ナオコガイドのアイルランド日記

観光ガイドによるアイルランド生活・旅情報

ジョン・カーニーの新作映画『シング・ストリート』、日本で上映中

『Once ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督の新作映画『シング・ストリート(Sing Street)』が、近ごろまた日本で上映されているようですね。

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邦題は『シング・ストリート 未来へのうた』、公式HPはこちら

日本では7月に公開されましたが、いくつかの劇場で再び上映しているようです。
上映劇場情報
目黒シネマでは、12月3~16日がジョン・カーニー監督特集。『シング・ストリート』の他に、カーニー作品を2本立てで上映中

アイルランドでは今年の春頃に上映していたのですが、劇場公開を見逃してしまい、私も最近になって友人がプレゼントしてくれたDVDで見たばかり。
これまでのジョン・カーニーの作品の中でいちばん好き。すっかりはまって数回見ました!

ストーリーは上述の日本語公式HPに紹介されていますのでここでは省きますが、1980年代のダブリンが舞台。当時日本でも流行った80年代ブリティッシュ・ポップスが次々流れて懐かしい。
ジョン・カーニーは私と同世代で、やはり80年代にティーンエージャーでした。当時、日本はバブルの時代でしたが、アイルランドは大不況。それぞれ違った理由から、今いるところよりもっと広い世界へ出ていくことを夢見る時代だったと思います。
そして国は違えど、音楽が呼び起こす共感は古今東西を問わず。デュラン・デュランや『バック・トゥー・ザ・フューチャー』と聞くだけで、作中の登場人物にとたんに感情移入出来てしまうから不思議ですね。

映画の中で主人公のコナー率いる中学生バンドが次々に生み出すオリジナル曲が、これまたとてもいい。既成のものもあれば、この映画用に作ったものもあるようですが、元バンドマンだったジョン・カーニーらしく、『Once』同様、こちらもやはり音楽映画です。

ジョン・カーニーの作品はいつも、それぞれの時代のダブリンの「現実」を背景に描きながらも、ファンタジー(非現実、夢)が混在するのが魅力。主人公のコナーが学校のステージで演奏しながらアメリカのハイスクールのプロムを妄想するシーンがまさにそれです。ジョン・カーニーの作品らしさが小気味よいくらいに炸裂していて、何度見ても印象的なシーンです。
(彼のファンタジー&コメディ映画で、日本では公開されていない『ゾナッド(Zonad)』という作品があります。あのシーンはそれに相通じる痛快さがありました。『ゾナッド』はアイルランドの小さな村に宇宙人がやって来るお話!)

かれこれ10年くらい前のことですが、『Once』の日本上映が決まった時、日本からの取材陣をお連れしてジョン・カーニーのインタビューを取りに撮影現場にお邪魔したことがありました。(まさに『ゾナッド』の撮影中でした!)
『シング・ストリート』を見ていて、あの時に『Once』というタイトルに込めた意味について、ジョンとやり取りしたことをふいに思い出しました。
(過去ブログ➡『ONCE』の監督ジョン・カーニーを訪ねて『ONCE』の意味って…?

「ひとたび…すれば(ONCE)、この世はバラ色だ」と夢見ながらも、現実はそうでなかったり、そうできなかったり。それでも、あきらめて冷めた生き方をするよりは、「ONCE…」という想いで夢を見て生きていきたい。
これがジョン・カーニー監督が作品を作り続ける理由なのだと思います。
コナーの妄想シーンもまさにそれ。監督自身の人生哲学であり、アイリッシュネスであり、誰もが心の中に持っている、大人になってもなかなか折り合いがつけられない想いなのでしょうね。

この映画のロケ地について書こうと思っていたのですが、映画評みたいになってしまいました(笑)。
長くなりましたので、ロケ地のシング・ストリートについては後日。

余談:コナーのバンド仲間イーモン君はウサギ好き。作中に登場するウサギちゃんたちは、実はイーモン君を演じている役者の男の子のペットなのだそう。いつもウサギと一緒にいるので映画にもそのまま出してしまったのだそうです!

※日本版DVDは2017年2月発売予定です!

