ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

アイスコーヒー日和

ホテルでお夕食に降りていらっしゃるお客様をお待ちする間に、添乗員さんにおいしいアイスコーヒーをご馳走になりました。

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アメリカンタイプのホテルとしてはダブリン一と言われるインターコンチネンタル(旧フォーシーズンズ)のバーにて♪

午後から急に夏のような日差しとなった今日のダブリン。日本で飲むようなアイスコーヒーが飲みたい!…と思い、頼んでみたらありました。
さすが一流ホテルのバーだけあって、とてもおいしかったです。

一人当たりの紅茶の消費量が世界一…を長く誇ってきたアイルランドですが、ここ数年事情が変わってきて、コーヒー党の人が多くなってきました。(ひとり年間1600杯飲む、という統計でしたが、それも変わってきていることでしょう)
都市部に住む人、男性、若い世代の人々を中心にコーヒー文化がすっかり浸透。以前は水でうすめたようなインスタントコーヒーが平気で出されていたものですが、人々の舌が肥えてきて、最近のアイルランドはそれなりにおいしいコーヒーがどこでも飲めるようになってきました。

アイスコーヒー(英語ではIced Coffee)も徐々にポピュラーになりつつあります。
10年前のダブリンだったら、アイスコーヒーなんて頼もうものなら「は?」と言われたものでしたが。
あ~ダブリンも「都市」になったんだな~と、高級ホテルのアイスコーヒーを飲みながらしみじみ。アイスコーヒーごときで大げさですが、以前は飲みたくてもなかったので(笑)。

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メアリーローズ 開花

今年最初のバラが咲きました!

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今年もやはり一番乗りはメアリーローズ(Maryrose)。かぐわしい香りとともに、美しい姿を見せてくれています

今年は5月に入ってからお天気がイマイチで、例年より気温も低め。バラも咲くのが遅いな~と思っていたのですが、過去のブログをさかのぼってみてみると昨年が特に早かっただけのことで、例年並みであることがわかりました。

バラを育て初めて今年で4年目。昨年はうどん粉病に泣かされ、なんだかどのバラも弱弱しく見えたので、今年は冬の間に土を総入れ替え。肥料もたっぷりあげたので、このメアリーローズも元来の色艶を取り戻してくれたようです。

私のいちばんのお気に入りのバラ「ダーバヴィル家のテス」も蕾を大きくふくらませて、明日にも咲きそうな勢い。
私の軒先のささやかなローズ・ガーデンが楽しみな季節になりました♪

※関連過去ブログ:今年最初に咲いたバラ、メアリーローズ

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世界初、国民投票で同性結婚を合法化したアイルランド

一昨日行われた同性結婚の是非を問う国民投票ですが、結果は賛成62.1パーセント、反対37.9パーセント。
アイルランドは、国民投票によって同性結婚を認めた世界初の国となりました!

NHKニュースがとても簡潔に経緯と結果をまとめて報道しています。



同性愛はアイルランドでは1993年まで犯罪でした。それを思うと今回の憲法改正は革命と言ってもいいような出来事です。

人口の8割がキリスト教カトリックに属することなどから保守的な国柄であるとのイメージを持たれやすいアイルランドですが、実はアイルランド人は生活のあらゆる面でリベラルかつ柔軟な考え方をする人たちです。
伝統は大切にするし、古いものは好きだけれど、人の心や体の自由を奪う古い考え方にはとことん反対します。

この国に15年住んで感じることは、アイルランド人というのは道徳的・人道的なことに敏感で、他者を尊重しながら生きていくという基本的な姿勢が身についているということ。
人の悪口を言わない、仲間外れにしない、人を見た目で判断しない、困っている人に手を貸す、友達が間違ったことをしようとしていたら止めてあげる…などなど、思いやりと正義感があって公平。人間関係に関して大人な対応ができる人たちなんですよね。

今回の民意を反映した(なんと投票率60パーセント!)同性結婚の合法化は、そんなアイルランド人の日々の姿勢の表れではないかと思います。
時代が変わったとか、カトリック教会への反発とかいろいろな見方があり、それもそうだと思いますが、いちばんはアイルランド人が本来持つ他者への思いやり、すなわち人間愛のようなものが勝ち得た勝利だと思います。
そう考えると、大変清々しい新生アイルランドの幕開けといえるでしょう。

