の英国王ジョージ5世の訪問は、アッシュフォードにとって最も名誉な出来事となりました。
それを記念して、キャッスルのメイン・ダイニングは「ジョージ5世」、バーは「プリンス・オブ・ウェールズ(英皇太子の称号)」と名付けられています。

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イギリス皇太子としてアッシュフォード・キャッスルを訪れたのちのジョージ5世王

アルディローン男爵夫妻は子供に恵まれなかったため、夫妻の死後、キャッスルは甥のアーネスト・ギネスの手に渡ります。
1939年にギネス一族の手を離れ、ホテルとしてオープン。以来、アイルランド系アメリカ人のロナルド・レーガン大統領、父がアッシュフォードと同じカウンティー・メイヨーのニューポート(Newport, Co. Mayo)出身であったモナコのグレース・ケリー王妃とレーニエ大公、アイルランド人俳優のピアス・ブロスナンなど、多くの有名人・著名人が宿泊客リストに名を連ねることとなりました。
数か月前にお客様をご案内した時は、北アイルランド出身の有名プロ・ゴルファー、ローリー・マキロイ(Rory McIlroy)選手に城内で鉢合わせました。噂によると、来年あたりマキロイ選手はアッシュフォード・キャッスルで結婚式を挙げるようです。

ちなみに1939年に初代アッシュフォードのホテリアとなったノエル・ハガード(Noel Huggard)さんは、ウォータービルのバトラーアームズ・ホテル(Butler Arms Hotel, Watervill, Co. Kerry)の出身で、ご両親がホテル経営者でした。バトラーアームズ・ホテルは今もハガードさんの孫にあたる方が経営しておられますが、チャーリー・チャップリンの定宿としたことで知られるホテルで、チャップリンと家族の写真が今もホテル内に飾られています。
調べていくといろいろつながっていき、面白いですね。

※アッシュフォード・キャッスル関連過去ブログ:やっぱり素敵…アッシュフォード・キャッスル・ホテル古城ホテルで「鷹匠」になる!

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『静かなる男』のパブでディナー

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1952年の映画撮影当時からほとんど変わらない外観のパット・コハン

映画『静かなる男(The Quiet Man)』のロケ地として知られるコング村(Cong, Co. Mayo)
物語はジョン・ウェイン演じるショーンと、モーリン・オハラ演じるメアリー・ケイトの兄の決闘シーンでクライマックスを迎えますが、その有名な決闘シーンは、コング村のパブ、パット・コハン(Pat Cohan)で終結します。
野次馬に囲まれて、こぶしで殴り合いながら村中をゴロゴロと移動していくシーンは圧巻。2人はパブでポーター(映画ではギネスと言わないのが昔っぽい)でのどをうるおし、最後にショーンがメアリー・ケイト兄に一発くらわしてパブから退場。古き良き時代のシンプルかつ、人情味と男気あふれたアイルランドを見せてくれる映画ですね。

撮影が行われたパット・コハンは今も村の中心にありますが、実は撮影当時はパブではなかったそうです。店内のシーンはハリウッドのスタジオで撮影されたもの。映画を記念して「PAT COHAN BAR」の看板は常に出していましたが(オリジナルの看板はアメリカの博物館にあるそうです)、映画撮影後もパブだったことはなく、私が知る限り、古道具屋さん(お土産屋さんだったかも)のようなあまりぱっとしない店でした。

ところが2年前に売り出されて、昨年より晴れてパブ&レストランとしてオープン。今回コングに滞在中、お客様と食事に行ってみましたが、とても良い雰囲気でした。→Pat Cohan Bar

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分厚いステーキ。上にのっているのはオニオン・リング

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店内の様子。写真には写っていませんが、昔のパブ風のバーもなかなかよく、にぎわっていました

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店内には映画撮影時の写真が多く飾られています。昨年お亡くなりになられたモーリン・オハラさんも真ん中に写っています