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ケーキ・カフェで朝ごはん♪

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バターをぬったトーストを玉子のココットにデップしていただく「エッグ・アンド・ソルジャー」(半熟ゆで卵バージョンもあり)に、ソーセージのトッピング♪

昨日街歩きの途中、久しぶりにケーキ・カフェ(Cake Cafe, Dublin8)に立ち寄ってみました。

カムデン・ストリートに面したデーンツリー・ペーパー(Daintree Paper, Camden St, Dublin2)という紙やカードのお店の奥にある、隠れ家的カフェ。そんな雰囲気が好きでかつてはよく来ていたのですが、ここ数年生活する地域が変わったせいなのか、なぜかご無沙汰していました。
以前のようにデーンツリー・ペーパーから入ってみると、誰かさんちの中庭みたいな居心地のいい雰囲気は変わらず。

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ショップを通り抜けた奥にこんな素敵な空間が。狭い店内はいっぱいでしたので、朝の雨にぬれたベンチをハンカチでふいてテラス席にすわりました

アイルランドの多くのカフェ同様、ここも終日ブレックファースト・メニューがいただける「オールデー・ブレックファースト(All day breakfast)」のカフェ。
そろそろランチ・タイムではありましたが、ダブリンの休日風に朝ごはんを。エッグ・アンド・ソルジャー(Egg and Soldier)にソーセージのトッピングをオーダーしました。(冒頭写真)

素朴な朝ごはんですが、これがとってもおいしくて、街歩きをしてペコペコだったお腹がみるみる満たされていきました。
バター、パン、玉子、ソーセージ。アイルランドは、こういう日々食べる当たり前の素材がやっぱりおいしいのです。

ケーキ・カフェの名の通り、ここはベイキング(焼き菓子)がウリなのですが、残念ながらそこまで到達できず。
相席した女性に、「このチョコレート・ケーキすっごくおいしいんだけど、もうお腹いっぱい。あなた食べる?」と勧められてひと口もらいましたが(笑)。
久しぶりのケーキ・カフェ、気の利いたメニューも居心地の良さも健在でした。

ちなみに、このブログを書こうとして過去のケーキ・カフェ関連の記事をブログ内検索したところ、なんと今から9年前にも全く同じメニューを食べていたことが判明!しかも、タイトルまで類似(笑)。➡ケーキ・カフェの朝ごはん
(この時はソーセージではなく、ベーコンをトッピングしています)

ケーキ・カフェがオープンしたばかりの頃でしょう。その頃からメニューも大きく変えず、味も雰囲気も変わらないカフェもすごいですが、全く同じものを無意識に注文している私も笑える。
好きなものって変わらないんですね~(笑)。

最近のケーキ・カフェはケータリングが充実して、オフィスやパーティーでの軽食、クリスマス用ケーキやお菓子などがネットで注文できます。オリジナルのリネン・タオルやエプロン、クッションなども素敵です。

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竹に覆われたエコロジナーな雰囲気。扉の向こうに透けて見えるのは、デーンツリー・ペーパー店内のクリスマス・ツリーです

The Cake Cafe Dublin
Pleasants Place, Dublin 8. (←Camden St.のDaintree Paper Shopから入れます)
Tel: 01-4789394
月~土 9:00-18:00/日・祝 休業

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今日からクリスマス準備期間

アイルランドに戻って来てからじめじめとした日が続いていましたが、やっと太陽が出たので、ここぞとばかりに用事をしにダブリンの街へ。
今日のダブリンは厚手のコートがいらないほど暖かな陽気。クリスマス・ムード高まるダブリンの繁華街で、街歩きを楽しんできました。

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オコンネル通りのクリスマス・ツリー。いつもは通りの真ん中に立てられますが、今年はルアス工事のためかタルボット・ストリート(Tarbot St, Dublin1)の入り口にありました

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クリスマス・ツリーの売り出し中。毎年、生の木を買って飾り付けをする人が多いのです。カムデン・ストリート(Camden Street, Dublin2)にて

そういえば今日は12月8日、キリスト教の暦では聖母マリアの祝祭日(&ジョン・レノンの命日!)で、伝統的には、この日から正式にクリスマス準備期間に入ります。
私がアイルランドに来たばかりの頃は、12月8日は地方からダブリンへショッピングに来る人たちでにぎわう日でした。車を持っていない人も多かったので、大型バスを仕立てて、村中でダブリンのショッピングセンターに買い物に来ているのを見かけたものでした。

最近は地方都市にも大型店がありますし、皆が車を持つようになり、いつでもショッピングに行けるので、こういう風習もなくなったかもしれませんね。

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クリスマス・リースが飾られた美しいジョージアン・ドア。クリスマスを迎える準備が出来ました♪

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トランプの「壁」、アイルランドには作らせない!