人口450万人の西の果ての小さな国アイルランド。この国が持つ可能性は計り知れないような気がしてきました。
アイルランド人が口々に、「アイルランド人であることを誇りに思う」と言っているのと同様に、私もこの国に住み、ガイディングさせていただいていることをとても誇りに思います♪

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ルシタニア号の悲劇から100年(コ―ヴ)

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14万トンの大型客船ロイヤルプリンセス号入港。小さなコ―ヴの町に巨大なビルディングがやってきたかのよう(笑)。港の目の前のホテル屋上からの眺め

客船に乗っておられるお客様をお迎えするために、1泊2日でコ―ヴ(Cobh, Co. Cork)へ出張してきました。
アイルランド南部へ行くのは久しぶりだったので、コ―ヴ、コーク、キンセールをご案内させていただきながら、私も一緒に楽しませていただきました。
(コークのイングリッシュマーケットではお客様と一緒になって牡蠣を食べ、お土産に魚まで買ってしまった・笑)

ちなみにコ―ヴではつい先日、ルシタニア号の悲劇の100周年の慰霊セレモニーが行われたばかり。
(アイルランド大統領も出席、5000人が集ったセレモニーの様子→こちら
タイタニック号の最後の寄港地としても知られるコ―ヴですが、1915年5月7日にドイツの潜水艦U‐20による魚雷攻撃を受けて沈没した客船ルシタニア号の悲劇は、コ―ヴの沖15キロ先で起こりました。
わずか18分で沈没したため、乗船していた1959名中、脱出できなかった1198名が死亡。この中に128名のアメリカ人客が含まれていたことからアメリカ国内でのドイツに対する世論が悪化し、アメリカ参戦をうながすこととなりました。

救助された人々はコ―ヴの港に引き上げられ、回収された遺体はコ―ヴのオールドセメタリーに埋葬されました。コ―ヴの町にとってはタイタニック号以上に痛ましい現場を目のあたりにした大事件でした。

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コ―ヴの町の高台にそびえるように建つ聖コルマン大聖堂は、悲劇が起こる数年前に完成。49のカリヨンが毎時きれいな音を聞かせてくれます。朝7時の鐘の音で目が覚めました(笑)

それにしても当時の船のサイズに比べ、現在の客船は巨大ですね。
ルシタニア号は3万トン。当時動くものの中で最大と言われたタイタニック号でさえ4万7千トン。本日コ―ヴが迎えたロイヤルプリンセスは14万トンだそうです。

※コ―ヴの関連過去ブログ:タイタニック号の最後の寄港地コーヴエリス島の移民第一号、アニー・ムーア

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同性結婚の合法化 Yes or No?

アイルランドでは明日、同性結婚を合法化する条文を憲法に新しく追加するか否かを問う、国民投票が行われます。
同性愛者同士の結婚はすでにヨーロッパの多くの国で認められていますが、憲法に記すかどうかを国民投票で決定するのは世界で初めてだそうです。

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数週間まえから「イエスに一票!」、「ノーに一票!」というポスターが街のいたるところに張り出されています

投票日直前のここ数日は、街頭やメディアでもイエス or ノー・キャンペーンが白熱。
アイルランド語でイエスを表す「TÁ(ター)」のついたシールやバッジを胸につけている人も多く見かけます。

世論調査ではイエスの優勢が伝えられており、私の周囲の友人たちも一様に、「イエスに投票するつもり。性別に関係なく結婚は2人がするもの」との意見ですが、中には強力なノー支持者もいて、彼女がフェイスブックに「ノーに一票!」の投稿をするたびにコメント欄が大論争。そのやり取りは大変興味深いです。

ちなみにアイルランドでは2011年にシビル・パートナーシップ制度が導入され、同性同士のカップルにもるカップルと同様の法的権利が与えられています。今回の投票結果で結婚も可能になれば、同性同士のカップルの養子縁組も法的に認められることになるため、多くのノー支持者はこの点を反対理由に挙げているようです。
(両親の性別が同じだとその子供はお母さんまたはお父さんがない子になってしまいかわいそう・・・云々)

ちなみに私はイエス支持です。国民投票の投票権があるのはアイルランド人のみなので、投票権はありませんが。
人種や国籍はもちろん、性別の違いを云々かんぬん言っている時代は終わり、人はみな平等、違いを認めて一緒に協力していきましょう、という世の中にしていくのがベストだと思っています。