映画公開から60年以上もの月日が経ち、最近はお客様に『静かなる男』の話をしても知らない方が多くなってきました。以前はアイルランド、イコール『静かなる男』というくらいに、ご年配の男性のお客様は皆、そのイメージでアイルランドにいらしていたものですが。
アッシュフォード・キャッスルもずい分アップグレードされ、今や『静かなる男』よりアメリカのTVドラマ『レイン(Reign)』のロケ地として人気のようです。
コング村の方はまだまだ田舎っぽさが残っていて、『静かなる男』の村であることを大事にしている様子があっていいですね。

ちなみにコングのレストランと言えば、かつて「ミケリーンズ」という店があり、アッシュフォード・キャッスル滞在時などによく食事に行っていました。
ミケリーンとは映画に出てくる御者の名前。ショーンとメアリー・ケイトが2人きりになろうとしてミケリーンを巻いてしまうシーンが面白い。レストランの老ウェーターさんがホンモノのミケリーンみたいだったのを思い出します。ずい分前になくなってしまったレストランですが、今回の滞在の時にかつて店があった場所を通り、懐かしく思い出しました。
(9年前の記事ですが、こちらレストランの写真あり→静かなる男

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お城のふもともB&Bに泊まる(コング)

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広々したお庭のある素敵なお宅。とっても行き届いたB&Bです

ここ数日、お客様がアッシュフォード・キャッスル・ホテル(Ashford Castle Hotel, Cong, Co. Mayo)にご宿泊なので、私は近くのB&Bに宿泊して毎日お城へ通っています。

アッシュフォード・キャッスルの正門近くにあるニンフスフィールド・ハウス(Nymphsfield House)というB&B。とても居心地がよくて気に入っています。

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清潔で温かいベッドルーム

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切妻式の屋根に大きな窓。夕暮れ時のきれいな空が見えます

そして、朝食もおいしい♪

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たっぷりのスモークサーモン

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B&Bを切り盛りしているメアリー手作りのスコーンが毎朝いただけます。朝食時に食べきれずにいたら、アルミホイルをくださったので、おやつにいただいて後で食べました。焼きたてでおいしい♪

お客様が古城ホテルでくつろいでおられる間はスタンバイなので、B&Bに戻って来てリビングでくつろがせていただいています。

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お庭のテラスも素敵

アッシュフォード・キャッスルの立派な正門をくぐって、毎日歩いてお城へ通勤。なんだかダウントンアビーに出てくる雇い人のひとりになったような気分で、楽しくお城へ通っています(笑)。

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日々の通勤路。この立派な門をくぐってさらに歩くこと約10分、やっと古城に到着します。雇い人もなかなか大変(笑)

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バリナスローの小さな馬具屋さん、シアーシャ・サドラリー

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シアーシャ(Saoirse)とはアイルランド語で「自由」の意味。工房&ショップの可愛いロゴ

数日前よりご夫妻のプライベートツアーのご案内をしています。
乗馬をご趣味にしておられるとのこと、せっかくなので競走馬・種牡馬の産地として長い伝統のあるアイルランドの馬具屋さんをのぞいてみましょう、ということになり、旅の途中でバリナスロー(Ballinasloe, Co. Galway)の馬具ショップ&工房に立ち寄ってみました。

馬の鞍などを作る馬具職人の数はアイルランドでも少なくなっています。乗馬用品の専門店なども大型スポーツ店に徐々に吸収され、昨今あまり見かけなりました。(90年代にはダブリンのグラフトン通りにも一件あったのですが)
鞍を作る家族経営の伝統的な工房&ショップは、私が知る限りキルカレン(Killcullen, Co. Kildare)に一件あるのみ。→Berney Brothers
そこは今回のお客様の旅のルートからかなり外れるので、別のところがないかな…と探していてネットで見つけたのがバリナスローのシアーシャ・サドラリー(Saoirse Saddlery, Ballnasloe, Co. Galway)でした。