約2か月の日本滞在を終えてダブリンに戻って来ると、嬉しいニュースが。

先日、ドナルド・トランプ米次期大統領が、アイルランド西海岸の自身が所有するゴルフ・リゾートに巨大な壁を建設しようとしているとお伝えしました。(詳しくは過去ブログ参照➡アイルランドにトランプの「壁」が作られる!?
その計画が、昨晩開かれた地元公聴会にて完全却下、正式に取り消されました!

この国の民意が正常なもので良かった。アイルランドには、トランプ氏の「壁」は作られません&作らせません!

そもそもこの計画は、自身のゴルフ・リゾートに隣接する海岸線2.8kmに沿って、高さ5メートルの岩の壁を建設するという途方もないもの。ゴルフ場を砂の浸食から守るためとのことですが、景観が台無しになるばかりか、環境破壊も甚だしく、地元住民やサーファー、環境保護の専門家から反対の声が上げられていました。

ビーチのエコシステム保全を目指す団体「Save the Waves」により署名運動も行われ、約10万件の反対署名が全世界から集められました。

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5つ星ホテルが建つドゥーンベック・ビーチ。写真はBREAKING NEWS: SAVE THE WAVES AND IRISH PARTNERS DEFEAT TRUMP’S IRISH WALLより

私も署名をしたひとり。トランプ氏が所有するドゥーンベック・ゴルフ・クラブ(Doonbeg Golf Club)があるビーチは、私たちも日常的にサーフィンをしに行く場所で、ゴルファーとサーファーが互いの信頼のもと、環境を分け合ってきたという歴史があります。
(ドゥーンベックの「サーファーの道」については前回のブログをご参照ください➡アイルランドにトランプの「壁」が作られる!?

当初トランプ氏は、「壁」の建設が却下されたらゴルフ場経営がから手を引くと公言していました。
代替として地元行政が許可したのは、金属のシートを埋め込むことで砂の浸食を防ぐというプラン。経営難に陥ったゴルフ・リゾートを購入・復活させてくれたトランプ氏に迎合することなく、理にかなった代替案で筋を通した行政側の判断は立派でした。

メキシコにしろ、アイルランドにしろ、トランプ氏の「壁」騒動は、世界が抱える問題の根源を表しているかのようで、ある意味象徴的。
小さなことかもしれませんが、こうやってひとつづつ、「壁」はなくしたり、阻止したりしていかなくてはなりませんね。国と国を隔てる壁も、人と自然を隔てる壁も。そして出来ることなら、人と人を隔てる見えない壁も。
世界で狂気の沙汰が次々繰り広げられる昨今、西の果ての小さな島では大事なことがきちんと守られている。そのことがとても嬉しく感じられたニュースでした。

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2023年ラグビー・ワールドカップをアイルランドに!

2019年のラグビー・ワールドカップは日本で開催されますが、その次の2023年大会にアイルランドが立候補していることをご存知でしょうか。
来年11月の正式決定まであと1年となり、国内外でのプロモーションがにわかに盛り上がりを見せ始めました。


ラグビー2023年のプロモーション・ビデオ。アイルランドの今&昔がコンパクトに紹介されています。ナレーションは北アイルランド出身の俳優リアム・ニーソン

アイルランドはヨーロッパの小国ながらさまざまなスポーツが盛ん。サッカー、ゴルフ、ボクシングなど国際的にその名が知られていますが、中でもラグビーは現在世界ランキング第4位(2016年11月現在)、北半球1、2の強さを誇ります。
世界115か国が加盟するワールド・ラグビー(ラグビーユニオンの国際統括団体)本部があるのももダブリン。ラグビーは国民的な関心事で、毎年のシックスネイションズの盛り上がりにはすさまじいものがあります。
(➡過去のシックスネイションズ関連ブログ:アイルランドのシックス・ネイションズ優勝と、オドリスコルの引退有終の美を飾ったシックス・ネイションズ最終戦6ネイションズ2勝目…トミー・ボウの大活躍!ローナン・オガラの魅力などなど、シックスネイションズ・ネタ多し!)