今回の同性結婚の合法化への取り組みは、21世紀のアイルランドの新しいあり方を象徴しているような気がしています。
開票結果が楽しみですね。

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クィーンメアリー2、ダンレアリに寄港

ダブリン南部のダンレアリ(Dun Laoghaire)港に、世界でも最大級の豪華客船クィーンメアリー2が寄港。
下船してダブリン市内観光をされるグループさんをお迎えに朝早くに港へ出向いたのですが、あいにくの強風で波が高く、客船が港に入って来られず。

数時間遅れてようやく沖に錨を下ろしたクィーンメアリー2ですが、3000人を超える乗客がテンダーボートで上陸するのにこれまた時間がかかり、結局、朝9時から行うはずだった市内観光が開始されたのは、なんと午後2時半でした(笑)。

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2003年の建設当時は客船としては世界最大だったクィーンメアリー2。ダンレアリのヨット・ハーバー越しに、沖に錨を下ろした巨大な船が浮かびあるように見えていました

なんとかギネスストアハウスだけは行き、おいしい出来立てのギネスを飲んで、お土産を買って大急ぎで乗船。
こんなハプニングも思い出になったわ~、ギネスの味は忘れません~、と口々に言ってくださった辛抱強いお客様たちに感謝。

今年も豪華客船がダブリン、ベルファースト、ウォーターフォード、コ―ヴなどアイルランド沿岸の港へ次々とやってくるシーズンとなりました。
ダブリン港だけでもこの夏通して82隻の客船が入港予定だそうです。
客船のツアーは天候に左右されますので、ドラマがつきもの。この5月は例年よりちょっと気温の低めなのですが、これから夏に向かって天候が回復するといいな~と願っています。

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フンバリ―・カフェのベイクド・チーズケーキ!

先週日本から帰ってきてからというもの、忙しい日々が続ています。
ダブリン市内や近郊のご案内、空港の送迎などなど、日によっては1日に2つの別のグループさんをご案内させていただくこともあり、頭の中がパズル状態です(笑)。

今日は早朝にグループさんを空港でお見送りして、本日の仕事は終了。
友人2人とフンバリ―カフェ(The Fumbally, Dublin 8)で落ち合い、久しぶりにおしゃべりに花が咲きました。(月曜日ですが・・・ひとりは求職中、もうひとりはサーフボードが額に当たって怪我をし、その抜糸のため病欠)

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関連過去ブログ:フンバリー・カフェにてランチ

上の写真の、3人でつついている真ん中のケーキはベイクド・チーズケーキ(Baked Cheesecake)です。
日本では、チーズケーキは「ベイクド」と「レア」があって、「ベイクド」と言ったらその名の通り、オーブンで焼いたチーズケーキですよね。
ところがこちらでは、ベイクドしたチーズケーキに出会うことはなかなかないのです。メニューに「ベイクド」と書かれていても運ばれてくるのはやっぱりレア…ということがこのところ数回続き(「ホームベイクド・ニューヨーク・チーズケーキ」と書かれていたがレアだった&「ベイクド・ラズベリー・チーズケーキ」と書かれていたがこれもレアだった・涙)、ベイクド・チーズケーキは好きだけどレア・チーズケーキはあまり好きではない私はその度ごとにがっかりしていたのですが、今回は正真正銘のオーブンで焼いたベイクド・チーズケーキでした!
しかもアイルランドでお馴染みのウィスキーをミルクで割ったお酒、ベイリーズ入り♪
(ベイリーズ・チーズケーキはアイルランドでは定番のデザートですが、通常はレア・チーズケーキなのです)

普段チーズケーキはあまり好きではない友人も、このベイクドしたチーズケーキをひと口食べて開眼。
そう、チーズケーキはやっぱりこの味ですよね。フンバリ―・カフェ、万歳!(笑)



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ジョン・レノンが泊まった軽井沢・万平ホテル

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信州名物のリンゴたっぷりのタルト。ジョン・レノンが作り方を教えたというロイヤルミルクティーと一緒にいただきました。万平ホテルのカフェにて

日本での滞在を終え、ダブリンに戻りました。予定を合わせてくれた母と姉のおかげで、短い滞在ながらも家族であちらこちらへ出かけ、とても楽しい1週間でした。

滞在中、久しぶりに軽井沢へ出かけ、創業120年の老舗、万平ホテルに宿泊しました。
実家から車で小一時間の距離にある軽井沢。子供の頃から家族でよく出かけた場所ですが、旧軽銀座までは行っても万平ホテルへは行ったことがなかったのです。