バリナスローの町から田舎道を進み、本当にこんなところに馬具屋さんがあるのかな…と不安になった頃に看板が出てきたのですが、なんと掘っ立て小屋。

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後で聞いたところによると、この建物は厩付属の麦藁を入れておく小屋だったそうです

せっかくここまで来たのだから中をのぞいてみましょう、と不安気なお客様をうながして扉を開けると、小さいながらも予想に反してきれいなお店でした。

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馬に関するいろいろなものが売られていますが、乗馬に詳しくない私が見ても何やらわからないものがいっぱい(笑)

店内をぶらぶら見ていると、奥の工房からとても感じのいい40歳前後の男性が出てきて、その人が店のオーナーであり鞍作り職人のアラン。日本から来たと言うと奥の工房へ招き入れてくれて、馬具作りについて情熱たっぷりに説明してくれました。
15年の乗馬歴のあるお客様も、さすがに鞍を実際に作っているところは見たことがなく、興味津々&大感激。

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アランのお祖父さんが建てた厩舎を改装した工房

バリナスローは馬に関しては長い伝統のある地域で、現在も毎年10月にはヨーロッパでいちばん歴史の古い大きな馬市が開かれます。
アランは馬を飼育している農場で育ち、鞍作り職人を志してイギリスの養成学校へ。今やイギリスのマスター・サドラリー協会より、最上級の鞍職人として認定を受けるまでになりました。
家業を継いで職人になったのではなく、一代で築いた新時代の鞍作り人というわけです。

そんな話を聞いているうちに、アランの作るメイド・イン・アイルランドの鞍が欲しくなってきたお客様。記念にひとつオーダーメイドしよう!ということに話がまとまりました。

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お客様に鞍の寸法合わせの説明をするアラン。お客様の寸法を測り、写真を撮り、鞍のサイズやデザインを確認。ご帰国後にお客様にご自身の馬の寸法を測っていただき(専用キットあり)、それに合わせて調整します

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アラン若かりし頃、サーカスの象の鞍を作って話題になったそうです!その時の新聞記事

象の鞍も作ったくらいだから、身体の小さい日本人の鞍を作るのは朝飯前さ~と冗談を言うアラン。お客様から馬の寸法が届いてから、約4週間で完成するそうです。

アイルランドにちなんで、緑のパイピングなどを取り入れたデザインをご注文されたお客様。日本でアイリッシュ・グリーンの皮張りの美しい鞍をのせた馬が走ると思うと、私もワクワクしてきます。
そして、旅の出会いを大切にして、記念に鞍を注文しちゃおう!というお客様の気風の良さにも感激しました。

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久しぶりに…The gに泊まる

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「g」のロゴ入り、カップケーキがお部屋にサービスされています♪

ゴールウェイのブティック・ホテル、The g Hotelに宿泊しています。
ここはアイルランド出身の帽子デザイナー、フィリップ・トレイシー(Philip Treacy)がデザインした、奇抜&ユニークな内装で知られる高級ホテル。ここ何年かご無沙汰でしたが、久しぶりにグループのお客様とご一緒に泊まらせていただいています。
(過去ブログ参照→フィリップ・トレーシーのホテル・The G

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広々としたラウンジ。ガラス張りの壁が一面、外の青空

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ゴシック風の内装とピンクのじゅうたん

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客室は白を基調としたシックな内装。とっても落ち着けるお部屋です

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ポップな色合いのレストラン。お客様がいらっしゃる前にパチリ

お食事は相変わらずおいしく、とても素敵でした。

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前菜はマスの昆布締め、マンゴーのピューレ。魚に刺さっているのはマスの皮をパリパリにあげたもの

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メインにはチキンをいただきました。カリッとあがっていて、根菜の付け合わせもおいしかったです

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デザートはアイスクリーム。ラスベリー風味のホワイトチョコレート添え

お客様とご一緒にラウンジでカクテルを飲んだり、久しぶりのThe g滞在を楽しませていただいています♪



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