ちなみにラグビーのアイルランド・ナショナル・チームは、北アイルランドも含めた統一アイルランドで編成されます。ラグビーの国際試合に限っては、政治的な隔たりを超えてアイルランドの島がひとつとなるのです。
国際試合の際には、行政的には英連邦となる北アイルランドに配慮して、国歌の代わりに「Ireland's Call(アイルランズ・コール)」というラグビー用アンセムが斉唱されるのもアイルランドならでは、です。
(➡関連過去ブログ:ラグビーのアンセム「アイルランズ・コール」♪

開催地に正式決定した場合には、国技であるゲーリックゲーム専用球場であるダブリンのクローク・パーク(収容人員82000人という度肝を抜く大きさ!)はもちろん、北アイルランドも含め、全島に点在する球場を総動員して世界の国々を迎えることになるようです。
まだまだ7年も先の話とは言え、実現した暁には島中が大変なお祭り騒ぎになることでしょう。

アイルランドの他に2023年大会に立候補しているのは、フランスと南アフリカ。
1年後の正式決定まで、今後の動きに要注目ですね!

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22年が経ちました...!

アイルランドのイベント/セミナーで東京に滞在中、かつて添乗員としてお仕事させていただいた、(株)ユーラシア旅行社のオフィスへ久しぶりにうかがいました。

新卒で入社してから6年間、お世話になっていた会社。ユーラシアのお客様をご案内して、世界60数か国を歩かせていただきました。
添乗日数1100余日。私の人生のかけがえのない一部分であると共に、この時の経験がその後のアイルランドでのガイド人生に大いに役立つことになったのでした。

数年ぶりにオフィスを訪ねると、懐かしい顔ぶれが。当時お世話になった先輩や同期、後輩の皆さんが、お忙しい中時間を作ってランチタイムをご一緒してくださいました。感激♪

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まるで女子会のごとく(笑)。ユーラシアの皆さん行きつけの四川飯店にてランチ、楽しかった~!

私がユーラシアに新卒で入社したのは、かれこれ22年前。右も左もわからなかった新人の私を教育して一人前にしてくれたこの会社には、今もって特別な想いがあります。
当時の私を知る皆さんに会うと、長い年月をいっきタイムスリップしてさまざまな思い出がよみがえってきます。今でこそ笑える入社当時のスパルタ教育ぶり、添乗員時代の失敗談、びっくり&珍事件の数々…(笑)。

私が入社した頃のユーラシア旅行社は、社員の大半が20代という若い会社でした。まるで大学の体育会系サークルのようなノリがあって、朝から晩までみんな本当によく働いていたものです。
ちょうど会社が大きく伸びていく時期だったのでしょう。年末年始のツアーが予想以上に数多く催行してしまい、旅のしおり作りが追い付かない!当時はコピーして、製本して、ホッチキスで止めて、封筒につめて、切手を貼って…とすべて手作業だったので、とにかく時間がかかったのです。徹夜で作業して、休日の朝にようやく作業終了。社長から「朝食にステーキを食べて帰っていいぞ~!」と電話が入り、大喜びでご馳走になったものでした。懐かしい(笑)。

そんなユーラシア旅行社も、今や旅行業界では4社しかない株式上場企業に成長。海外旅行に加え、近年は国内旅行の取り扱いも。ユニークで魅力的な企画を次々に生み出しています。

入社当時、社長や部長にしばしば言われたこと、「お客様は一生に一度しかその地へ行くことはない」。だからこそ、一生に一度の忘れ得ぬ思い出を作って差し上げなさい、ということですね。
添乗駆け出しの頃は、頭の中でいつもこの言葉をつぶやきながらお客様と接していました。お客様の一生に一度の瞬間をかけがえのないものにして差し上げたい。ユーラシア仕込みのこのマインドが、そのまま現在のガイディングのスタイルになっているといっても過言ではありません。

