ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

秋の気配…ベルファーストへ移動中

今晩より始まる周遊ツアーのご案内で、列車にてベルファーストへ移動中。今日は車内のWifiの調子が良く、ペーパーワークがスイスイ進んで嬉しいです。(Wifiが途切れ途切れでうまくつながない時もあるのです)

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窓の外はきれいな青空

アイルランドはそろそろ秋の気配。この時期のアイルランドは、ひと雨降ってまた晴れて…を繰り返しながら少しづつ気温が下がっていきます。
日中20度まで気温が上がる素晴らしい陽気ですが、空気の中にはどこかピリリとした清涼感があり、日差しも明らかに夏のそれとは違う。子供の頃の秋の運動会を思わせるような陽気です。

今日の車内は、ベルファーストで行われる野外フェスへ出かける若者たちで大賑わい。
缶ビール片手にわいわいガヤガヤ、今夜はレッドホットチリペッパーズがステージに登場するらしく、すでに音楽をガンガンにかけて大合唱。まるでお祭り列車のごとく、みんなとっても楽しそうです。
車掌さんは親切に若者たちに降車駅の説明をして回り、車内清掃係りのおばさんは「レッドホットチリペイパーズはこちらへ~」と踊りながらゴミ集めしています。(ペッパーズとペイパーズ=「紙くず」をかけている・笑)


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悪魔に根っこを切られた花、「デヴィルズ・ビット」

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可憐な薄紫色が秋を感じさせます♪

8月も終わりに近づき、アイルランドの野の花も秋仕様に変わってきました。
昨日ジャイアンツコーズウェー(Ginat's Causeway, Co. Antrim, NI)で一面咲き誇る様子が印象的だったのが、日本でマツムシソウとして知られるスカビオサ(Scabiosa)。夏に咲き始め、この時期満開になり、可憐な薄紫色で野山を彩ります。

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ジャイアンツコーズウェイの土手一面に群生

スカビオサは種類がたくさんあり、アイルランドでも2~3種類違った品種が見られます。コーズウェイに群生していたのは「デヴィルズ・ビット(Devil's Bit)」と呼ばれる種類。
私が日本で知っているマツムシソウは周囲に花びらがピラピラついていて、色はもっとブルーですが、こちらの品種は淡い青紫色で、花全体が小さなまん丸。

デヴィルズ・ビット(Devil's Bit)とは「Devil」=「悪魔」、「Bit」=「ほんの少し」または「小さなひと切れ/切れ端」といった意味。なんだか意味深な名前です。
由来を調べてみたところ、この花の根が短く、先端がちょん切られたような形をしているので、悪魔(Devil)によってちょっぴり(Bit)切られたに違いない!ということになり、そんな名が付いたのだそう。
今度この花を見かけたら、ぜひ根っこをチェックしてみなくては(笑)。

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仲良しファミリーさま、ジャイアンツコーズウェイにて

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ジャイアンツコーズウェイの「パイプオルガン」で、セミのポーズを決めるご家族さま

このところ、ご家族旅行のお客様をご案内させていただくことが以前にまして多いような気がします。
ハワイ、グァムではなく、さらにはロンドン、パリではなく、アイルランドまでファミリーで来て下さる方が多くなっているということですね。

そんなプライベートなファミリー・トリップにいらっしゃるご家族は、当然ですが皆さん仲良し。
ここ2日間ほどご案内させていただいたご家族はチームワーク抜群で、三人三様なのにまとまりがいい。記念写真を撮るときには誰からともなくポーズし始めて、組体操みたいに3人のポーズが自然に決まるので、見ていて感激しました(笑)。

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タラの丘でケルティック・ウェディング

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空と大地に見守られて行うケルト式の結婚式。水色の空とちぎれ雲をバックに司祭と一緒に記念撮影

今日はケルティック・ウェディングのコーディネートでタラの丘(Hill of Tara, Co. Meath)へ。
素晴らしいお天気に恵まれて、素敵なS様ご夫妻のお式に立ち合わせていただきました。