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1896年創業の万平ホテル。昭和初期に完成した本館の建物は、改築することなく変わらぬ姿をとどめています

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西洋風のクラッシックな内装。当時はさぞかしモダンに感じられたことでしょう

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ステンドグラスも当時のまま。かやぶき屋根やお籠を運ぶ人などレトロなモチーフ

大正から昭和にかけての軽井沢は、堀辰夫や芥川龍之介などさまざまな文人が集った場所としても知られていますが、この万平ホテルでも文学談義が交わされたようです。
芥川龍之介の憧れの人であり、松村みね子のペンネームでアイルランド文学を翻訳した歌人の片山廣子がその仲間に入ることもあったようですね。
(関連過去ブログ:山梨県立文学館の「村岡花子展」へ(「花子とアン」のこと、片山廣子のこと片山廣子『燈火節』を読んでアイルランド文学の翻訳者・片山廣子を偲ぶ

数々の著名人を迎えた万平ホテルですが、中でももっとも有名なのはなんといってもジョン・レノンですね。
1977年からの3年間、妻のオノ・ヨーコと子供を連れて毎年軽井沢で夏の休暇を過ごしたジョン・レノンは、この万平ホテルを定宿としていました。
その頃のジョンは、音楽活動を離れ、「ハウス・ハズバンド」を自称して妻のヨーコと幸せな日々を送っていました。ヨーコとの間にショーンが生まれたのもこの頃。「ショーン」はジョンのアイルランド語名、先祖のルーツがアイルランドにあるジョンのこだわりが感じられます。

ジョン・レノン一家が泊まったのが128号室だったことはあとで知りました。私たちが泊まった124号室の、2部屋隣りだったようです。私たちの部屋のレイアウトや眺めも、おそらくジョンの部屋と同じでしょう。

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障子とベッドのある、和洋折衷の客室

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お風呂はやっぱり猫足!

館内にある展示室には、万平ホテルを訪れていたジョンと家族の写真や、ジョンがその音色に惚れ込み、お金はいくらでも出すからゆずって欲しい!とホテルに懇願したというヤマハのピアノがありました。

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でも、ホテルは譲らなかったそうです。ちょっとだけ・・・鍵盤をたたいてみました♪

最近ではスタジオジブリの映画「風立ちぬ」で、このホテルが舞台となっているそうですね。原作でも出てきたでしょうか、読んだのがずいぶん前ですので覚えていないのですが。

堀辰夫からジョン・レノンまで、時代を彩ったさまざまな人が謳歌したホテル、一見の価値ありでした。

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素敵なダイニングでディナー。これぞ日本の洋食!といった感じの、万人の口に合うやさしいお味でした。きれいなメニューの柄も昔から変わらないそうです

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チャールズ皇太子の南北アイルランド訪問予定

キャサリン妃の第二子出産で注目の英国王室ですが、アイルランドでは今月下旬にチャールズ皇太子がアイルランド西部を中心に公式訪問することが決まり、話題となっています。

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Irish Independent 5月8日の記事より

訪問は5月19~22日の4日間の予定。1995年の初訪問以来何度かアイルランドを訪れているチャールズ皇太子ですが、カミラ夫人を伴いお二人ご一緒に訪問するのはこれが初めです。
昨日詳しい旅程が発表されたので、簡単にまとめてみました。

1日目 ゴールウェイ空港到着 ゴールウェイ大学でのレセプションに出席後、海洋研究所とバレン(Burren, Co. Clare)訪問 (その間カミラ夫人は地元小学校を訪問) 夜はLough Cutra Castleにてアイルランド大統領夫妻とプライベート・ディナー

2日目 スライゴ訪問 市内のアートセンター、モデル(The Model)にて市民主催の歓迎会に出席後、W.B.イエーツ生誕150年を記念して墓所のあるドラムクリフ(Drumcliff)を訪れ、イエーツのお墓参り&聖コロンバ教会で礼拝に参列。その後、ルイ・マウントバッテン卿が殺害されたマラグモア(Mullaghmore)を訪問し、地元の人々と面会。夜はスライゴ・レース見物

3・4日目 北アイルランドへ ベルファースト、ヒルズボロ城(Hillsbrough Castle)でのレセプションやコンサートなどに出席。コリメーラ・コミュニティー・センター(Corrymeela Community Centre 北アイルランドでいちばん最初に始まった和解プロジェクト推進センター。今年で50周年)も訪問