私が添乗をしていた90年代後半は、9・11のテロ事件以前の、世界が平和でおおらかな時代でした。ペルーが解禁になり、ミャンマーが民営化され、カンボジア、レバノン、クロアチア…と当時はまだまだ「未知」だった国へ次々行けるようになった時代。解禁後初のツアーに行かせていただき、現地で大歓迎を受けたりしたものでした。
旅先での不便も多かったですが、それも旅の醍醐味…と楽しめる余裕もあり、良い時に世界を歩かせていただいたと思っています。

22年の月日を超えて、旅の在り方もずい分と変わりました。それでも確実に言えることは、私もユーラシア旅行社も今だ健在(笑)、旅するお客様がいらっしゃる限り、ご案内を続けさせていただいているということ。
久しぶりにユーラシアの皆さんをお訪ねして、旅行業の現場に初めて降り立った22年前の初々しい気持ちが思い出されて、なんとも嬉しく懐かしい気持ちになったのでした。

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東京でのアイルランド・セミナー、無事終了

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クラブ関東さんのアイルランド・イベントにて

ここ数日間、東京に滞在しています。
先週から家にこもって準備に明け暮れた、アイルランド観光イベント/セミナーのついに本番。昨日今日と二晩にわたり、2つのイベントで講師としてお話しさせていただきました。


仕事柄、話すことには慣れているものの、今回はいつもと違って台本ありのトーク。ガイディングは車窓が移り変わるのに合わせて即興で話を進めていきますから、バスのように動くことのない部屋の中でお話しするというは一体どういったものなのか、何度練習してもピンとこないままに本番を迎えてしまいました。
ところが、いざやってみたら、言葉の神様みたいなものが上から降りてきて(笑)、どんどん話が流れていった!

今夜のJATAセミナーは旅行業関係者&メディアの皆さん向け。普段お世話になっているエージェントさんからも、多くの方がご参加くださいました。
皆さんはツアーを企画・販売する側、私は現地でお客様をお受けする側。メールなどでやり取りさせていただいている方々と実際にお会いすることが出来て嬉しかったです。

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JATAアイルランド・セミナーにて。50名以上ご参加くださり、熱心に話に耳を傾けてくださいました

セミナー終了後の懇談の場にもほとんどの方が残ってくださり、大盛況となりました。新たにアイルランドのツアーを企画したいという会社さん、メディアでアイルランドを取り上げたいという方々が多くお声をかけてくださり、有意義な交流会となりました。
お忙しい中、足を運んでくださった皆さん、ありがとうございました!

アイルランドは小さな国ですので、これからも関係者一同、風通しの良い関係を作って情報交換していきたいものですね。このような場を設けて下さったクラブ関東、JATA、アイルランド大使館の皆さんに心より感謝申し上げます。

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信州上田の英雄伝、『うさぎ追いし 山際勝三郎物語』(里帰り中)

☘いつも読んでくださっているお友達より、写真がもう少し大きい方が見やすいのでは?…との助言をいただきましたので、今日からそうしてみました☘

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上田の誇り、山際勝三郎博士。上田城址公園内の胸像をあらためて見に行ってきました

アイルランド・ブログのはずが、上田の話がついつい多くなすみません。もう少しお付き合いください!

信州上田出身の、幻のノーベル賞受賞者と呼ばれる、山際勝三郎博士(1862-1930)をご存知でしょうか。
世界初の人口癌造成に成功し、癌研究に多くの業績を残した人物。1925年、1926年、1928年と没後の1936年の4度、ノーベル生理学・医学賞にノミネートされています。

この山際博士の癌研究に捧げた生涯がこのほど映画化され、全国公開に先駆けて、上田市でのみ今月初めから先行公開されています。
今年は『真田丸』でブレイクした上田ですが、次なる地元の英雄伝がこの『うさぎ追いし 山際勝三郎物語』。
プロデューサーの永井正人さんは上田出身、上田でのロケにこだわって制作された秀作です。

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遠藤憲一・主演、山際博士の妻役に水野真紀。ポスターに写る景色は上田の山と千曲川、上田育ちの私には子供の頃から見慣れた懐かしい風景です