このところ降ったりやんだりの不安定なお天気が続いていたので、本来なら屋外のセレモニーが出来るかどうか心配すべきなのでしょうが、過去10年ケルティック・ウェディングをコーディネートしてきて一度も降られたことのない私は、今回も「マジック」が働いてきっと晴れるであろう…と心のどこかで思っていました。
そして、セレモニーの時間に合わせたかのように雲が薄くなっていき、アイルランドらしいきれいな水色の空が。やっぱり(笑)。

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ご用意させていただいた花嫁のフラワー・ブーケ。ナチュラルな色合いのブーケをご希望いただきましたので、そんなイメージでアレンジ。お会いした新婦A様の可憐かつ華があるイメージにぴったりで、我ながら嬉しくなりました

ダラ・モロイ司祭が執り行うケルティック・ウェディングは、自然のエネルギーから祝福を受けます。
今日のセレモニーは宇宙の四大元素である土・水・風・火によるブレッシングがメイン。古代アイルランドのハイ・キング&ハイ・クィーンが即位したタラの丘で、風に吹かれながらの素晴らしいセレモニーでした。

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風を象徴するワシの羽を新郎新婦の前でパタパタさせる司祭。風は感情を司り、新郎新婦の間に円滑なコミュニケーションが生まれるよう願う儀式

今日はタラの丘で、お天気の他にも「マジック」が起こりました。
セレモニー終了後、司祭のダラがその場に居合わせたカップルさんと話し込んでいるので、知り合いにでも会ったのかな…と思い聞いてみると、なんと今から10年前にダラがお式を執り行ったご夫婦が、たまたまその場にいたのだそう。なんという偶然!
その時もセレモニーが始まったら曇り空が急に明るくなり、雲の割れ目から光が差し込んできたのだそうです。

また、今日のお式の日は、1年前のお2人のプロポーズの日。お2人とも式の日が決まってから、そういえばプロポーズからちょうど1年目の日だ!と気が付いたのだそう。きっと何かのシンクロニシティー?

その他、司祭もダラ(Dara)、写真撮影をお願いしたカメラマンもダラ(Daragh)と同名、「樫の木」を意味するアイルランド語に由来する名です。生命力の強い樫の木には強い精霊が宿ると考えられ、ケルトの御神木のひとつ。今日のセレモニーでは、樫の木の小枝が自然エネルギーのシンボルとして使用されました。

さらには式後、タスマニアからやって来たという謎の老人(?)が現れて、お2人の門出を祝ってこんな「マジック」を披露してくださいました。

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飾り文字でスラスラと結婚記念証書とでもいうべきものを作ってくださり、プレゼントしてくださいました。書いているこの場所は車のトランク(笑)

何もかもがお2人の晴れの日を祝って、床下で口裏を合わせて大集合してくれたかのよう(笑)。

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Just married! 晴れてご夫婦になったお2人の笑顔の美しいこと

アイルランド音楽が大好きで、ご自身もそれぞれ演奏をされるというS様ご夫妻。今回、アイルランドにいらっしゃるのは初めてとのことですが、今後ますますアイルランドとの縁が深くなりそうですね。
お2人の末永いお幸せを心よりお祈りしています♪

※ケルティック・ウエディングに関するお問い合わせはこちら
※過去のケルティック・ウェディングのブログ…アラン諸島1アラン諸島2タラの丘1ダブリン作家博物館アラン諸島3タラの丘2タラの丘3アラン諸島4

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「セイヨウナナカマド」の実、真っ赤に色づく

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写真を撮ろうにも枝が風に揺れてなかなかうまくいかず。お客様が枝を押さえてくださり、ようやく撮影・笑(Newgrange, Co. Meathにて)

この時期、真っ赤に色づく実がとてもきれいなこの木は、ロウワン(Rowan)またはマンテンアッシュ(Mountainash)=「セイヨウナナカマド」です。
春から初夏に咲く白い花もきれい。日本のナナカマドとは種類が若干、違うようです。