…とダブリン抜きの、アイルランドの西海岸中心の訪問。それもアイルランドの自然や環境(ゴールウェイの海洋研究所、バレンなど)、歴史や文化遺産(イエーツの墓所など)に興味を示してくださっているのがよくわかり、嬉しい限りです。

アイルランド西部は今盛んにワイルド・アトランティックウェイ(Wild Atlantic Way=全長2500キロの世界最長の海岸道路)の観光誘致に力を入れていますから、そのプロモーションにもなりますね。
(関連過去ブログ:世界最長の海岸道路、ワイルド・アトランティック・ウェイ、来春オープン!
バレンやイエーツの墓所は、日本から観光にいらっしゃるお客様にも人気の観光地ですので、アイルランドに来たことのある方の中には私も訪れた!という方も多いことでしょう。

中でもアイルランド側のメディアが特に注目しているのが、チャールズ皇太子のマラグモア訪問。
ここは皇太子の大叔父にあたるルイ・マウントバッテン卿(Lord Louis Mountbatten, 1900-1979)が、1979年8月27日にIRAによって殺害された場所です。北アイルランド紛争のさなか、国境に近いこの地は英国王室関係者には危険であると考えられていましたが、ひなびた漁村のたたずまいや村人との気さくな交流を好んでいたマウントバッテン卿は気に留めず、休暇にこの地をしばしば訪れていました。
ある朝ヨットに乗ってマラグモアの波止場を出航した直後に、IRAによりエンジンに仕掛けられた爆弾が爆発。マウントバッテン卿は即死、同乗していた14歳の孫と、15歳の地元の少年も命を落としました。

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近年、大波のサーフィンで知られるようになったマラグモアは大西洋を見晴らす小さな半島。マウントバッテン卿が滞在した丘の上のクラッシーボウン城(Classiebawn Castle・遠景)は卿の夫人が相続した19世紀の館。現在は個人の所有ですが、マラグモアのランドマークとしての様子は変わらず(2015年3月撮影)

マウントバッテン卿を敬愛していたチャールズ皇太子は、当時この事件に大変心を痛めたそうです。
今回のアイルランド西部訪問の目的のひとつは、敬愛する大叔父へ慰霊訪問でもあるのでしょう。地元の人々にとっても、王室関係者が事件の現場を訪れることが大きな慰めになるのではないかと思います。

マラグモアは私もサーフィンなどでよく行く場所のひとつ。スライゴではマラグモアのお隣りのクリフォニーに滞在することが多いので、よく知ったビーチや散歩道にチャールズ皇太子が来る!といった気分でなんだか親しみがわきます。
(マラグモア関連過去ブログ:新たなビッグ・ウェイヴ、「プローラーズ」観測史上最大の大波スライゴ滞在中のウォーキング・コース(クリフォニー~マラグモア)

北アイルランドでは以前に日本の高校生のグループさんをご案内したことのあるコリメーラ・センターを訪問されるとのこと。北アイルランド問題への懸念や、和平・和解ということも今回の皇太子の南北アイルランド訪問のテーマのひとつのようです。

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ダブリンから信州へ、24時間以内に到着

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青空の日本に、日の丸のついた全日空機で到着

仕事の合間をぬって日本に来ています!

早朝の便でダブリンを出て、フランクフルト経由で羽田へ。東京駅へ移動し、新幹線で信州の実家へ着くまでにかかった時間は22.5時間。
長いと思われるかもしれませんが、ダブリンの自宅から信州の実家まで直線距離で約9500キロ、それが24時間以内で移動できるってスゴイ!…というのが海の向こうに住んでいる私の感想(笑)。

その間乗った乗り物は、自分の車、飛行機x2、タクシー、新幹線、母の車。こういう移動に慣れてしまっているせいか
あまり苦にもならず。というより、日本に来るためには仕方のないことなので、最短の方法でプランニングしたら、あとは乗るだけ。あまり考えないようにしています。

フランクフルトからの機内ではラッキーにもお隣り2席が空席でしたので、のんびりくつろぎながら見逃した(または最新の)映画を5本鑑賞。他のことをしたくても出来ない、貴重な時間ですね。

今回は1週間ほどの短い滞在ですが、ここ数年は大々的に一時帰国するより、こんなふうに気軽にふらっと実家へ帰ってくるのが簡単で、感傷的にならずにすむので気に入っています♪

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