山際勝三郎博士の名は、上田の人なら誰もが耳にしているはず。
というのも、地元の製薬会社・寿製薬のTVコマーシャルで、「郷土の医学者、山際勝三郎博士~」とナレーションされているので(笑)。


冒頭の胸像にも記されている博士の有名な句、「癌出来つ 意気昂然と 二歩三歩」が読み上げられます

ところが名前は知っていても、その人となりや功績は、今回映画を観るまであまり知らずにいました。山際博士の生い立ち、癌研究に傾倒していく経緯、研究に伴う苦難やドラマ、成功への道のり、そして、ノーベル賞受賞に至らなかった当時の背景など、実に興味深いストーリーで、同郷の偉人をあらためて誇りに思いました。

見慣れた上田の景色がそこここに出てくるのも、上田出身者には嬉しく懐かしい限り。奇しくも帰省中に公開されたので、地元の映画館で同郷の皆さんと一緒に鑑賞することが出来、より一層、感激しました。

ちなみに、『うさぎ追いし』というタイトルには、なかなか深いものが込められているようです。
山際博士はうさぎの耳で人工癌の実験をしたので、映画にはうさぎがたくさん出てきます。(自他共に認めるウサギ好きの私には嬉しい映画♪)
ぴょんぴょん飛び跳ねる「うさぎを追いし」シーンもちゃんとありますし、なぜネズミではなくうさぎで実験することになったのかも、映画の中で明らかにされます。

そしてもうひとつ、「うさぎ追いし~」といえば、日本人なら誰もが知っている懐かしい歌、『ふるさと』の歌詞ですね。『ふるさと』の詞を書いたのは長野県出身の作詞家・高野辰之ですから、「うさぎ追いし」光景はまさに信州の田舎そのもの。
映画の中ではこの歌が印象的に挿入されて、山際博士の望郷の念がより深くひしひしと伝わってくるのでした。

うさぎ追いし 山際勝三郎物語』の全国ロードショーは12月17日(土)より。上田の偉人伝、ご興味にある方はぜひ!

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数日前、雪が降ったあとの上田にて

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C.S.ルイス広場、ベルファーストにオープン

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アスランを見上げる女の子。アスラン像は約3メートルという巨大なものだそうです。11月22日付けBelfast Telegraphより→CS Lewis Square Opens in Belfast

『ナルニア国物語』の作者C.S.ルイス(Clive Staples Lewis, 1898-1963)がベルファースト出身であり、作家ゆかりの地がベルファースト&周辺に数多くあることははこれまでもご紹介させていただきました。(記事の最後に関連過去ブログをまとめてあります)
近年、ルイスゆかりのイースト・ベルファーストでは、ルイスの誕生日&命日のある11月に「C.S. ルイス・フェスティバル」が行われるなど、地元でも彼の功績が再評価されつつあります。(今年のフェスティバルは11月18~22日でした)

そんな中、ルイスに関する新名所がオープン。イースト・ベルファーストに、作家を記念した「C.S.ルイス広場(C.S. Lewis Square)」が新しく出来ました。
約300本の木を植えて整備された広場は、2000人収容可能な規模。『ナルニア国物語』第一作の『ライオンと魔女』に登場するキャラクターたちの巨大な像が建てられたそうです。
ルイスの命日である一昨日の11月22日、お披露目のセレモニーが行われたと報じられました。(ちなみにルイスが息を引き取ったのは1963年11月22日、アイルランド系アメリカ人のジョン・F・ケネディー大統領が暗殺された日です。何か因果が感じられます…)

建立された像は7体。ライオンのアスラン、モーグリム(白い女王に仕えるオオカミ)、ビーバー夫妻、コマドリ、白い女王、石舞台、そして私が大好きな半身半獣のタムナスさん。
モーリン・ヘイロン(Maurice Harron)さんというアイルランド人アーティストの作品だそうです。

広場がオープンしたのは、イースト・ベルファーストのハリウッド・アーチズ(Holywood Arches)というエリア。ベルファーストで進められている、新しいグリーンウェイ(歩行者&自転車専用道路)開発計画の一環として建設されたものです。→コンズウォーター・グリーンウェイ(Connswater Greenway)
ベルファースト東郊外へ延びるコンバー・グリーンウェイ(Comber Greenway)とのインターセクションとなる他、イースト・ベルファーストの新しいコミュニティー・スペースとして期待が寄せられています。