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引き潮のインチ・ビーチにて

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朝のインチ・ビーチ。引き潮の砂浜に光が差して、まるでウユニ湖のごとく(笑)

終日、ディングル半島(Dingle Peninsula, Co. Kerry)の観光。
朝いちばんで人気の少ないインチ・ビーチ(Inch Beach, Co. Kerry)に立ち寄り、引き潮の砂浜をお客様とご一緒に散歩しました。大西洋の空気をいっぱいに吸い込んで、気分爽快。

8月のアイルランドというのは、夏から秋への季節の変わり目なのだと思います。昨日は真夏の青空でしたが、今日は晴れ間が出たかと思ったら霧がおりてきて…と変化の激しい、複雑な空模様。
日々、そして刻一刻と移り変わっていく気まぐれな天候は、海や大地をよりドラマチックに演出してくれます。大自然がそのままで劇場のようで、退屈する間がありません。

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アイルランドの夏を彩る「ヒメヒオウギズイセン」

この時期アイルランド西部・南西部を旅していると、鮮やかなオレンジ色の群生をさかんに目にします。
モハーの断崖へ至るカウンティー・クレア(Co. Clare)の沿道や、ディングル半島(Dingle Peninsula, Co. Kerry)など、道路の脇がオレンジ色に染まるかのごとく。
あまりにもきれいで、お客様とご一緒に歓声をあげては感激しています。

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夏らしい鮮やかなオレンジ色。球根でどんどん増える山野草です

モンブリシャ(Montbretia)という南アフリカ原産の花。暖流の影響を受けて緯度のわりに温暖なアイルランド大西洋岸の気候風土に良く合って、自生しています。
花の名はフランス人のシャルル・コクベール・ド・モンブレ(Charles Coquebert de Montbret、1755-1831)さんにちなむそうですが、この人が南アでこの花を最初に発見した人だったでしょうか。以前にそう聞いたような気がするのですが…。
(日本ではカタカナで「モントブレチア」と表記されることが多いようです)

和名は「姫檜扇水仙 (ひめひおうぎずいせん)」だと、今回のグループさん最高齢の88歳の男性のお客様が教えてくださいました。
お若い頃に住んでいた場所で初めてこの花に出会い、なんてきれいな花!と感激して、牧野植物図鑑で名前を調べたのでよく覚えているのだそうです。懐かしい花にアイルランドで再会、その名をスラスラと教えてくださいました。
植物の和名には時々、イメージにそぐわないがっかりするようなものがありますが、これはきれいな名前ですね。

数年前にガイド仲間のシィネードがこの花の球根を持ち帰って庭に植えていたのを数株もらい、私も自宅で鉢で育てていますが、やはり野山に群生している方が断然美しいですね。
大好きなアイルランドの夏の花のひとつです。

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コリブ湖畔で迎える朝

数日前から再び、周遊ツアーのご案内が始まりました。

今朝は早く目覚めたので、早朝からメールの返信などツアーが始める前にペーパーワーク。窓から光がもれてきたのでカーテンを開けてみると、コリブ湖畔(Lough Corrib, Co. Galway)が朝日を受けて美しく輝いていました。

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アイルランド最大の湖、コリブ湖を見晴らす部屋から。朝5時45分ごろの明けゆく空

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そして今、朝7時過ぎ。気持ちのいい青空となりました!

今日は終日、アラン諸島のイニシュモア島(Inismor, Arran Islands, Co. Galway)へご案内する日。ツアーのハイライトとなる一日ですが、良いお天気で島へ渡れそうで良かった、良かった。

日本はお盆ですね。皆さんもどうぞ楽しい夏の日をお過ごしください♪

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日本のライアンエア?格安フライト「ピーチ」

スウェーデンから戻り、再びアイルランドでのガイディング生活に戻りました。

ここ数日ご案内していたお客様は、ピーチ・アビエーション(Peach Aviation)という関西空港を拠点とする格安航空会社の関係者の方。2011年に設立された新しい航空会社さんで、フューシャ・カラーを基調とした可愛いデザインやロゴなどで人気の航空会社さんだそうです。

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機内には置いていないという機内(機外?)誌には、ガイドブックにはない穴場スポットが紹介されていたりして、大人気だそう。可愛い飛行機のシールも一緒にいただきました

このピーチさんがなぜアイルランドに関係があるかというと、ヨーロッパ最大の就航数を誇るアイルランドの格安航空会社ライアンエア(Ryanair)をお手本に設立された会社だから。(ライアンエアについては過去ブログ参照→ライアンエアの新・到着ミュージック
ライアンエアの元会長パトリック・マーフィー(Patrick Murphy)さんがアドバイザーとして道先案内をしておられるそうですから、まさに日本のライアンエア的な会社さんのなのです。(着陸時の到着ジングルはないようですが・笑)

デザインが可愛いだけでなく、機内アナウンスが関西弁だったり、機内でお好み焼きやたこ焼きが販売されるなど、なんだかとっても楽しそう。東京から沖縄への便もありますし、大阪からは台北や香港へも飛んでいるようですから、フューシャピンクの「日本のライアンエア」にぜひ一度乗ってみたいものです。

ちなみに今日お客様をウィックロウへご案内した際に、夏のアイルランドを彩るホクシャの花がきれいに咲き誇っていました。(写真はこちら→「神様の涙」、満開
ホクシャの英語名はフューシャ(Fuchsia)。「フューシャ・カラー」とはこの花から付けられた色の名で、園芸種のフューシャにいろいろな色があるように、「フューシャ・カラー」にもパープル、ピンク、レッドがあるようです。

アイルランドに自生する野生のフューシャの花は赤&濃い紫色。ピーチさんの色調とは少々異なりますが、「フューシャ・カラー」の名のもとになったホクシャの原種が奇しくもアイルランドにたくさん咲くというのは、ライアンエアとのご縁を示唆するようで、面白いシンクロ二シティーだなと思いました。

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カール・ラーションの家を訪ねて③~ラーションの特別展

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開き扉を開けるとラーションの絵がいっぱい

カール・ラーションの家を訪ねて①~ファールンへ
カール・ラ-ションの家を訪ねて②~「リッラ・ヒュットネース」

カール・ラーションの家「リッラ・ヒュットネース」から徒歩5分程のところに、古い粉ひき小屋を改装したKvarnen Galleryというギャラリー&ショップがあり、「Tocken Carl」というラーションの生涯にまつわる特別展が行われていました。

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粉ひき小屋を改装したギャラリー

2016年5月21日~8月21日までの期間限定の特別展。とても素敵な展示で、「リッラ・ヒュットネース」の見学後、さらにカール・ラーションの世界にひたることが出来ました。

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見てきた「リッラ・ヒュットネース」のガーデンそのままの絵

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画面をタッチしてスクロールするとラーションの絵が次々に出てくる、iPad式の展示。私が子供の頃、部屋に飾っていた「キッチン」の絵もありました

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「リッラ・ヒュットネース」を模したお部屋で映像を見るT子さん

カール・ラーションはストックホルムの生まれですが、とても貧しい家に生まれて、子供の頃から画才で家計を助けていたそうです。
「リッラ・ヒュットネース」にあるラーションの寝室には、ラーション専用のベッドが寝室の真ん中にで~と置かれています。結婚していたのに、なぜ自分用のベッド?と誰もが疑問に思う点ですが、自分専用の大きなベッドに寝ることが子供の頃からの夢だったそう。

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ラーションの寝室を模した展示室。背後の絵はストックホルムの国立博物館所蔵の大作、「冬至の生贄」のレプリカ

ラーションの絵と共に彼の人となりや人生をたどることの出来る、素晴らしい展示でした。

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