ハリウッド・アーチズには、C.S.ルイス本人がナルニア国への扉を開ける有名な銅像「The Searcher(探求者)」があります。銅像は図書館の前の小さな広場にありますが、新しく出来た広場はそこではなくて、図書館後ろのスペースではないかと思います。
数か月前にその付近に行ったとき、ちょうど工事中でしたので。

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今年8月に撮影したハリウッド・アーチズの「The Searcher」像。銅像の周りに柵が張り巡らされていたので、柵の間にカメラのレンズを入れて撮影。像の後ろにも柵が写っていますが、今思えば広場の建設工事を行っていたのでしょう

一昨日のオープニング・セレモニーには、ルイスの義理の息子ダグラス・グレシャム(Douglas Gresham)さんも出席されました。グレシャムさんがベルファーストを訪れるのは、ルイス生誕100周年を記念して上述の銅像が建てられた1998年以来。
義父がこの光景を見たらさぞかしエクサイトすることでしょう、と話されたとのこと。
スノーマシーンで雪を舞わせ、ナルニア国さながらのマジカルな雰囲気の中、素敵なセレモニーが行われたようです。

次回ベルファーストに行く際には、ぜひともタムナスさんに会って来なくては!楽しみです。

★C.S.ルイス関連の過去ブログ
C.S.ルイスゆかりの地めぐり①~イースト・ベルファースト&近郊
C.S.ルイスゆかりの地めぐり②~聖マーク教会
C.S.ルイスゆかりの地めぐり③~「ナルニア」の舞台は…
サイレント・バレー① 「ナルニア国」を探して秋の森を歩く →この続きは近日中にアップします!
メイド・イン・アイルランドのターキッシュ・デライト

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アイルランド・セミナーの準備中…

来週、東京都内で開かれる2つのイベント&セミナーで講師をさせていただくことになりました。内容はアイルランドの観光について。

昨日はその打ち合わせで、東京のアイルランド大使館へ。アイルランド大使館のある麹町界隈は、社会人になって最初に勤めた場所。もう20年も前のことですが(!)、なんだか懐かしかったです。

大使館にうかがうのも久しぶり。というより、ちゃんとお訪ねするのは初めてかも。
打ち合わせの席でこれまた懐かしいアイルランド人の友人と会い、大使館の皆さんのご協力で有意義なミーティングとなりました。

一夜明けて今日は、家にこもって資料作り…。
トークはそれぞれ15分と45分なので、普段何時間もガイディングしていることを思えばあっという間なのですが、参加者に資料を配布しますから、話す内容のレジメ作りが必要。つまり台本ありのトークなのです。
通常そういうものなのでしょうが、普段私がやっているガイディングという「しゃべり」は台本なしの即興。車窓の景色の移り変わりに合わせて、話を進めていきます。
ですから、話す内容が初めから決まっている臨場感のないトークとはいったいどういうものなのか、どうもピンとこないのです。
会場はバスみたいに動かないので、景色も変わっていきませんしね…(笑)。

パワーポイントを使うのも初めて。というより、そういうものの存在も知らなかった(笑)。
いろいろ試行錯誤していますが、おかげ様で良い経験をさせていただいています。

セミナーはいずれも会員対象のもので、一般に広く公募しているものではありませんが、定員に余裕があれば一般参加も可能とのことです。
ご興味ある方のために詳細を記させていただきますが、いずれも事前の申し込みが必要となります。

♦クラブ関東 アイルランド大使との交流の夕べ
11月30日(水) 18:00~ 
※詳細・お申込みはこちら →クラブ関東 イベント情報

♦JATA アイルランドツーリズムセミナー
12月1日(木) 16:00~
※詳細・お申込みはこちら →アイルランドツーリズムセミナー 開催のお知らせ
※JATA会員となっている旅行業者向けのセミナーです。会員以外のご参加希望の方はJATAに直接お問合せください。

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アイルランド大使館に置かれていた無料配布のトラベルガイドなど。きれいにまとまっていて、アイルランドの概要、一般情報を知るのに役立ちます→アイルランド政府観光庁公式ウェブサイト・日本語版(今年から日本語版が出来ました)

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